動画配信・DRM・VSEO・動画マーケティングで「ライブ」と一致するもの



IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1011/04/news113.html

 ソフトバンクと米Ustreamが出資するUstream Asiaは11月4日、Android搭載スマートフォンで3D動画を視聴できる視聴アプリを12月上旬以降にリリースすると発表した。

需要があるのかな?
TechCrunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20101022ustream-lets-users-set-up-their-own-pay-per-view-and-ad-free-broadcasting/

今日(米国時間10/22)、ライブビデオのストリーミングサービスUstreamが、ユーザが自分のプラットホームの収益化をよりやりやすくするための、一連の新機能を立ち上げた。

中でもとくに魅力があるのは、Open Pay Per Viewと呼ばれ、Ustreamを使ってブロードキャストを行う者が独自の視聴料金制を設定でき、有料コンテンツを見た視聴者はPaypalで支払いをする、というものだ。

PayPal というのが日本では少し難点かもしれないが、非常によい流れだと思う。

動画配信のテクノロジー自体では収益化はしないが、コンテンツで収益化できる仕組みが徐々に整いつつあるのは希望を感じさせる。
Business of Online Video の記事
Earlier today, in a conversation with YouTube, a company spokesperson confirmed that YouTube's live streaming service, which they have been testing for the past two days, will only be available to content partners when the service rolls out "in the coming months". 

予想通り、一般向けにではなくコンテンツパートナーにのみ、Youtubeのライブサービスは提供されるとのこと。

Google独自のCDNということなので、日本での提供はしばらく無いかもしれない。
マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/09/14/034/

YouTubeは、YouTube blogの9月12日のエントリーにて、9月13日、14日(米国パシフィックタイム)の2日限定でライブストリーミングを試験提供することをアナウンス。すでにYouTubeにて配信がスタートしている。

提供しているのは、Howcast、Next New Networks、Rocketboom、Young Hollywoodという4つのパートナーが提供するライブ動画。あくまでライブストリーミングプラットフォームのテストという位置づけで、YouTube blogでは問題が見つかるかもしれないことに言及。フィードバックやコメントを求めているとコメントしている。

一般向けに無料のLiveプラットフォームを提供するということはあまりGoogle Youtube にとってメリットはない気がするが、Named Partner に対してのみ提供するのであれば、妥当な判断だと思う。

毎日.jp の記事
http://mainichi.jp/select/biz/bizbuz/news/20100905dog00m020024000c.html

 動画配信サイト「ニコニコ動画」を運営するニワンゴは、8月26日に「渋谷C.C.Lemonホール」(東京都渋谷区)で行われたライブイベント「ニコニコ大会議2010夏~笑顔のチカラ~」で、過去最高の8123人が有料生放送を視聴したと発表した。

 「ニコニコ動画」の生放送を視聴できる有料チケット「ネットチケット」(1500円)で計8123枚を売り上げた。これまでの売り上げ枚数記録は、今年3月9日に行われた生放送「初音ミク・ソロコンサート~こんばんわ、初音ミクです。~」で計3848枚だった。(毎日新聞デジタル)

1万人近い人が、1000円以上払ってまで見たいと思うコンテンツはあり得ない、と思っていたが、状況はだいぶ変わりつつあるということなのだろう。

コアなニーズで、テレビで流すほどのことはないライブのコンテンツではそういうこともありうる状況になっている。

国立競技場を満員にする、嵐のコンサートだったら数万人は行くかも。
Internetwatch の記事
 動画サイトの日本での訪問者数は、2010年4月時点でYouTubeが2502万3000人、Gyao!が1299万4000人、ニコニコ動画が843万4000人。YouTubeの訪問者数は1年前の34%増となっており、引き続き増加傾向を示している。また、2010年に入ってライブ動画配信サービスの利用者が急増しており、2010年4月時点の訪問者数は「ニコニコ生放送」が138万3000人、「Ustream」が99万2000人となっている。 

メモ。
IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Interview/20100709/350101/?ST=cio&P=1

マーケティングには具体的にどう使えるのか。

 まだ、確立した手法は無い。それはUstreamだけの話ではなくて、Twitterとの連動性があるので、Twitter自体がどうマーケティングに利用されていくかということと表裏一体の関係にある。

 私が思っているのは、テレビといったマスメディアのやり方とは違い、TwitterもUstreamもコミュニティとの連動が重要。1つひとつの固まりは小さくても、浸透度合いの深い小集団、グループが集まったものの総称ということになる。そこでのマイクロマーケティングが連なって、大きな動きになると思っている。

無料ライブで収益化するのは相当に難しいと思うが、積極的な動きが次につながる可能性はあるので注目。

年が明けるころにまだこのブームが続くかは微妙なんじゃないかと個人的には思う。
Nikkei Trendy の記事
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20100713/1032360/?ST=life&P=1

 さらに「ライブ中継の有料配信も検討中。既に米国では試験的に行われており、近く実現したい」というワーナーらの声もあり、直接日本で課金できるシステムの開発も進めている。「例えば5000人の動員を見込んだライブを開くとき、その地域に4000人収容と6000人収容の会場しかなければ、空席覚悟で6000人の会場を選ばざるをえないこともある。その点、有料配信という選択肢があれば、4000人の会場を埋めつつ、1000人をUSTに誘導できるはず」(中川氏)。

有料Liveの仕組みはパリーグライブ等をやっているので、ソフトバンクはすでに持っている(しかもP2P型で遅延は発生しやすいものの、広範囲の配信性能は高い)気もするが、世界的な(と煽っている)ブランドで無料、有料を分けて顧客を集めるというやり方はやはり賢いやりかたなのかも。

米国では、比較的認知度はあるもののあくまで2番手のサービスにすぎないので、日本でどう動くかには注目。ソフトバンクのおかげで、また理屈では説明しにくい日本的な不可解なマーケットになりそうな気はする。
Mycom ジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/07/14/058/?rt=na

ソフトバンクBBは、SoftBank SELECTION(ソフトバンクセレクション)より、パソコンで簡単にUstreamによる動画配信をはじめられる「Ustream スターターキット」を7月29日より発売する。価格はオープン。

無料ライブが、こういった積極的な試みで定着するかは注目。
IT Media News
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1007/01/news024.html

 YouTubeのソフトウェアエンジニアであるジョン・ハーディング氏は公式ブログで、HTML5はYouTubeのすべての機能には対応していないと説明する。例えば、HTML5で多く利用されているビデオフォーマットのH.264はライセンスの関係から対応しないWebブラウザがある。これについてはGoogleがWebMプロジェクトで標準フォーマットの作成を目指しているが、現状ではH.264が主流だ。また、Flash Playerでは可能な全画面再生やライブストリーミング、画質の制御、コンテンツの保護などができない。
メモ。
Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100618_375365.html

 アドビシステムズ株式会社は、既存のWebサーバーでビデオのストリーミング配信を可能にする「HTTP Dynamic Streaming」の日本語版サイトを開設した。

 「HTTP Dynamic Streaming」は、米Adobe Systemsが5月11日に発表した、既存のWebサーバーに加えるだけでHTTPプロトコルを使用したMP4ビデオのストリーミング配信を可能にする技術。H.264やVP6など、Flashがサポートするメディアコーデックをすべてサポートし、オンデマンド配信のほか秋以降にはライブ配信にも対応する。

 再生環境としては、6月10日に公開されたFlash Player 10.1やAdobe AIR 2が利用可能。また、5月27日にはカスタムメディアプレーヤーを開発するためのオープンな枠組み「Open Source Media Framework(OSMF)」を発表しており、OSMFにより開発された環境でも再生に対応する。 

メモ
マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/05/24/052/?rt=na

同番組は、動画配信サービス・ユーストリームの専用送信機「LIVE PACK(ライブパック)」を背負った若手芸人が、特派員として国内外の8カ所から面白映像を生中継するというもの。番組では中継映像に対するコメントをツイッターで募り、スタジオで随時紹介していく。

LIVEだと芸人ですら面白くないことは多々あるので、どれほどの評判になるかは興味深い。
Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/20100524_369166.html

 「Ustreamは、既存の価値観をできるだけ尊重するというDNAにのっとって事業を展開してきました。それによってチャンスがやって来ると考えていますし、長期的なビジネスでは、『共存共栄』なくして展開していけません。常に『humility』という言葉を肝に銘じ、どういうかたちであればパートナー企業と『Win-Win』の関係が築けるのかということを模索しています。

 米国ではそういったアプローチをとって成功し、共存共栄、Win-Winの実績を上げています。既存のメディアを壊して成長するというのも1つの考え方だとは思いますが、我々はそうではなく、『相乗効果』を狙うことを常に考えています。インターネットを使うことによって、既存のメディアにはなかった新しい付加価値をどうやって生み出すことができるのか? ライブなど新しい力を使って補完的な役割を果たすことができるのか? 『補完』『協調』『協力』が非常に重要です。」(ハムCEO)

現状、「アメリカで成功した」とまでいえるかどうかも議論の余地がありそうだが、興味深いのでメモ。
IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1005/10/news062.html

ニコニコ動画のライブ配信「ニコニコ生放送」をiPhoneで楽しめる無料公式アプリが5月中に公開される。配信中の生放送映像が見られるほか、iPhoneによるライブ配信も可能で、PCとiPhoneの連携も。遊びやすい場を提供することで、ユーザーの才能発掘や、多くのユーザーに遊んでもらうのがニワンゴの狙いだ。
メモ。

IT Media News の記事
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1004/22/news013.html

 YouTubeのライブ動画配信への取り組みとしては、2009年10月にロックバンド「U2」のコンサートを無料配信するなど「実験している状況」(徳生氏)というが、長期的には提供を検討していると語った。

 「USTREAMに対抗するサービスを提供するのか」という記者団の質問に対しては、「対抗というよりも、ユーザーにどのようなバリューが提供できるかということ。ニーズがあればそういうことをやっていきたい」と話した。

Business Of Online Video 等の過去の論調では、Live配信はGoogleでやることではないんじゃないかという論評もあったが、一応ラボ等ではテストしてニーズを見極めているという感じだろうか?

ライブのCDNの配信性能が他社より良いものができればGoogleでもやることになるんだろうけど、そこまで本気でやるかな?コストが高すぎるので、あんまり可能性がなさそうな気がするが・・・
IT Media News の記事
 動画ライブ配信サービス「スティッカム」を運営するE-Times Technologies(東京都港区)は4月7日、動画を見ながらTwitterに投稿できる機能をスティッカムに実装した。

動画のリアルタイムな告知媒体としては、Twitterは無視できない。
RBB Today の記事。
http://www.rbbtoday.com/news/20100328/66662.html

 Ustreamのインターネットライブ動画配信サービスを利用し、トークショーや発表会、企画イベントなどライブ動画を配信する。また、同スタジオでは審査が通ればスタジオを自由に使うとができるという。5月10日に開設予定の「USTREAMスタジオ 渋谷」ではトーク番組やセミナーなどを中継できるスペースと配信機材を無料で提供する。さらに、6月1日にはシダックス・コミュニティー株式会社が運営するレストランカラオケ 渋谷シダックスビレッジクラブに、実験的に「シダックスUSTREAMルーム(仮称)」を開設予定。カラオケのルーム内にWi-Fi通信設備を設置し、ルーム内で家族や友人と気軽にUstreamを楽しめる施設にする予定だ。

動きが早い。
IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1002/18/news020.html

 「日本語化決定。5月迄に実現させます」――ソフトバンクの孫正義社長が2月17日、動画のライブ配信サービス「Ustream」の日本語化をTwitter上で約束した

Ustream はインターフェースの問題だけでなく、現状は配信性能の上限などに問題がある模様。日本語化よりもそちらで今後は苦労すると思われる。
Tech Insight の記事
http://japan.techinsight.jp/2010/02/szk1002080507.html

Stickam はなかなかプレゼンスが上がってきていない。"A winner takes all" の世界だけに、Justin.tv やUstream に割って入るために、もう少しプレゼンスを上げたいところか。
Cnet Japan の記事
http://japan.cnet.com/docchi/story/0,3800091137,20407916,00.htm

アンケートの結果、現時点では圧倒的に Ustream に軍配が。IT系の媒体にしては、意外な結果とも言えるか。

ただ、無料のライブサービスは、Justin.tv や Stickam などほかにもあるのだが・・・。
ITpro の記事

 YouTube内の「Citizentube」チャンネルで、米国東部時間1月27日午後9時より一般教書演説をライブ配信する。その間、視聴者から動画もしくはテキストで大統領への質問を投稿できる機能を開設する。その後数日間、視聴者は追加の質問を投稿するほか、他の視聴者が投じた質問への投票が行える。得票数の多かった質問の一部を、翌週、米大統領官邸(ホワイトハウス)で行う大統領インタビューで使う。インタビューの様子もCitizentubeで配信する。

メモ。
IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20091221/342469/?ST=network

新しく開始するライブ配信サービスは,GMOデジタルコンテンツ流通が持つDRM/課金システムに,ソフトバンクグループのTVバンクが持つ P2P(Peer to Peer)技術を用いた動画配信技術「BBブロードキャスト」を組み合わせて実現した。BBブロードキャストは過去に,768kbpsの動画配信で7万 9227人の同時接続数で運用した実績があるという。
この組み合わせであれば技術的には手堅い組み合わせ。

1日150万をペイするためには最低1500人が1000円払ってもよいと思えるコンテンツを集めなければならないが、そのクラスのコンテンツがどれほどあるかは?

成功事例を増やしてほしい。
Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091204_333477.html

2009年は「ニコニコ生放送」にも注力した。ニコニコ動画運営が行う公式生放送は、ニコニコ生放送サービス開始から累計450回になるが、そのうち 2009年だけで300回行った。生放送では、同時視聴者数に制限を設け、プレミアム会員の視聴を優先している。そのため、生放送の強化はプレミアム会員 の増加につながるという。また、ユーザー生放送によって、人気ユーザーにはファンが付く傾向にあり、それがコミュニティサービスとしてのニコニコ動画を強 化することにもなると説明した。
このあたりが収益の面での差別化につながればよさそうだが、対象の母集団が比較的限定されてしまっている感じがするのでコメント通りに伸びるのかは疑問が残るところか。Yahoo! も、ライブはP2Pベースでパリーグライブなどで実績があるので、ニコニコ動画で何かの実績ができれば、有料ライブ分野に参入は難しくないのだし。

いずれにしても、儲かるモデルを作って実行してほしい。
マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/12/03/059/?rt=na

法的に難しいことはよくわからないが、続報などには要注目。
TechCrunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20091125ustream-android/

Ustreamはこのほどビューワアプリ、Ustream ViewerをAndroid Marketに公開した。ユーザーはAndroid携帯からUstreamのあらゆるビデオに無料でアクセスできるようになる。Wi-Fiでも3Gでも利用できる。

今回のビューワはUstreamにとって2本目のAndroidアプリだ。 最初のアプリはBroadcasterだっ た。ユーザーはこのアプリを利用して自分のAndroid携帯のカメラでビデオを撮影し、リアルタイムでウェブに公開することができる。今回のビューワは 視聴オンリーだが、これで大イベントから友達の子犬が遊んでいるところまで、すべてのUstreamのビデオ・ストリーミングを見ることができるように なった。

Ustreamは今回のリリースを、ロサンジェルスのKISSのコンサートにタイミングを合わせてきた。Androidユーザーはこのコンサートのライブ中継を見ることができる(もちろんiPhoneやウェブでも見ることができる)。

UstreamはiPhone版のビューワを今年の1月にリリースしている。ダウンロードは最初の24時間だけで11万3千回にも達した。ちなみにAppleはストリーミング発信用のアプリを認めていないので、BroadcasterのiPhone版はない(このためQikその他のストリーミング・サービスにもiPhoneアプリがない)。

こういう携帯向けのライブの需要は日本のほうがありそうな気がするが、今一つそういう話を聞かないのは、やはり携帯キャリアが独自の競争をしているからだろうか?
Tech Crunch Japanese 
http://jp.techcrunch.com/archives/20091029with-not-without-u2-youtube-saw-10-million-streams-sunday-night/

Liveが成功するかどうかは、Youtube の問題というよりインフラの問題が大きいので、Akamai のネットワークが完成度が高い、という結論。インフラはすでにボトルネックではなくなってきている。
BB Watch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/docs/news/20091001_318681.html

 アクトビラでは、従来フルHD画質で「アクトビラ ビデオ・フル」向けのライブ配信を実施するには、エンコードやDRMの問題が存在したとコメント。PNSでは、フォーマットを変換する「リアルタイムエンコーダ」やDRMを行う「リアルタイムエンクリプション」を採用。ネットワークの帯域のゆらぎを吸収し、安定したライブ配信を行うサーバーを開発したことで、フルHD画質のライブ配信を実現した。

 技術のシステム構成は、撮影した映像データを「アクトビラ ビデオ」運用規定に沿ったフォーマットのH.264などへ変換する「リアルタイムエンコーダ」や新開発の「ライブ配信サーバー」などを経由することで、ライブ会場からライブ配信サーバー、およびライブ配信サーバーから家庭のデジタルテレビまで一般の光ファイバー回線環境を利用した映像を配信する。

メモ。テレビでやるなら、やっぱりLIVEの機能が重要。
地財情報局の記事
http://news.braina.com/2009/0930/enter_20090930_003____.html
 同サービスは、セキュリティー面にも十分な配慮をしており、BIGLOBEサーバで管理されたコンテンツのみが配信され、利用者のパソコンから配信される場合も、管理されたコンテンツのみがメモリー上で共有される。さらにWindows Media Rights Management方式のDRM(デジタル著作権管理)による著作権の保護にも対応しており、利用企業は安心安全にコンテンツを配信することができるとしている
メモ。どうしても配信遅延の問題がおこるので、需要は高くなさそうに見えるが。
IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081216/321561/

 対話型の動画ストリーミング・サービスを提供する米Stickam.comは米国時間2008年12月15日,同社のアプリケーション・プログラミン グ・インタフェース「StickamAPI」のベータ版を公開した。ユーザーは,このAPIを使って自分のWebサイトまたはWebアプリケーションに同 社のライブ配信技術を組み込むことができる。

 StickamAPIを利用すれば,テレビ放送と同様のブロードキャスト配信や,グループまたは1対1のチャット・ルームといったライブ配信など の機能を迅速かつ容易にWebサイトに組み込むことができる。これにより訪問者の滞在時間が伸びるほか,ユーザー・インタラクションが向上し,売り上げの 向上が期待できるとしている。また,StickamAPIを活用すれば,帯域幅,サーバー・インフラ,Flash開発など,ライブ・ストリーミングに必要 とされる資源や知識,経費,時間を軽減できるとしている。

 StickamAPIは,パブリック・ベータ版として先着100人の登録開発者に無料で提供される。ベータ・テスト期間の終了後は,使った分だけ料金を支払う課金モデルで利用可能となる。

メモ。ライブは米国内では今年は相当に伸びたようだが、残念ながらStickam は少し取り残された印象か。

http://trends.google.com/websites?q=stickam.com%2Cjustin.tv%2Custream.tv&geo=all&date=all&sort=0

Justin.tv とUstream が少し抜けて出てきた印象。
IT media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0812/10/news064.html

 ライブドアの堀江貴文元社長が、12月15日に開かれる「ニコニコ動画」の動画コンテスト「第8回 国際ニコニコ映画祭」審査会に、ゲスト審査員として参加する。

 ニコニコ映画祭は、ユーザーから募集したユニークな動画作品に賞を授与する企画で、今回のテーマは「IT」。審査会は午後8時からで、その様子は「ニコニコ生放送」でライブ配信する。

ニコニコ動画には何とかうまくいく方法を考えて発展していってほしいとは思うが、現状だとネット上でのノリで話題を作っていくしかないのだろうか。
IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0812/06/news011.html

 米Google傘下のYouTubeは12月3日、BGM追加サービス「AudioSwap」で、音楽ライセンス管理業者の米Rumblefishの音楽カタログが利用可能になったと発表した。

 AudioSwapは、YouTubeが2007年2月から提供しているBGM追加サービス。ユーザーはYouTubeにアップロードしたビデオ に、AudioSwapのライブラリからジャンルやアーティストを絞って探した音楽をBGMとして追加できる。今回Rumblefishとの提携により、 同社がライセンスを所有する独立系アーティストの音楽が、ビデオのBGMとして使用できるようになった。

 Rumblefishは1996年創業の音楽ライセンス管理業者。テレビ番組や映画、Webサイトなどにさまざまなジャンルの独立系音楽を提供しているという。同社のカタログ利用企業にはNBC-Universal、Nike、MTVなどがある。

メモ。

ネットにおける著作権楽曲の利用については、Youtubeなどの発達によって前向きに進んでいる効果もある。

Tech Crunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20081125sling-opens-up-its-hulu-competitor-to-the-public/


人気のTVストリーミングハードウェア装置、Slingboxを提供するSling Mediaが、同社のビデオポータルであるSling.comを一般公開した。このサイトは、SlingがHuluJoostなどのライバルたちに直接戦いを挑むもので、ユーザーはさまざまなテレビ番組や映画を、簡単に使えるFlashプレーヤー経由で無料でストリーミングできる。

Slingのメディアの品揃えはかなり広範囲にわたり、Warner、Sony、MGMをはじめとする主要ネットワークおよびスタジオの殆どのコンテンツを提供する(奇妙なことにSlingは一部のコンテンツをHuluからライセンスしている)。さらに同サイトでは、College Humorの短編など、小さな提供元の映画も配給する。しかし、いくつか重大な抜けもある。Comedy Centralが見当たらない。ということは、The Daily ShowもColbert Reportも見られないことになる(Huluは6月から両番組とも提供を開始した)。

Sling.comがライバルを上回る最大の利点は、コンテンツのストリーミングをユーザーが所有するSlingboxから直接行えることで、テレ ビの生放送とビデオレコーダーに録画したプレミアムコンテンツの両方を見ることができる。サービスは実に具合よく働き、ユーザーアカウントと繋がっている どのSlingboxのコンテンツも自動的に検出するので、益々自分でもSlingboxが欲しくなってきた。とはいいながらも、Sling.comのラ イブストリーミングは、流れを変えるまでには行かないだろう。まだいくつも穴がある。

まず、スタート時点ではWindowsでしか使えない。許せる罪ではあるが、それでもしゃくのたねだ(Mac版も開発中)。しかし、ライブ再生を一 番妨げるのは、ブラウザーのプラグインが必要なことだ。理想的には、Slingは、ネイティブのSlingアプリケーションをダウンロードしてインストー ルするために必要な管理者権限を持たない人でも、Flashをサポートするコンピューターでならコンテンツを見られるようにすべきだ。残念ながらそうは なっていない。また、ブラウザーのプラグインのサイズは専用のアプリケーションの何分の1かではあるが、共有のパソコンでは制限を受ける可能性が高いた め、利用価値は小さい。幸い、プラグインが必要なのはライブ再生だけで、サイトの他の部分は通常のFlashプレーヤーを使っている。

Slingは幸先のいいスタートを切った。インターフェースはHuluやJoostに匹敵するものだし、コンテンツの品揃えも独自性はないものの魅 力的だ。ライブストリーミングが本物になれば(Macが全面サポートされ、プラグインが不要になってほしい)、私のお気に入りビデオ鑑賞サイトになるかも しれない。しかしそれまでは、殆どの人が今使っているものから離れることはないだろう。

個人的にPC用のアカウントのリクエストをしておいたら、招待状が届いたが、日本からのアクセスではほとんどの優良コンテンツがブロックされているののでそのあたりをどうにかしてもらえればと思うのだが。


Wired Vision の記事
http://wiredvision.jp/news/200811/2008112520.html

Live ではこういったことも起こるということでメモ。

Stickam では犯行予告なども起こっている。
http://www.privatestreaming.com/2008/10/31/post-173.html

日本でこういったことが起こると、ニコニコ動画などにアップされてさらに社会問題として奇怪な展開を見せそうな気がする。根本的なリスク面で無料ライブサービスは立ち上がりにくいか。

ケータイWatch の記事
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/42919.html
マキエンタープライズは、iPhoneおよびiPod touchでワンセグ動画が視聴できるソフト「TVPlayer」を公開した。同ソフトはApp Storeから無料でダウンロード可能。利用には同社のワンセグチューナー「PCTV-hiwasa mini」および対応ソフト「OneTV 2.0」、Macintoshが必要になる。

 TVPlayerは、PC側で録画済みのワンセグ番組を無線LAN経由で転送し、iPhoneおよびiPod touchで視聴できるソフト。動画の転送はストリーミングではなくダビング10によるコピー扱いとなり、転送ごとにダビング10の回数を消費する。ダビ ング10の回数は同社のサーバー側で管理しており、利用する無線LAN環境もサーバー接続のためにインターネットに接続している必要がある。この仕組みは すでにARIB(社団法人電波産業会)へ申請済みという。

 転送されたファイルは暗号化されており、TVPlayerでのみ再生可能。ファイル形式などは非公開だが、容量は1時間番組の場合、録画した元 データに対して1/2~1/3程度の60~90MB程度に圧縮される。転送速度の高速性も特徴としており、1時間番組であれば変換も含めて3~4分で可能 という。このほか改竄対策も搭載、JailBreakなどのハッキング行為を行うと転送した動画は再生できなくなるとしている。

 TVPlayerに対応するMac OS用ソフト「OneTV 2.0」は、今後出荷するPCTV-hiwasa miniには標準で同梱。また、旧バージョンのユーザーは1200円で2.0へアップデートできる。対応OSはMac OS X 10.4.x以降で、Leopard(Mac OS X 10.5)も対応する。

 現状は同社製ワンセグチューナーのみの対応となるが、今後は他社製ワンセグチューナーにも対応予定。Windows版に関しても近日中に開発ライブラリを公開し、他社がTVPlayerに対応したワンセグチューナーを販売することが可能になるとしている。
メモ。
Business of online video
http://blog.streamingmedia.com/the_business_of_online_vi/2008/11/youtubes-live-event-as-overhyped-as-the-company.html

さすがに技術の分かっている人は冷静な論調。

"All this expensive CDN infrastructure really isn't necessary to handle live video streams effectively. P2P software can handle it effectively and far cheaper since the users are serving most of the video to others." Really? Of all the P2P based services on the web, almost none of them support live streaming. Some say they do, but try getting a real demo of a live P2P stream. Octoshape works (used by CNN.com), but most others aren't doing live at all. So how is P2P going to solve the problem? It won't, but it's easy to simply make a blanket statement that says CDN is crap, just solve the problem with P2P.
日本ではちょっとだけやっているところがあるのだけれど、日本のことはほどんど関心がないのだろう。

I think too many people were expecting YouTube to roll out their own webcasting service, which makes no sense. If YouTube were to do that, they would not do it via their own network and would have to use a content delivery network. But the bigger question is does YouTube really need a live service? Absolutely not. If they can't make money with on-demand video, they won't make it with live content either.
これはそのとおりで、オンデマンド配信でのビジネスモデルもできていないのにLive 配信でのビジネスモデルの構築はもっと難しいし、Google がやるべきことでもない気がする。

I don't get all the fuss about YouTube. It has no business model, no clear ad strategy, is slow to adopt technology, has poor video quality and has absolutely no focus at all. I'm reading articles now about how YouTube is starting to offer some videos in HD. You mean the same HD quality that ABC and others started offering a year and a half ago? Welcome to the game YouTube, late as always.
今回のライブイベントは、これからのYoutube に劇的なビジネスモデルの変化を予感させるものでもなかったし、それほど業界的にはインパクトのないイベントだったということでメモをしておけばよいか。
Tech Crunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20081122google-relies-on-akamai-to-stream-youtube-live-700000-concurrent-viewers/

Akamaiの公開データによると、YouTubeコンサートでは、ピーク時におよそ70万のユーザーが同時に視聴したもようだ。Mogulusのブログにもっと詳しい情報があるが、要約すると、コンサートが始まる直前にAkamaiは15万のライブ・ストリームを配信していた。その後、コンサートの時間中に86万3000のピークを迎えている。〔差し引き70万がYouTubeの視聴者と推定される〕。

本 当はライブストリーミングのためにこんな高価なCDNインフラなどは必要ないのだ。P2Pソフトなら、ビデオの大部分はユーザーからユーザーへ受け渡しさ れるので、同じことをはるかに安く実行できる。ただし、そのためにはユーザーがアプリケーションをダウンロードしてインストールしなければならない。これ はJoostが試みて、結局諦めた。P2P配信を普及させるためには、ブラウザにアプリをバンドルする以外ないのかもしれない。

しかし、今夜はっきりしたことが一つある。Akamaiは高価だが、仕事はきっちりやる。GoogleがAkamaiにプレスリリースの発表を許可してくれるといいのだが。

さすがにAkamai であれば米国内でもしっかりライブはやれる実力があるということか。

ただ、Akamaiのインフラを使ったということであれば、うまくいったといってもそれほど業界的なインパクトはない。有名な企業が大規模なライブをやっただけであればこれまでもあったわけだし、Googleがやったことの意義がほとんどない。


IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081117/319422/


ライブドアは2008年11月17日,自社のポータルサイト「livedoor」において,動画検索サービスの提供を同日に開始した。 ACCESSPORT(アクセスポート,本社:東京都港区,社長:沈海寅氏,翁永飆氏)の動画検索エンジン技術「Woopie」(ウーピー)を採用した。 世界中の動画を検索できるほか,検索結果で表示された動画をライブドアのオリジナルのプレイヤーで視聴したり,ブログサイトの「livedoor Blog」に再生動画を張り付けたりすることが可能だ。さらに,人気チャンネルや注目動画などのユーザーの動向を分析して反映したコンテンツの表示機能を 搭載し,キーワード検索以外で動画を見付けることができるようにした(発表資料)。

 ライブドアは動画検索サービスの追加により,ポータルサイトの利便性の向上や新しいユーザーの獲得を狙う。さらに今後,動画検索における情報量の拡大などサービスを向上させて,自社のポータルサイトやブログサイトの普及を目指す。

動画検索の機能は、ユニバーサル検索よりもさらに難しいので独自に作るより、他社から借りてくるというのは良い選択だと思うが、どれもまだ精度は低い。これからに注目だが、やはりこの分野でもGoogle は少し先を行っている。

IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0811/13/news085.html

 米検索大手Google傘下にある動画共有サイトのYouTubeは今月、Webでの生放送に挑戦する。特に視聴率の高い動画に出演しているアーティストらを招いてのイベントにより、サイトの人気を新たなレベルに引き上げることが狙いだ。

 YouTubeは動画ブームに乗り、単なる新興サイトから、今や熱心なファンのいる人気サイトへと成熟した。だがテレビ業界のまともな幹部であれ ば誰もが指摘するように、ユーザーを維持するためにはYouTubeは何か新しいタイプのコンテンツの提供に着手する必要がある。

 そこでYouTubeはサンフランシスコで11月22日、ラッパーのウィル・アイ・アムやシンガーのケイティ・ペリーなど、人気スターが出演する ライブイベント「YouTube Live」を開催し、Webで生放送する。さらにこのイベントには、YouTubeで人気沸騰中のエスメー・デンタースも出演する。人気の楽曲を自らカ バーした動画をYouTubeに投稿し、一躍スターとなった20歳のシンガーだ。

 YouTube幹部によると、このイベントにはYouTubeユーザーの間で人気の高いアーティストらが参加するという。YouTubeのユー ザーコミュニティーは既に非公式のイベントを開催したりもしているが、同社は今回初めてライブイベントをストリーミング配信することで、そうしたユーザー 層にリーチしたいと考えている。

 「YouTubeの真価は、われわれがこのプラットフォームを開発し、それをユーザーコミュニティーが盛り立てているという点にある。今回のイベ ントも、そうしたことを受けての取り組みだ。コミュニティーが喜んでくれるようなイベントを開催することは、すべての関係者にとってプラスとなる」と YouTubeの広報担当者クリス・ディ・チェザレ氏は語っている。

 2005年に始動して以来、YouTubeには、テレビ番組を一部抜粋したものから、カップスタッキングなど一風変わった芸を披露するもの、そして最近では米大統領選での一連のキャンペーン広告まで、ありとあらゆるタイプの動画が寄せられている。

 だが周知の通り、Webサーファーとは移り気なもので、彼らをサイトに引き留めておくのは――これは、広告主に広告費を出してもらうためには重要なことだ――実に困難な仕事だ。

Webでの生放送

 テレビの世界に倣い、インターネット大手のAOLやMySpace、Yahoo!はここ数年、オリジナルの番組をWebで放送している。これまでのところ、最も成功したであろう番組はマドンナやザ・プリテンダーズなどのライブコンサートだ。

 Yahoo! Musicは日産をスポンサーに付けて「Nissan Live Sets」と呼ばれるライブシリーズを放送しているが、同社によると、ライブは平均200万人程度のユーザーに視聴されているという。こうしたライブは MTVのCATVチャンネルPalladiaでも放送されている。

 なおYouTubeによると、YouTube Liveに出演予定の約50人のアーティストが投稿した動画はオンラインで25億回以上視聴されているという。同社によると、これは同サイトへのアクセス数のうち、かなりの部分を占めている。

 「テレビのチャンネルを合わせてわざわざ見たいと思うような人物ばかりだ」とディ・チェザレ氏。

 出演者の中には、Discovery Channelの人気テレビ番組「Mythbusters」の司会で有名なアダム・サベージ氏とジェイミー・ハイネマン氏も含まれている。

 両氏はYouTube Liveイベントに出演し、YouTubeで大きな話題を呼んだ注目のパフォーマンスを披露する予定だ。両氏がデザインした巨大ロボットがキャンバスに絵の具を吹き付け、レオナルド・ダ・ビンチの「モナリザ」を描き上げるというパフォーマンスだ。

 またイベントのトップには、今夏「I Kissed a Girl」の大ヒットで世界中に旋風を巻き起こしたシンガーのケイティ・ペリーが登場することになっている。ケイティのレーベルCapitol Music GroupはYouTubeに開設した専用チャンネルにケイティの動画を投稿している。

 エスメー・デンタースはYouTubeサイトで一躍スターになったオランダ出身のシンガーだ。Webカメラの前で歌う様子を自ら撮影した彼女の動 画は既にオンラインで1億1100万回以上クリックされており、このサクセスストーリーはついにポップスターのジャスティン・ティンバーレイクが自身の レーベルTennman Recordsで彼女をプロデュースする契約を結ぶまでに至っている。

 「うそみたいな展開。それもこれも全部YouTubeのおかげ」とエスメー・デンタースは語っている。

 YouTubeはYouTube Liveのほかにも後続のイベントを開催する計画という。ただしその詳細については明らかにされていない。


どのような形でライブを実現するのかが全く発表されていないので興味深いところ。初めてやる場合には、あまりうまくいかないものなのだが、最初から大きく宣伝してしまって大丈夫なのだろうか。


IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081111/318982/

 NECビッグローブとウタゴエ(本社:東京都渋谷区,社長:園田智也氏)は2008年11月11日,大量の同時アクセスを効率的に実現するweb上でのライブ動画配信のトライアルを,11月18日から実施すると発表した(発表資料)。視聴に必要となる専用ソフトのダウンロードを,トライアルサイト(こちら)において11日から開始した。

 トライアルでは,P2P(peer to peer)技術を利用する。ビッグローブのサーバーからの動画配信に加えて,視聴者のパソコンからの配信も併用するグリッド方式のライブストリーム配信 サービスとなる。短時間にサーバーアクセスが集中するライブ動画サービスにおいても,「従来の10分の1程度のサーバーネットワーク設備で対応できる」と しており,低コストで短期間にインターネットを使った動画サービスを実現することが可能になると見込む。

 今回のトライアルではこのP2P配信技術として,ウタゴエが開発したソフトウエア「UG Live」を活用する。Windows Media Rights Management方式によるDRMによる著作権保護に対応する。

 配信コンテンツは「サムライ7」を用意する。黒澤明監督作品「七人の侍」をリメイクしたテレビアニメであり,2006年にNHKの総合テレビで放 送されたものである。この1~5話までを毎回配信する。配信に利用する帯域幅は1Mb/sで,最大1万人のブロードバンドユーザーを対象に実施する。実施 日程は11月18日,11月26日,12月4日(毎回午後8時から10時ごろ)の3回である。

 トライアルの実施に合わせてNECビッグローブは,総務省が支援する「P2Pネットワーク実験協議会」(会長:浅見徹・東京大学大学院教授,事務 局:マルチメディア振興センター)に2008年10月より参加することにした(ウタゴエは以前より参加)。安全で効率的な動画配信の新たな可能性を検証し ていく予定である。

ライブ配信でのP2P の技術はなにげに少しずつ広がりができつつある。遅延の問題は大きいかも知れないが、あまり遅延が大きな問題ではないサービスについては、これからも大きく利用が広がるのかも。

Cnet Japan の記事
http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20383440,00.htm

行きたかったのだが、所用があっていけず残念だったが、要約記事を見た限りでは個人的にはそれほど目新しいことはなかったかもという印象。ネット記事を追っていれば大体の内容は把握できる範囲内だったか。

 同社のインフラを活用した動画配信の成功事例として、北京五輪の映像を米NBCがオンラインで配信した事例を披露した。新しいことをやりたいという考え のもと、ライブ中継やオンデマンド配信などを実施したNBCは、北京五輪コンテンツで合計1300億ページビュー、5000万ユニークユーザーを獲得した と話した。
これは、インフラの側からしたらこれくらいスムースに配信できたということになるかもしれないが、業界的にはNBCのオリンピックのネット配信戦略が失敗だったととらえられている。(当ブログのオリンピックタグを参照)

 ニコニコ動画の登録者数は、2007年3月のスタートから約1年半で約980万人、まもなく今月中にも1000万人に達するという。しかし、「ニコニコ動画は、すごく過小評価されているメディア」だと語る。

 他社との差別化について「動画だけでなく、コメントとともに動画を楽しむのがニコニコ動画。ほかは、動画のバリューが100%。単なる動画共有サービスではないし、そういう意味では競合ではない」と独自の優位性や今後の展開などについて説明した。

個人的には、現状のままでは一般の人がニコニコ動画を魅力的なプラットフォームとして評価するのは難しいと思うが・・・。数字が減らない登録アドレスではなく、実効ユーザー数で発表はなされるべき。


IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081110/318875/

 米Justin.tvのライブ・ビデオ配信サービス「Justin.tv」 で米国時間2008年11月6日,H.264形式ハイビジョン(HD)ビデオのストリーミング配信が行えるようになった。WindowsとMac OS Xの両環境で利用できる。まだH.264形式HDビデオの録画には対応していないが,近いうちに提供を開始する予定。

 Justin.tvサービスを利用すると,Webカメラなどで24時間365日撮影する映像を生放送のように無料でストリーミング配信できる。 Justin Kan氏が2006年10月にこのアイデアを考案し,2007年3月19日にサービス提供を開始した。現時点で登録ユーザー数は100万人を超えており, 月間ユニーク・ユーザー数は数百万人規模,月間ページ・ビュー(PV)数は数億PV規模という。

 同社はWebサイトにH.264形式HDビデオ・ストリーミング配信の操作ガイド(Windows用Mac OS X用)を掲載している。

米国内でのライブサービスについては justin.tv がかなり抜けて出てきている感じ。米国時間22日に Youtube でも何かしら発表があるとのうわさもあるので、これから数か月が Live の方向性を決めることになるのかもしれない。

マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/11/10/051/

ブログサービス「Ameba(アメーバブログ)」を運営するサイバーエージェントは10日、動画共有サイト「YouTube」日本版において、Amebaの有名人ブロガーが作る動画番組を公開生放送する「AmebaStudio(アメスタ)」のブランドチャンネル「AmebaStudio channel」を開設したと発表した。

「AmebaStudio」は、有名人アメブロガーによって作られる番組をユーザーに公開するために原宿に生まれたスタジオ。約3,000名にも及ぶ著名人を番組MCやゲストとして招き、月間約30本の番組をWeb上でリアルタイムで放送している。

今回、YouTube日本版で開始する「AmebaStudio channel」では、AmebaStudioで公開生放送される番組アーカイブの一部が閲覧可能可能になる。

サイバーエージェントでは、「閲覧可能な番組アーカイブは、今後も随時拡充していく」としている。

AmebaStudioでは、「Yahoo!ライブトーク」や「ニコニコ動画(秋)」などと試験的に生番組の同時放送を実施しているほか、ラジオや雑誌など他メディアと連携した取り組みを行っている。

「今後もAmebaStudioは、アメブロのリアルプロモーション拠点として、他メディアとの連携を積極的に行っていく」(サイバーエージェント)としている。

自社でアメーバビジョンを保有しながら、他社とも連携を図るという柔軟性は評価できるか。動画配信のサービスは技術オリエンテッドではなく、サービスオリエンテッドに考えるべき。技術をまねしただけの日本の大手は、すべて失敗している。



マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/11/05/031/

法人向けインターネット動画配信受託サービス「GyaO STREAM」を運営するUSENは5日、同サービスの新メニューとして、Web上で動画のエンコード、コンテンツ・ログ管理などが可能な「GyaO STREAM Advanced Pro」の販売を開始したと発表した。

動画配信受託サービス「GyaO STREAM」のトップページ画面

「GyaO STREAM」は、USENがこれまでブロードバンド放送「GyaO」で培ってきたインターネット動画配信システムやそのノウハウを活用。ネット上でのライブ配信、オンデマンド配信などの動画配信サービスを提供している。

今回新メニューとして販売が開始された「GyaO STREAM Advanced Pro」は、動画配信に関する機能をWeb上で提供。専門的な知識がなくても簡単に動画が配信できるほか、「各種動画フォーマットへの対応や多彩なオプ ション機能を取りそろえている」(USEN)。

エンコード作業のほか、コンテンツ管理やログ管理まで「Contents Manager」で一元管理。「全ての動作が一つの画面上で簡単に行える」(同社)。

また、多数の動画フォーマットへの対応が可能で、「オンデマンド配信はもちろん、ライブ配信も対応できる」(同)としている。

料金は、初期費用が21万円(税込)、月額費用が9万300円(税込、ディスク容量10GB、月次平均トラフィック3Mbps)。追加ディスク容量は月額1,050円/GB(税込)、超過トラフィック月額6,300円/Mbps(同)となっている。

ちょっと費用がかかりすぎのような感じ。

Tech Crunch Japanse の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20081103yahoo-live-fades-out/

ライブビデオストリーミングは、未だに大流行のようで、Justin.tvUstreamQikMogulusFlixwagonといったスタートアップがひしめきあっている。

Yahooもこのハイプの波に乗り、2008年2月にY!Liveを立ち上げた。社内インキュベーターYahoo! Brickhouseの推進になる野心的プロジェクトだ。Yahoo Liveは、ユーザーに私生活をリアルタイム中継させることによって、問題を抱えるこの巨大インターネット企業の膨大なオンラインビデオ視聴者の有効活用をはかるはずだった。

しかしYahooのソフトウェアエンジニア、Keith Thornillがブログ記事を通じて、Y!Liveがアイディア段階より先に進むことなく、12月3日には実質的に中継を終了することをアナウンスした。Yahooは、サービスとの別れを記念して水曜日に市民集会を主催する。

ウェブでの人々の行動様式の変化を考えると、今もライブビデオには大きな可能性があるが、当然のことながら膨大な費用がかかり、スケーリングも難し い。同じビデオを何千、何万人ものユーザーに同時に届けることは、ビデオ共有サイトのように非同期的に配信するよりも、大きな帯域幅の費用を必要とする。 オンラインビデオ分野で圧倒的人気のYouTubeが、いずれライブビデオストリーミングの実験を始めるらしいという噂があるが、今のところ表面化しているものはない。

恐らく1年前のYahooであれば、もう様子をみてサービスを続けることができたのだろうが、現状を鑑みて、当分の間はあらゆる手段でコストを削減しようとしているのだろう。

このブログ記事にまだ誰もコメントを付けていないというのも、またこのサービスの人気のほどを如実に表している。ちなみに、これを書いている時点で48本のライブチャンネルを見ている人数はちょうど1379人だ。

傷口を広げるくらいならやめるのも早いほうが良い。google も始めるという噂はあるものの、実際にはYahoo! ライブなみにこけたら、Google のブランドイメージの低下は避けられないので、やはりどこかを買収することになるのではないか。インフラコストが高い現状で、すぐに飛びつく価値もないかも知れないが。
Nikkei BP の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081031/318296/

 デジタル・ビデオ・レコーダ(DVR)を手がける米TiVoとオンライン映画レンタルの米Netflixは米国時間2008年10月30日,TiVoの 一部DVR向けにNetflixの映画/テレビ番組をストリーミング配信するサービスを開始すると発表した。同日より,米国の数千世帯を対象に試験サービ スを始めた。正式なサービス開始は今年12月上旬になる予定。

 Netflixがライブラリに抱える1万2000本超の映画やテレビ番組を,TiVoのDVRを介してテレビ画面で楽しむことができる。対象とな る機種は「TiVo Series3」「TiVo HD」「TiVo HD XL」。すでに両社のサービスに加入しているユーザーは,追加費用を支払うことなく新サービスを利用できる。

 DVRへのストリーミング配信は,有線または無線のブロードバンド接続を通して行う。ユーザーは,まずNetflixのWebサイトにアクセスし て,視聴したい映画やテレビ番組をキューに登録する。そうすると,このキューがTiVoサービスを通して自動的にテレビ画面に表示されるので,その中から 見たい作品を選んで視聴する。

 テレビ画面上でのキューの閲覧や作品の選択には,TiVoのリモコンを使用する。ストリーミング配信される作品は,視聴中にいつでも早送りや巻き戻し,一時停止などを行える。作品のあらすじを読んだり,映画を評価したりすることも可能。

 米メディア(CNET News) によると,Netflixは米Rokuや韓国LG Electronics,韓国Samsungの一部デバイスを対象に,すでに同様のサービスを提供している。さらに,2008年11月中旬には,米 Microsoftのビデオ・ゲーム機「Xbox 360」向けのサービスも開始する予定。

米国では、こういったサービスもジワリジワリと立ち上がりつつある模様。

日本では、インフラ屋がそういうビジネスを囲い込もうとするので、顧客のこえを聞きながらの発展ではなく、親会社の都合中心のサービスとなってしまうのだろう。(ありえない話だと思うが、特定のインフラ会社のグループが過半数の株の取得を禁止するなど、インフラ提供会社がコンテンツビジネス配信への直接的な参入を禁止したらどうなんだろう。)
IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0810/30/news093.html

 動画のライブ配信サイト「スティッカムジャパン!」で犯行予告したユーザーが逮捕された問題で、同サイトを運営するE-Times Technologies(東京都港区)は、経緯をサイト上で説明した。「ユーザーへの啓蒙を含めた再発防止策を講じる」としている。

 同社は9月22日に、サイト開設2周年を記念したイベントを都内で開く予定だった。だが同13日に、上半身裸で出刃包丁を振りかざした男性ユーザーが「今度のイベントにもこれ持っていく。ぐずぐず言う奴はぶっ刺すから」などと犯行予告する動画をライブ配信した。

 これを見た別のユーザーからの報告を受け、同社が内容を確認し、犯行予告したユーザーのアカウントを削除。16日に警察へ被害届を提出し、翌日にイベントの中止をブログでユーザーに伝えた。

 警視庁麻布署は10月28日、威力業務妨害の疑いでユーザーを逮捕したと発表した(「イベントでぶっ刺す」 動画ネット配信の男逮捕)。

 同社は「自社が運営するサイト内で犯罪予告が行われたことを重く受け止めており、ユーザーへの啓蒙を含めた再発防止策を講じる」とした上で、「同 様な行為に関しては警察などと緊密に連携して犯罪行為を未然に防ぐ対策を取るとともに、重大な反社会行為には厳格に対処する」としている

逮捕される事件があったこと自体しらなかったが、Live だと個人の行動がとめられないだけに、こういう問題は必然的に起こってしまう。監視する体制がないと無料のライブサービスは犯行予告やわいせつ行為の温床になりかねない。

ライブ配信の希望者の登録時の個人認証を厳しくするなどする必要があるのかも。しかしそれではなかなかユーザーが集まらないが。


Cnet Japanの記事
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20382619,00.htm
   

 ニュースサイトNYTimes.comは米国時間10月24日、新たな動画配信用プラットフォームを立ち上げたと発表した。これにより、同サイトのより多くのセクションで、より多くのビデオ配信が可能になる。

 ビデオはHD(高解像度)で提供され、ホームページ、記事、ブログ、ビデオライブラリで視聴可能となる。New York Timesはビデオを同社の包括的戦略の中心に据えようとしており、今回の新プラットフォームの立ち上げもその一環だ。

 NYTimes.comの製品管理担当バイスプレジデントNicholas Ascheim氏は、「ユーザーと広告主の両者から、ウェブにおける高画質ビデオに対する需要が高まっている」とし、さらに「このニーズに応えるために、 われわれは技術をアップグレードし、製品価値の向上を図るとともに、サイト全体にわたってビデオをより前面に押し出した」と語った。

 米Brightcoveが提供する動画配信プラットフォーム「Brightcove 3」を使ったNYTimes.comの新しいビデオ配信用プラットフォームは、アスペクト比16:9のワイドスクリーンフォーマットでのビデオ表示が可 能。また、ユーザーが目当てのビデオを容易に検索できるように各ビデオ専用の再生ページが設けられている。さらに重要なのは、各ビデオが共有ツールを備え ている点だ。これにより、視聴者は、Digg、Facebook、LinkedInといったソーシャルネットワーキングサイト(SNS)上でのビデオの共 有が可能になる。

 NYTimes.comでは既に、David Pogue氏など著名ジャーナリストのビデオが毎月100本ほど制作されている。しかし、今回、新プラットフォームが発表され、毎月制作されるオリジナル ビデオの本数が増えるにつれ、今後はビデオが同社の戦略の不可欠な要素となっていきそうだ。

ニュースメディア等がSNSや動画共有の機能を駆使して、広告効果を高めていくというのは、今後の方向性としてありうること。こういった流れには注目。


InternetWatch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/10/24/21311.html

 グーグルは、動画共有サイト「YouTube」のユーザー2000人を招待するイベント「YouTube Live TOKYO feat.iQ」を11月23日に開催する。会場は東京・新木場の「STUDIO COAST」。開演時間は15時から20時30分まで。

 イベントでは、BoAやKREVAらのアーティストがライブを行うほか、YouTubeで人気を集めているパフォーマーや映像クリエイターらが パフォーマンスを披露。YouTubeのイベント特設サイトから応募したユーザー2000人を抽選で無料招待する。応募締め切りは11月7日。

 事前イベントとして10月24日から11月22日まで、特設サイトにアーティストのプロモーション動画を掲載。ユーザー参加型の動画投稿企画も実施する。イベント当日の模様は、後日特設サイトで配信する予定だ。
ネットの世界にとどまらず、一般のイベント等を収益を収益を上げていくというのが、案外有効な手段だったりするのかも知れない。今回はそういうわけでもないのかもしれないが。

@IT の記事
http://www.atmarkit.co.jp/news/200810/15/flash.html

 米アドビシステムズは10月15日、マルチメデイア再生ソフトウェア「Adobe Flash Player」の最新バージョン10を正式リリースした。米マイクロソフトが「Microsoft Silverlight 2」を正式リリースした翌日のリリースとなる。SilverlightとFlashはWebブラウザのプラグインとして動作し、対抗技術に位置付けられて いる。

 米マイクロソフトは、10月10日の時点で「来週にはSilverlight 2を正式リリースする」と宣言しており(参考:Silverlight 2、来週ダウンロード提供開始へ)、その発表を受けて米アドビシステムズが対抗技術となるFlashの最新版を公開したという見方もある。

 Flash Player 10は、従来の描画APIやファイルアップロード/ダウンロードAPI、ハードウェアアクセラレーション、クリップボードへの読み書きアクセスなどの機能強化に加え、主に以下の新機能を搭載した。

 まずは、ネットワークの状況変化に自動的に対応し、通信品質(QoS)指標を利用したストリーミング機能。暗号化されたRTMFP(Real Time Media Flow Protocol)を利用して、メディア配信を保護することもできる。RTMFPは、TCP上でのRTMPと比べて安全性に優れたUDPベースのネット ワーク転送手段といわれている。RTMFPのサポートは次期リリースの「Adobe Flash Media Server」を介して提供される予定。これらのストリーミング機能の強化はおそらく、同社のAodbe Media Playerにおけるストリーミング動画配信に大きな影響を与えるものと考えられる。

 動的に音声を生成したり、ミキサーやシーケンサ、ゲーム用のリアルタイムオーディオ、オーディオビジュアライザなどのオーディオアプリケーション の制作も可能なサウンドAPIが追加。また、読み込んだMP3ファイルからオーディオデータを抽出し、サウンドバッファに供給するなどのローレベルの処理 操作も可能にした。さらに、従来のADPCMやHE-AAC、MP3、Nellymoserオーディオに加え、高品質音声のオープンソースボイスコーデッ ク「Speex」もサポートなど、音声面での機能追加も目立つ。

 もちろん、画像や描画処理でも機能強化は行われている。2Dでデザインしたアセットを手軽に3Dへと変換、または3Dアニメーション化することが 可能な3Dエフェクトもサポート。いままでActionScriptに詳しいユーザーや、サードパーティのライブラリを用いるユーザーにしか扱えなかった ようなアニメーションも、3DエフェクトのAPIと「Adobe Flash CS4 Professional」の3Dツールによって、すべてのユーザーが利用できるという。

 ActionScript 3.0テキストコンポーネントのライブラリや最新のテキストレイアウトエンジンを利用して“印刷品質”並みのテキストパブリッシングをWebでも実現でき るとのこと。具体的には、複数のコラムにまたがる合字やインライン画像周囲の処理、双方向の文字配置、テキストの連結のサポートに加え、“縦書き”などが 可能。また、デバイス内蔵フォントに、アンチエイリアスやスタイル、文字の回転を適用できる。加えて、オリジナルのテキストコンポーネントも開発可能。

 Flash Player 10では、米アドビシステムズが独自に開発したプログラミング言語「Adobe Pixel Bender」をサポートした。これは「Adobe After Effects」の数々のフィルタおよびエフェクトに用いられているテクノロジでカスタムエフェクトやフィルタを作ることができる。

 これらのエフェクトは、制作時にはAfter Effects CS4で、そしてライブ再生時にはFlash Player 10で使用できる。また、音声や数学関数などのデータを扱う際にも、これらを別途スレッドで非同期的に処理・フィルタ・ミックスできるという。Pixel BenderのツールキットはAdobe Labsより無償で利用可能だ。

UDPやDRMの機能が実際にアプリケーションとして、どこか大手で運用始めたというニュースがあればもっとインパクトがあるのだが、カタログ情報のみなので、少々攻めあぐねているのかもしれない。今後の発表に注目。
マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/10/14/025/

ニフティは14日、同社が運営する中高年向けコミュニケーションサイト「語ろ具(ゴログ)」において、クラシック音楽の入門コーナー「ネット DE 豪遊クラシック」を開設したと発表した。

「ネット DE 豪遊クラシック」の開設にあたっては、クラシック音楽のネット配信において実績を持つナクソス・ジャパンと連携。クラシック音楽の情報や知識を得ながら、無料でその音楽を聴けるサービスを提供する。

具体的には、日本の代表的な作曲家でエッセイストでもある吉松隆氏が、クラシック音楽の初心者に向けて、「分かりやすく、楽しめるクラシック入門記事を執筆」(ニフティ)。

さらに、「週刊あそこで聴いたクラシック」と題し、毎週のお勧めCDを紹介する記事をナクソス・ジャパンのスタッフが執筆する。

記事で紹介されたCDは、ナクソス・ジャパンが運営する定額制ストリーミング配信サービス「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」から、ストリーミングによる無料試聴が可能。ただし、記事掲載開始から6カ月または2カ月の期間限定となっている。

ニフティでは、「今後も中高年層の知的好奇心を刺激するインターネットサービスを強化していくとともに、他企業との連携を積極的に図り、新たな取り組みに挑戦していきたい」としている。


中高年向けでどれだけユーザーが稼げるのかはわからないが、定着すれば安定的なアクセスが望める層なので、動向としては注目。
Nikkei IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081003/316127/

ソフトバンクグループのTVバンク(本社:東京都港区,社長:孫正義氏)は2008年10月3日,多人数同時動画配信システム「BBブロードキャス ト」を用いて10月1日にライブ配信した「Yahoo!動画」におけるプロ野球「パ・リーグ 熱球ライブ!」の「オリックス・バファローズ vs 福岡ソフトバンクホークス」で,過去最多の同時視聴者数と総視聴者数を記録したと発表した。同時視聴者は6万8689人,総視聴者は15万7244人であ る。これまでの最多記録は,2006年10月11日のプレーオフ第2ステージ第1戦「北海道日本ハムファイターズ vs 福岡ソフトバンクホークス」で記録した同時視聴者数4万8545人,総視聴者数9万1585人だった(発表資料)。

 TVバンクは,高画質映像コンテンツの配信で,多人数同時動画配信システム「BBブロードキャスト」を採用している。オーバーレイマルチキャストと呼ば れる「P2P」(ピア・ツー・ピア)技術を基本とし,各ユーザーのパソコンが他のパソコンとつながり,サーバーから送信されたデータを次々と相互に転送し 合うことで,ネットワークへの負荷を分散しながら特定の多人数に同時に高画質の動画コンテンツを配信している。

同時視聴者が6万人を超えるというのはやはりすごい。
これだけの規模でしっかり配信した実績は世界的にもあまり例はないはず。

魅力的なコンテンツがあれば、アクセスをしにくる人の潜在的な土壌が日本ではすでにあるということ。

これからこういった発表がさらに増えてくれば業界も盛り上がる。
Nikkei IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081002/316056/

 オンラインDVDレンタル・サービスの米Netflixは米国時間2008年10月1日,米Starz Entertainmentとストリーミング配信で提携したと発表した。同日より,NetflixのWebサイトでは,Starzの動画ダウンロード・ サービス「Starz Play」の約1000本のタイトルが視聴可能となっている。

 今回の提携により,現在Netflixが提供している1万2000本を超える映画とテレビ番組のライブラリに,Starz Playの約2500本のコンテンツが追加される。Starz Playは,新作映画,独立系映画,クラシック映画,オリジナル・コンテンツに加え,スポーツやコンサートなどのコンテンツも提供する。Netflixの サービス加入者は,パソコン上でStarz TVネットワークのライブ映像も楽しめるようになる。

 Netflixの無制限サブスクリプション・プラン(月額8.99ドルから)の加入者は,追加料金なしでStarz Playのコンテンツにアクセスできるようになる。Starz Playサービスだけを月額7.99ドルで利用できるプランも用意する。

米国内でのNetflix の注目度はかなり高いし、おそらくは順調なのだろう。
日本でも技術的には難しくはないところなのだろうが、インフラ屋のサービスと紐づいてしまっている時点でだめなのだろう。
DRM付きでDVDがコピーできる「RealDVD」が一般公開に
http://jp.techcrunch.com/archives/20080930realdvd-launches-for-those-who-dont-mind-drm/

DVDをDRMの著作権保護技術ごとハードドライブにリップできるので訴訟沙汰になる心配のないReal Networksの最新ソリューション「RealDVD」が同社のサイトに公開となった。

数週間前に紹介したよ うに、RealDVDは「メディアサーバーが作れればDRM付きでも構わない」という人にはピッタリのソリューション。だけど値段がべらぼうに高くて、コ ンピュータ最高5台で映画が観れるのだがソフトウェアのライセンス料は1本目が$49.99(公開記念特別割引きで$29.99)、2本目から(5本目ま で)は$19.99。この値段でパスな人も多いだろう。

30日間の無料トライアルもあるので買う前に試してみることはできるよ。


RealNetworks、RealDVDの合法性を疑問視するハリウッドを提訴
http://jp.techcrunch.com/archives/20080930realnetworks-files-suit-against-hollywood-over-realdvd/

RealDVD公開から1時間も経ってないのにハリウッドの映画スタジオは業界に及ぼす悪影響を懸念している。

そこでRealNetworksは先手を打ってハリウッド映画スタジオ各社を相手取り、「RealDVDがDVD -CCAのライセンス規約に完全に準拠する」という司法判断を求める訴訟を起こし、その旨、声明を出した。被告はDVD CCA, Inc.、ディズニー、パラマウント・ピクチャーズ、ソニー・ピクチャーズ、20世紀フォックスその他大勢(訳注:ハリウッドも直ちに RealNetworks提訴で応じた)。

RealNetworksは抗弁の中で、RealDVDは“コンシューマが自分のコンピュータでセキュアにDVDを保存・管理・再生できるようにし た”ものであり、“ユーザーは(自分のマシン以外には)DVDコピーは配信できない”と主張。RealDVDでは利用者を手持ちのコンピュータにロックす るDRMのレイヤーを追加したのでDRM本来のプログラムより保護技術は強化されている、という点にも注意を促した。

「映画産業が音楽産業の足跡を辿り、より高いバリューと柔軟性を消費者の購買活動に提供してくれる変化を育成するのではな く、技術の進歩に歯止めをかけようとしているとは、残念なことです」とRealNetworksは声明で述べた。「15年近くRealNetworksは 完全に合法で、尚且つ消費者にも喜んでもらえる、そしてコンテンツ製作者と版権保有者の合法的な利益を考慮する革新的な製品の実現に取り組んで参りまし た。RealDVDもこの伝統に則るもの。当社はRealDVDを消費者にお届けする権利、これを使う消費者の権利を必ずや守れるものと確信しておりま す」

残念ながら消費者に勝ち目はなさそうだ。ハリウッドのスタジオがDVDをコンピュータにリップするのは間違いだと言えば、RealNetworksは映画をロックするDRMのレイヤーを追加したと言う。む~。


なんだかよくわからない展開になっているが、司法判断がすぐに出されるのだろうから、それで判断すべき問題か。

RealNetworks 自体が非常にビミョーな会社になってしまったなぁ、という印象。前職を明示している立場からしてもかなり複雑な心境。

関連記事:
RealNetworks RealDVDを提供開始




毎日.jp の記事
http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20080929mog00m200036000c.html

 10月からチバテレビなどで放送されるアニメ「あかね色に染まる坂」の第1話試写会が、動画配信サービスの「ニコニコ動画」内で行われることが分かった。10月1日午後10時から1万人限定で行われる。

 「あかね色に染まる坂」は同名のPC用恋愛ゲームが原作で、転校生・優姫を助けたことで高校生の準一に巻き起こる騒動を描くラブコメディー。07 年に、実際の事件との類似点が問題となって最終回が放送されなかったアニメ「スクールデイズ」の元永慶太郎監督とシリーズ構成の上江州誠さんが再びコンビ を組むことでも注目されている。

 試写会は「ニコニコ動画」内のライブサイト「ニコニコ生放送」で行われる。視聴には同サイトのID(無料)が必要。放送前のアニメ作品を同サイトで先行配信するのは初の試みで、同サイトとの親和性が高いアニメファンの取り込みを狙うものと思われる。
本格的な映画の話かと思ったら、アニメの話。
固定客が多い、安定した市場なので、こういった試みで顧客が離れない仕組みを作っていければ、収益的にもめどが立つ可能性があるか。
マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/09/26/003/

米国において現地時間の9月25日に「MySpace Music」のサービス提供が始まった。これはMySpaceと、EMI Music、SONY BMG MUSIC ENTERTAINMENT、Universal Music Group、Warner Music Group などのメジャーレーベルが設立した合弁事業による音楽サービスだ。ソーシャルネットワーキングサービスとオンライン音楽配信の融合を目指す。ユーザーは 500万曲以上の膨大なカタログをブラウズしながら、フルストリーミングで楽曲を楽しめるほか、直接Amazon.comからDRMフリーの音楽を購入で きる。

今回は世界規模のサービス提供に向けた第1段階という位置づけで、米国のMySpaceユーザーを対象に英語とスペイン語のサービスの提供開始と なった。サービスの中心となるのはMyMusicツールセットだ。音楽のダウンロード、ストリーミング、そして音楽コンテンツのパーソナル化など、 MySpace Musicのサービス全般の土台になる。検索機能が音楽向けに強化されており、アーティストや曲名、アルバムタイトルなどからすばやく目的のアーティスト のプロフィールページや楽曲にたどり着ける。ユーザーは個人用または公開用のプレイリストを作成しながら、それぞれの音楽ライブラリを管理し、プロフィー ルを通じて他のユーザーと音楽情報を交換し合う。プレイリスト上のコンテンツはオンデマンドでストリーミング再生でき、そのままDRMフリーのMP3形式 の音楽を購入することも可能だ。楽曲販売はAmazon.comが担ってる。またJamsterがリングトーンの販売を行っている。アーティストのプロ フィールページではツアーの告知も行われており、コンサートチケットやグッズの購入なども実現するという。

新しいプレイリスト機能を備えたユーザーのプロフィールページ

アーティストのプロフィールページ

MySpace Musicの収入源の1つである広告スポンサーには、McDonald’s、Sony Pictures、State Farm、Toyotaなどが名を連ねる。例えばToyotaが"Toyota Tuesdays"と題して毎週火曜日に音楽プレーヤーを通じて無料音楽ダウンロードを提供するなど、サービスにとけ込んだ広告になっている。

なおMySpace Music用に開発された音楽プレーヤーなど一部のツールは米国以外のMySpaceユーザーも利用可能だ。

日本ではmixi という巨大なサイトがあるので展開は難しいと思うが、世界的には大きな流れ。良いスポンサーが付いているが、視聴者が付いてこないことには続かないので、今後どれくらい利用ユーザーが増えるかには注目。



Asahi.com の記事
http://www.asahi.com/digital/bcnnews/BCN200809250014.html

 KDDIは9月25日、テレビや携帯電話を接続して音楽や動画を楽しむことができるSTB(セットトップボックス)「au BOX」を開発し、11月1日からレンタルを開始すると発表した。携帯電話ブランド「au」のユーザーを対象に提供する。レンタル料は月額315円。

 STBは、CD・DVDの再生用のドライブとスピーカーを内蔵。ブロードバンド(BB)接続用のLANポート1基、携帯電話などとの接続に利用す るUSBポート2基を備える。アナログのAV入出力端子、音声入力端子も搭載。AV端子を使ってテレビとSTBを接続し、リモコンを使って専用インター フェイスを見ながら操作する。

 音楽機能では携帯電話と接続してダウンロードした着うたフルを再生したり、手持ちのCDを取り込んでauの対応携帯電話に楽曲を転送できるほか、 インターネットの音楽配信サービス「mora for LISMO」から音楽を購入することができる。最新の音響技術「EUPHONY(ユーフォニー)」を採用しており、サラウンドで音楽を内蔵スピーカーで楽 しめる。

 映像機能ではDVDの再生が可能なほか、KDDIの有料のネット動画配信サービス「LISMO Video Store」からハリウッド映画や海外ドラマなどを購入して、ストリーミング形式で視聴することが可能。KDDIの光ファイバーを使った映像配信サービス 「ひかりone TV」を利用すれば40チャンネルの多チャンネル放送を楽しめる。また、AV端子からビデオカメラなどの映像を取り込んで携帯電話に転送することもでき る。

 インターネットを閲覧するブラウザ機能も搭載。KDDIではSTB専用のポータルサイトを用意しており、検索をはじめニュースや天気などの情報を閲覧できるようにした。

 STBはモトローラ製で、1GBのフラッシュメモリを内蔵しており、約200MBを音楽の保存用、500MBを映像保存用として使用できる。BB回線はKDDI以外の通信会社も利用できる。サイズは幅266×高さ80×奥行き221mm、重さは約1.6Kg。

 KDDIではauユーザーでPCを使わない10-30代の男女をターゲットに設定。操作画面などをわかりやすくシンプルにすることでPCが苦手な 人でも使いやすいように工夫した。リビングではなく、自分の部屋のアナログテレビに接続して使ってもらうことを狙う。STBの利用者を対象に着うたフルや 海外ドラマなどを収録したDVDを無料で配布するほか、KDDIのADSLを割安で利用できるサービスも用意した。

 発表会で高橋誠・取締役執行役員常務コンシューマ事業統轄本部長は「PCの操作が難しい人でもわかりやすいインターフェイスができた。月額315 円という携帯電話のコンテンツ料金と同じ安い価格で、PCなしで音楽配信サービスなどが使えることが『au BOX』の最大のメリットだ」と自信をみせた。

 発表会には特別ゲストとしてグラビアアイドルの南明奈さんが登場。ピンクのパジャマ姿で現れた南さんは「最近、女らしくなろうと思って服にピンク を取り入れてるんです」と話した。「au BOX」について聞かれると、「メカは苦手なので、カンタンな機器は嬉しい」と感想を語った。

 音楽についての質問には「テンションを上げる時にはトランスを聴いてます」と答えた。「au BOX」の映像機能の感想を求められると、「映画を観たい時に観られるのは嬉しい。秋な(明奈)夜長に映画三昧ですね!」と自分の名前に掛けたシャレで会場の笑いを誘った。

インフラに紐づいたSTB を売ろうとするのが日本企業。業界全体のシェアにインパクトを与えそうな気はしないが、とりあえずの動きとしてメモ。


Japan.internet.com の記事
http://japan.internet.com/wmnews/20080924/12.html

テレビ時代を築き上げた企業の1つである CBS については、みずから望んでニューメディアの世界に参入しているわけではないという見方が一般的だった。しかし、同社は先ごろ、デジタル コンテンツに対する考え方を変え、新たな取り組みを開始した。CBS の社長兼 CEO を務める Leslie Moonves 氏がこの件について説明するのを聞くと、精神的覚醒に近いものが感じられる。

Moonves 氏は23日、Interacting Advertising Bureau 主催のカンファレンス『Mixx』 (9月22-23日) の壇上に立ち、デジタル市場関係者の聴衆の前でインタビューに応えて、CBS が構築しているのは「everywhere (どこでも)」戦略だと説明した。その取り組みは本質的に、拡散するインターネットの性質を念頭に置き、番組を自社の手の中に留めようとするのは、もはや 現実的ではないという事実を認識したものだ。

そのような考えに基づき、CBS は約300の Web サイトに対し、ライセンス供与と売上金分配契約によって、自社コンテンツの提供を開始した。契約相手となっているのは、同社の傘下にないサイトが大部分だ。

Moonves 氏は「当社はいつでも、どんな場所でも、あらゆる人を歓迎する。そうすることに未来があると考えるからだ」と公言し、次のように語った。

「それは輝かしき新世界だ。コンテンツを当社のネットワーク内に押し留めようとすれば、時代に取り残されてしまうだろう」

NBC による夏季オリンピック放送の 例を見ても、消費者があらゆる場所でコンテンツを見られることにどれだけ期待しているかが分かる。NBC は、夏季オリンピックの試合のうち、テレビ ネットワークで生放送した分についてはストリーミング放送しないと決定し、それに対して異議が巻き起こった。その2週間後、CBS は自社のネットワークで放送した全米オープンテニス男子決勝戦を、ライブ ストリーミングでも放送した。

Moonves 氏は、インターネット上でコンテンツが見られるようになれば、テレビの視聴者が減るのではないかという不安を一蹴した。

同氏は次のように述べている。「互いに食い合うようなことは全くないし、かえって力となってくれる。だからこそ、当社は期待に心を躍らせているのだ。インターネットがネットワークの役に立ち、その逆もありうると述べても、それは直感に反するものではない」
日本でもネットで同時ライブをやったからと言ってテレビの存在価値を下げる(シェアを食う)ものではないということは分かってきているとは思うのだが、なかなかそのようには進んでいない。どちらかといえば、日本の場合は、違法アップローダーに対して警戒感が強いため、著作権の問題で進まないという事情もある。

米国内でテレビと同時ライブがテレビのシェアを食うものではないという具体的な結果が出始めれば、日本の流れも変わってくるのかもしれない。その点ではCBSのこのコメントには期待。


マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/09/24/029/


世界的に人気の「Google」や「YouTube」といったWebサイトも、韓国においては期待したほど大きな人気を得られずにいる。しかし、こ のところはGoogleの好調が目立つほか、YouTubeも本格的マーケティングに突入するなど、韓国市場における積極的な動きを見せている。

利用増加が著しいGoogle

インターネット分析評価会社のRanley.comでは、2005年からGoogle韓国語サイトのトラフィック分析を行っている。その結果、 2008年8月の月間ユニークユーザー数(595万3,206人)とページビュー(2億6,013万6,228)は、前年同期比でそれぞれ40.9%、 52.6%、増加したことが明らかとなった。

とくに過去最高値を記録した8月のユニークユーザー数は、2005年9月(247万8,688人)と比べると、140%も増加していることが分か る。さらに同月のページビューは、2005年9月(7,552万24)に比べて244%もの増加を示している。Googleが韓国において、次第に浸透し てきていることが分かる数値だ。

ただし、韓国の主要ポータルサイトの検索セクションとユニークユーザー数を比べると、Googleはまだまだ他サイトに至らないことが分かる。しかし、増減の波のある他社と異なり、Googleの場合は増加の一途をたどっているという好材料がある。

こうした好調ぶりを見せている理由としてRankey.comでは、(当初はGoogleに慣れていなかった)ユーザーが、Googleの検索方式に慣れてきたこと、Googleが現地化されたサービスを継続して投入してきたことを挙げている。

Googleではトップページに韓国ユーザー好みのアイコンを配置したり、「セクション型ユニバーサル検索」という独自の検索を提供したり、最近で はブログサービス提供会社のTATTER & COMPANYを買収するなど、積極的な動きを見せている。こうした地道な活動が、韓国に確実に根を下ろしており、他社にも緊張感を与えているようだ。

一方YouTubeでは、韓国で本格的な広告マーケティングに突入している。

現在、広告を掲載中なのが、スポーツ振興くじである「スポーツtoto」、インターネットショッピングの「CJ Mall」だ。いずれもチャンネルを開設して、広告を流す仕組みとなっている。

スポーツtotoでは、視覚障害者と健常者の人がチームを組んで、タンデムサイクル(2人乗り自転車)に乗り、競技に出場しようとするなどといった、感動的な内容がそろっている。広告とはいえストーリー性のある内容が多く、見応えがあるのが特徴だ。

CJ Mallでは、同サイト内で「TVホームショッピング」という動画コーナーを運営している。「センセン ライブ」という生中継で商品紹介をする番組をはじめ、生活用品からブランド商品まで、さまざまな情報を伝える番組を、YouTubeでも楽しめるように なっている。ここにはユーザーが商品を実際に使ってみた感想も書き込めるようになっているので、商品購入の際の参考にもできる。

YouTubeによる広告は、韓国サイト上でのみ放送するよりも、世界に向けて発信できるというのが利点である。世界に名を広げたい企業などには適 当な広告手段になりそうだ。YouTubeによると、広告に関して「マーケティングに関する問い合わせと契約が、続々と成立しているところ」といい、今後 の広がりに期待できる。

これまでは韓国サイトに押され気味だった両サイトだが、利用者増加や本格的マーケティング活動を機に、今後より積極的な動きを見せてきそうだ。韓国ユーザーはこれらをどこまで受け入れるのか、他サイトはどのように対抗してくるのかが注目される。

日本の市場もかなり独自の動きをするのだが、韓国に関してはもっと独自の動きをする国。動画サイトにしても国内のものだけを楽しんでいるような状況が続いているようだが、これからは少しずつ変わってくるのかもしれない。


@ITの記事
http://www.atmarkit.co.jp/news/200809/22/p2p.html

興味深い記事。

動画サービスがかなり帯域を食ってしまっているというのは、Google Trends などでみても、予測はつくところ。

ライブではP2P は非常に効果的と思われるが、ダウンロードでのP2Pは利用する側のモラルに期待するのでは、何の解決にもならない。海外の動画サービスで違法動画をアップロードしたり、それを必死で探している日本人がインフラ市場を荒らしているのであれば、何らかの自主規制をしてもよいのではないかと個人的には思う。

Impress Watch
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/23214.html
Yahoo! JAPANを運営するヤフーとニコニコ動画を運営するニワンゴは、Yahoo! JAPANの「Yahoo!動画 パ・リーグ 熱球ライブ!」で9月24日に配信する試合を、ニコニコ動画でも配信すると発表した。

 今回の配信は、プロ野球のネット中継をコメント付きで楽しむという試みを2社が実験的に行うもの。9月24日に配信する福岡ソフトバンクホークス対オリックス・バファローズの試合を、ニコニコ動画の「ニコニコ生放送」の機能を利用して配信する。

 試合は18時に開始予定で、配信開始時刻は17時45分を予定。先着1万名までがニコニコ生放送に参加し、コメント付きで試合映像を視聴できる。
西武ファンの自分としては、おおむねYahoo!動画のクオリティには満足しているので、あまり関心はないか。
球場に行ったときに耳にする、心ない野次や知ったかぶり評論が、いちいち目の前に表示されると思うと見る気もしない。

Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/09/19/20903.html
KaZaAやSkypeの創業者が創業したことで知られる動画サービス「Joost」は18日、専用ソフトを使った動画サービスという同社のビジネスモデルを根底から変更し、ブラウザから動画を見られるようにしたと発表した。

 Joostの公式ブログでは「今日こそが、新しい戦略、製品、設計をテストし始めるその日だ」とコメントしている。

 ビジネスモデルを変えたJoostが強みの1つとして挙げているのは、インターネット上で最大の合法的動画ライブラリを保有することだとしてい る。現時点で3万5000以上の合法的な動画を見られるという。同社ではこれを「Show」「Music」「Film」の3種類に分類し、ナビゲートしや すいように改良した。

 さらに、テレビ番組や映画を見る時には友人や同僚のおすすめが重要視されることから、Joostもソーシャル機能を追加した。これは 「JoostFeed」と呼ばれる機能だ。これにより、自分が見た動画にコメントを付け、フィードとして配信できる。友人のフィードを購読しておけば、面 白かった動画を見ることができ、話題を共有できるだろう。

 Joostでは、10月には「Premium」バージョンと「Standard」バージョンのサービスを立ち上げるとした。Premiumで は、「Joostプラグイン」という拡張ソフトをインストールすることによって、ハイビジョン画質放送と生放送を楽しめるようになる。一方、 Standardでは、通常通りFlash Playerによる動画サービスが提供されるが、10月にはさらに多くのソーシャル機能も追加されるとしている。
これまでは米国のメディアでもそれほど大きく取り上げられていない感じだが、可能性はあるのでメモ。
IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080917/315005/
NHKは2008年9月17日,2008年12月1日に開始予定の動画配信サービス「NHKオンデマンド」のサービス概要と,配信対象となる番組を発表した。

 配信する番組は(1)見逃し番組:NHK総合,教育,BSハイビジョン,BS1,BS2の5波の番組から,1日10~15番組を放送の翌日から1週間程 度配信,(2)ニュース番組:「おはよう日本」「ひるのニュース」「BS列島ニュース」「ニュース7」「ニュースウォッチ9」を放送数時間後から1週間配 信,(3)特選ライブラリー:NHKアーカイブスに保存している放送済みの名作や人気番組を権利許諾期間に応じて配信――の3カテゴリーある。

 9月17日時点で権利承諾が得られている番組は,見逃し番組向けに「連続テレビ小説 だんだん」「大河ドラマ 天地人」「NHKスペシャル」「プロフェッショナル 仕事の流儀」「その時 歴史が動いた」「BS日本のうた」「英語でしゃべらナイト」「BS熱中夜話」「きょうの料理」など82番組,特選ライブラリー向けに「映像の世紀」 「NHK特集」「プロジェクトX 挑戦者たち」「歴史への招待」「トップランナー」「100語でスタート!英会話」「おじゃる丸 傑作選」など57番組238本ある。いずれも引き続き権利許諾交渉を続け,12月1日のサービス開始時にはさらに多くの番組を提供する予定で,特選ライブ ラリーについては125番組1344本(内10分以内のミニ番組255番組含む)を提供できる見込みであるという。

 NHKオンデマンドはPC向けとテレビ向けに同一番組を提供する。PC向けはWindows Media形式で,低ビットレート用として768kb/s,高ビットレート用として1.5Mb/sの2種類のフォーマットで,NHKが直接B to Cサービスとして提供する。テレビ向けにはデジタルテレビ向け映像配信サービス「アクトビラ」と,CATV(ケーブルテレビ)事業者のJCOMが提供する 映像配信サービス「J:COMオンデマンド」,NTTぷららがNTT東西地域会社のフレッツ光向け映像配信サービス「ひかりTV」で提供され,いずれも HDTV(高精細度テレビ)の番組(旧作番組はアップコンバート)として配信される。PC,テレビ向けともデジタル著作権(DRM)で保護されており,録 画はできない。

 販売形態は,見逃し番組と特選ライブラリーのそれぞれを単品で販売する「単品販売」と,見逃し番組,ニュース番組を月間見放題で販売する「見逃し 見放題パック販売」,特選ライブラリー番組を複数本まとめて割引販売する「パック販売」の3種類を予定している。具体的な販売価格については市場調査の上 10月に改めて発表するとしているが,「単品販売はレンタルビデオの料金程度」(NHK)という。

これが販売でなく、Yahoo! 動画のようなところに出てくれば潮目が変わるのだが。広告がついてしまうのはやはりまずいのだろうか。民放でこのクラスの動画をリアルタイムに無料で出すところは出てこないか。

米国の Hulu のような事例が増えてくれば、ネットの魅力が上がってくると思うのだが。
毎日.jp の記事
英国放送協会(BBC)の子会社であるBBC Worldwideが音楽ダウンロードサービスの準備を進めている。BBCでは、テレビやラジオ放送向けに、さまざまなバンドがBBCのスタジオで録音した楽曲をアーカイブに保存している。同社は、これらの楽曲の無料ストリーミングサービスと有料のダウンロードサービスを提供することを計画している。

 BBCがラジオやテレビで放送している音楽番組では、BBC本社で録音されたライブセッションの特集を頻繁に組んでいる。各番組で扱う楽曲は、現在のシングル曲、人気楽曲のアコースティック版、他アーティストのカバー曲などさまざまだ。英国では、同局のラジオ放送Radio 1の人気番組Live Loungeへの出演を目標にしているポップアーティストも多い。またBBCは、大規模な野外ロックフェスティバルGlastonbury Festivalの独占放送権も有している。

 当然、同イベントでのライブ演奏はBBCがしっかりと録音し、Radio 1でもリクエストに応じて流している。しかしBBCにとって、これらの楽曲を追加コストなしにラジオで放送できることよりもメリットの大きいことは一体何か。それは言うまでもなく、音楽ファンにそれらの楽曲を有料で提供することだ。

有料での楽曲提供はすでに経験済みのBBC
 BBCが録音した楽曲の有料での提供はすでに前例がある。同社が録音したライブセッションは、これまでもCDシングル曲のB面やアルバムのボーナストラックとして提供されてきた。たとえば、英国のバンドであるGomezが最近リリースした記念アルバム「Bring It On」にもBBCが録音した楽曲が収録されている。また1994年には、BBCが録音したBeatlesの膨大な数の楽曲がCD化された。

 今のところ、このBBC Worldwideのプロジェクトを支持している大手レコード会社はEMIのみだが、英音楽雑誌Music Weekによると、BBCはそのほかの大手レコード会社とも交渉中だという。また、同サービスの開始は早くて2009年1月になるだろうと同誌は報じている。

 このようなプロジェクトには大いに賛成だが、デジタル著作権管理(DRM)技術や低ビットレートのコード化で消費者を苦しめないことが条件だ。そもそも、われわれはテレビライセンス料の一部として、すでにこれらの楽曲に対する料金を支払っている。もっとも正確には、料金を支払ったのはわれわれの親だが。

 無料のストリーミングサービスは広告支援型のサービスになるといわれているが、(テレビライセンスの購入を通じてすでに受信料を支払っている)英国のテレビライセンス保有者は不快に思うかもしれない。

 しかし少なくとも、この新サービスによって、多くのバンドは、次代のBeatlesやLed Zeppelin(Led ZeppelinもBBCが録音したライブセッションCDをリリースした)になれなくても、BBCを通じて自分たちの演奏がリリースされることになる。

まだ先の話で、記事の訳文も分かりにくいが、日本で考えれば
「NHKが独占放映権を持っている独自音源のストックを売り出す」
というような考え方でよいのだろうか。

日本だと著作権(実際にはそれ以上に著作者人格権)の絡みややこしい議論になりそうだが、欧米であれば分かりやすく金の分配の分配を決めることで成立するということになるのだろうか。

実際に開始される頃にはまたリリースが出されると思われるので、とりあえず噂ということでメモ。

BB Watch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/22957.html

  東京放送(TBS)は28日、同社が運営する動画配信サービス「TBS BooBo Box」を、9月1日より「TBSオンデマンド」にリニューアルすると発表した。

 TBS BooBo BOXは、TBSが2005年10月に開始したストリーミング型の動画配信サービス。TBSやTBS系列のBSデジタル放送「BS-i」などで放送された番組などを、コンテンツプロバイダーを通じて配信している。

 今回のサービスでは、サービス名称やロゴを一新するとともにコンテンツを拡充。11月22日公開予定の映画「ニュータイプただ、愛のために」を11月14日よりTBSオンデマンドで独占先行配信する。TBSでは、新作劇場映画をテレビ局が運営する動画配信サービスで先行配信するのは本邦初の試みとしている。

 このほかバラエティではTBSの深夜番組「第二アサ(秘)ジャーナル」、CS「TBSチャンネルの「Beach Angelsシリーズ」などを配信するほか、地上波で放送された森山未來主演のドラマ「被取締役(とりしまられやく)新入社員」などを配信。音楽では東方神起、コブクロ、Superflyなどのライブ配信を予定するほか、スポーツでは「2010 FIFAワールドカップ 南アフリカ 南米予選ブラジル×コロンビア」の開催日当日配信も予定する。

 TBSオンデマンドオリジナルのコンテンツも用意。TBSアナウンサーの小林麻耶や出水麻衣、青木裕子がそれぞれ出演するオリジナル番組を制作・配信する。

 コンテンツの配信形式はTBS BooBo Boxと同様配信事業者を通じて配信。PC向けにはBIGLOBE、goo、OCN、ぷらら、eonetシアター/PC、ShowTime、STB向けにはアクトビラ、ひかりTV、MOVIE SPLASH VOD、J:COMオンデマンド、Nextensive、BBTVを通じて配信する。

 

テレビ局全体の収益性からすると、全く桁の会わない数字での展開と思われるし、これからも劇的にはその状況に変化はないと考えられるが、新作映画の先行ネット配信の動向には若干の興味。それほど劇的なアクセスにはならないとは予想。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080827/313564/

 ニコンは2008年8月27日、世界で初めて動画が撮影できるレンズ交換式デジタル一眼レフカメラ「D90」を発表した。発売予定は2008年9月19日。実勢価格はボディ単体で約12万円となる。

 有効画素数は1230万画素。ISO200~3200(ISO100までの減感、ISO6400までの増感も可能)までの高感度撮影機能を備える。 2007年11月に発売した上位製品「D300」(実勢価格はボディ単体で約20万1000円)と同等の高画質を持つという。撮影時に3型の液晶モニターで被写体を確認しながら撮影できるライブビュー機能を搭載。ライブビュー時には、5人まで人物の顔を認識して自動的にピントを合わせる顔認識オートフォーカス(AF)機能が働く。

 最大の特徴は音声付き動画撮影に対応したこと。通常、一眼レフカメラは撮像素子の前に光を反射させるミラーを配置しており、シャッターボタンを押し込んだときのみミラーが跳ね上がって撮像素子に光が当たる仕組みになっている。そのため、撮像素子に光を当て続ける必要がある動画撮影ができなかった。

 D90はこの問題を解決するため、ライブビューの仕組みを動画撮影に応用。ライブビュー時はミラーを上げ続けて撮像素子に光が当たり続けるようにする。これを動画撮影時にも適用した。動画の記録解像度は最大1280×720ドットのHD画質に対応する。ほかに640×424ドット、320×216ドットも選べる。フレームレートは24fps。動画ファイル形式はAVIを採用している。

 デジタル一眼レフで動画を撮るメリットは、静止画と同じようにぼけ味を生かした動画が撮影できる点だ。明るいレンズや魚眼レンズなどの交換レンズを使った独特の撮影も楽しめる。ただ、動画撮影時はAFは作動せず、ピント合わせはマニュアルフォーカスを利用する。1回の連続撮影時間はHD画質時で最大5分となる。ほかの画質時は最大20分まで。

 サイズは幅132×高さ103×奥行き77mm、重さは620g。カメラ本体で画像のゆがみや傾きを補正する画像編集機能を備える。ほかに、シャッター速度で約3段分の手ぶれ補正効果を持つ標準ズームレンズ「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」が付属するレンズキット(実勢価格は約13万5000円)も用意する。

一般紙でも各所で話題に。一般のカメラで5分も動画が取れるのであれば、ネット配信が目的の場合にはかなり有用。時代がどんどん進んでいっている。

IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080827/313523/

 インターネットTVを手がける米Move Networksは米国時間2008年8月26日,米Microsoftから出資を受けたと発表した。すでに両社は,MicrosoftのWebブラウザ用プラグイン「Silverlight」とMove NetworksのインターネットTVサービスの統合を進めている。

 両社の協業により,SilverlightユーザーはMove Networksのストリーミング技術を利用したHD(高精細)インターネットTV番組を楽しめるようになる。一方,Move Networksの顧客はSilverlightを使って独自の広告やナビゲーションを含むリッチなインタラクティブ機能をストリーミング番組に導入できるようになる。Move Networksは,Windows Serverベースのエンコーディング技術やSilverlightのデジタル著作権管理(DRM)技術もサポートする。

 協業の第1弾として,両者は今回の発表前日にコロラド州デンバーで開幕した民主党全国大会の模様を公式サイトでライブ放送している。

 なお,米メディア(CNET News)によると,Move Networksは米ABC,米Discovery,米ESPN,米FoxといったパブリッシャにHDビデオ配信技術を提供しており,2008年4月には米Benchmark Capital,米Cisco Systems,米Comcast Interactive Media,米Steamboat Ventures,米Hummer Winblad Venture Partnersなどから4600万ドルの出資を受けている。

メモ。

Silverlight は先日のオリンピックでも飛躍はしていないという状況のようなので、これからどれくらいの速度で広がっていくのかには注目。

Tech Crunch Japanese
http://jp.techcrunch.com/archives/20080825no-matter-how-nbc-spins-it-olympics-web-strategy-comes-up-a-loser/

Silverlightベースのサイトを特別に設け、2000時間超のオンライン動画を出しても、NBCは好機をモノにできなかったようで、同局のオリンピックWeb中継の売上げは丸め誤差程度の水準に留まった。

NBCOlympics.comが流した動画ストリーミングは7200万本で、ページビュー12億件を獲得した。が、1日当たりの平均ビジター数では430万人で、Yahoo Sportsの470万人にも届かず(ソース: Nieisen Online)、動画すら出していないYahooに負けた。 

NBCが今日(米国時間8/25)ニューヨークタイムズに成功を裏づける統計を延々と並べているが、これはeMarketerが「NBCのオリンピック中継の動画広告収入はたったの$5.75M(575万ドル)」と金曜報じたことを受けたもの。 比較のため言うなら、今年3月CBSがNCAAバスケットボールトーナメントをサイトでライブ中継した際の動画広告収入は$23M(2300万ドル)だった。

天下の五輪なんだからNBCは、マーチ・マッドネスでCBSが挙げた以上の儲けは当然出せたはず。ところが、NBCはオンラインで視聴者が観れる素材に制限を加える決定を下した。特にライブストリーミング。これはTV視聴者の共食いを恐れ、TV放送のためウェブ生中継を犠牲にした。

だが、この恐れには実はなんの根拠もないことが実証されている。何故なら大体の人はどちらかひとつ選べと言われたらオリンピック中継はオンラインよりテレビで観る方を好むからだ。ウェブで流した情報をテレビで手短かに流すことで(女子ビーチバレー以外の、米国にメダルの見込みがない種目は短くていい)視聴者はもっと拡大できたものを、NBCはその大きなチャンスを逃した。

先に紹介したeMarketerの推計には、ページビュー12億件から入るバナー広告収入が含まれていないが、CPMによっては動画広告収入よりバナー広告の方が多く挙がった可能性もある。― 例えば$10のCPMなら$12M(1200万ドル)だしね。NBCが今回オリンピック中継で得た収入は合計$1B(10億ドル)で、大半はテレビ広告からの収入だから、どっちみち丸め誤差程度の微々たる水準であることには変わりないのだが。…ね?

ところがどっこい、これが丸め誤差で収まる話ではないのだ。 NBCは今回、五輪独占動画使用権に$900M(9億ドル)払った。つまり利益は大体$100M(1億ドル)で、ちょっと手を置くだけでメーターの針が振れるような(吹けば飛ぶような)利益水準だ。サイト運用およびバンド幅の経費を差し引けばオンライン売上げはたちまち泡と消えるだろう。こう置き換えて考えるといい。「経費から$25M(2500万ドル)出るごとに利益は 25%増えたはず」なのだと。

が、NBCは未だにウェブを、実験以上のものとは考えていないのである。

こちらは手厳しいほうの記事。確かに動画すら出していないサイトにユニークビジター数で負けるようでは、失敗といわざるを得ないか。それではそもそもトラフィックの誘導戦略を間違ったということになる。

Japan.internet.com の記事
http://japan.internet.com/wmnews/20080826/11.html

デジタル広告の熾烈な競争は、言うなればメダルのないオリンピック競技だ。しかし、真のデジタル化オリンピックの幕開けだったとみる向きの多い今回の北京オリンピックについて、少しずつ伝わってくる数字を用いて振りかえる価値はある。

調査会社 eMarketer によると、放送大手の NBC は、ビデオ ストリーミングの扱い方で多大な悩みを抱えていた (同社はテレビ放送した競技のライブ ストリーミングを行なわなかった) が、売上の面で一応の成果を出したという。eMarketer は、NBC が情報サイトの『NBCOlympics.com』で得た動画広告売上について、オリンピック閉幕までの金額が575万ドルにのぼるとの試算を示した。約 2週間の業績としては悪くない数字だが、今年1年のオンライン動画広告支出予測額と比較して、ほんの1%に過ぎないと eMarketer は指摘している。

アナリストの David Hallerman 氏は、コンテンツを視聴する上で NBC が Microsoft 製プラグイン『Silverlight』のインストールが必要だとしたことが、障壁の1つだったと指摘した。インストールの強制により、どうしても途中で止めるユーザーがある程度の割合で発生するからだ。

そればかりか、テレビの視聴率と食い合いになってしまうことを恐れ、NBC がオンラインで視聴可能な番組を限定したことも、ほぼ間違いなくサイトにおける広告売上の障害となった。

Nielsen の最新調査結果をみると、NBC のオリンピック情報サイトは1日平均427万人のユニークビジターを集めていた。悪くはないが最高の成績でもない。動画コンテンツの掲載こそなかったものの、相当なページをオリンピック情報に割いた Yahoo! は、1日平均473万人のビジターを集めた。

Hallerman 氏は次のように結論づけている。「今回の夏季オリンピックについて、NBC がオンラインで行なった活動には、銅メダルを与えても良いとみる向きもあるかもしれない。今回のオリンピックは、将来のオンラインイベントを体現した存在として、主要なスポーツイベント、トーナメント、プロリーグが、断片的ではなく大量の動画コンテンツをオンラインで提供する必要があることを確立し、高い基準を設けた」

媒体も違えば評価も違う。大成功といえなかったことは間違いがなさそう。様々な記事の中でも、上記の記事は比較的好意的に書いてある記事といえる。

BB Watch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/22833.html

 ニワンゴは、8月31日に開催されるアニメソングのライブイベント「Animelo Summer Live(アニメロサマーライブ) 2008 -Challenge-」について、動画共有サービス「ニコニコ動画(夏)」で同日16時よりイベントの一部をライブ配信する。視聴は無料で、先着1万名が参加できる。

 「Animelo Summer Live 2008 -Challenge-」は、8月30日と31日の2日間にわたって「さいたまスーパーアリーナ」で行われるアニメソングのライブイベント。ドワンゴと文化放送が共同主催するもので、追加発売分を含めて前売券は完売しているという。

 ニコニコ動画では今回、1万人の同時視聴が可能な「ニコ道館」において、31日開催分の模様をライブ配信。なお、イベントの一部を配信する形となり、参加アーティストすべての映像は配信されないという。また、ライブ配信中は、他の動画と同様にコメント書き込みも行える。

 なお、31日に出演予定のアーティストは、ave;new feat.佐倉紗織、石川智晶、ELISA、黒薔薇保存会、サイキックラバー、Sound Horizon、JAM Project、ドメスティック・ラヴバンド、中村繪里子・今井麻美・たかはし智秋・下田麻美 from THEIDOLM@STER、平野綾、福山芳樹、miko、美郷あき、May'n、桃井はるこ、MOSAIC.WAV、米倉千尋、Lia(50音順)。

ニコニコ動画は実は、ライブ配信プラットフォームベンダーとして化ける可能性があるのかも。

Flashベースで1万人規模のライブが何度も成功すれば、株主総会などものを言いたい視聴者がいる場合など、「お金をだしても配信したい大手」からの収益が見込める。技術的な部分がアニメファンなどの要求を満たすものであれば、一般に展開するのは比較的楽だろう。

Nikkei BP net の記事
http://www.nikkeibp.co.jp/news/it08q3/581678/

開発者の情熱が伝わる良記事。

単純に動画ライブを1万人規模で行う仕組みであれば、だいぶ前から RealServer 等でも実装されていたが、コメントを同期してライブ感を盛り上げる機能を実装し、実際にイベントが無事終了した、というのはFlashに限らずおそらく世界的にもほとんど例がないケース。

もっとも、1万人が集まってコメントで盛り上がるという事象が東アジア以外の地域で発生しにくい現象だが。

 

Japan Internet.com の記事
http://japan.internet.com/wmnews/20080811/11.html

 メディアが大々的に取り上げるようなイベントは年々、デジタル世界でも一大現象を巻き起こすことが増えてきた。『Super Bowl』もそうだったし、米大統領選挙もまさしくそうなっている。そして今度はオリンピックだ。

Lehman Brothers のアナリスト Doug Anmuth 氏によれば、8日に開幕した北京オリンピックは、五輪のデジタル化の出発点となるかもしれないという。Anmuth 氏は投資家向けプレゼンテーションの中で、北京オリンピックは五輪から Web 関連利益を引き出すという点で「重要な分岐点となる可能性のあるイベント」だと述べた。

広告支出だけを見ても、北京オリンピックは大当たりとなりそうだ。Anmuth 氏の予測によれば、企業がオリンピック関連のオンライン キャンペーンに投じる額は1億ドルにのぼるという。

もちろん、こうした特需の恩恵を受けるオンライン大手企業の代表格は Microsoft だろう。同社の MSN は、米国での北京オリンピックの独占放送権を持つ NBC Universal と提携し、オリンピック用サイト『NBCOlympics.com』を手がけている。

同サイトでは Microsoft の『Silverlight』技術を使って、計3500時間にのぼるオリンピックのライブストリーミングおよびオンデマンド動画を配信する。NBC がテレビで生中継する試合はオンライン配信しないが、多くは試合終了から数分以内で配信となる。

これまでの五輪は限定的なオンデマンド Web 動画でしか見ることができなかったが、米国では今回初めてライブ ストリーミングでの視聴が可能となる。広告枠については、配信の冒頭と中間に流れる15秒または30秒の広告が販売されている。

Microsoft はそのほか、予想されるオリンピック関連クエリの急増に対応するために検索エンジンの調整も行なっている。『Live Search』では熱狂を伝えるため、出場各選手について検索語としての人気やその上下動を示すランキングを提供するという。

ターニングポイントになりそうなところで、しっかりとおさえるのはMicrosoftのすごいところ。米国内で収益化の可能性が見えてくるようであれば、また市場の流れも変わってくる可能性はある。動画配信の成否はやはりコンテンツによる。

TechCrunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20080805myspace-to-offer-official-web-portal-for-presidential-debates/

大統領候補者討論会組織委員会(CPD)は秋の大統領選に向けて、ビデオのライブストリーミングとリアルタイム・アンケートを実施するオンライン・ポータルの提供をMySpaceに依頼した。このサイトはMyDebates.orgと呼ばれ、9月26日の第1回討論会に向けて一般ユーザーに広く公開される(利用にあたってアカウントを作る必要はない)。

CPD は11月の大統領選挙に先立って4回の候補者討論会を組織することを委任されている。(これは過去18ヶ月、予備選挙の過程で実施されてきた討論会とは別物)。MySpaceとの提携は、CPDとして大統領候補者討論会への一般聴衆のリアルタイム参加を可能にする初の試みとなる。

サイトを訪問すると、討論会をリアルタイムで視聴することができる。裏方のスタッフが討論をモニタし、随時、議論のテーマに応じて視聴者に対して質問を提示する。これは画面内に小さいポップアップで表示される。こうして、サイトでは大量のユーザー反応のデータをリアルタイムで収集できる。視聴者はさまざまなテーマに関する公衆の反応を即座に知ることができる。10月7日に予定されている〔聴衆からの質問を受け付ける〕「タウンホール討論会」でも、この MyDebates.orgに寄せられた質問の中から実際の質問がいくつか選ばれる予定だ。

MyDebates.orgでは、ユーザーは「Issue Card」と呼ばれるウィジェットを作成して自分のブログやウェブページにエンベッドすることができる。似たような機能をサポートするサイトは多数あるが、MyDebates.orgは切り札を隠し持っている。それぞれの討論会が実施される間、この「Issue Card」はミニ・ビデオプレイヤーに変化して討論会のビデオ・ストリーミングによる中継が見られるのだ。

公職選挙の討論会の組織委員会とオンラインサイトの提携はこれが初めてではない。 昨年は似たような提携がCNNとYouTubeの間で行われたが、結果は不満の残るものになった。しかし、予備選挙の討論会と総選挙本番の討論会では重みが比較にならない。MySpaceとCPDの新しいアプローチには期待が持てる。

テレビは選挙のプロセスを決定的に変化させてしまった。いわば、テレビは候補者をアメリカ人全員のリビング・ルームに招き入れたといえよう。ウェブは明らかに次のフロンティアだ。しかしまだその潜在的な可能性は十分に開花していない。今回、MySpaceが分りやすく、かつ情報豊富なサービスを提供することに成功すれば、普段選挙に無関心な何百万人もの有権者に投票所に足を運ばせる動機付けとして役立つかもしれない。

公職選挙法の縛りで、選挙期間中に何もできない日本よりかは断然進歩的。

インフラは世界一のものを整えているにもかかわらず、結局アメリカでの前例ができないと日本は動かない・・・。

毎日.jp の記事
http://mainichi.jp/life/electronics/cnet/archive/2008/08/06/20378411.html

 GoogleがDoubleClickの買収によって手に入れた技術が、Microsoftの「Silverlight」技術で表示されたビデオ広告の配信に利用できるようになる。NBC Universalは「Silverlight 2」をベースにしたプレーヤーを使い、北京オリンピックの動画をオンライン配信する計画だが、この動画にDoubleClickの技術が採用される見込みだ。

 Googleは米国時間8月5日、広告配信技術「DoubleClick In-Stream」の新機能として、Silverlight 2に対応させたことを発表した。DoubleClick In-Streamはすでに、「Flash」「Real Media」「Windows Media」に対応しており、これらの技術を使った動画広告の配信が可能になっている。DoubleClick In-Streamはまた、動画内に静的な広告を表示することもでき、MicrosoftとNBCは、同技術がライブ動画に最適のアプローチだと判断した。

 すでにDoubleClickの顧客だったNBC Universalは、In-StreamのSliverlight対応を強く望んでいた。NBC Universal Digital Mediaの販売企画および業務担当バイスプレジデントを務めるSteven Gold氏は、声明の中で次のように述べている。「DoubleClick In-StreamがSilverlight 2を新たにサポートするおかげで、ディスプレイ広告やモバイル広告にすでに採用しているのと同じプラットフォームで、オンラインビデオによる画期的な報道から利益を上げることができる。これで、販売チームと業務チームが本当に効率的に協力することが可能になる」

 Silverlightは、マルチメディアやアニメーションなどのリッチコンテンツをウェブ配信するためのブラウザプラグインで、Adobe SystemsのFlashに対抗する技術だ。Microsoftは、北京オリンピックがSilverlightの採用促進につながれば、と期待をかけている。視聴者の間でのオリンピック人気を考えると、あらかじめパッケージ化された動画とライブ動画の両方でオリンピック報道をウェブ配信することは、技術的に複雑なタスクとなる。

 DoubleClick In-Streamは、Googleの広告管理技術「DART」と統合されており、パブリッシャーはインターネット上で広告を提供したり、特定のユーザー層に向けて広告をターゲティングしたり、広告キャンペーンの効果を追跡したり、広告効果を予測したりできる。

Google が Microsoft の Silverlight を採用したのは、少し驚き。メモ。

BB Watchの記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/22678.html

  E-Times Technologiesは、同社が運営するライブ映像配信サービス「Stickam Japan!」での楽曲使用について、日本音楽著作権協会(JASRAC)とJASRAC管理楽曲の利用許諾契約を7月31日付で締結したと発表した。

 Stickam Japan!は、Webカメラを利用してライブ映像を配信できるコミュニティサービス。今回の契約締結により、8月1日よりJASRAC管理楽曲をユーザーが演奏・歌唱した動画のアップロードが可能になる。対象はユーザーによる演奏のみで、市販楽曲やカラオケなどのアップロードは本契約の対象外。

 8月20日にはJASRAC管理楽曲用の管理機能を追加し、ライブ配信を行うユーザーはライブ配信終了後に管理機能からJARAC管理楽曲の使用を申請する。動画ファイルや一部アカウントで利用できる音楽ファイルの場合は、アップロード後にJASRAC管理楽曲かどうかをチェックする。申請を行わないユーザーに対しては、運営側から警告などが送られるという。

国内に法人をおいてサービスを行うには、当然に必要な流れ。

ただし、初期のブレイクの段階では、むしろ国内にブランチがあることがむしろ足かせになる可能性もある。その辺りが動画系のビジネスの難しいところ。

TechCrunch Japanse の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20080728big-media-gets-serious-about-livestreaming-gannett-invests-10-million-in-mogulus/

ライブストリーミングによるビデオサービスのMogulusは今日(7/28)、新しい資金調達ラウンドの実施を発表する予定だ。調達金額は明らかにされないようだが、われわれが聞いたところでは、$10M(1千万ドル)クラスになるという。しかしいちばん肝心な点は金額よりも、金の出し手だ。USATodayを始めとする多数のメディアを傘下に持つ$4B(40億ドル)の大企業、Gannettが今回の投資者だという。

Mogulusは、ライバルのUstreamJustin.tvと同様、誰でもカメラとコンピュータとインターネット接続環境さえあれば、ライブでビデオ動画をストリーミング公開できる。従来のテクノロジーと比べれば巨額のコストが節約ができる。(衛星アップリンク機能を備えた中継設備などいらない)。

MogulusはSarah Austinのような新参のビデオブロガーがほんのわずかな予算でライブビデオ番組を放映することを可能にしている。一方で、今やメインストリームのジャーナリズムもこのテクノロジーを利用し始めた。たとえば、去る5月、ヒラリー・クリントンの問題発言はMogulusを通じて全国のメディアに流された

Gannettはここに目を付けたのだと思う。Gannettの記者たちは世界中で事件が起きるたびにMogulusを使っていち早くビデオ動画を撮ってウェブから配信できるようになるだろう。

Mogulusは現在まで約$13M(1300万ドル) の資金を調達している。これは Ustreamとほぼ同額だ。しかし、いかにGannettが後ろ盾になることになってもMogulusにはサービスを拡張する上で無駄にできる時間などほとんどない。噂ではYouTubeは今年中にもライブビデオ機能をローンチするという。

日本では全く盛り上がっていないLiveビデオサービスだが、ここ1,2年はアメリカの業界的には盛り上がりを見せそう。今年抜けたところが、大きくリードする可能性が高いか。

InternetWatchの記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/07/25/20371.html

  米国航空宇宙局(NASA)と、非営利のデジタルライブラリ事業を展開するInternet Archiveは24日、NASAの画像などを集めたアーカイブ「NASA Images」のWebサイトを公開した。

 これまでNASAでは、歴史的なフィルムや音声、動画、画像を21のコレクションに分けて保存してきた。今回これらをNASA Imagesの1カ所に集め、ネットで検索できるようにしたことで、より見やすくなった。

 今回のサイト開設は、NASAとInternet Archiveの5年間に及ぶ提携関係の第一歩に過ぎない。今後、さらに数百万の画像、何千時間もの動画、音声コンテンツが追加され、これらが容易に検索できるようになり、新たな機能も追加されていくとしている。

 NASA Imagesで公開される画像には、アポロ計画の画像のほか、ハッブル宇宙望遠鏡で撮影したものや、NASAが開発した実験的航空機の画像などが含まれるとしている。

メモ。

毎日.jp の記事
http://mainichi.jp/life/electronics/cnet/archive/2008/07/25/20377813.html

 Yahoo Musicのサポートは9月30日をもって終了する。これにより、利用者は10月1日以降、音楽を別のハードドライブやコンピュータに移すことができなくなる。

 Los Angeles Timesが米国時間7月24日に伝えたところによると、Yahoo Musicは利用者に電子メールを送り、同サイトの音楽に適用されているデジタル著作権管理を解除するキーの提供が打ち切られることを警告したという。

 筆者が同社広報担当者から聞いた話によると、この変更はRealNetworksのRhapsody音楽サービスとの提携に伴い2008年初めに公表されていたという。Yahoo Musicの利用者は自分の音楽ライブラリーを新サービスに移行することができる。

 Yahooのサブスクリプションサービスを利用していた人にとってはそれで問題はなく、Rhapsodyに移行しなければ支払いをやめた時点でライブラリーが消えることも周知されている。しかし、Yahoo Musicで音楽を購入した人はどうなるのだろうか。その音楽にもDRMは適用されているのだ。

 そう、その場合、期限後は音楽を移すことができない。

 驚いたことに、Yahooは、2008年に入ってからMicrosoftが陥っていた論争に真っ正面から飛び込んだのだ。この4月、MSNは廃止したMSN Musicサービスで購入された音楽に対する認証キーの提供を打ち切ると発表し、批判を受けた。このキーは購入した音楽に組み込まれている著作権保護ソフトウェアを解除するもので、これがないと音楽を所有していても別のコンピュータやデジタル音楽プレーヤーに移すことができない。

 キーがなければ音楽を移すことができず、コンピュータが故障すればその音楽は失われることになる。

 6月になってMicrosoftは期限を延長し今後3年間キーの提供を続けると発表した。Yahooは、この教訓に学ぶべきだろう。先の広報担当者は、購入した音楽をディスクにバックアップするよう6カ月間も警告してきたと言う。だが、これにはディスクにコピーすれば音質は低下するという問題が存在する。

 このたびのYahooの決定を機会に、アンチDRM派は、DRMで保護された音楽というものは本当の意味でユーザーの所有物にはなり得ないと声高に叫ぶだろう。著作権保護技術により、企業はいつでも音楽を消費者からとりあげることができてしまうのだから。

有料音楽配信ではDRMをはずす方向で動いている一方で、Yahoo!動画や、GYAOなどの無料動画配信でDRMをかけていく方向になっていることは、以前は考えもつかなかった状況。今後の方向性については、DRMあり、なし、もうしばらくはぶれそう。

 

Tech Crunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20080721justintv-reaches-1-million-users/

初期のライブビデオストリーミングサイトの一つであるJustin.tvが、2007年3月のスタートから1年あまりで登録ユーザ数100万に達したと発表した。

Justin.TVには、StickamMogulusUstream.tvなど競争相手が多いが、いまだにこの世界で強力な存在感を誇示している(メディア上のスタントを多く起用することによってメディアからの注目を維持)。彼らの競合状態は、過去にも 何度か取り上げたことがある。

3月には、Justin.TVの発足一周年における成長ぶりを見た。その記事の中では、ユーザ数などの統計データを紹介したが、同じデータが今日ではこうなる:

1,721,868 作られたフレンドシップ
90,609   作られたチャネル
522,794  お気に入りチャネル
95,253   セーブされたビデオハイライト
26,167   生成されたプレイリスト
24,478   放送されたイベント
61,562   YouTubeにアップロードされたビデオクリップ
62,278   送られたTwitterメッセージ
16,294   送られたMySpaceブレテン
119     放送されアーカイブされたビデオの総時間(単位:年)

Justin.TVは3月以降爆発的に成長し、65万の新規ユーザを獲得、その間の新規ビデオの総時間はぴったり62年となった。

米国内でのLiveのサービスでは Justin が一歩抜けた状況ということが、引き続き報じられている。コンテンツがエンターテイメント的で面白いというだけでなく、技術的にも自前で配信サーバーを構築しているのが大きいと思われる。

TechCrunchの記事で、Youtubeが今年中にLiveをはじめるという噂が流れたが、その続報はまだ流れていない。もしかしたら、Google自前でゼロから作るのではなく、どこかの買収を考えているのかも。そうするとJustinは買収対象の最右翼か??

Tech Crunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20080720start-streaming-qik-opens-to-the-public/

携帯電話からライブ・ビデオ・ストリーミングができるサービス、Qikがついに公開ベータテストを開始した。同時にQikは、指定したグループに限定したビデオ配信、セルフサービスのイベント・ストリーム、新しいエンベッド可能なプレイヤーなど、いくつか重要な新機能を追加した。

今回のベータテストでは、AT&T、T-Mobile、Verizon、Sprintなど多数の端末がサポートされている。またWindowsMobileプラットフォームのソフトウェアのテストも6月から始められている。Qikによると、サポートされる携帯電話の機種は今後さらに順次追加される。サポートされる機種のリストはここに。.

今回新たにサポートされた「グループ」機能では、ユーザーはビデオをアップロード、視聴できる相手を指定することができる。ここでは多様なプライバシーの設定が可能だ。「公開グループ」の場合は誰でもビデオクリップの投稿・視聴ができる。「制限グループ」の場合、誰でも視聴できるが、投稿は指定されたユーザーに限られる。「プライベート・グループ」では投稿・視聴とも指定された特定のユーザーに限定される。

Qikは「イベント」機能も導入した。イベント・サイトとはカンファレンスなど特定のイベントに特化した一時的なグループだ。従来、こうしたイベントサイトを作りたいユーザーはQik社に申し込みをする必要があった。今後はユーザーはセルフ・サービスで自らイベント・ページを作成することができる。ここではカスタム・ロゴが使用でき、一つのイベントに関する多数のビデオクリップをまとめて提供することができる。

TechCrunchではQikを過去数ヶ月試用してきた。ビデオの画質、携帯カメラからウェブに直接ビデオをストリーミングできる利便性など、結果はおおむね満足できるものだった。(アップロードの速度に関して若干トラブルを経験したが、この原因は多くの場合、携帯ネットワークのキャリア側にあった)。非常によく似たサービスとして、KyteFlixwagonその他がある。いくつかのサービスの簡単な比較レポートはここに

米国内であれば、ライブ配信はかなり評判になるのかも。IT系の展示会で大物のスピーチがあるときなどには、威力を発揮しそう。

携帯のキャリアに依存しないで配信できるのが日本の類似サービスとの決定的な違いか。

 

@IT の記事
http://www.atmarkit.co.jp/news/200807/18/flash.html

 ミクシィは7月9日に始めたSNS「mixi」の音楽配信サービス「mixi Radio」で、アドビシステムズのストリーミングサーバ「Adobe Flash Media Interactive Server 3.0」(Adobe Media Serverファミリの1製品)を採用した。ミクシィは何を評価して、同製品を選んだのか。アドビ側の担当者に聞いた。

 アドビのマーケティング本部 クリエイティブソリューション部ビデオグループシニアグループリーダーの古村秀幸氏は「数カ月前にミクシィから話があった」と明らかにした上で、「彼らは音楽配信の新しいサービスについて、『ソフトウェアをユーザーにダウンロードさせたくない』『ユーザー・インターフェイスをリッチにしたい』、そして一番大きなポイントとして『Mac、 Windowsの両方のユーザーに使ってもらいたい』と考えていた」と話した。

 「このような条件に合う技術は、Flashしかない」と古村氏は語る。Flash Playerはアドビの資料によると98%以上のPCにインストールされている。また、ActionScriptを使ったインタラクティブなUIも可能だ。さらにWindows、Macを問わず動く。

 しかし、Flashを使った音楽配信についてミクシィが考える「最大の問題点はセキュリティだった」(古村氏)。Flashを使った配信では YouTubeが有名。しかし、YouTubeはツールを使えば映像コンテンツをローカルにダウンロードできるなど、コンテンツオーナーにとっては評判がいいとはいえない。ミクシィもFlashを採用するに当たって、コンテンツオーナーの反応を意識したようだ。

 「配信サービスを展開する上で難しいのは、コンテンツオーナーと配信者が違うこと」。米アドビのAdobe Flash Media Server Services担当シニアプロダクトマネージャー ローレル・ライトマン(Laurel Reitman)氏はこう語る。コンテンツの流出を防ぎたいというコンテンツオーナーの要望を実現しながら、ユーザーが利用しやすい環境を整える必要があるためだ。

 古村氏らアドビ側はミクシィに対して、アドビが昨年12月に発表したAdobe Flash Media Interactive Server 3.0を提案した。アピールしたのはコンテンツを保護するセキュリティ技術と、海外での実績だ。

  Flash Media Interactive Server 3.0は、独自ストリーミングプロトコルの「RTMP」(Real Time Messaging Protocol)を128bitで暗号化した「RTMPE」を新たに実装し、ストリーミングデータの安全性を高めた。また、ハッシュ値をチェックしてオリジナルから改ざんされたり、別のホストに配置されたSWFファイルからはコンテンツを再生できないようにするSWF検証機能を搭載した。これによって偽のクライアントやリッピングツールから音楽が再生されることを防ぐ。

 米アドビのAdobe Flash Media Server担当プロダクト マネージャーのケビン・トゥス(Kevin Towes)氏によると、欧米ではFlashを使った映像/音楽配信サービスが拡大している。トゥス氏は例としてクウェートの米軍兵士のために行ったコンサート「Operation MySpace」を、Flash Media Serverを使って米国本土にライブ・ストリーミング配信したことを紹介した。衛星を使ってクウェートから米国本土に配信し、1億1000万人が閲覧した。

  HuluDisney.comもFlash Media Serverを使って映像のストリーミング配信を行っている。いずれもRTMPEやSWF検証などのコンテンツ保護技術を評価し、Flash Media Serverに決めたという。特にHuluは映像をブログに貼り付けられるなどソーシャルな取り組みを行っている。このようなコンテンツの柔軟な利用ができるのも「Flash Media Serverがコンテンツ保護を実現しているからだ」とトゥス氏は語った。YouTubeはインスタントアップロード、クイックキャプチャではFlash Media Serverを使っているが、映像配信はHTTPで行っている。

 古村氏らはこのような海外でのFlash Media Serverの実績をアピールし、ミクシィやmixi Radioにコンテンツを提供したレコード会社を納得させた。結果的にmixi Radioは30以上のレコード会社、コンテンツプロバイダーが協力することになった。

 国内最大のSNSであるmixiがFlash Media Serverを採用したことはアドビにとって追い風だ。同社は11月に同様にFlash技術をベースにした映像プレーヤー「Adobe Media Player」を国内でリリースする予定で、「現在、コンテンツプロバイダーと話をしている」(同社の代表取締役社長 ギャレット・イルグ氏)。mixiへの導入事例はコンテンツプロバイダーに対する大きなアピールになるだろう。

現状、Yahoo,GYAO,biglobe がMicrosoftの製品を使って動画の配信サービスを行っているが、これがAdobeに置き換わっていくかどうかというところに注目。Flashでは、Microsoft以外の製品ともかなり相性もよいと思われるので、どこかが乗り換えるとなった瞬間に、業界の地図が一気に入れ替わる可能性すらある。

その点でmixi が採用を発表したことは大きい。

注目。

TechCrunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20080701ustreamtv-just-got-a-redesign-but-justintv-is-still-beating-its-pants-off/



ライブウェブビデオでトップの座を争うレースに勝つのは誰だ。Google Trendsのウェブサイト部門とcomScoreをざっと見たところ、この4か月でJustin.tvが集団から一歩抜け出たようだ。Google Trendsによると、Justin.tvは30万人のユニークビジターを毎日集めている。一方Sickam.comとUstream.tvはいずれも6万人程度だ。comScoreはビジター数を月単位で集計しているが、同じような分析結果を示しており、Justin.tvの全世界月間ユニーク数が190万、Stickamが86万、Ustream.tv79万、Mogulus44万だ。(下図参照)。

いずれも競合各社のメインページへのトラフィックを測っているだけであり、ウェブのどこかに埋め込まれたビデオを見ている人の数は含まれていない。しかし、条件は同じなので全体傾向を見る指標としては問題ないだろう。

少なくともUstream.tvは、追い付くためには何かを変える必要があることに気が付いている。今日、同社は新デザインのサイトを公開し、 DIYブロードキャスターという、ビデオにテキストとグラフィックを重ね合わせる機能と、自分のビデオを何人が見ているかを測る指標の改善版の提供を開始 した。また、視聴者が配信者を個別に購読できるようになった。同社によると、6月のサイト外を含めた総ユニーク視聴者数は1000万人だという。登録ユー ザー41万人のうち、10万人がアクティブで、日に1万~1万5000本のライブを配信している。有名どころのユーザーは、Johnny Knoxville、Dane Cook、James Blunt、The Plain White Ts、両大統領キャンペーンなど。 TechCrunchITの編集人Steve GillmorもNewsGang LiveショウでUstream.tvを使っている。

しかし、まさにそこに問題がありそうだ。果たして、Steve Gillmorが分割画面でTwitterについて妻と話しているうしろで、猫がソファによじのぼっているところ(実際に今起きている)を見るのと、Justin.tvでビキニ姿のフランス人カウガールを見るのとどちらがいいだろうか。Steveには気を悪くしないでほしい、Justin.tvのライブストリームの特集番組の方がUstream.tvよりも、若々しくて面白いというだけのことなので。

何かしら、ブレイクするためには、お行儀の良いことをやっていてはダメということか。

Internet Watch の記事
http://streamservice.xsrv.jp/mthome/mt.cgi?__mode=view&_type=entry&blog_id=5

  米Ustream.TVは1日、大幅なサイトリニューアルを発表した。視聴者向けのユーザーインターフェイスの大幅な改良、放送者向けの多くの新機能導入が含まれている。

 最も大きなユーザーインターフェイスの変更は、「Upcoming」ページが追加されたことだ。Ustream.TVは生中継の放送が大きな魅力だが、生中継であるがゆえに見逃してしまうことも多い。そこでUpcomingページを見ると、最も人気を集めそうなイベントをリストアップして表示してくれる。日付と時間を見ることで、生中継を見逃さずに済むようになるだろう。放送を中継したい人は、自分の「My Shows」メニューからイベントをスケジュール予約し、このUpcomingページに表示させることもできる。

 さらに「Announcement」ページが設けられ、Ustream.TVで開かれる大きなイベントや新機能など、Ustream.TVを利用する際に必要となる発表が表示されるようになった。この情報はRSSフィードで購読することもできる。

 また、ログイン画面から「My Feeds」を登録しておくことによって、自分が好きな放送者をフォローし、新しい中継が行われるたびに通知してもらうこともできる。

 放送者にとって大きな新機能として、テキストオーバーレイ機能が用意された。中継のFlash動画の上に、スクロールするテキストやハイパーリンクなどをかぶせて表示できる。また、中継の中にYouTube動画を挿入し、それにテキストをかぶせて表示することもできる。

 数週間後には、オーバーレイできるコンテンツとして、テキストだけではなく、画像、RSS、チャットにも対応すると発表している。

 このほか、「My Shows」ページの中の「Metrics」を見ることによって、放送したコンテンツのユニーク視聴者数、トータル視聴者数、平均視聴者数を表示できるようになった。これらの数値はメールしたり、エクスポートすることもできる。

 Ustream.TVでは、数週間後にさらに多くの新機能を発表するとしている。

ライブサービスにおいては Justin.tv がユーザー数で突き抜けたという報道があったが、今後しばらくは機能強化などでのリリースが続くと思われる。注目。

BB Watch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/22331.html

 オッズ・パークは、7月1日より地方競馬のライブ配信を開始する。視聴は無料。

 今回のライブ配信は、TCバンクをP2P技術をベースとした多人数同時動画配信システム「BBブロードキャスト」を利用して行うもの。7月1日より金沢競馬場でのレースを配信開始したほか、7月7日の「オッズパークグランプリ2008 in 福山競馬場」や、7月11日の「第3回オッズパークファンセレクション in 笠松」を配信予定。このほかにも、オッズパークのおすすめレースを毎日配信する予定だ。

 配信は、オッズ・パークの実験サイト「オズパークラボ」にて行い、視聴には専用ソフト「BBブロードキャスト」のインストールが必要。配信形式はストリーミング、ファイル形式はWMVで、ビットレートは1Mbps程度となる予定だ。

競馬などのギャンブルコンテンツでは潜在的に動画の需要が多いものの、配信遅延の問題があるので本格的な展開にはなっていなかったが、どれほどそれが実用レベルになっているかが問題。

おそらく、まだ中央競馬でできるほどのレベルにはなっていないはず。

 

IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080701/309926/?ST=network

 USEN(本社:東京都港区,社長:宇野康秀氏)は2008年7月1日,同社が運営する動画配信サービス「GyaO」を全面リニューアルしたと発表した(発表資料)。トップページのデザインをユーザーごとにカスタマイズできるほか,全画面表示を含む3種類の画面サイズから好きなサイズで動画を視聴できるようになった(図1)。

 トップページにマイクロソフトが開発したプラグインソフト「Silverlight」を採用することで,ユーザーごとにドラッグアンドドロップでレイアウトを変更できるようになった。また,Silverlightを使って配信するコンテンツはMac OSでも視聴可能で,今後追加するコンテンツは主にSilverlightを使って配信するという。

 コンテンツに関してはこれまでの総合的な編成を見直し,アニメ,バラエティなどの13のジャンル別編成に変更した。その結果,利用者は自分の好みに合う番組を見つけやすくなり,広告主はよりターゲットを絞った広告出稿が可能になるという。またこれまでの動画だけのコンテンツに加え,テキストと動画を組み合わせたオリジナルのニュース記事やコンテンツの制作,ライブチャットなどの新たな試みも行なう。

 広告メニューについても見直しを行った(図2)。動画CMではGyaOの特徴である「属性別配信」を強化・充実し,地域別や性別といった属性に加えて,これまでよりも細かい5歳きざみの年齢別に広告配信を可能にした。また,バナー広告メニューをより大きくし,広告効果を高めた。また,CMの配信回数を保証する「リーチ保証」や,番組の始めに必ずCMを配信する「初回CMポジション固定」など,新しい概念の広告メニューも開始する。

すでにアナウンス済みであったが、アナウンスどおりリニューアル。MacOS でも閲覧可能になったのは大きいか。ただ、今回のリニューアルで収益化のめどが立つかどうかは疑問。

RBB Today の記事
http://www.rbbtoday.com/news/20080618/52085.html

 18日、ナビコンはインターネット上で配信されている動画コンテンツの番組を検索できるサイトをオープンさせた。

 このサイトは「navicon」といい、インターネット上の動画配信番組やライブ中継など、カテゴリーやキーワードでの検索や作品情報、番組情報などが、配信元およそ100サイト、登録作品数約40,000本、シリーズ数で7,500本の中から調べることができる。番組情報や最新ニュースなどは随時更新されていくが、対象となるコンテンツは登録された情報がベースとなる。動画投稿サイトなどは検索の対象外となっている。

 インターネット上のブロードバンドコンテンツに関する情報ポータル、ディレクトリサービスとしては、「RBB NAVi」が古くから存在しているが、インターネットがいわゆるネットサーフィンから動画視聴や特定サービスの利用と、その利用形態が変化しつつある現状において、類似サイト、TV局や映画会社など既存のコンテンツホルダーなどの参入など、今後増えてくるものと思われる。

メモ。

Internet Watch
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/06/12/19904.html

  ライブ中継ストリーミングサービスのUstreamは11日、イベントスケジュール機能を追加したと発表した。イベント主催者は日程をあらかじめ予約しておくことができ、その予定がUstreamのページに表示され、視聴者に告知できる。

 そのイベントに関心のある視聴者は「Follow」をクリックすると、通知をメールで受け取れる。イベントの日程が変更されたり、キャンセルされた場合にも対応でき、大事なイベントを見逃さずに済む。

 Ustreamは今回、そのほかにも埋め込み型プレーヤーのユーザーインターフェイスデザインを見直し、見栄えが洗練された。また、「Digg」「Facebook」「Twitter」「StumbleUpon」のボタンが表示されるようになった。これにより、Ustreamのイベントや動画について、簡単に情報を共有できるようになった。

 

ライブサービスの話題が半年ぐらい前に以上に多かったが、ひさしぶりに機能追加の記事。メモ。

BB Watch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/22134.html

  NECビッグローブが運営するBIGLOBEは、クラシック音楽専門のインターネットラジオ「BIGLOBE RADIO」を6月11日より配信する。利用は無料。

 「BIGLOBE RADIO」は、TBSラジオ&コミュニケーションズのデジタル/インターネットラジオ局「OTTAVA」で放送されているリクエスト番組「OTTAVA conbrio」を配信するもの。配信は、毎週月曜~金曜日の22時から25時にかけてライブ配信を行ない、このほかの時間はオンデマンド配信する。

 コンテンツのファイル形式はWindows Media Audioで、配信形式はストリーミング配信、ビットレートは44kbps、64kbpsを用意する。

GYAOですらコンテンツ配信事業では収益が上がっていない現状で、BIGLOBEのほうはどうなのだろう?ISPサービス全体の中で利益が出ればよいということであれば、それでもよいのだろうが。

産経MSNの記事
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/game/080427/gam0804271220000-n1.htm

 「おかあさんといっしょ」ライブ ネット通じDVD-Rに

 来年で放送50年を迎えるNHKの人気幼児番組「おかあさんといっしょ」スペシャルステージのDVDが、「DVDトースター」という新サービスを利用して、5月7日にリリースされる。DVDトースターは、店頭やWEBなどで購入するDVDビデオ作品を、一足早くインターネット回線を通じて家庭のパソコンのDVD-Rに焼き購入することができる新しいサービス。出来上がったDVDは手持ちのプレーヤーやパソコンで見ることができる。

 ダウンロードやストリーミングとは異なるこのサービスは、IT関連企業のウェブストリームが開発した技術で、NHKでは1年前からビジネスモデルとして検討に入った。

 企画制作のNHKエデュケーショナルの高橋典博プロデューサーは「流通経路が省けるので、時間を短縮でき、違法コピーも防げる利点がある。可能性を持ったツールとして期待しており、他の作品にも広げていきたい」と説明する。

 今回販売されるDVDは、今年3月、さいたまスーパーアリーナに6万人(2日間6公演)の観客を集めた「おかあさんといっしょ・スペシャルステージ ぐ~チョコランタンとゆかいな仲間たち・みんなおいでよ!うたのパレード」。今井ゆうぞうお兄さんと、はいだしょうこお姉さんの卒業ステージで、放送がなかったため、イベント直後から「早くDVDが欲しい」という多くの声が参加者から上がっていた。

 通常のDVDも1カ月後に店頭でも販売されるが、同サービスを利用すると、特典映像や歌本、パッケージはないが、ほぼ半額の1980円で見られる。

 「NHKとしては原盤を貸して課金するという流れ。永久保存できますし、お父さん、お母さんが子供にプレゼントするという形になれば」と同社の中嶋尚江プロデューサー。無料の体験版には多くのアクセス数があり、興味は持たれているようだという。

ネットでのコンテンツ流通を最終的に物理媒体にコピーするというのは有力な配布手段になりうる。こういった動きには注目。

読売新聞の記事
http://www.yomiuri.co.jp/net/cnet/20080428nt15.htm

 NBCでSports & OlympicsのDigital Mediaを担当するシニアバイスプレジデントのPerkins Miller氏は、NBCOlympics.comを成功に導くという使命を担ってきた。

 そのMiller氏に失敗は許されない。北京オリンピックが開幕すれば、同サイト上で放送される各競技の中継放送を数百万人の人々が視聴することになるのだ。

 Miller氏は米国時間4月23日、ZDNet Asiaが行ったインタビューの中で、期限を明確に意識していた。「われわれに残された時間は106日間だ」(同氏)

 NBCは、17日間に及ぶオリンピックの模様を同サイト上で放送し、さらに、その映像をアーカイブに保存する予定だ。その結果、ユーザーが生で視聴したり、見たい部分をオンデマンドで無料で呼び出せる映像は2200時間分に上ることになる。

 Miller氏は、同サイトをNBCがテレビ放送する映像の補完的なレポジトリととらえている。「テレビで放送しない25の競技をオンライン上で放送することを検討している。その結果、オンライン上のコンテンツ数はテレビ放送に比べ大幅に多くなるだろう」とMiller氏は語る。さらに同氏は、ユーザーからオンデマンドコンテンツのに対する強い要望が寄せられていたと付け加えた。

 同サイトのウェブビデオプレーヤーは、MicrosoftのウェブアプリケーションフレームワークSilverlightが基礎となっている。 Miller氏によると、NBCは9カ月前からこのプロジェクトを計画し、4カ月ほど前からMicrosoftとともに、より集中的なプログラミング作業を行ってきたという。

 開発チームは2008年2月に実用レベルのプロトタイプを開発し、その後、「さまざまなプロトタイプ」が制作された、とMiller氏は話す。 2008年中頃には再度テストが実施されるが、同時期にオリンピックの予選ラウンドが行われる。そこで開発チームは、その機会を利用し、ビデオプレーヤーのライブストリーミング機能のテストが可能になる。

 開発チームは、プロトタイプの段階から、同プレーヤーのユーザーエクスペリエンスの向上に注力してきた。例えば、ナビゲーションインターフェース、マネジドビットレート(ユーザーの接続速度にビデオの画質を合わせる技術)、検索、アーカイビングを容易化するためのストリーミング映像のメタデータタギングなどだ。

 「私が最も気にしているのは、素晴らしいユーザーエクスペリエンスを提供できるか、彼らがすべてのコンテンツを検索できるか、さらに、将来ユーザーが(同サイトに)戻ってきて、われわれのプラットフォーム上で消費し続けてくれるか、という3点だ」(Miller氏)

 しかし、このユーザーエクスペリエンスは、ユーザーが視聴中に表示される広告の影響を受ける。Miller氏によると、NBCはオンライン広告配信のDoubleClickと提携しており、Silverlightプレーヤーは、同社から提供される「ダイナミック広告」を表示するという。

 またMiller氏は、放送した映像に対する海賊行為についても懸念していると語る。この問題に対処するため、NBCは国際オリンピック委員会(IOC)と緊密に連携し、コンテンツにフィンガープリントを埋め込んで著作権者を保護したり、YouTubeなどのユーザー生成コンテンツサイトに協力を求めるなどの取り組みを行っているという。

一般紙なので、一般的な内容になっているが、米国内でのオリンピックライブ放送がどのような結果になるかは、興味深いところ。

CnetJapan の記事
http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20372047,00.htm

 MicrosoftのMSN Entertainment、Video、SportsのゼネラルマネージャーであるBennett氏は、現在は(音楽ダウンロード販売を)停止している 「MSN Music」サービスの以前の顧客に対して、8月31日以降は、購入済みの楽曲向けにDRM(著作権保護技術)キーを発行しないとの新方針を、米国時間4 月22日に明らかにした。これはつまり、顧客は購入した楽曲を、認証済みのコンピュータ上では、そのハードウェアが利用可能な限りは再生できることを意味 しているが、8月31日の期限後は、新しいコンピュータへ楽曲を転送することはできなくなる。

 CNET News.comとのインタビューにおいて、Bennett氏は、DRMキーのサポートを継続することは非現実的であり、この問題が影響を及ぼす人々の数 は「ごく少数」に過ぎず、今後は「Zune」に特化したサービスを提供していくことが最善の方法であるとの結論に至ったことを明らかにした。また、 Bennett氏は、DRMで保護された音楽配信を提供するのは、Microsoftにとっては不本意な決断であったとも語っている。

 DRMライセンスを提供するサーバを閉鎖するとの決定は、「OSのアップグレードがある度に、DRMの対応を図ることは、すぐにかなり複雑なもの となる」との理由で下されたことも、Bennett氏は明らかにしている。「毎回、サポートに関する問題が持ち上がる。ライセンスをダウンロードすること ができないため、多くの人々がサポートを求めてくる。その度に、新しいコード、新しいコンフィギュレーションを作成することが求められる。(中略)今後の 最善の対策は、Zuneのみに集中することであると、われわれは心より確信している」(Bennett氏)

 Microsoftは、2006年11月にMSN Musicのサービス提供を中止し、MSN Musicを「iTunes」に対抗する合法的な音楽販売サイトとする計画は失敗に終わった。その後、Microsoftは、デジタル音楽プレイヤーの Zuneと、Zune向けに音楽を販売する「Marketplace」に、同社のリソースや対応を集中させてきた。

 これまで18カ月間は、Microsoftは、MSN Musicの以前の顧客に対して、購入した楽曲ライブラリを新たなコンピュータ上へ転送できるように、サポートの提供を継続してきた。新たにDRMキーを 提供するのを中止するとの決定は、大きな批判を呼んだ。これまで批評家は、DRMに関して、消費者を犠牲にしながら、合法的に購入された楽曲のコントロー ルを可能にする手段であると、長きに及ぶ批判を展開してきた。今回のMSNの状況は、まさにその良い例である。

 Bennett氏は、Microsoftの下した決断を擁護している。Microsoftが楽曲をDRMで保護することを、当初から望んだわけではないというのが、Bennett氏の持論である。

 「当時からDRMフリーの楽曲を提供することが可能であったならば、われわれは絶対にそうしたはずだ。この件については、レーベル側とも話し合い をした。Microsoftとして、われわれはこの要求を続けてきた。Zuneは、DRMフリーのMP3楽曲の集大成となっている。そして現在では、音楽 業界も前進している。レーベルは、DRMを想定した通りに活用しようとするならば、システムを違法に用いようとするユーザーではなく、合法的に音楽を購入 したユーザーに手ひどい扱いを加えることになってしまうことがあるという、DRMの負の側面を理解するようになってきた」と、Bennett氏は述べた。

 さらにBennett氏は、Microsoftが知的財産の保護を非常に重要と考えてはいるものの、不当な制限を受けることなく、人々がメディアを利用できるようにしたいと願っているとの見解も明らかにした。

 Bennett氏は、「誰もこの状況を予想しなかった」と述べ、「われわれの好きなことではない。われわれは簡単にできるだけ顧客を傷つけないよ うにしたい。長期的に見て、Microsoftから楽曲を購入したい人はZuneに移ることが最善であるとわれわれは心から感じている」

 MSN Musicの元顧客は自分たちの持っている楽曲をCDにバックアップできるとBennett氏は述べた。しかし、楽曲を再度取り込む時に生じる音質の低下についてはどうだろうか?

 「われわれは楽曲を160kbpsで配信している。私の個人的な経験では、それほど忠実度を損ねることはないだろう」(Bennett氏)

DRMをかける場合の今後起こる問題点などを象徴したような内容。AdobeのサーバーでもDRM対応になるが、サービス停止後にどのような対応になるかが難しい。DRMでの配信を提供するチャネル自身の信頼度や方針が将来的な利用にも大きく影響する。その意味ではやはり物理媒体での提供のほうが断然分かりやすく、購入者側のリスクは少ないか。



TechCrunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20080417tools-for-your-video-career/

メモ。非常に参考になる内容。

利用するプラットフォームについては、Youtube以外のものについては国内で使うにはちょっとというものもあるが、英語を苦にしない人であればOKというところか。ライブ配信については、国内での可能性はまだ未知数。

IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0804/16/news139.html

 USENは4月16日、企業向けの動画配信受託サービス「GyaO STREAM」を始めた。企業がGyaOのインフラを使い、自社サイトなどで動画を配信できる。

 (1)企業から預かった動画をGyaOサーバを通じて企業のサイトで配信する「type VOD」、(2)映像を企業サイトでライブ配信する「type LIVE」、(3)ストリーミング配信の設備を持っている企業に、GyaOの大規模なバックボーン回線を提供する「type TRANSIT」――の3種類。

 ファイル形式はWMVで、DRMの有無を選べる。日ごとや週・月ごとのアクセスログを集計したデータも提供する。動画配信に障害が起こった際などに対応するサポートセンターも準備した。料金は数十万円程度から。

 今年9月以降、ハイビジョン配信対応の「type HD」、動画をダウンロード形式で配信する「type DOWNROAD」、携帯電話向けに動画を配信できる「type MOBILE」を提供する予定。


「いまさらインフラのサービスか」、という印象。Jstreamなどでもかなり苦戦しているようにも思われるので、アプリケーションのサービスのレベルで勝負したほうがよいと思うが。


兜長ネットの記事
http://www.kabutocho.net/news/livenews/news_detail.php?id=77684


市場はシビア。
この間の小林製薬の制作という具体的な顧客が見える直接的なものには敏感に反応したにもかかわらず、概念的な発表では材料とならない。新サービスの発表による期待感だけで株価が上がる時代はとうに過ぎてしまったということか。

4月10日の記事

IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080415/299028/


 米Microsoftは,リッチ・インタラクティブ・アプリケーション(RIA)表示用のWebブラウザ・プラグイン「Silverlight」を,新 たに複数の大手メディア企業およびコンテンツ企業が採用すると発表した。米国時間2008年4月14日,米ラスベガスで開催中の「NAB Show 2008」で明らかにしたもの。

 Microsoftによれば,米Madison Square Garden(MSG)Interactiveをはじめ,ヤフー(Yahoo! JAPAN),中国Tencent,スペインのAbertis TelecomとTerra Networks Operations,韓国のSBSiやMNetなどがSilverlight技術をベースとするプロジェクトを進めているという。

 具体的には,MSG Interactiveはオンデマンドによるデジタル・エンタテインメントおよびスポーツ・イベントのライブ配信にSilverlightを使っており, Abertis Telecomは2カ月以内にサービスを開始する新しいスペイン語のビデオ配信チャンネル用に同プラットフォームを採用する。Terra Networksは,18カ国でサービスを展開するオンラインのビデオおよびTVサービス「Terra TV」のHDチャンネルにSilverlight技術の採用を予定している。Yahoo!とインターネット・ポータルのTencentは,将来的なビデオ 配信およびインターネット・サービスに同技術を採用する予定だという。

 Microsoftは同日,デジタル著作権管理(DRM)技術「PlayReady」を組み込んだコンテンツ保護技術「Silverlight DRM」についても明らかにした。Silverlight DRMは,MicrosoftのDRM技術「Windows Media DRM 10」と互換性があるほか,ライブおよびオンデマンドのストリーミング,プログレッシブ・ダウンロードといった配信方式に対応する。2008年内に公開さ れる「Silverlight 2」はDRM対応になるとしている。

先行者メリットで、動画配信のテクノロジーの分野ではMicrosoft が Adobe をリードしている感じがある。Adobeでどこまでコンテンツ企業から受け入れられて効果的なサービスが生み出されるかは興味深い。投稿サイトのフォーマットはほぼAdobeが優勢と思われるだけに、現段階では予測自体が難しい・・・



Cnet Japan の記事
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20371267,00.htm

 世の中には実際の需要を超える「ライブストリーミング」サービスがあるように見えるが、それでもUstream.tvはシリーズAラウンドで1110万ドルを集めた。ベンチャー投資会社DCMのほか、既存投資会社のLabrador VenturesとThe Band of Angelsが資金を提供した。

 とはいえ、Ustreamはこの分野では一歩抜きんでたストリーミングサービスで、Digg Town Hallのような注目を集めるライブウェブイベントでも選ばれている。

 Ustreamは今回調達した資金を使って、製品開発と「高まっているインタラクティブブロードキャスティングプラットフォームに対する需要に対応すること」に力を注ぐ予定である。言い換えれば、厳しさを増す環境の中で競争力を強めていくためということだ。

 Qikなどの新たに登場したライバルがより最新のモバイル機能を提供しており、Yahooなどの大手技術企業も自社独自のストリーミングサービスを導入し始めている。

Microsoft による買収の噂もあったが、次のラウンドでもっと大きくなる可能性があるということか。

Tech Crunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20080409qik-raises-3m-for-live-mobile-streaming/

今週始めの噂どおり、ライブモバイルビデオストリーミングサービスのQikが、Marc Benioff、Arjun Gupta、George Garricらによる$3M(300万ドル)のシリーズB資金調達ラウンドを完了した。

Qikではユーザーがカメラ付携帯からテレビやゲーム機、ウェブなどのさまざまなプラットホームにビデオをストリーム送信できる。現在は一部のNokia製電話機でしかQikを使用できないが、同社ではJava対応のスマートホン全機種をサポートする計画だ。

競合にはMogulusKyteがいる。 Qikはこれで合計$4M(400万ドル)を調達した。同社は最近Justin.tvとの提携によって、モバイル機能を利用したライフキャスティング[日常生活のライブ中継]サービスの提供を開始した。

米国内でのライブサービスでは、まだまだ景気のいい話(将来についての期待)が多いようだが、この流れはあまり日本には関係がないか・・・
ケータイWatch の記事
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/39388.html

 中国放送は、同社が運営する広島東洋カープの携帯向けサイト「RCC広島カープ」にて、広島カープ主催試合をiモード向けにライブ配信する。利用料は1試合につき315円。

 今回配信が開始されるのは、広島カープ主催の試合をiモード向けにライブ配信するというもの。中国放送が見られない地域や、試合のテレビ中継が無い場合でもカープの試合が見られるといったメリットがある。

 同サイトでは動画配信のための新コーナー「激カープライブ」が用意される。アクアキャストのストリーミング配信システムが採用されており、試合 の模様がほぼリアルタイムでストリーミング配信される。パケット通信方式で利用でき、専用のiアプリを使用。横向き表示にも対応する。

 同サイトへのアクセスは、「スポーツ」→「野球」から。
1試合315円にプラスパケット通信料金ではかなり高いか。

IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/28/news005.html

吉本興業は、「Yahoo!動画」上でお笑い動画配信サービスを始める。CS放送は終了し、ネットにリソースを集中。大御所・新人問わず出演させる予定だ。
2008年03月28日 00時00分 更新

 吉本興業は3月27日、同社のお笑いコンテンツを配信するサービス「Y∞Y動画」(ワイワイ動画)を4月1日に始めると発表した。無料動画を中心に、同社サイトと「Yahoo!動画」で公開する。これまで展開していたCS放送は3月31日に終了し、ネット配信にリソースを集中する。

 同社はYouTubeやニコニコ動画に公式チャンネルを設置するなど、ネット展開には積極的。新たにヤフーの集客力を活用して露出を拡大し、大御所・新人問わず出演させ、本気でネットに切り込む。

ネットなら「CSより質のいいものができる」

 コンテンツは同社が自主制作。お笑いライブやオリジナルドラマのビデオオンデマンド配信、「ヨシモト∞ホール」(渋谷区)のお笑いライブの生中継も行う。一部、有料コンテンツも販売する。

 CSの「ヨシモトファンダンゴTV」は3月31日に終了する。ファンダンゴTVを始めた当時はブロードバンド環境が普及しておらず、CSという選択肢がベターだったが、「今や『時間制限がない』『コマーシャルがない』というブロードバンドの方が、質のいいものができると判断した」と、よしもとファンタンゴの中井秀範社長は言う。

 今後は、Y∞Y動画をプラットフォームとし、自社製作・自社配信を進めていきたいという。ファンダンゴの中井社長は「放送という枠を超え、ブロードバンドに特化した新番組、あるいは逆にここから地上波に上がっていくような新企画をどんどんやっていきたい」と述べた。

 権利関係の問題も、ネット配信を後押しした。地上波やCSにコンテンツを配信すると、一般的に放送局との権利関係が生じるため、例えば動画共有サイトなどに自社コンテンツを配信したいと考えた場合に、権利の複雑さがボトルネックになってしまうこともある。

 吉本興業の場合は、製作者と出演者の双方を自社内に持っており、コンテンツを自力で作れる分、配信まで自社でカバーできれば2次利用も一気にしやすくなるという。Yahoo!動画でも配信は吉本側が行い、Yahoo!動画のページには再生ボタンだけを置く形になるという。

ヤフーと提携も

 吉野社長

 吉本興業とヤフーは業務提携も検討する。「ヤフーとの協力関係をさらに深化させていきたい」と同社の吉野伊佐男社長は話し、両社で新たなビジネスモデルを構築していく考えを示した。ファンダンゴの中井社長はヤフーについて「ブロードバンド上での最大最強のパートナーを得た」と述べる。

 グループ会社のベルロックメディアと共同で秋ごろから「スポンサードコンテンツ」のポータルサイトを始めることも検討している。芸人がスポンサーの商品を使ってネタを披露する――といった動画の配信をイメージしており、実現すればCMとは別の新たな広告コンテンツとなりそうだ。

吉本がどれほど本気か見てほしい

 発表会には人気芸人も

 「吉本がどれほど本気なのかを見てほしい」(中井社長)――同日都内で開かれた発表会には、「Y∞Y動画を盛り上げる芸人」として、西川きよしさんからオリエンタルラジオまで、第一線で活躍する8組12人の芸人が登場した。Y∞Y動画には、東西・大御所新人問わず登場させるという。

 質疑応答では「ギャラはダウンロード数による歩合で発生するのか?」という質問に、吉野社長が「たくさんアクセスを稼いだ人がたくさん報われるというのは間違いない」と発言し、登場した芸人が沸くという一幕も。

 自分のやってみたい番組について聞かれると、世界のナベアツが「(西川)ヘレンさんのアイコラ」、オリエンタルラジオの中田敦彦さんが「相方が抱いたタレントさんをゲストに」と発言して会場は大いに沸いた。

自分もCSを見ていたりはするが、やはり操作性やコンテンツの質などで地上波には及ばないし、手軽さではネットに敵わない。CS衛星放送というのをやっている国が日本だけという感じなので、だんだん不要になっていくのは仕方のないことか。

TechCrunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/justintvs-birthday-stats%e2%80%9457-years-worth-of-video-and-counting/

ライブビデオのストリーミングサイトJustin.TVローンチしてからちょうど満一年になる。今や競争相手には事欠かない(Ustream、BlogTV、Kyte、Stickam、Mogulus、Yahoo Live、LiveVideo)。われわれの紹介記事はここにも。しかしJustin.TVはこの誕生したばかりのマーケットでしっかり存在を確保しているようだ。CEOのMichael Seibelは「Justin.tvには50年分以上のビデオがアーカイブされている。しかもこの30日で10年分のビデオがアップされる勢いだ」と述べた。

Justin.TVが発表したデータを以下に紹介する。過去1年分と過去30日分のデータがある。


過去1年分の統計

* 87,331,037 ページビュー
* 24,954,403 ユニーク訪問者s
* 57年分のビデオ・アーカイブ
* 28,106 延べチャンネル数
* 356,197 登録ユーザー数
* 73,754 ユーザー生成ビデオクリップ数

過去30日

* 21,409,755 ページビュー
* 5,963,775 ユニーク訪問者
* 11 ビデオ・アーカイブ
* 6,954  延べチャンネル数
* 73,534 登録ユーザー数s
* 26,500 ユーザー生成ビデオクリップ数

ピークの数字

* 3.6 Gbps ビデオ
* 32,000 同時視聴者数

アップデート:Justin.TVのグラフ。ページビュー、ユニーク、常連。(世界ベース)

justintv-graph.png

こちらはcomScoreのトラフィックの比較数字。(Justin.TVは赤い線)。こちらはだいぶ数字が違う。2月にはわずか29万3千のユニーク訪問者しか計上されていない。(Justin.TV側は600万と主張)。これはアメリカ国内だけの数字だが、comeScoreの世界ベースの数字ともだいたい同じ傾向でマッチする。デスティネーション・サイトとして他のサイトと比較した場合の大まかな傾向をつかむためにグラフをかかげた。(こちらはAlexaCompete)。どうやらUStream、BlogTVの上をいっているようだ。

justintv-chart.png

しかしKyte.TVやStickCamには及ばない。(しかしこれらのサイトの数字は信頼すべき統計とするには低すぎる。今の時点では真相は誰にもわからない)。

justintv-chart-2.png

Liveのサービスに関しては、これから先さらに競争があると思われるし、国際的なLiveをどうやるかなどによって、かなり様相も変わってくると思われる。

NIKKEI NET の記事
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20080321AT1D2000L20032008.html

 テレビ局などが相次ぎ地上波で放送したアニメを、動画配信サービスを使ってネットで配信する。日本テレビ放送網は放送翌日にUSENの動画配信サービス「GyaO(ギャオ)」で無料配信。アニメ企画制作のGDHは米動画サイト「ユーチューブ」などを活用し、海外に限定して配信する。番組の認知度を高めることや動画サイトに投稿する行為に歯止めをかけることなどが狙いだ。

 日テレは4月にスタートする深夜アニメ「RD潜脳調査室」を放送翌日に配信する。複数のメディアにほぼ同時に露出することで番組の認知度が上がり、地上波の視聴率を押し上げる効果があると判断した。(12:08)

テレビの収益源として、「即時ライブ性のあるニュース」とドラマやアニメのように「オンデマンドでもよいコンテンツ」では、扱いが変わって、いろいろな模索がされると思われる。

現状は、大手のスポンサーを持ったテレビ局が中心となって、安心してコンテンツを作る体制が出来上がっているが、テレビの広告効果がさがってくると、このあたりの構造が大きく変化する可能性はある。

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