SEO の経験の多い方であれば、複数のドメインで重複・あるいは類似コンテンツを作成して、検索結果を自分のコンテンツで占有してしまおうとすることはスパム行為に該当することは、基本とさえいえる事柄である。もし、そういううことを行っていて、検索エンジン側に判明してしまった場合には、インデックスの削除など厳しい措置が取られてしまうことも覚悟しなければならない。

このことは、Overture や Google Adwords といった有料広告でも基本的には同じなようで、一応それらしいガイドラインも公開されている。
http://listing.yahoo.co.jp/support/editorial/ss/01/policy_duplication.html
https://adwords.google.com/support/aw/bin/answer.py?hl=jp&answer=146527

ただし、ここからちょっと進んで、実体は同じでも、会社の「法的な実体」を変えて、「同じキーワード」で「複数のホームページ」を「別アカウント」で広告を行っている場合、特に問題なく検索画面の上位に複数表示されることもあるようだ。

たとえば以下のサイト群。
http://www.tokyo-video-factory.com/
http://www.video-satuei.com/
http://www.video-seisaku.com/
http://xn--hoqv7bz90bt6c.com/

上記のそれぞれは、法的な実体は違うのだが、住所が同じで、一番下の電話番号やFAX番号も照合すると同じである。いくつかのキーワードで広告を出稿し、それらが上位表示される。

「あ、有料広告の場合、これはOKなのか」と思い、とはいえ実際に自分でやるとなるとアカウントの停止などが怖いので、半年ほど前に上記実例を挙げて、「うちもやりたいのだけど、法的実体が違えばOKですか?」とOverture と Google の両方に問い合わせみたことがある(もちろん、アカウントを持っている実名で)。

Overture からは、すぐに返事があり、「ガイドライン上、類似のコンテンツは掲載しないことになっている」といった趣旨の返事で、明確な表現は避けていたものの暗に違反行為に該当するような回答だった。一方、Google に関しては返答をいただけなかった。(ちゃんと届いたのかな、というくらい。)

それから半年以上たっているのだけれども、この広告群は Overture と Adwords に出稿され続けていて、上位表示もされ続けている。

有料広告の場合には、ちゃんとした契約関係が成立していれば、「大きな枠で出稿したい」「複数の枠に出したい」、などの希望はあってもよいのかな、という気もするので、上記のやり方が問題があるのかは個人的にはよくわからない。ただ、実際にやってみてもよいのか?と思ったときに、正式に問い合わせをしても「よくわからない」というのは困ったものである・・・
Youtube Biz Blog より
http://ytbizblog.blogspot.com/2010/01/video-page-gets-makeover.html

ワンクリックでオプトインするだけで、新しいビデオ閲覧用のページになるとのこと。

さらっと試してみたが、悪くはない印象。評価が「好き」「嫌い」だけになるのはちょっとどうかという感じはするが・・・

それにしても、Google の正式なブログにしては、購読者が今日時点で46というのは少ない。日本でFeedを取得している物好きは私くらいのものかも。
海外の記事で正しい Video SEO に関しての認識を持った人のまっとうな記事。

Video SEO vs. Traditional SEO, Misconceptions & Opinion

How is practicing video SEO different from regular SEO?

This is a great question.  In my opinion, being that I am a SEO professional with a background that pre-dates video SEO, I see very little difference in terms of best practices for video SEO.  In the end, video SEO is purely an extension of SEO and it is primarily about:

  1. Creating quality, engaging, and unique content.
  2. Publishing that content in a way that it can be easily indexed by search engines,
  3. And describing that content in a relevant manner that follows best practices for SEO.

The only differences at this point in time are that;

  • #2 is a bit more tricky with regard to video indexing as guidelines often change and search engines are still working to better understand Flash
  • #3 is primarily about on-page text and metadata

In the future, I see both of these differences becoming less and less relevant as search engines becoming more attuned to crawling and classifying multimedia content.  In the end, video SEO, much like traditional SEO, will be about creating great content, and publishing that content according to publishing best practices.

訳はご自分で。

Google については、上記の記述は全て正しいといえるだろう。

ただ、 Woopie を使っていて、しかも恣意的に自社のGYAOのコンテンツやパートナー企業の動画を上位表示させる Yahoo! Japan では(特に後半の記述は)全くそうはならない可能性は高いことは心に留めておく必要はあり。
先週、「映画の公式PRサイトが、なぜか引っ越しの一括見積もりサイトに・・・」という記事を書いたのだが、今日(2009年12月11日)改めて映画のタイトルで検索してみたところ、Googleの検索結果からきれいに消えている。

Google様がこんな泡沫ブログを読んで人的に手動で対応するとも考えにくいので、今週のパーソナライズド検索の導入のようなタイミングで何らかのものを発動した、と考えるのが妥当か。

Yahoo! と Bing はどうか、というと、これは以前のまま引越し屋の比較サイトがトップに表示される。

アメリカなど英語圏ではこういったことがあると、Googleのシェアが圧倒的なので、見せしめの意味もあったりもしてコミュニティなどで大騒ぎになるのかもしれないが、日本ではシェアの関係もありあまり誰も関心を持たないか。(そもそも、中古ドメインを高値で買って始める人も多くはないのだろうけど)

いずれにしても、こういった小手先のテクニックはこれからますます通用しなくなるということだろう。

地道に良いサイトを作りましょう。
以前、「映画のPR用の独自ドメインサイトが、2年以内で半数以上がなくなっている。」 という記事を書いたのだが、これに関連したトピック。

一昨年公開された「たとえ世界が終っても」という映画があり、そのPR用の公式ホームページが以前は独自ドメインで運用されていた。出演されている 俳優さんたちは、演技派として評価の高い方が多く、Amazon などでのユーザー評価も比較的高い映画である。

たとえ世界が終わっても CYCLE SOUL APARTMENT スペシャル・エディション [DVD]

その映画の公式ホームページとして利用されていたドメインが、今ではなぜか引っ越し業者への一括見積もりのサイトになっている。

そして、映画のタイトル「たとえ世界が終っても」で検索すると、国内の主要な検索エンジンである Yahoo! Japan、Google、Bing ともにこの引越し見積もりのサイトが最上位といえる場所に表示される。(いずれも、2009年12月4日現在)

Google は、「サイトの所有者が変わったら、サイトの品質スコアはリセットされる」とコメントしているようだが、実際にはそうはなっていない。Yahoo! や Bing においても、そういったことを自動判別するのは現状は難しいのだろう。

Whois データベースで現在のこのドメインの所有者を調べてみたが、やはりSEO関連の会社さんだった。SEO的に価値が高いのに放棄されるドメインを取得し、それらを中古ドメインとして販売しているらしい。

こういったことは、

・短期間しか利用しないのに独自ドメインを取得して、すぐに放棄してしまう側
・品質スコアのリセットを確実に行えない検索エンジン側の技術
・上記のような隙をついて、中古ドメインを取得する側
・そういうドメインを買って利用する側

それぞれの問題が絡んで、こういった事象が発生していると言えそう。

ただ、「問題」といっても法的には誰にも全く違法性も発生しなさそうなので、あくまでモラルというか、考え方の問題で、「世の中にはいろんな商売のやり方があるものだ」と言う程度のもの。(ドメイン価値をリセットされたりするリスクが怖いので今後はやりにくいビジネスだろうけれども。)

それにしても、映画の「公式サイト」だったドメインが、ほかの人に取得されて「ファンサイト」と称してアフィリエイトサイトになるのであれば、その作品に対しての多少のリスペクトも感じられるので、まだありなのかな(それもやな感じだけど)とは思う。しかし、さすがに映画とは全く関連性のない、引越し屋の見積もりサイトになって無機質に売りに出されているのはなんだかなぁ。
ASCII.jp の記事
http://ascii.jp/elem/000/000/478/478633/

GoogleやYahoo!、Bingの動画検索サービスの検索対象は、主にYouTubeやニコニコ動画、Dailymotion、Ameba Visionなど、主に動画共有サイト上の動画コンテンツ(シェアード型)。企業の公式サイトで提供されている動画コンテンツ(ホスト型)を、動画検索サービスを通じて探し出すことは比較的困難な状況になっている。

今回のトライアルは、Jストリームが同社の顧客企業の映像コンテンツのインデックスをYahoo!JAPANに提供することで、キーワード検索を可能にした。パナソニックやシマノ、大和證券グループなど11社約3000タイトルが検索可能になるという。

企業側の担当者が質問するのは

「費用対効果はどれくらい見込めますか?」

ということに尽きるだろう。この記事に並んでいるような大手企業でも、テレビ局へのCM出稿はこれまでのようなどんぶり勘定では出せない経済状況の中で、

「公式サイトの動画をYahoo!で検索に引っ掛かりやすくする」

ということに対して、どれほどの価値が生まれるかは微妙なところ。

第二検索語に「動画」をいれて検索するのは、エンターテイメント系(暇つぶし)がメインで、企業目線で端的に言えば「ゴミ」のアクセスが多い。先日ある人気タレントの動画でネット上の祭りが始まった時は、そのタレントをCMに起用しているある企業は動画紹介のページを直ちに閉じてしまった。ゴミのアクセスを集めて、配信従量制で料金を取られたらたまったものではない。

Yahoo! がこの仕組みを始めることで、また検索結果の画面にあからさまな Yahoo! サービスへの誘導が増える(動画の場合には4つもサムネイルが最上位にでる)ようなことになるとすると、Yahoo! にとってもあまり良い結果はもたらさない気がするが。

業界動向としては、注目。
それほど絶大な効果は出ない、と予想。(この予想は外れてほしいけれども。)

それにしても動画配信業界では、相変わらず「実証実験」や「トライアル」段階でのリリースが多いな。結果が詳細に公表されたのをほとんど見たことがないけれど。
ある人に指摘されたことがきっかけで、Yahoo! で

「ケータイ刑事 動画」

というキーワードで検索してみた。(ブラウザは IE)

結果、以下のYahoo!知恵袋の記事が堂々と最上位表示される。

至急!!宮崎あおいや堀北真希や黒川芽以や夏帆や小出早織や大政絢、主演のケータ

元々、「○○ + 動画」というような検索をする人たちが求めているのは、有料コンテンツではなく無料の違法コンテンツがどこかに落ちてないかを期待していることのほうが圧倒的に多い。そのため、そのようなアクセスを膨大に集めたとしても大した商売にはなりにくい傾向がある。

上記の記事だが、Niftyやその他のYST提携サイトでは、4~5番目にしか来ないのだが、Yahoo! Japan のSERPでは、独自に何らかのパラメーターが効いているのか、最上位に来ている。

ちなみに2番目に来ているのは、以下のページ。これもYahoo!知恵袋の記事となっている。(YST 提携サイトではこちらが最上位。)

ケータイ刑事銭形命をパソコンで見ることができるサイトを教えてください。

また、同じ検索語で Google 検索しても Yahoo!知恵袋の別の記事が今日時点では最上位に表示される。

Yahoo! の動画検索では「違法コンテンツは排除します。」と言いながら、違法なコンテンツの視聴方法を(微々たる金額相当とは言え)ポイントをやりとりしながら教える自社運営のサイトを検索結果の上位に持ってきて、その視聴を助長してしまうことになってしまっている。

違法なコンテンツを視聴できなくするためには、違法コンテンツそのものを削除するのではなく、違法なコンテンツに簡単にたどり着いてしまう手段を提供しないことのほうが重要とおもわれるが、日本一強力なドメインを持ったサイトがこのような状況ではなかなか状況は改善しにくいだろう。

Yahoo! Japan が Yahoo!知恵袋のページを恣意的にSERPで上位に表示することについては、「企業の誹謗中傷などでリスクを抱えるのではないか?」ということも書いたのだが、Q&A の内容確認などが杜撰なままでは、「誹謗中傷」、「違法コンテンツ視聴教示」程度ならまだしも、それ以外にも様々な問題が起こってきそう。いずれ重篤な犯罪行為の教示に利用される可能性すらあるかもしれないし。

知恵袋を上位に表示するのが悪いことだとは思わないが、そうしたいのであれば内容の吟味をもう少しちゃんとやる体制が必要なのではないだろうか。
個人的に観察しているキーワードでは、少々動いているように見える。

ここ数日は、ブログなども要確認。
最近はあまりこまめに順位チェックはしていないのだが、ここ数日

Vista&Firefox 
Vista&Chrome

の組み合わせの Yahoo! のSERPが、IE で表示される SERP と違うことがときどきある模様。ブラウザのキャッシュを消してもそのままなので、途中で User Agent などを見て返す結果を変えているのかもしれない。(OSがXPでは、この現象は確認できない。いずれのブラウザでも結果が同じ。)

近いうちに変動があるのかな?
IE以外のブラウザのSERPで変動があるとすれば、個人的には早く起こってほしいかも。
先月に Yahoo! で順位変動してから、しばらくそのままの状態が続いているのだけれども、その中で一つ顕著な現象として、Yahoo! Japan 自身のサービスである、Yahoo!知恵袋を上位表示させていることがある。

意図的に知恵袋のパラメーターを良くしているのかはわからないが、YSTを利用した他のパートナーサイト(@Niftyなど)のSERPと比べると、明らかにYahoo! Japan で出てくる結果は知恵袋のサービスが上に来ている。

民間企業が自社のサービスの向上や収益の改善に努力することは当然なので、これが悪いとも思わない。それでも、やはり、こういう操作をあからさまにわかる形ですることは Yahoo! Japan 的にも大き目のリスクを抱えるのではないか、と思う。

それは、ひとつ前の記事にいた評判管理の問題。

Googleについては、自分自身がサービスをほとんど抱えていない(Youtubeは別として)こともあって、公式見解として
「Googleに文句を言う前に、まずはサイトオーナーに文句言ってね」
ということをさらりといえるのだが、Yahoo! Japan サービスの場合はそれが言えない、ということだ。

OK Wave やYahoo! 知恵袋のようなサービスは、見も知らずの人が善意で質問に答えてくれるという大変なメリットがある半面、劣悪な感情を共有する場所としても利用されていたりする。

たとえば、TVCMを大量に流していたり、ネットで求人を出している企業のイメージに対して、Yahoo!知恵袋で、
「どこどこ(会社名)なんですが、あれってなんだかむかつきません?」
というどうでもよい質問に対して、共感意見が次々と付いていくという形で、返信が伸び、SEO的にも上位に来やすいページになるということである。

その意味では、最近プレゼンスが上がっているこういった質問サービスも、良い面、悪い面どちらの面からみても 2ch と大差はない(ログインしている分、少しマイルドなだけ)と個人的には思う。

実際に、テレビに積極的にCMを出稿していたり、ネットその他で求人を多く出しているいくつかの企業の「企業名」そのもので Yahoo! Japanで検索してみると、その結果として Yahoo!知恵袋での「なんだかむかつく」、「あそこは評判悪い」という全く根拠のない意見の書かれたページがドーンと上位に来ていたりしている。

これは、Yahoo! Japan としては、全く言い訳ができない。

他者に卸しているSERPでは上位には来ないのに、自社の検索結果で、自社のサービスでその会社の評判を下げることが書いてある(しかも、根拠がない)ページをわざわざ上にあげてしまっているのだから。致命的な訴訟リスクを抱える可能性もあると思う。

ネットの普及率も、ネットへの総消費時間も頭打ち(あるいは減少)が伝えられる中、Yahoo! さんとしても、自社サービスへのユーザーのつなぎとめのために様々な方法を考え実行してかなければならないのだろうけれども、それにしてもこのやり方は良い方法ではない気がするのだが・・・


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