動画配信・DRM・VSEO・動画マーケティングで「検索」と一致するもの



Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100826_389460.html

 今回の改良では、スマートフォンのブラウザからアクセスした場合、ボタンやリンクが大きく表示され、タッチパネルでも操作しやすくなっている。動作の高 速化も図られているほか、検索キーワードのサジェスト、プレイリスト作成、お気に入り追加、ビデオの評価ができるようになった。対応機種は、 iPhone、iPod touch、iPad、Androidが挙げられている。今後は、パソコン版YouTubeで加えられた改良もモバイル版に反映されるという。
メモ。
Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100708_379334.html

 佐藤氏は、Googleエディションにおける電子書籍の売上げの配分については、「少なくとも希望小売価格の50%以上は出版社の取り分にする」と明言した。また、書籍のページに表示される広告も同様に、売上げの50%以上は出版社の取り分にするという。

 また、日本でも年明けのサービス開始を目指して、電子書籍関連団体や著作権団体にもGoogleエディションについての情報提供をはじめており、大手を中心に、個別に話をしている出版社もたくさんあるという。

 佐藤氏は、「Googleエディションが提供できる見込みが立ってから、出版社からも売上げにつながるということで、ポジティブな反応をいただけるようになった」と述べ、「Googleブックスで非難を浴びていた昨年1年からすれば、今年は実のある話ができている」と実感を交えて手応えを述べた。

 日本では公衆送信権があるため、Googleブックスで書籍を電子化し、検索対象として一部を閲覧させる場合、そこから収益を得なくても、出版社は著者の許可を得る必要がある。

これは、業界的には大きな発表となるのかな。
Internet Watch の記事

 「RealPlayer SP」は、動画・音楽ファイルの再生や管理などのメディアプレーヤー機能に加え、動画のダウンロードや編集・変換機能などを備えたソフト。今回リニューアルした動画検索機能は、リアルネットワークスが提供するウェブサービスの1つで、RealPlayer SPの上部に設置されている「検索」タブからアクセスできる。使用する検索エンジンとして「Baidu.jp」と「Foooo」が選択でき、YouTubeやニコニコ動画など複数のサイトを同時に検索できる。

メモ。
ネット選挙ドットコムの記事
http://www.net--election.com/news_zq437lTSe.html

「e国政」は2010年参議院議員選挙の立候補予定者が、国政についての理念や政策を語る動画の総合サイトで、早稲田大学マニフェスト研究所が運営しています。
政党や名前などで立候補予定者を検索することができ、候補予定者のプロフィールやホームページなどを閲覧できます。会員登録の必要もなく立候補予定者の動画を見ることが可能で、Twitterとも連携しています。

メモ。
IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1005/13/news028.html

 この「Unlisted」オプションを使えば、動画のURLを送ることで、見せたい相手だけに公開することができる。動画はYouTubeの公開ページには掲載されず、検索結果や個人のチャンネルにも表示されない。

メモ。
IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1004/01/news040.html

 米Google傘下のYouTubeは3月31日、新しいユーザーインタフェースの動画再生ページを正式公開した。同社は1月に新ページをテスト公開し、ユーザーからのフィードバックを受け付けてきた。

 新しいページは全体的にシンプルになり、検索のしやすさにも重点を置いたという。また、レーティングが、これまでのスター(☆)から「評価する/評価しない」の2元式になった。

メモ。
IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1003/11/news027.html

米Googleは3月10日、動画共有サービスYouTubeのモバイル版(m.youtube.com)で広告の配信を開始したと発表した。日本と米国のモバイル版YouTubeのホーム、検索、閲覧ページにバナー広告が表示される。
メモ。
AFP BB の記事
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2693670/5304265

 セーフティーモードは、ユーチューブのサイト下部にはられたリンクを通じて有効にしたり無効にしたりできる。有効にすると、「裸」や「セックス」などの検索語に対しては検索結果を返さない。
これまでなかったのが意外といえば意外。
Japan.internet.com の記事
http://japan.internet.com/wmnews/20091222/12.html

検索エンジン各社が提供する統計とは別の切り口として、Symantec の Norton 製品部門は先ごろ、同社のサービス『OnlineFamily.Norton』を通じて集計した今年の検索ワードランキングを発表した。異なる点は、子供の検索活動に注目したところだ。

同社によれば、子供が検索エンジンに入力した検索ワードのランキングで、4位に「Sex」、5位に「Porn (ポルノ)」が入ったという。

なお上位3つの検索ワードは、1位から順に「YouTube」「Google」「Facebook」だった。
上位3位の次にいきなり「Sex」が入ってしまっているのはびっくりする。これから先は、保護者機能等の充実が必要になることを実感させられる。
IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20091201/341355/

 エイベックス・マーケティング(AMI)は2009年12月1日,視聴中の映像画面をクリックすることで,映像内に登場する商品の購入や,関連情報を入手できる動画配信サービスを同日より開始したと発表した。米Clikthrough Inc.が開発した技術を採用している。

 サービス第1弾として,坂詰美紗子が歌うドラマ「リアル・クローズ」の主題歌「きっと大丈夫」のミュージック・クリップを配信する。このミュージック・クリップでは,映像中に登場する衣裳やアクセサリーをECサイトで購入できる。また,ロケ場所や出演者プロフィールなどの情報を入手でき,ミュージック・クリップを新しい視聴方法で楽しめるという。

 なお,このClikthrough Inc.の技術は,AMIが日本における独占使用権を取得している。

テレビでも コマーシャル => 検索 => 購入というアクションにつながることは多々あるので、これはこういった試みは面白い試みか。
マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/10/26/010/?rt=na

どれほど効果があるかはわからないが、以前の動画ユニットなどよりもかなり使いやすそう。

うまくはまればでかいが、動画はスペースを大きくとられてしまうのと、時間を拘束するので広告の費用対効果は全体的に低めになるか。
IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20091015/338888/

自動で動画投稿サイトを中心に動画を拾ってくるサービスというのが、魅力的なものであったことはないので、あまり期待はできないか。それなりにアクセスは稼いで、小銭は稼げるのだろうけど。
Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/12/16/21880.html
 百度は16日、検索サイト「Baidu.jp」日本版にて、画像検索と動画検索のトップページをリニューアルした。カテゴリー別のサムネイルやキーワードを表示するようになった。

 画像検索では、ページ上部に「今日の注目画像」を配置し、各カテゴリーの画像をまとめて表示する。ページ中央には、「アイドル/タレント」「テ レビ/アニメ」「おもしろ画像」など、10のカテゴリーからピックアップした画像を表示する。ページ下部には、「気になる画像キーワード」を表示する。

 動画検索では、ページ左列に「音楽/映画」「ドラマ」「アニメ/ゲーム」などのカテゴリーを配置し、各カテゴリーをクリックすると、ページ中央 列に当該動画のサムネイルを表示する。ページ右列には、多く検索されている人気上昇ワードを表示する「人気のキーワード」を配置。ページ左列のカテゴリー を選択することで、当該ジャンルのキーワードを表示する。
メモ。

Tech Crunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20081211youtube-opens-abuse-and-safety-center/

YouTubeは先ほど新しい違法使用防止及び安全対策センター(Abuse and Safety Center)を オープンした。これはYouTubeを家族向けに(YouTubeはもともと13歳以上を対象としているが、実際は子供たちがが群れ集まっている)できる だけ安全にしようとするもの。このサイトには以前から安全な使用のためのガイドラインが提供されてはいたが、利用のための一般的なヘルプの一部になってい たうえに、あまり詳しい情報がなかった。新しいセクションには名誉毀損防止同盟(Anti-Defamation League)、行方不明、虐待児童のための全国センター(National Center for Missing and Exploited Children)、全米犯罪防止評議会(National Crime Prevention Council)などの団体による情報も含まれている。

セ ンターのトップには、プライバシー、ネットいじめ、差別的表現などの一般的な問題のリストが表示され、それぞれの問題に関して、上記の団体からの情報を含 む対策が示される。一部の問題に関してはビデオによるガイドも提供されている。大部分のトピックはYouTubeに直接関連あるものだが、ウェブ全般に関 連ある安全情報も含まれる。

この新しいセンターからはヘルプと安全対策ツールも提供されている。ユーザーはこのツールを利用して、不快ない し悪意あるコンテンツを簡単に管理し、プライベートなメッセージを受け取る相手を選択できるようになった。ユーザーは自分のチャンネルに投稿されたコメン トを横断的に検索して、常習的に悪意あるコメントを残す相手を容易に発見できる。このツールで悪意あるコメントを一括して削除したり、それらのコメントを 投稿してくる相手の投稿を禁止したりできる。


メモ。少し対応が遅いようにも思うが、とにかく前に進んでいることは良いこと。
Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/12/10/21821.html
 各国の検索数増加ランキングの1位は、オーストラリアが「iphone」、ブラジルが「orkut」、カナダが「obama」、インドが 「youtube」など。多くの国では、ランキング上位にオリンピック関連のキーワードと、「facebook」などSNS関連のキーワードがランクイン している。また、英国ではBBCが開始したテレビ番組配信サービス「iplayer」が、フランスでは無料の音楽ストリーミングサイト「deezer」が それぞれ1位となった。
世界的に、動画・音声配信のサイトの検索が増えている。
機は熟しつつつあるか。
IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0812/10/news014.html

JASRAC のシンポジウムということでコンテンツの権利者よりのシンポジウムではあろうと思われるものの、ホリプロの社長のコメントなどはあまり目にする機会がないので興味深い。

 堀社長は、過去の番組のネット配信には賛成だが「お金を払いたくないと言っている人がいるようであれば産業にならない」と指摘し、過去に作ったコンテンツにも対価が支払われ、十分に仕事が成り立つと分かれば、制作者は将来に向けて作品を作る意欲がわくだろうと話す。

 堀社長は「フェアユースの日本版と言われるが、何が日本版なのかさっぱり分からない」と話す。「もともとは検索エンジンの検索結果に表示するサムネイル 画像を認めるかどうかという議論から始まったはずが、ネットコンテンツ全体にすり替わってきている。先進国で、権利制限をして何かを流通させようと議論を している国はない」

しごくまっとうな意見。

コンテンツ制作者側にしっかりお金が落ちる仕組みを議論しないで流通が生まれるわけもない。先に制限するとすれば、制作者側の権利ではなく利用者側の権利だと思う。

「コンテンツ流通促進に本当に必要なものは何か」というテーマだったらしいが、「流通促進」が本当に必要なのかという議論もされてよさそうな気がするのだが・・・
IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20081031/318302/

 PCサーバーを自作していると言われるGoogleが,ついに「自前の海底ケーブル」を持とうとしている。Googleは2008年2月 に,KDDIなどアジアの通信事業者5社と海底ケーブルを敷設するコンソーシアム「Unityコンソーシアム」を設立。共同で千葉県の千倉と米国Los Angelesを結ぶ1万kmの海底ケーブルの敷設に着手した。

 2010年第1四半期に開通する同海底ケーブルの伝送速度は,最大7.68Tビット/秒。6社で3億ドルを投じるという。Googleで は,YouTubeやGoogle Earthのような大容量コンテンツの需要が今後も伸びることを見越して,海底ケーブルへの投資に踏み切った。

 GoogleやAmazon,MicrosoftやYaoo!などは現在,寒冷地にデータセンターの建造を進めている。例えば欧州では,アイスランドがデータセンター立地として人気。これら寒冷地と人口密集地を結ぶ海底ケーブルの需要は,今後増加していく見込みだ。

Google は、検索会社からインフラ会社への転換をするのかも。
動画を提供するインフラ会社としても注目。
Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/11/27/21671.html

 NTTレゾナントは27日、ポータルサイト「goo」で検索されたキーワードの検索回数に基づいた「goo年間ランキング2008」を発表した。2008年1月1日から10月31日までに検索されたキーワードを集計し、約200種類のランキングを公開している。

 全体の年間ランキングは、1位が前年に引き続き「yahoo」。2位は「YouTube」(前年3位)、3位は「Google」(前年2位)、4位は「mixi」(前年4位)、5位は「2ちゃんねる」(前年5位)という結果となった。

 gooによれば、2008年は動画サービスが話題を集め、前年3位のYouTubeが1つ順位を上げたほか、前年17位の「ニコニコ動画」が6位にランクイン。「Googleマップ」の「ストリートビュー」が話題になった「地図」も、前年19位から13位にアップした。

 芸能関係のキーワードでは、「里田まい」(18位)や「上地雄輔」(54位)が前年圏外からランクイン。そのほか、今夏の特徴的なニュースであった「ゲリラ豪雨」などの異常気象の影響がうかがえる「気象庁」(40位)がランクインした。

 gooではこのほか、「エド・はるみ」「鳥居みゆき」など2008年を象徴するキーワードをテーマごとに2つピックアップし、どちらの検索数が 多かったかを比較する「キーワード対決」や、2008年に注目されたキーワードをどのくらい知っているかを試す「知ってる度テスト」などを特集ページで公 開している。
Yahoo! に続き、検索語ランキングが発表。ここでも、Youtube ニコニコ動画が順位を上げている。(GYAOも上がっている。)

相対的な動画サイトの利用度合が進んでいることは間違いない。
IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081117/319422/


ライブドアは2008年11月17日,自社のポータルサイト「livedoor」において,動画検索サービスの提供を同日に開始した。 ACCESSPORT(アクセスポート,本社:東京都港区,社長:沈海寅氏,翁永飆氏)の動画検索エンジン技術「Woopie」(ウーピー)を採用した。 世界中の動画を検索できるほか,検索結果で表示された動画をライブドアのオリジナルのプレイヤーで視聴したり,ブログサイトの「livedoor Blog」に再生動画を張り付けたりすることが可能だ。さらに,人気チャンネルや注目動画などのユーザーの動向を分析して反映したコンテンツの表示機能を 搭載し,キーワード検索以外で動画を見付けることができるようにした(発表資料)。

 ライブドアは動画検索サービスの追加により,ポータルサイトの利便性の向上や新しいユーザーの獲得を狙う。さらに今後,動画検索における情報量の拡大などサービスを向上させて,自社のポータルサイトやブログサイトの普及を目指す。

動画検索の機能は、ユニバーサル検索よりもさらに難しいので独自に作るより、他社から借りてくるというのは良い選択だと思うが、どれもまだ精度は低い。これからに注目だが、やはりこの分野でもGoogle は少し先を行っている。

IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0811/13/news085.html

 米検索大手Google傘下にある動画共有サイトのYouTubeは今月、Webでの生放送に挑戦する。特に視聴率の高い動画に出演しているアーティストらを招いてのイベントにより、サイトの人気を新たなレベルに引き上げることが狙いだ。

 YouTubeは動画ブームに乗り、単なる新興サイトから、今や熱心なファンのいる人気サイトへと成熟した。だがテレビ業界のまともな幹部であれ ば誰もが指摘するように、ユーザーを維持するためにはYouTubeは何か新しいタイプのコンテンツの提供に着手する必要がある。

 そこでYouTubeはサンフランシスコで11月22日、ラッパーのウィル・アイ・アムやシンガーのケイティ・ペリーなど、人気スターが出演する ライブイベント「YouTube Live」を開催し、Webで生放送する。さらにこのイベントには、YouTubeで人気沸騰中のエスメー・デンタースも出演する。人気の楽曲を自らカ バーした動画をYouTubeに投稿し、一躍スターとなった20歳のシンガーだ。

 YouTube幹部によると、このイベントにはYouTubeユーザーの間で人気の高いアーティストらが参加するという。YouTubeのユー ザーコミュニティーは既に非公式のイベントを開催したりもしているが、同社は今回初めてライブイベントをストリーミング配信することで、そうしたユーザー 層にリーチしたいと考えている。

 「YouTubeの真価は、われわれがこのプラットフォームを開発し、それをユーザーコミュニティーが盛り立てているという点にある。今回のイベ ントも、そうしたことを受けての取り組みだ。コミュニティーが喜んでくれるようなイベントを開催することは、すべての関係者にとってプラスとなる」と YouTubeの広報担当者クリス・ディ・チェザレ氏は語っている。

 2005年に始動して以来、YouTubeには、テレビ番組を一部抜粋したものから、カップスタッキングなど一風変わった芸を披露するもの、そして最近では米大統領選での一連のキャンペーン広告まで、ありとあらゆるタイプの動画が寄せられている。

 だが周知の通り、Webサーファーとは移り気なもので、彼らをサイトに引き留めておくのは――これは、広告主に広告費を出してもらうためには重要なことだ――実に困難な仕事だ。

Webでの生放送

 テレビの世界に倣い、インターネット大手のAOLやMySpace、Yahoo!はここ数年、オリジナルの番組をWebで放送している。これまでのところ、最も成功したであろう番組はマドンナやザ・プリテンダーズなどのライブコンサートだ。

 Yahoo! Musicは日産をスポンサーに付けて「Nissan Live Sets」と呼ばれるライブシリーズを放送しているが、同社によると、ライブは平均200万人程度のユーザーに視聴されているという。こうしたライブは MTVのCATVチャンネルPalladiaでも放送されている。

 なおYouTubeによると、YouTube Liveに出演予定の約50人のアーティストが投稿した動画はオンラインで25億回以上視聴されているという。同社によると、これは同サイトへのアクセス数のうち、かなりの部分を占めている。

 「テレビのチャンネルを合わせてわざわざ見たいと思うような人物ばかりだ」とディ・チェザレ氏。

 出演者の中には、Discovery Channelの人気テレビ番組「Mythbusters」の司会で有名なアダム・サベージ氏とジェイミー・ハイネマン氏も含まれている。

 両氏はYouTube Liveイベントに出演し、YouTubeで大きな話題を呼んだ注目のパフォーマンスを披露する予定だ。両氏がデザインした巨大ロボットがキャンバスに絵の具を吹き付け、レオナルド・ダ・ビンチの「モナリザ」を描き上げるというパフォーマンスだ。

 またイベントのトップには、今夏「I Kissed a Girl」の大ヒットで世界中に旋風を巻き起こしたシンガーのケイティ・ペリーが登場することになっている。ケイティのレーベルCapitol Music GroupはYouTubeに開設した専用チャンネルにケイティの動画を投稿している。

 エスメー・デンタースはYouTubeサイトで一躍スターになったオランダ出身のシンガーだ。Webカメラの前で歌う様子を自ら撮影した彼女の動 画は既にオンラインで1億1100万回以上クリックされており、このサクセスストーリーはついにポップスターのジャスティン・ティンバーレイクが自身の レーベルTennman Recordsで彼女をプロデュースする契約を結ぶまでに至っている。

 「うそみたいな展開。それもこれも全部YouTubeのおかげ」とエスメー・デンタースは語っている。

 YouTubeはYouTube Liveのほかにも後続のイベントを開催する計画という。ただしその詳細については明らかにされていない。


どのような形でライブを実現するのかが全く発表されていないので興味深いところ。初めてやる場合には、あまりうまくいかないものなのだが、最初から大きく宣伝してしまって大丈夫なのだろうか。


Cnet Japan の記事
http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20383556,00.htm


 YouTubeは米国時間11月12日、「Sponsored Videos」という名称の新たな広告プラットフォームの提供を開始したとの発表を行った。

 本社で記者会見を開いたYouTubeは、Sponsored Videosの概要を説明した。まず、YouTubeユーザーは、個人あるいは法人を問わず、どの動画を販売対象とするかの選択を行う。それから、どんな キーワードを、その動画のターゲットにしたいのか決定する。

 YouTubeの親会社であるGoogleは、自動化されたオンラインオークションにより、ユーザーがキーワードへの入札を行ったり、予算枠を定 めたりするのをサポートする自動ツールを制作した。動画検索時にキーワードが入力されると、YouTubeは、検索結果の隣に、関連する動画を表示すると いう仕組みである。

 ただし、これはGoogleが、巨大な広告業界での地位を築く上で重視した、ごく基礎的なコンセプトに過ぎない。YouTubeでも、同じような 戦略を採用するのに、どうしてこれほど長い時間がかかったのだろうか?ウェブで最大規模の動画サイトとなるYouTubeは、8000万人にも上るユー ザーから、どうすれば売り上げが得られるのかに頭を悩ませてきた。あるリポーターは、YouTubeの幹部に対して、「Sponsored Videosを導入することなど、いとも簡単にできたのではないか?」との疑問を投げかけた。

 しかし、YouTubeのプロダクトマネージャーであるMatthew Liu氏は、簡単に見えるかもしれないが、実は違うと説明した。Liu氏は、このリポーターに対して「あなたが述べたことは、まったくもって正しい。今か ら考えれば、YouTubeがSponsored Videosを導入するのは、ごく自然な成り行きでもある。われわれは、もう何カ月も、この開発に取り組んできた。大きなポイントとして、われわれは、本 当に適正な手段でSponsored Videosを導入できるとの、確証を得ておきたかったのだ。多くの複雑な要素が関係している。YouTubeは、動画を発見するためのプラットフォーム である。われわれは、Google Adwordsとの統合を試み、これこそ最もふさわしいと確信するに足る地点へと、ようやくたどり着いた」と語っている。

 Sponsored Videosは、クリックごとに課金する料金システムを採用している。現在、米国内のユーザーのみが、動画のキーワードへの入札を行える。

バナー広告が全くクリックされないということで、縮小していった流れもあるので、あまり動画広告に大きな期待もかけにくいと個人的には思っているが、これはこれで大きな流れ。日本でできるようになれば試してみたい。

IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081112/319104/

 インデックスは2008年11月12日,NHKと共同で開発した携帯電話機向け動画視聴ソフト「Mojie」(モジエ)のパソコン版の提供を同日に開始したと発表した(発表資料)。

 Mojieは,ナレーションデータや字幕放送に使われるテキストデータをメタデータとして活用することで,見たいシーンを検索したり,「よむモード」と 「みるモード」で動画を視聴したりすることができるソフトウエアである。動画配信サービスの提供会社は,動画と字幕テキストにより発信したい情報を効果的 に利用者に伝達することができるようになるという。

 まずは動画配信の専用インフラの提供会社であるJストリームのストリーミング配信サービス(動画フォーマットはFlash Video)のオプションとして,企業などに販売していく。インデックスは現在,Windows Media Video(WMV)向けのバージョンも開発を進めている。

メモ。

IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0811/07/news031.html

 米Google傘下のYouTubeは11月5日、ほかのサイトに組み込まれたYouTubeのビデオについて、4つの新機能を発表した。

 まず、組み込んだYouTubeビデオのサムネイルを高画質で表示できるようになった。また、これまではビデオを再生し終わるとそのビデオの YouTubeでのURLと関連ビデオが表示されてきたが、今後は検索ボックスも表示される。この検索ボックスからYouTube内のビデオを検索できる だけでなく、検索したビデオをYouTubeに移動せずに、そのページで視聴することが可能になった。

 さらに、これまでYouTubeサイトでのみ視聴可能だった吹き出し字幕機能が、ほかのサイトに組み込まれたYouTubeビデオでも表示できるようになった。

さらに、動画も検索対策が必要になってきたか。

Cnet Japanの記事
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20382619,00.htm
   

 ニュースサイトNYTimes.comは米国時間10月24日、新たな動画配信用プラットフォームを立ち上げたと発表した。これにより、同サイトのより多くのセクションで、より多くのビデオ配信が可能になる。

 ビデオはHD(高解像度)で提供され、ホームページ、記事、ブログ、ビデオライブラリで視聴可能となる。New York Timesはビデオを同社の包括的戦略の中心に据えようとしており、今回の新プラットフォームの立ち上げもその一環だ。

 NYTimes.comの製品管理担当バイスプレジデントNicholas Ascheim氏は、「ユーザーと広告主の両者から、ウェブにおける高画質ビデオに対する需要が高まっている」とし、さらに「このニーズに応えるために、 われわれは技術をアップグレードし、製品価値の向上を図るとともに、サイト全体にわたってビデオをより前面に押し出した」と語った。

 米Brightcoveが提供する動画配信プラットフォーム「Brightcove 3」を使ったNYTimes.comの新しいビデオ配信用プラットフォームは、アスペクト比16:9のワイドスクリーンフォーマットでのビデオ表示が可 能。また、ユーザーが目当てのビデオを容易に検索できるように各ビデオ専用の再生ページが設けられている。さらに重要なのは、各ビデオが共有ツールを備え ている点だ。これにより、視聴者は、Digg、Facebook、LinkedInといったソーシャルネットワーキングサイト(SNS)上でのビデオの共 有が可能になる。

 NYTimes.comでは既に、David Pogue氏など著名ジャーナリストのビデオが毎月100本ほど制作されている。しかし、今回、新プラットフォームが発表され、毎月制作されるオリジナル ビデオの本数が増えるにつれ、今後はビデオが同社の戦略の不可欠な要素となっていきそうだ。

ニュースメディア等がSNSや動画共有の機能を駆使して、広告効果を高めていくというのは、今後の方向性としてありうること。こういった流れには注目。


IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0810/14/news062.html

 米Googleの傘下にある世界最大の動画共有サイトYouTubeは、テレビネットワーク大手CBSの過去の人気番組を配信するサービスを開始した。プロが制作した番組を追加することで、広告収益の拡大を図るのが狙いだ。

 YouTubeは10月10日、CBSと同様の提携を交わすべく、そのほかのテレビネットワークとも交渉中であることを明らかにした。多くのテレ ビネットワークは既にYouTubeでショートクリップを配信している。YouTubeではほかにも、ユーザーの自作ビデオが数百万本提供されている。

 今回YouTubeでの配信が決まったのは、「スター・トレック」「ヤング・アンド・ザ・レストレス」「ビバリーヒルズ青春白書」など、CBSの過去の人気番組。20分間のものから48分間のものまで、いずれも全編視聴版が配信される。

 YouTubeによれば、ショートクリップと区別するため、これらの番組には全編が視聴できる「full-length」の印が付けられるという。またユーザーの視聴体験を改善するため、これらの番組は「シアターモード」という新しいモードで配信される。

 これまでYouTubeの動画は10分以下のショートクリップが主流だった。同社はTime Warner傘下のHBOやCBS傘下のShowtimeなどのCATV放送局と協力し、数カ月前から、全編視聴版の番組配信をテストしていた。

 今回の提携により、YouTubeはGeneral Electric(GE)傘下のNBC UniversalとNews Corp.の合弁事業であるオンライン動画サイトHuluとさらに直接的に競合することになる。

 Huluでは、News Corp.傘下のFoxのほか、NBCやCBSなどのテレビネットワークの最新番組の全編視聴版が配信されている。さらにHuluは、そうした番組のショートクリップ版をYouTubeのチャンネルで配信している。

 ユーザー数ではYouTubeがHuluを大きく上回っている。YouTubeは世界最大のオンライン動画サイトであり、Web視聴率調査会社の comScoreによれば、今年8月には3億3000万人以上が同サイトを利用したという。一方、同月のHuluのユーザー数はわずか330万人だった。

 だがYouTubeには1分間に13時間以上分の動画がアップロードされているとはいえ、同サイトはいまだに確固たる広告ビジネスモデルを構築できずにいる。Googleは2006年に同サイトを買収する際に支払った16億5000万ドルもの大金をなんとしてでも回収しなければならない。

 広告主はこれまでのところ、「素人が撮影した画質の粗いホームビデオを介してブランドキャンペーンを展開するために多額のマーケティング費用を投じる」という選択肢に乗り気ではない。

 YouTube幹部がメディア企業との関係拡大に取り組んでいる背景には、そうした事情もある。またGoogleとYouTubeは、許可なくYouTubeにコンテンツをアップロードされたとして、Viacomから10億ドルの損害賠償金を求める著作権侵害訴訟を起こされている

広告の販売

 YouTube幹部によると、両社は配信するテレビ番組に出す広告を販売し、広告収益を分配するという。ただし、YouTube幹部は具体的な金銭的条件については明らかにしなかった。CBSにも問い合わせたが、すぐには返答は得られなかった。

 「重要なのは、広告主が広告のリーチを最大限に拡大し、ユーザーが目にしてくれそうな場所に最も効果的な形で広告を出すことだ」とYouTubeの上級製品マネジャー、シーバ・ラジャラマン氏は取材に応じ、語っている。

 Googleの株主やウォール街のアナリストの間では、「YouTubeはいつになれば検索広告市場のリーダーであるGoogleの収益にそれなりの貢献を果たせるようになるのか」をめぐり、懸念が強まっている。

 Piper Jaffrayのアナリストは、YouTubeの来年の売上高を2億ドル前後と予想している。一方、Googleの売上高は270億ドル前後と予想されている。

 YouTubeは10月7日、オンラインショッピング市場参入の第一歩として、楽曲やビデオゲームなど関連製品を購入するためのリンクを動画に加える方針を発表している


最近は Youtube の収益化の可能性が上記のような議論で堂々めぐりをしている感じ。
結局のところ年内はこういう議論で終始するのだろう。

IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0810/09/news013.html

 独立行政法人・産業技術総合研究所(産総研)は10月8日、動画を音声で検索できるサイト「VOISER」を公開した。独自の「ユニバーサル符号化技術」を活用。言語に依存せず、辞書不要の音声認識・検索技術を実装した。

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 ユニバーサル符号化技術とは、検索対象の音声と検索キーワードの音声をそれぞれ、音素より細かい単位「音素片」に分解・符号化し、それぞれをマッチングして高速に検索処理する仕組み。

 従来の音声認識技術では、あらかじめ辞書登録した語しか検索できなかったが、ユニバーサル符号化技術なら辞書不要。新語や方言、外国語でも利用できる。辞書いらずのためシステムはコンパクトで、一般的なWebブラウザで利用できる。

 サイトでは、産総研が保有している動画などを検索対象とし、音声やテキストで検索できる。ユーザーからの反応をもとに技術を改良。多方面から評価用コンテンツの提供を受けるなどして研究を進め、技術の実用化につなげるとしている。

 Web上の動画・音声コンテンツの検索技術としての実用化のほか、コールセンターで録音した音声の検索や、放送事業者がコンテンツ検索する際に活用するといった応用を視野に入れる。

 新技術は「産総研オープンラボ」(10月20日~21日、茨城県、産総研つくばセンター)で公開する。

なんだがよくわからないがすごい。メモ。

Broadband Watch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/23382.html
ACCESSPORTは3日、同社の動画検索サービス「Woopie」のトップページをリニューアルし、ニュース度の高い動画を表示する「トピックス」などのコンテンツを追加した。

 Woopieは、インターネット上の動画を横断して検索できる動画検索サービスで、今回新規に追加されたコンテンツは6つ。ニュース系専門のサ イトなどで再生回数の高い動画と新規に追加された動画を総合し「ニュース度の高い動画」として表示する「トピックス」や、Woopie側で注目度が高いと 判断した検索ワードをランダム表示する「ピックアップ」機能を追加。また、テーマに沿った動画を表示する「特集」や前日にランキング入りしたワードと当日 のランキングワードを比較し、上昇率の高い15件のワードを表示する「急上昇ワード」なども追加した。

 また、検索結果をフレーム表示することで、検索結果を残したままオリジナルサイトの再生が可能になったほか、トップページの動画をオリジナルの動画サイト別に表示するなどの機能増強を行った。
あまりこういったサイトには感心しないのだが、一応業界動向としてメモ。
Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/10/02/21024.html
 マイクロソフトは1日、検索サービス「Live Search」に、動画検索機能を追加した。米国版は2007年10月にリリースされているが、日本版は「ニコニコ動画」内の動画にも対応するなど、日本市場向けに独自の対応を行っている。

 Live Searchの動画検索機能は現在、提供ユーザーを段階的に拡大する形でサービスを開始している。数日程度ですべてのユーザーが利用できるようになる見通しだが、一部ユーザーは利用できるタイミングが遅れる可能性もある。

 Live Searchの動画検索機能の特徴としては、検索結果画面のサムネイルにマウスオーバーするだけで動画の内容がプレビューで見られる「スマートプレ ビュー」を搭載。スマートプレビューでは、動画中から適切と思われるシーンを抜き出し、短時間のクリップで動画内容を確認できる技術を使用している。

 検索結果は単語の関連度と日付順でソートできるほか、動画クリップの長さ、縦横比、解像度による絞り込みも可能。また、選択した動画をオンラインの「お気に入り動画」フォルダに一時保存しておき、後でまとめて視聴できる機能も備える。

 動画検索機能は、Live Searchのトップページのほか、MSNのトップページからも利用可能となる。また、今後はLive SearchのWeb検索の結果ページにも、関連情報として動画検索の結果が表示される予定となっている。
Live Search についてはかなりシェアを落としているようだったので、あまり気にもしていなかったが、かなり力をいれて開発はしたのだろう。少々調べてみる必要はある。

ケータイWatch の記事
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/42029.html
NTT番号情報は、店舗や会社情報を検索できるiモードサイト「iタウンページ」で、携帯向けの新サービス「ハイパーサーチモバイル(β版)」の提供を開始した。

 「ハイパーサーチモバイル」は、GPSによる位置情報を利用して、現在地周辺の店舗情報をFlashで描いた地図上で示すサービス。Flash の特性を活かし、携帯電話のブラウザでアクセスするサービスながら、地図をスクロールできるようになっている。検索時には「グルメ」「宿泊」「病院」と、 利用頻度の高いジャンルへのリンクが設けられ、スピーディに検索できるようになっている。地図の拡大・縮小も可能で、その場所に何らかの関わりがある動画 が存在する場合、YouTubeへのリンクも表示される。このほか、エリアに対応した広告も配信される。

 対応機種はFOMA 905iシリーズ以降の端末。GPS非搭載の場合は一部の検索機能が利用できない。同社では今後、サービスの利用状況とユーザーからの評価を得て、本格提供を検討していく。
携帯のものすごい進化には、正直ついていけてない感を深めているのだが、タウンページにGPS情報に加えてyoutube の情報まで付いてくるとなると、かなり利便性も増しそう。使いこなせれば、の話だが。
Nikkei IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080929/315576/

 中国の大手検索エンジンBaidu(百度)は現地時間2008年9月28日,中国の大手IPTVプロバイダであるUiTVと提携を結んだと発表した。自 社のオンライン動画配信事業「Baidu Internet TV Channel」の資産を提供するのと引き換えに,UiTVから株式の8.3%と1500万ドルを取得する。

 Baidu Internet TV Channelは,従来通りBaiduの映画関連サイト(http://movie.baidu.com/)上でホスティングを行い,UiTVが運営する。なお,提携にはBaiduのビデオ検索サービス(http://video.baidu.com/)は含まれない。

 Baidu Internet TV Channelでは,著作権使用の承認を受けた映画やテレビ番組をダウンロード配信している。広告費でまかなっているため,ユーザーは無償でコンテンツを入手できる。

 Baiduのマーケティングおよびビジネス開発担当バイス・プレジデント,Xuyang Ren氏は「この提携により,UiTVはIPTV市場でいっそう競争力を増し,当社はUiTVの将来的成長から利益を受ける機会を得られる」と説明した。

中国国内では投稿サイトも認可制で、自由競争的な発展はなさそうなので、どのような提携が進むかなどは見当もつかないが、市場のサイズは無視できない大きさなので、これからも観察していく必要はあり。
マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/09/26/003/

米国において現地時間の9月25日に「MySpace Music」のサービス提供が始まった。これはMySpaceと、EMI Music、SONY BMG MUSIC ENTERTAINMENT、Universal Music Group、Warner Music Group などのメジャーレーベルが設立した合弁事業による音楽サービスだ。ソーシャルネットワーキングサービスとオンライン音楽配信の融合を目指す。ユーザーは 500万曲以上の膨大なカタログをブラウズしながら、フルストリーミングで楽曲を楽しめるほか、直接Amazon.comからDRMフリーの音楽を購入で きる。

今回は世界規模のサービス提供に向けた第1段階という位置づけで、米国のMySpaceユーザーを対象に英語とスペイン語のサービスの提供開始と なった。サービスの中心となるのはMyMusicツールセットだ。音楽のダウンロード、ストリーミング、そして音楽コンテンツのパーソナル化など、 MySpace Musicのサービス全般の土台になる。検索機能が音楽向けに強化されており、アーティストや曲名、アルバムタイトルなどからすばやく目的のアーティスト のプロフィールページや楽曲にたどり着ける。ユーザーは個人用または公開用のプレイリストを作成しながら、それぞれの音楽ライブラリを管理し、プロフィー ルを通じて他のユーザーと音楽情報を交換し合う。プレイリスト上のコンテンツはオンデマンドでストリーミング再生でき、そのままDRMフリーのMP3形式 の音楽を購入することも可能だ。楽曲販売はAmazon.comが担ってる。またJamsterがリングトーンの販売を行っている。アーティストのプロ フィールページではツアーの告知も行われており、コンサートチケットやグッズの購入なども実現するという。

新しいプレイリスト機能を備えたユーザーのプロフィールページ

アーティストのプロフィールページ

MySpace Musicの収入源の1つである広告スポンサーには、McDonald’s、Sony Pictures、State Farm、Toyotaなどが名を連ねる。例えばToyotaが"Toyota Tuesdays"と題して毎週火曜日に音楽プレーヤーを通じて無料音楽ダウンロードを提供するなど、サービスにとけ込んだ広告になっている。

なおMySpace Music用に開発された音楽プレーヤーなど一部のツールは米国以外のMySpaceユーザーも利用可能だ。

日本ではmixi という巨大なサイトがあるので展開は難しいと思うが、世界的には大きな流れ。良いスポンサーが付いているが、視聴者が付いてこないことには続かないので、今後どれくらい利用ユーザーが増えるかには注目。



Nikkei Trendy Net の記事
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20080926/1019082/?top
ぐるなびは、同社が運営する飲食店検索サイト「ぐるなび」において、加盟店が動画共有サービス「YouTube」を利用して、店舗を動画で紹介できるサービス「ぐるなびチャンネル」を開始した。ぐるなび加盟店に対するサービス向上に加え、利用者の多いYouTubeからぐるなびへのトラフィック誘導を図ることが目的。

 加盟店は専用ページで動画を編集し、YouTube内の「ぐるなびチャンネル」で用意する地域別の店舗専用ページと、ぐるなびの店舗紹介ページに掲載できる。掲載コンテンツは、動画と静止画を使ったスライドショーから選択可能。

 店内の雰囲気やおすすめメニュー、スタッフの紹介、お店までのルート案内など、さまざまな情報を効果的に伝えられるとしている。

 なお同サービスを利用できるのは、一定料金を支払っている加盟店に限られる。

非常に面白い試み。
ぐるなび並みの他の大きなサイトでもこれから投稿サイトの利用は同様に進むだろう。

Asahi.com の記事
http://www.asahi.com/digital/bcnnews/BCN200809250014.html

 KDDIは9月25日、テレビや携帯電話を接続して音楽や動画を楽しむことができるSTB(セットトップボックス)「au BOX」を開発し、11月1日からレンタルを開始すると発表した。携帯電話ブランド「au」のユーザーを対象に提供する。レンタル料は月額315円。

 STBは、CD・DVDの再生用のドライブとスピーカーを内蔵。ブロードバンド(BB)接続用のLANポート1基、携帯電話などとの接続に利用す るUSBポート2基を備える。アナログのAV入出力端子、音声入力端子も搭載。AV端子を使ってテレビとSTBを接続し、リモコンを使って専用インター フェイスを見ながら操作する。

 音楽機能では携帯電話と接続してダウンロードした着うたフルを再生したり、手持ちのCDを取り込んでauの対応携帯電話に楽曲を転送できるほか、 インターネットの音楽配信サービス「mora for LISMO」から音楽を購入することができる。最新の音響技術「EUPHONY(ユーフォニー)」を採用しており、サラウンドで音楽を内蔵スピーカーで楽 しめる。

 映像機能ではDVDの再生が可能なほか、KDDIの有料のネット動画配信サービス「LISMO Video Store」からハリウッド映画や海外ドラマなどを購入して、ストリーミング形式で視聴することが可能。KDDIの光ファイバーを使った映像配信サービス 「ひかりone TV」を利用すれば40チャンネルの多チャンネル放送を楽しめる。また、AV端子からビデオカメラなどの映像を取り込んで携帯電話に転送することもでき る。

 インターネットを閲覧するブラウザ機能も搭載。KDDIではSTB専用のポータルサイトを用意しており、検索をはじめニュースや天気などの情報を閲覧できるようにした。

 STBはモトローラ製で、1GBのフラッシュメモリを内蔵しており、約200MBを音楽の保存用、500MBを映像保存用として使用できる。BB回線はKDDI以外の通信会社も利用できる。サイズは幅266×高さ80×奥行き221mm、重さは約1.6Kg。

 KDDIではauユーザーでPCを使わない10-30代の男女をターゲットに設定。操作画面などをわかりやすくシンプルにすることでPCが苦手な 人でも使いやすいように工夫した。リビングではなく、自分の部屋のアナログテレビに接続して使ってもらうことを狙う。STBの利用者を対象に着うたフルや 海外ドラマなどを収録したDVDを無料で配布するほか、KDDIのADSLを割安で利用できるサービスも用意した。

 発表会で高橋誠・取締役執行役員常務コンシューマ事業統轄本部長は「PCの操作が難しい人でもわかりやすいインターフェイスができた。月額315 円という携帯電話のコンテンツ料金と同じ安い価格で、PCなしで音楽配信サービスなどが使えることが『au BOX』の最大のメリットだ」と自信をみせた。

 発表会には特別ゲストとしてグラビアアイドルの南明奈さんが登場。ピンクのパジャマ姿で現れた南さんは「最近、女らしくなろうと思って服にピンク を取り入れてるんです」と話した。「au BOX」について聞かれると、「メカは苦手なので、カンタンな機器は嬉しい」と感想を語った。

 音楽についての質問には「テンションを上げる時にはトランスを聴いてます」と答えた。「au BOX」の映像機能の感想を求められると、「映画を観たい時に観られるのは嬉しい。秋な(明奈)夜長に映画三昧ですね!」と自分の名前に掛けたシャレで会場の笑いを誘った。

インフラに紐づいたSTB を売ろうとするのが日本企業。業界全体のシェアにインパクトを与えそうな気はしないが、とりあえずの動きとしてメモ。


AFP BB News の記事
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2520591/3369905
インターネット通販大手、米アマゾン(Amazon)は、米インターネット検索大手グーグル(Google)と提携し、同社が10月に販売開始する「グーグル携帯電話」にオンライン音楽配信サービス「Amazon MP3」の機能を搭載、米アップル(Apple)の携帯音楽プレーヤー「iPod」専用の音楽オンラインストア「iTunes」に攻勢をかける。

 アマゾンが前年9月に立ち上げた「Amazon MP3」は、「iTunes」と異なり、ダウンロードする楽曲にはデジタル著作権管理(DRM)技術が付加されておらず、コピーやメディア間でのやりとりも可能だ。

 シリコンバレー(Silicon Valley)に本拠を置く調査会社エンダール・グループ(Enderle Group)のアナリスト、ロブ・エンダール(Rob Enderle) 氏は、「DRMフリーの楽曲サービスでは、アマゾンはほぼ間違いなくシェア1位で、グーグルとの提携は見事な戦略だ」と指摘。また、「非常に攻撃的だ。両 社は本気でアップル追い落としを狙っている。iTunesによる、アップルの市場独占状態を打ち破ろうとしている」と語った。

 アップルのスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)最高経営責任者(CEO)が明らかにした業界データによると、iTunesは世界の音楽業界でシェア1位を誇る。

 一方の「Amazon MP3」は、EMIミュージック(EMI Music)、ユニバーサル・ミュージック・グループ(Universal Music GroupUMG)など大手を含む2万レーベルの楽曲200万曲以上を揃え、アーティスト数も18万を超える。1曲当たりの価格は89セント(約94円)から99セント(約105円)、アルバムの価格は1.99ドル(約210円)から9.99ドル(約1060円)。

Amazon MP3の強みは、ダウンロードした音楽が、iPodやアップルの携帯電話iPhone、米マイクロソフト(Microsoft)の携帯音楽プレーヤーZuneなどあらゆるデジタル携帯音楽プレーヤーに事実上対応するということだ。

 ラザード・キャピタル・マーケッツ(Lazard Capital Markets)のアナリスト、コリン・セバスチャン(Colin Sebastian)氏は、Amazon MP3の立ち上げに際し、このサービスはほとんどの音楽プレーヤーと互換性があるMP3フォーマットを促進する一方、iTunesへの攻撃を強めるものだと指摘していた。(c)AFP/Glenn Chapman
個人的には、iTunes は全く利用していないので、日本で同様なものの選択肢があるとすれば、Googlezon 陣営のものを購入したいと思う。DRM フリーの楽曲は日本での普及はかなり難しい気はするが。


マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/09/24/029/


世界的に人気の「Google」や「YouTube」といったWebサイトも、韓国においては期待したほど大きな人気を得られずにいる。しかし、こ のところはGoogleの好調が目立つほか、YouTubeも本格的マーケティングに突入するなど、韓国市場における積極的な動きを見せている。

利用増加が著しいGoogle

インターネット分析評価会社のRanley.comでは、2005年からGoogle韓国語サイトのトラフィック分析を行っている。その結果、 2008年8月の月間ユニークユーザー数(595万3,206人)とページビュー(2億6,013万6,228)は、前年同期比でそれぞれ40.9%、 52.6%、増加したことが明らかとなった。

とくに過去最高値を記録した8月のユニークユーザー数は、2005年9月(247万8,688人)と比べると、140%も増加していることが分か る。さらに同月のページビューは、2005年9月(7,552万24)に比べて244%もの増加を示している。Googleが韓国において、次第に浸透し てきていることが分かる数値だ。

ただし、韓国の主要ポータルサイトの検索セクションとユニークユーザー数を比べると、Googleはまだまだ他サイトに至らないことが分かる。しかし、増減の波のある他社と異なり、Googleの場合は増加の一途をたどっているという好材料がある。

こうした好調ぶりを見せている理由としてRankey.comでは、(当初はGoogleに慣れていなかった)ユーザーが、Googleの検索方式に慣れてきたこと、Googleが現地化されたサービスを継続して投入してきたことを挙げている。

Googleではトップページに韓国ユーザー好みのアイコンを配置したり、「セクション型ユニバーサル検索」という独自の検索を提供したり、最近で はブログサービス提供会社のTATTER & COMPANYを買収するなど、積極的な動きを見せている。こうした地道な活動が、韓国に確実に根を下ろしており、他社にも緊張感を与えているようだ。

一方YouTubeでは、韓国で本格的な広告マーケティングに突入している。

現在、広告を掲載中なのが、スポーツ振興くじである「スポーツtoto」、インターネットショッピングの「CJ Mall」だ。いずれもチャンネルを開設して、広告を流す仕組みとなっている。

スポーツtotoでは、視覚障害者と健常者の人がチームを組んで、タンデムサイクル(2人乗り自転車)に乗り、競技に出場しようとするなどといった、感動的な内容がそろっている。広告とはいえストーリー性のある内容が多く、見応えがあるのが特徴だ。

CJ Mallでは、同サイト内で「TVホームショッピング」という動画コーナーを運営している。「センセン ライブ」という生中継で商品紹介をする番組をはじめ、生活用品からブランド商品まで、さまざまな情報を伝える番組を、YouTubeでも楽しめるように なっている。ここにはユーザーが商品を実際に使ってみた感想も書き込めるようになっているので、商品購入の際の参考にもできる。

YouTubeによる広告は、韓国サイト上でのみ放送するよりも、世界に向けて発信できるというのが利点である。世界に名を広げたい企業などには適 当な広告手段になりそうだ。YouTubeによると、広告に関して「マーケティングに関する問い合わせと契約が、続々と成立しているところ」といい、今後 の広がりに期待できる。

これまでは韓国サイトに押され気味だった両サイトだが、利用者増加や本格的マーケティング活動を機に、今後より積極的な動きを見せてきそうだ。韓国ユーザーはこれらをどこまで受け入れるのか、他サイトはどのように対抗してくるのかが注目される。

日本の市場もかなり独自の動きをするのだが、韓国に関してはもっと独自の動きをする国。動画サイトにしても国内のものだけを楽しんでいるような状況が続いているようだが、これからは少しずつ変わってくるのかもしれない。


RBB Today の記事
http://www.rbbtoday.com/news/20080922/54413.html
ドコモは22日、iモードメニューサイトの検索サービス「iモード検索」の利便性、およびコンテンツ検索性向上を目的として、「音楽」、「ゲーム」、ならびに「動画」の専門検索機能を提供すると発表した。

 専門検索機能は、iMenuの各コーナーに設置された検索ボックスにキーワードを入力し、コンテンツを簡単に検索できる機能。また、iモード検索の結果画面上部に設置された各専門検索リンクを選択することでも利用できる。

 音楽検索では、アーティスト名と楽曲名で検索ができるほか、ひとつの楽曲を検索すると着うたフル/着うた/ビデオクリップ/メロディコール/うた・ホー ダイの提供サイトを一度に表示する。ゲーム検索では、ゲーム名でのキーワード検索、およびカテゴリ検索にくわえ、画像や概要文などの情報でゲームを比較検 討できる。動画検索では、動画タイトル名や出演アーティスト名などキーワードでの検索、およびカテゴリ検索が可能だ。

 対応機種はFOMA900i以降。サービス開始日時は、動画検索がすでにサービス提供中、音楽検索が9月24日9時から、ゲーム検索が10月1日9時から。なお、iモード検索結果画面からの引き継ぎは10月7日10時より開始される。
携帯での動画検索も、基本的にはエンターテイメント用途になるだろう。
毎日.jp の記事
http://mainichi.jp/life/electronics/cnet/archive/2008/09/18/20380619.html

 音楽配信サイト「monstar.fm」を運営するモンスター・ラボは9月18日より、動画共有サイト上でBGMを流せるサービス「BGMサービス」の提供を開始した。動画共有サイト「PeeVee.TV」を運営するピーヴィーとの共同企画によるもので、第1弾として同日よりPeeVee.TVで採用されている。

 BGMサービスは、モンスター・ラボが提供するインディーズ楽曲7000曲の中から、動画に合った楽曲をユーザーが検索してBGMとして動画と同 時再生できるというもの。動画共有サイト向けにASP方式で楽曲の検索画面を提供する仕組みだ。なお、楽曲を再生するにはmonstar.fmへの会員登 録が必要となる。

 BGM楽曲は、動画プレーヤーに表示されるリンクからmonstar.fmの楽曲購入画面に遷移する。モンスター・ラボは「楽曲提供者であるインディーズミュージシャンにとっては、映像を通じた新たなプロモーションの機会となる」と説明している。

 サービス開始から1年間で2万曲以上の楽曲提供、および5社以上の動画共有サイトへの提供を目指している。

現時点でどれほど可能性があるビジネスモデルかがよくわからないが、流れとしては注目の必要はあるか。
Cnet Japan の記事
http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20380477,00.htm
Googleが、音声認識技術を通じてビデオを検索可能にする取り組みを格上げした。この動きは、同社傘下のYouTube部門がより財務的に成功する可能性を予感させるものだ。

 この音声認識技術は、2008年7月に提供開始された政治演説検索用オンラインアプリケーションに使われていた。同アプリケーションがこのほど、「Google Audio Indexing」(GAUDI)プロジェクトとして、Google Labsに正式なインターフェースを獲得した

 このサイトの検索ボックスには、「政治家の発言を検索」との説明がある。検索結果はYouTubeのビデオプレーヤーの左横に一覧表示され、各検 索結果をクリックすると、ビデオがプレーヤーにセットされて、検索語が話された部分が示される。表示されるのは演説ビデオだけではない。たとえば、 「bridge to nowhere」(どこにも行けない橋)で検索すると、John McCain氏とSarah Palin氏の選挙キャンペーンで使われた「Real Mavericks」(真の無派閥政治家)の広告が結果に表示された。

※クリックすると図が拡大されます
提供:Google

 ビデオから検索語が抽出できれば、Googleはビデオに収録されているコンテンツの内容把握が容易になり、結果として、その隣にどのような広告 を表示するのが最も適切か、判断しやすくなる。Googleにとって、YouTubeから収益を上げることが2008年の最優先課題だ。

 音声テキスト変換はまた、Googleが関連ビデオを検索結果に挿入するのに役立つ可能性もある。現状では、ビデオの内容を知るのに最良の方法 は、タイトルやキャプションなどの付属するメタデータを調べることだ。しかし、これで得られる情報は、ビデオの中で話されている内容のほんの一部にすぎな い場合が多い。

 そして、Googleが自社の翻訳技術を利用して、ビデオのテキストを他言語に変換する可能性もある。

 明らかに、Googleは音声認識技術に大きな野望を抱いている。同社はGoogle Audio IndexingプロジェクトのFAQページで、 次のように説明している。「Google LabsでGoogle Audio Indexingを提供する狙いは、(現状それをGoogleの『Elections Video Search』ガジェットと組み合わせている狙い)より大きなもので、米国の選挙は最初の一歩に過ぎない。当社はこれを実験プラットフォームとみている。 そこでわれわれは、どんな機能によって、ウェブ上の音声コンテンツを探している人々に最高のユーザー体験を提供できるかを学べる」

 Googleの説明によると、まず政治的な情報から取り組みを開始したのは、同社が民主主義的なプロセスで重要な存在になろうと試みているからで あり、また、政治演説はたくさんの注目を集めているからだという。また、政治家は一般にわれわれより滑舌が良いと考えられ、音声認識技術で言葉を拾いやす いからでもある、とGoogleは述べた。

なんだかすごい話だが、日本語対応はもう少し後と考えたほうがよいか。
BB Watch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/23146.html

 イーフロンティアは、YouTubeやニコニコ動画などの動画をダウンロード保存できる「チューブとニコニコ、録り放題。」を10月17日に発売する。標準価格は5040円で、対応OSはWindows Vista/XP。

 「チューブとニコニコ、録り放題。」は、ダウンロードソフト「インターネットNinja」シリーズをベースに開発された製品。前作「ダウンロー ドNinja4」の動画ダウンロード機能を強化したもので、イーフロンティアでは「ダウンロードNinja5とも言える」としている。

 YouTubeやニコニコ動画といった動画共有サービスなどから、クリック操作による動画ダウンロードが可能で、動画に付加されたコメントも取り込めるという。また、キャプチャ録画機能や指定キーワードによる動画検索ダウンロード機能なども用意する。

 保存した動画は、iPodやiPhone、プレイステーション・ポータブルで再生できるファイル形式へと変換も可能。このほか、画像や音楽ファイルなどのダウンロード機能、Webブラウザのお気に入り整理機能なども搭載した。
なんだか似たようなソフトが続々と出てくるようになった。投稿サイトもDRM対応をするべき時期に来ているのではないだろうか。

マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/09/10/003/

フロントラインは、YouTubeの動画をダウンロードし、iPodなどで視聴できるようにするソフト「YouTube2iPod」(開発元:Angoe Solutions Inc.)を10月10日に発売することを発表した。

YouTube2iPodは、ワンクリックの簡単な操作でYouTubeの動画をダウンロードできるソフト。再生中の動画だけでなく、プレビューのサムネイル画像からのダウンロードにも対応。人気の動画や気になる動画の自動ダウンロードも可能だ。

ファイルは、.flv、.mpg、.avi、.wmv、.wav、.mp3から、.avi、.mp3、.mp4、.wmvに変換可能。指定のファイ ル形式への自動変換や、動画から音声だけを取り出すこともできる。また、ファイルはiTunesへ自動的に追加され、パソコンの他iPhoneやiPod に転送して視聴できる。PSPやBlackberry、その他携帯電話にも対応する。

対応OSは、Windows 2000/XP/Vista(32ビット版)の各日本語版。パッケージ版(3,990円)およびダウンロード版(2,940円)が販売される。

個人的には、あまりこういったソフトが販売されることには感心しないのだが、以前投稿した記事でマグノリアの記事が検索エンジンでよく引っかかるようになった。

こういった利用をしたいという人はやはり多いのだろう。


Nikkei IT の記事
米Amazon.comは2008年9月3日(現地時間),VOD(ビデオ・オン・デマンド)方式による動画配信サービス「Amazon Video On Demand」を,同日に開始すると発表した。配信する動画は,「Windows」と「Mac OS」を搭載したパソコンやHDD(ハードディスク駆動装置)レコーダーの「TiVo Box」,ソニーの液晶テレビ用STB(セットトップボックス)「BRAVIA Internet Video Link」,「Xbox 360」などのWindows Media Center extender対応製品,携帯メディアプレーヤーといった幅広い機器で視聴できる。米Amazon Digital Servicesが運営し,米国向けのサービスとなる(発表資料(英語))。

 配信するコンテンツは映画とドラマが中心で,4万本を超えるという。Webサイトの作品購入画面にアクセスすると,最初の2分間が試聴できる。その後にレンタルあるいは購入の手続きをすると,利用者の「Video Library」にその作品が追加される。そのままWebブラウザーの画面でストリーミング配信される作品を視聴できるほか,パソコン用の視聴ソフト「Amazon Unbox」を使えば,作品をダウンロードしてオフラインで楽しんだり,携帯メディアプレーヤーに転送したりして視聴できる。

 STBのBRAVIA Internet Video Linkでは,リモコンのボタン操作だけで作品の検索から購入,視聴までできる。Video LibraryをAmazon.comのアカウントでひも付けすることで,パソコンとBRAVIA Internet Video Linkのどちらで購入した作品も相互に視聴できる。

 Amazonはこれまで,WindowsパソコンとHDDレコーダーの「TiVo Box」向けのダウンロード型動画配信サービス「Amazon Unbox」を提供していた。今回の新サービスは旧サービスよりも対応機器を拡張し,利用者の利便性を高めたサービスとなる。新サービスの事業責任者であるRoy Price氏は,「旧サービスの利用者からは,コンテンツのダウンロードが終わってから視聴するのではなく,すぐに見られるようにしてほしいというリクエストが最も多く寄せられた。今回それが実現し,さらに対応機器が増え利用者の選択肢が広がった」と述べている。

Amazonが始めるということが大きなニュース。ソニーが独自サービスではなく、Amazonの仕様に合わせてSTBを提供しているという話は非常に興味深い。日本国内でやる場合には、他社ブランドを取り込むということにどのような対応を考えているのだろう。

IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080826/313476/

グーグルの動画共有サイト「YouTube」が、9月30日より松下電器産業の新型テレビ「ビエラPZR900」製品系列で利用可能となる。

 インターネット接続したビエラPZR900を使うと、リモコン操作でYouTubeにアクセスして動画コンテンツを検索/閲覧/共有できる。ビエラPZR900でYouTubeを利用するには、場合によって松下のWebサイトから専用ソフトウエアのダウンロードが必要となる。なお、視聴可能な動画コンテンツに一部制限がある。

 PZR900は、地上/BS/110度CSデジタルハイビジョン放送対応のプラズマテレビ。50V型の「TH-50PZR900」(発売日は9月10 日)、46V型の「TH-46PZR900」(同9月10日)、42V型の「TH-42PZR900」(同9月20日)を用意する。いずれもオープン価格。

ソニーが EyeVio のような独自の投稿サイトを作って自社の機器に流すような構想を練るか、上記の松下のようにすでにうまくいっているものとは提携を組んでしまって、それを利用して面白いコンテンツを見る仕組みを作ることを優先するか。

どちらかと言えば、松下の柔軟な姿勢に好感が持てるか。すべてを自分で作る総合メーカーの発想から抜けられないのはむしろソニーのほうか。

マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/08/27/007/

Yahoo! Japanを運営するヤフーは26日、iPhoneに対応した動画再生アプリケーション「Yahoo!動画」を公開した。利用は無料、Appleが運営するオンラインストア「App Store」から無償ダウンロードできる。動作環境はiPhoneおよびiPod touch、iPhone 2.0ソフトウェアアップデータを適用していることが条件。

Yahoo!動画アプリは、iPhone / iPod touchから「Yahoo!動画」のコンテンツを利用するためのアプリケーション。用意されたチャンネルは、ニュースやスポーツなど最新情報を網羅する「オフィシャルCH」、ミュージックビデオを配信する「音楽」、映画を予告ムービーで紹介する「映画」、グラビアとお笑い、アニメと趣味・教養の計7種。 8月27日現在では計655のビデオクリップが公開され、今後も順次作品を追加する計画とのこと。

ヤフーでは、7月からiPhone / iPod touch向けにデザインしたポータルサイト「Y! SoftBank」を運営、その中で動画配信サービスも提供しているが、Yahoo!動画アプリでは機能を強化。ブックマーク登録やマルチ検索が可能になったほか、動画の表示形式は水平方向で統一、ビットレートは768Kbpsに統一され画質が向上している。なお、動画の再生は無線LAN接続時のみ可能で、携帯電話 (3G) 回線経由では視聴できない。

iPhone での動画の視聴動向がこれから先の携帯端末での実装方法についての大きな試金石になるので、ここは注目されるところ。最初にユーザーを獲得するために、グラビア・お笑い、アニメなどのコンテンツが優先されるのは自然な流れだが、そこでアクセスが稼げたとしても、一般へのブレイクへの布石になるわけではないのが難しいところか。

Japan Internet.com の記事
http://japan.internet.com/wmnews/20080811/11.html

 メディアが大々的に取り上げるようなイベントは年々、デジタル世界でも一大現象を巻き起こすことが増えてきた。『Super Bowl』もそうだったし、米大統領選挙もまさしくそうなっている。そして今度はオリンピックだ。

Lehman Brothers のアナリスト Doug Anmuth 氏によれば、8日に開幕した北京オリンピックは、五輪のデジタル化の出発点となるかもしれないという。Anmuth 氏は投資家向けプレゼンテーションの中で、北京オリンピックは五輪から Web 関連利益を引き出すという点で「重要な分岐点となる可能性のあるイベント」だと述べた。

広告支出だけを見ても、北京オリンピックは大当たりとなりそうだ。Anmuth 氏の予測によれば、企業がオリンピック関連のオンライン キャンペーンに投じる額は1億ドルにのぼるという。

もちろん、こうした特需の恩恵を受けるオンライン大手企業の代表格は Microsoft だろう。同社の MSN は、米国での北京オリンピックの独占放送権を持つ NBC Universal と提携し、オリンピック用サイト『NBCOlympics.com』を手がけている。

同サイトでは Microsoft の『Silverlight』技術を使って、計3500時間にのぼるオリンピックのライブストリーミングおよびオンデマンド動画を配信する。NBC がテレビで生中継する試合はオンライン配信しないが、多くは試合終了から数分以内で配信となる。

これまでの五輪は限定的なオンデマンド Web 動画でしか見ることができなかったが、米国では今回初めてライブ ストリーミングでの視聴が可能となる。広告枠については、配信の冒頭と中間に流れる15秒または30秒の広告が販売されている。

Microsoft はそのほか、予想されるオリンピック関連クエリの急増に対応するために検索エンジンの調整も行なっている。『Live Search』では熱狂を伝えるため、出場各選手について検索語としての人気やその上下動を示すランキングを提供するという。

ターニングポイントになりそうなところで、しっかりとおさえるのはMicrosoftのすごいところ。米国内で収益化の可能性が見えてくるようであれば、また市場の流れも変わってくる可能性はある。動画配信の成否はやはりコンテンツによる。

BB Watch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/22722.html


 グーグルは4日、同社が展開するサービスの新機能などを紹介する報道関係者向けの「定例説明会」を開催し、「YouTube」に最近追加した機能などを紹介した。

 この定例説明会はグーグルが毎週月曜日に開催することにしたもので、「毎日のように出している」という新機能や新サービスについて、テーマを決めてまとめて紹介するしていく。冒頭、製品企画本部長の辻野晃一郎氏があいさつし、日本法人が広告分野のほかに最も高い優先度で取り組んでいる分野として、同社のコアコンピタンスであるサーチ、日本で特に強いというモバイル、YouTube、地理関係の4つを挙げた。1回目となる今回の説明会では、このうち「YouTube」「Google モバイル」「Google 検索」を取り上げた。

 YouTubeに関しては「日本は動画好きカルチャーだと思っている」とし、米国に次ぐ2番目のトラフィックを日本が集めているとした。ただし、米国で開発されたサービスをそのまま日本語化して提供しているのが現状だという。今後、「ニコニコ動画などでやっていることを十分理解しながら、より日本のユーザーに根ざしたプロダクトやUIなどを考えていきたい」とした。

YouTube日本版の独自機能「急上昇ワード」

 YouTubeについては、プロダクトマネージャーの粕谷英司氏が説明。検索されている人気キーワードをランキングする「急上昇ワード」や、 YouTube側であらかじめ用意している楽曲を、投稿した動画に入れることができる「AudioSwap」などの機能を紹介した。

 急上昇ワードは世界に先駆けて日本版だけに7月下旬に導入したもので、1時間ごとにトップ20のキーワードを掲載する。キーワードをクリックすることで、該当する動画がリストアップされるだけでなく、関連する情報を「ウエブ」「ニュース」「ブログ」のリンクからGoogleで検索できる。

 粕谷氏は、実際に急上昇ワードにランクインしている「天才バカボン」「エスカレーター」などのキーワードでニュース検索してみせ、赤塚不二夫氏の死去や東京ビッグサイトで起きたエスカレーター事故のニュースを示し、「そのキーワードがなぜ関心を持たれているかもわかる」と説明した。エスカレーター事故については、YouTubeで公式チャンネルを持つテレビ局「TOKYO MX」のニュース映像のほか、ユーザーが投稿した映像もあったという。

 なお、急上昇ワードで表示されるのは、あくまでもキーワード検索で多く入力されている言葉だ。新しすぎて動画がまだアップロードされていなかったり、逆に権利上問題があるなどで削除されてしまった場合など、必ずしも該当する動画がYouTubeで見られるわけではないという。また、アダルトなどのキーワードもあらかじめ排除しているとした。

投稿動画のBGMを差し替えられる「AudioSwap」正式提供

 AudioSwapは、日本時間の7月24日から提供している機能。従来、新機能を試験的に公開する「TestTube」で公開していたものを正式機能に移行したかたちになる。アップロード済みの動画に対して、あらかじめ用意された楽曲から選んで音声部分を差し替えられる。正式な楽曲数は明らかにしなかったが、かなりの種類があり、ジャンルやアーティストから選択していく。動画と同じような長さの楽曲を絞り込むオプションもある。

 ここで用意している楽曲は、Googleが音楽レーベルなどのパートナーから提供を受けたものだ。今のところ、他のユーザーが用意した楽曲も使えるようにするといった考えはまだないという。あくまでも、自分の撮影した動画にBGMを入れる場合を想定したもので、YouTube上で投稿コンテンツを組み合わせて活用できるような方向性は今後の検討課題になるとした。

撮影場所での検索や、UI言語だけ変更機能も

 YouTubeについてはこのほか、動画に“吹き出し”などのかたちでコメントを重ねて表示できる「動画アノテーション」、Internet Explorer用「Google ツールバー 5」に用意した「YouTubeガジェット」、場所による動画検索、UI言語の変更機能を紹介した。

 場所による動画検索は、地名をキーワードとして検索した際、通常の検索結果の上部に「近くの動画」枠で表示される。いくつかの動画のサムネイルとともに「Google Maps」の地図も表示され、それをクリックすると地図が拡大。その地名を中心にした円が示され、それを移動することでも撮影場所から動画を検索できる。

 UI言語の変更機能は、YouTubeのローカルコンテンツとUI言語を別々に設定できるもの。先週より追加された。例えば、日本版のトップページのYouTubeロゴの横には「日本|日本語」と表示されているが、左側がローカルコンテンツ、右側がUI言語を示している。ローカルコンテンツは 20地域、言語は15言語から選択できる。これにより、例えばフランスで人気のある動画を探したい場合も、UIは日本語のままで行うことができるようになった。

「東京ドームは霞ヶ関ビル何杯分か」も検索可能に

 このほか、検索に関しては、電卓機能の新サービスとして「東京ドームを霞ヶ関ビルで」と検索すると「1東京ドーム=2.48霞ヶ関ビル」と表示される機能や、「映画 渋谷」で検索して、時刻に合わせてその近辺で上映されている映画館の情報などを表示する「映画検索」機能を紹介した。

 映画検索は5月からすでに提供しているものだが、同様の機能としては、天気検索も紹介した。英語版では従来より提供していたもので、2週間ほど前から日本語版でも可能になった。例えば「天気 渋谷」で検索すると、付近の天気のアイコンなどが検索結果上部に表示される。

ニコニコ動画に常駐しているユーザーが日本人一般の特性をつかんでいるわけでもなく、むしろ日本人の中でも少々特殊な属性があると思えるので、Youtubeがニコニコ動画に追従するようなことはしないほうがよい気がするのだが。

 

 

InternetWatchの記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/07/25/20371.html

  米国航空宇宙局(NASA)と、非営利のデジタルライブラリ事業を展開するInternet Archiveは24日、NASAの画像などを集めたアーカイブ「NASA Images」のWebサイトを公開した。

 これまでNASAでは、歴史的なフィルムや音声、動画、画像を21のコレクションに分けて保存してきた。今回これらをNASA Imagesの1カ所に集め、ネットで検索できるようにしたことで、より見やすくなった。

 今回のサイト開設は、NASAとInternet Archiveの5年間に及ぶ提携関係の第一歩に過ぎない。今後、さらに数百万の画像、何千時間もの動画、音声コンテンツが追加され、これらが容易に検索できるようになり、新たな機能も追加されていくとしている。

 NASA Imagesで公開される画像には、アポロ計画の画像のほか、ハッブル宇宙望遠鏡で撮影したものや、NASAが開発した実験的航空機の画像などが含まれるとしている。

メモ。

Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/07/18/20307.html

 米Googleは17日、「Google Video」において、Webアクセス履歴に基づいてお勧め動画を表示する機能を追加したと発表した。この新機能は「Recommended Videos」としてページ下部に表示される。

 ここで表示される動画は、自分がこれまでに行った検索のクエリーや、これまでに見てきた動画の傾向を基に推薦される。

 この機能を利用するためには、GoogleアカウントにログインしてGoogle VideoのWebサイトにアクセスし、「Google Web History」にサインインする必要がある。

個人的にはWeb Historyは最初から採らないでほしいのだが。

IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0807/17/news107.html

 電通とヤフーは7月17日、テレビCMと検索連動型バナー広告を一体化した広告サービス「Spot&Search」を実験的に開発したと発表した。そのキーワードをYahoo!JAPANで検索すると、検索結果画面にCMと連動した動画広告などを表示する。

 テレビCM中に、Yahoo!JAPANの検索窓と、検索キーワードを表示。そのキーワードで実際にYahoo!で検索すると、検索結果画面の上部に、CMと連動したバナー広告を表示する。広告は動画広告にすることもできる。

 第1弾として、19日から放映される日本ヒューレット・パッカード(日本HP)のテレビCMの最後に、「hp」の文字入りのYahoo!JAPANの検索窓を表示。Yahoo!で「hp」を検索すると、日本HPの動画広告が表示されるようにする。

 これまで同様の広告では、ユーザーは求める情報を検索結果から自分で探し出さなくてはならなかったが、新広告ならよりダイレクトに商品情報にアクセスできる、としている。今後両社で新広告の効果を検証し、本格導入を目指す。

非常に面白い試み。効果が高いようであれば、シェア低下が気になるYahoo! としては、「続きはWebで」ではなく「続きはYahoo!で」という流れにしたいところか。

動画の続きが見られるようになれば、代理店側も製作費が上乗せできておいしいか。

 

TechCrunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20080712the-issue-of-trust-is-with-google-not-viacom/

今月、われわれはアメリカ連邦地裁ニューヨーク南地区のLouis L. Stanton上席判事が、YouTubeのユーザーログをViacomに引き渡すようGoogleに命じたことを伝えた。 ViacomはGoogleを相手どった10億ドルの訴訟において、この情報が著作権侵害の実態を明らかにする上で必要だと主張していた。

この決定に対して、われわれのを含めて多くの抗議の声が上がった。引き渡されるデータにはユーザー名、IPアドレス、YouTube上で閲覧したしたすべてのビデオのIDが含まれる。しかも引き渡しの相手ときては著作権侵害を理由に見境なく訴訟を起こすので有名な企業だ。(数多い訴訟の一部を元記事で紹介している)。ひとたびYouTubeのログがViacomに渡されれば、YouTubeで著作権のあるビデオを見たユーザーは全員が訴訟に巻き込まれる恐れがある。

プレスの非難にさらされたことに対するViacomの最初の防御はゴマカシだった。Viacomによるとわれわれは、個人が特定されるようなYouTubeのユーザー情報を求めてもいないし、受け取るつもりもない。YouTubeによって収集された個人が特定可能な情報はViacomに引き渡される前に削除されることになっている。

 

なんだ、それならいいじゃないかって? LA Timesはこの問題を報じた記事でViacomのリリースのこのくだりを引用している。他のいくつかのメディアもこれに続き、「Viacomは裁判所が引き渡すように命じたデータをすべて受け取るつもりではない」と報じた。

しかしそれは違う。訴訟の当事者全員(ユーザー自身を除く。ユーザーは意見を求められなかった)が、YouTubeのログインIDは「個人を識別可能な情報ではない」という点で合意しているのだ。Stanton判事の命令の関連部分はこうだ。「被告は、<ログイン ID>はユーザーがYouTubeに登録した際に作成した匿名のユーザー名であり 、それ自身では個人を特定しうる情報ではないという点について否認しない

つまりViacomは何ひとつ放棄したわけではないのに、あたかも権利の一部を放棄したかのような印象を与えることに成功している。そして、2006年のAOLの検索データの暴露事件で周知の事実になったことだが、入力された検索単語のリストだけからユーザーを特定することは絶対に可能なのだ。訴訟を起こす強い動機のある大企業が、ユーザーID(たとえば私のは TechCrunchだ)とIPアドレスと視聴したビデオのリストからユーザーを特定することが不可能だなどと本気で信じる人間はいないだろう。

もっとも、Viacomはここでも「得られた情報を個人を訴えるのに使うつもりはない」と主張してはいる。

さて、ここに問題があるのだ。私はViacomが最後まで約束を守るかどうか、確信はない。GoogleがYouTubeの従業員の情報を引き渡すのを 拒んでいるという事実からすると、Googleにも確信がないのだろう。はっきり言えば、私はViacomが約束を守るかどうかを気にしていないし、気にするべきでもないと思っている。ユーザーとして、私はGoogleとのみ関係を持っている。暗黙の、あるいは明文の約束でGoogleには私のデータを守る義務がある。もしGoogleが私のデータをViacomに引き渡すなら、Viacomがそれをどう使うかは関係ない。私は「Googleは私が同意していないまま収集、蓄積した私に関するデータをほんのわずかのトラブルの兆候が見えたとたんに第三者に引き渡した」ということを今後記憶し続けるだろう。

Googleが自らに課した「悪をなさない」という活動綱領は、まさか「重要な訴訟で不利になりそうな場合を除いて悪をなさない」という意味ではあるまい。ここにはGoogleの評判がかかっている。Googleがどのように対処するか、会社の本質が問われているる場面だ。Googleは従業員を守るために戦う気があったようだ。それなら今度はユーザーを守るために戦う気を見せるべきときだ。

もっともな内容。

ただ、この記事の筆者は、Googleに対して個人情報を提供することには、一応同意しているが、一般の大多数のユーザーはそういうリスクが存在することすら知らずに、Googleのサービスを利用している。Yahoo!も然り。

このあたりのことについては、日本では個人情報保護法がありおいそれとはデータを移動できないが、それでも情報漏えい問題はいろいろと繰り返されているところ。本件に関しては、個人情報保護法の定める個人情報に該当するかどうかも議論があるところかもしれない。

米国内での運用の実績が、世界的なムードを作る可能性は高いので、この件の推移は注目。

Nikkei Trendy Net の記事
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20080711/1016591/

 動画検索サービスのACCESSPORTは、iPhone 3Gから容易にミュージックビデオを検索、視聴できる新サイト「Woopie iPhone・iPod touch」を公開した。YouTube、AmebaVisionなど複数サイトを横断検索し、動画をiPhone 3GやiPod touch用のファイル形式に自動変換して再生する。

 トップページから最新100件のミュージックビデオを一覧できる。任意の動画を「お気に入り」機能でサイト上のブックマークに保存することが可能。またミュージックビデオのほか動画共有サイトに新規投稿された動画の一覧「最新オンエアー動画」を見られる。動画検索サービス「Woopie」の携帯電話版とデータを共有しており、人気のある動画をランキング形式で表示する「人気動画」を閲覧することも可能。

 トップページ上部の入力欄でキーワードを直接打ち込めるだけでなく、ページ下端部にある人気キーワード群からいずれかを選んで、手間をかけずに検索を行える。このほか「ニュース」「スポーツ」といった各分野の動画を一覧できる。

メモ。

IBT Times の記事
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/080710/21384.html

 2008年7月9日、中国検索エンジン最大手、百度はすでに中国国内20万を超えるサイトとの協力関係を構築し、インターネット動画広告業務「百度TV」を展開している。また、百度はインターネット動画広告業務において、ノキア、ヒューレットパッカード(HP)、コカコーラなどの世界的企業との協力関係を構築している。

 百度のインターネット動画広告の運営パートナー企業随視伝媒のCOO、薛晨氏は「運営開始以来、8ヶ月間にわたり、『百度TV』は顧客満足度、そして業績においても、予想を超える成果を挙げている」と語った。

 中国インターネット動画広告市場の発展余地は極めて大きいと見られている。百度はグーグルなどの競合サイトに先駆けて中国動画広告市場へ進出しているため、今後同社のインターネット広告事業は飛躍的に成長すると期待している。

何も具体的なことがない提燈記事。

NIkkei Net の記事
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djCGG6834.html

 ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)米グーグル(Nasdaq:GOOG)の弁護団は3日、傘下の動画投稿・配信サイト、ユーチューブのユーザーを特定できる可能性のある情報の秘匿性を事前に高めることについて、米メディア大手バイアコム(NYSE:VIA)(NYSE:VIAB)に許可を求めた。グーグルは、ユーザーがどの動画を視聴したかの記録であるユーチューブの「ユーザーログ」を、判事の要請に応じてバイアコムに提出することになっている。

 この前日、ニューヨーク連邦地裁のルイス・スタントン判事は、グーグルに対する10億ドル規模の損害賠償を求めてバイアコムが提起した著作権侵害訴訟に関連して、ユーチューブのユーザーを結びつけるデータベースを、ユーザーがユーチューブを通じてこれまで視聴した全動画クリップとともにバイアコムに手渡すように、グーグルに命じていた。

 バイアコムの広報担当者は3日、同社がグーグルに要求したデータは、ユーザー個人の特定ではなく「ユーチューブとグーグルを相手取った訴訟において、当社の主張を立証する目的のみに利用する」とコメントした。また、このデータは「裁判所の保護命令に従って、極秘情報として取り扱う」と付け加えた。

 バイアコムは、ユーチューブとグーグルが著作権を侵害しているとする自身の主張を強化するためこのデータを要求している。特に、同社の著作権で保護された動画が他の素人作品に比べてどの程度視聴されているかを見極めたい考え。このデータは、バイアコムの著作権で保護されたコンテンツ(情報の内容)が、ユーチューブへのユーザーの呼び込みに寄与し、グーグルが金銭的な恩恵を受けているとする原告団の主張に関連づけられる可能性もある。

 ユーザー情報に関する議論は、ユーチューブのデータベースからいかに多くの情報が収集できるか、という議論が高まるなかで浮上した。データベースには、ユーチューブで動画を視聴するたびにユーザーに割り当てられる個別のログイン認証コードと、ユーザーのパソコンのインターネット・プロトコル(IP)アドレスが対にして集積されている。

 データベースには個人名や電子メールアドレスなど、個人を識別できる情報は含まれていない。ただ、グーグルにデータの提出を強制した裁判所の判断は、それがインターネットを通じて動画を視聴するユーザーの視聴パターンを暴露する可能性もあると危ぐするプライバシー擁護派の批判をすぐさま招いた。プライバシー保護論者らは、例えば、ユーザーがIDに自分の名前の一部を使用する例が多いと指摘する。

 グーグルの弁護団はバイアコムにあてた3日付の書簡で、法廷の請求が「著しい量の公的な抗議」を招いたことに言及。提出前にデータ中のユーザー名とIPアドレスを編集する許可を求めた。

 バイアコムの広報担当者明は声明で、同社がグーグルの懸念への対応を図っているとしたものの、書簡に書かれた具体的な要請に関するコメントは避けた。その上で「われわれはこの件に関する協力を続ける。バイアコムは、強力な機密保護を備えた枠組みを構築することを約束する」と語った。

 訴訟書類によると、グーグルは、バイアコムのユーザーデータの提出要請に対し、バイアコムが「ユーザーのログインIDやIPアドレスに基づいて、ユーチューブのユーザーの視聴・動画アップロードの習慣を把握できるようになる」として反論していた。

 スタントン判事は、プライバシーに関する懸念が「憶測的」とし、データベースは「個々の動画がさまざまな期間にどのような頻度で視聴されたか」を示す、現存する唯一の記録である、と書いた。

 プライバシー擁護派は、グーグルとユーチューブがそのユーザーと、ユーザーの利用するオンラインサービスに関して膨大なデータを保存していることを、こうした議論は思い出させる、と指摘。ユーチューブの広報担当者は、一部市場で特定の種類のコンテンツを禁止するより、法律に順じるため、またユーザー体験を向上させるため、同社はIP情報にこだわっている、とコメントした。

 スタントン判事は2日、この事案の一環として、ユーチューブにはサイトの設計図であるソースコードを提出する必要はない、と判断した。

 今回の裁判所の判断に対し、グーグルの主任弁護人であるキャサリン・ラカベラ氏は、グーグルが「ユーザーの私的な動画や、当社の検索技術にバイアコムがアクセスすることを退けるなど、裁判所が証拠開示手続きにある程度の制限を設けたことを歓迎している」と述べた。また、「視聴履歴に対するバイアコムの行き過ぎた要求を裁判所が認めたことに、われわれは失望した」と語った。

この件に関しての、双方の主張と判例、実際に提出されるデータの書式などは、今後の動画配信ビジネスにおける著作権侵害、および個人情報保護の観点などから重要な前例となる。

要注目。

 

Cnet Japan の記事
http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20376271,00.htm

 検索大手のGoogleが、人気アニメ番組「Family Guy」の作者、Seth MacFarlane氏を起用し、オリジナルのアニメーションシリーズを作成する。New York Times紙が報じている。作品は、Googleの広告システム「AdSence」経由でウェブ配信されるという。

 New York Times紙の記事によると、GoogleはAdSenseを利用して、「Seth MacFarlane's Cavalcade of Cartoon Comedy」というタイトルの番組を、MacFarlane氏のターゲットとする視聴者がよく閲覧するウェブサイトに配給するという。広告は「プレロール」広告、バナー広告、「提供クレジット」形式の広告などの形で配信される予定。

 MacFarlane氏はまた、Cavalcadeコンテンツと連動するオリジナル広告の制作で広告主と協業するとも報じられている。しかし、GoogleもMacFarlane氏も、取引はAdSense最大級と述べたのみで、広告主に関する情報を明らかにしていない。

 2分間のエピソードは「The New Yorkerが掲載している1コマ漫画のアニメ版で、1コマ漫画をクールにしたものだ」、とMacFarlane氏はNew York Timesに語っている。同氏はこの取引で、広告売り上げの1%を得ることになっている。

 2003年にAdSenseを開始したGoogleは、2007年にAdSenseプログラムを拡大し、ウェブサイトパブリッシャーがサイト内にYouTubeの動画クリップを埋め込んで表示できるようにした。表示可能な動画クリップはYouTubeのコンテンツパートナーが制作したもので、ターゲット型のバナー広告またはテキスト広告が掲載され、サイト運営者はそこから広告収入を得ることができる。Googleは以前、自社AdSenseパブリッシャーネットワークで動画と動画広告を配信する実験を行っていたが、結果は賛否が分かれる内容となっていた。Googleは、インストリーム動画広告や広告付きのインストリーム動画クリップのテスト配信の実験も行っている。

メモ

 

TechCrunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20080626joglis-music-search-streams-500m-songs-12m-albums/

Jogliを紹介しよう。これは音楽用の検索エンジンで、5億曲の楽曲と1200万枚のアルバムをすぐに聴くことができると豪語している。

これ以上音楽目的地サイトの入る余地はある得ない、というのは正論だ。しかし、数日間Jogliを使ってみたところ、私はこれが、SongzaMeeMixDeezerSeeqPodをはじめとするライバルたちを、慌てさせる可能性を持っているという印象を強く持った。

Jogliはウェブを巡回して楽曲や楽曲のクリップを集め、検索用のインデックスを作る(曲の大半はYouTubeからだが、他のサイトも探す)。そしてユーザーはJogliが見つけてきた曲をウェブに直接組み込まれたプレーヤーで聴くことができる。 「検索してクリック&プレイ」なんて何も新しくないことはわかっている。しかし5億曲が対象となれば快挙といえる。

私がテストした限りでは、Jogliでアーティスト、曲、アルバム、クリップなどから効率よく音楽を検索することができた。メインストリーム以外のアーティストや曲も全部見つけられた。たとえば、Jurassic 5 featuring Nelly Furtadoの‘Thin Line’ という曲や、Nick Caveのアルバム‘Let Love In’など。

API経由でYouTubeに便乗するトレンドが、音楽サービスのルールを変えつつある。インターネットラジオサービスのMeeMixやLast.fmがロイヤリティを払わなければならないことを思い出してほしいのだが、Jogliは一切払っていない。ストリーミングやストレージの費用さえ払っていない。YouTubeが(即ちGoogleが)払っているからだ。もちろん、YouTubeがこの手の音楽ビデオの取り締りを始めれば、このトレンドも長くは続かないかもしれない。

Jogliは現在ベータ版で、完璧にはほど遠い。たとえばコミュニティーや発見の機能は事実上存在していない。しかし5億曲という資産は、Jogliが参入のきっかけをつかむのに十分であることは間違いない。

YoutubeのAPIでメタデータを拾って質の悪いサービスを提供しているところは多いが、独自のデータベースを用いて質の高いデータを提供していくようであれば、優良なサイトになっていく可能性はある。

マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/06/26/042/

チームラボは26日、同社が提供する動画検索・視聴サービス「サグールテレビ」に、検索結果の動画をまとめて連続再生できる「まとめて再生『MATMEEL』(マトメール)」機能を追加した。

サグールテレビは世界の60以上の動画共有サイトを横断して動画を検索し、複数の動画を連続視聴できる動画検索サイト。これまでは検索結果などから選択した動画を「再生待ちリスト」に追加することで連続再生が可能となっていたが、「まとめて再生」機能では手動でリスト追加を行わなくても複数の動画を自動的に再生させることができる。

リストの左側の「×」をクリックすると、まとめてスキップできる

同機能は、キーワード検索による検索結果、動画をブックマークする「好きな動画」のフォルダ、ランキングなどで利用できる。「まとめて再生」ボタンをクリックすれば、それらがすぐに再生される。「まとめて再生待ちに追加」では、現在視聴中の再生リストに1つのグループとして加えることが可能だ。

また同時に「好きな動画」機能が強化され、動画の順番を入れ替えられるようになったほか、そのフォルダに入っている動画に似ている動画をレコメンドしてくれる機能が追加された。これらも「まとめて再生」で視聴できるようになっている。

いま一つ魅力を感じないが、メモ。

Tech Crunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20080622video-comments-the-japanese-way-nico-nico-douga/

日本ではギークが作ったギークのためのビデオポータルがYouTubeを急追している。

日本のビデオ共有プラットフォームNico Nico Douga〔ニコニコ動画〕はアジア市場におけるウェブサイトとしては記録的な成功を収めつつある。これはトラフィックでは日本で有数のサイトだが、まだYouTube日本版には及ばない。 しかし「ニコ動」はYouTubeを急速に追い上げている。

このサイトは日本語のみで提供され、ビデオを見るには登録が必要だが、2007年7月にローンチして以来、600万に近い登録ユーザーを集めている。携帯サイトの登録ユーザーは今年3月に120万を超えた。ニコ動には月間20億ページビューがあり、日本におけるインターネットトラフィックの約12分の1を占めると推定されている。GoogleTrendsのウェブサイト統計ではYouTubeの国別の数字が分らないが 、ニコ動は全世界ベースで Veohとほぼ同じトラフィックを集めている。(毎日約140万。下のグラフ参照)。

ユニークな機能

ニコ動のもっとも目立つ特徴は、ユーザーが配信されるビデオ動画の上に直接短いテキスト・コメントを書き込んでコミュニケーションができることだ。コメントはビデオに同期してリアルタイムで右から左へスクロール表示される。別のユーザーは別の色を使ってさらにコメントを書き加えることができる。一部のビデオは、その結果、ほとんど全面がコメントで覆い尽くされてしまうことがある。その場合には一部をフィルターしたりコメントをオフにしたりすることができる。

と、聞いただけではなにやら馬鹿げた機能のように思えるかもしれない。しかしこれこそまさに、ユーザーがニコ動でYouTubeの約2倍の時間を使う理由なのだ。2007年11月に6億だったコメントだが、今日(米国時間6/22)までに、110万のビデオに対して、12億以上が投稿されている。動画コンテンツは主にニコ動が配信の権利を得たビデオゲームの画面録画、過激なコメディーのシーン、アニメ、ユーザー制作ビデオなどだ。

ニコ動のコンテンツのエンベッドには制限があるので、ニコ動のコンテンツの典型的なサンプルとして、Youtubeに投稿されたビデオを掲載しておく。

ニコ動はYouTubeに対して日本生まれであるためのいくつかの優位性をもっている。このサイトは、マンガ風のデザインやレイアウトをはじめ日本のギーク文化に深く根ざしている。

さらにYouTubeと違っている点は、ニコ動には投稿するビデオのサイズに制限がない。このため全般的に見て画質はYouTubeより良い。またニコ動では、エロティックなコンテンツも「R-18」セクションに投稿することができる。

ビジネスモデルの3本柱

ニコニコ動画を運営しているNiwangoは東京証券取引所に上場しているメディア企業、Dwangoの15の子会社の1つだ。

ニコ動は3つの方面から収入を上げている。まず現在20万人(2007年11月の9万から増加)の有料メンバーがいる。有料メンバーは月に約$5を支払い、より高速なアクセス速度その他の機能の見返りを得ている。Niwangoはまた広告スペースを販売しており、売り上げは月に約$300,000(30万ドル)になっている。2008年2月分についての公式発表によると、アフィリエイト・リンクからの収入が月間約$820,000(82万ドル)で、これらを合計すると月間$2.1M(210万ドル)、あるいは年間売り上げに換算すると$25M(2500万ドル)ということになる。

しかし一方、企業として成長するために、Niwangoは将来にいくつか大きなハードルを抱えている。たとえばニコ動は巨大なトラフィックを維持するためにサーバーのコストがかさんでおり、これが月間$1M(100万ドル)近くにもなっている。全体として収入の伸びより経費の伸びの方が大きい。

ニコ動は黒字化のための努力を続けている。5月にはYahoo! Shoppingと提携してアフィリエイト事業へのテコ入れを図った。またニコ動のビデオはYahoo! Japanの検索ページにも大きく目立つように表示されるようになった。Yahoo! Japanは日本最大のウェブ企業であるだけに、こうした動きは明るい展望を開くものだ。

しかし、携帯版のニコ動にはまだ一切広告が入っていない。またNiwangoは、ご多分に漏れず、著作権侵害問題をいくつか抱えている。

ビジネス拡大にあたっての最大の課題は、どうやってメインストリームのユーザーにニコ動を普及していくかだ。現在のユーザーのほとんどは「オタク」―テクノロジーに関して知識豊富なアニメやビデオゲーム・マニアの男性だ。

国際化も成長を加速させる可能性がある。中国ではコピー・サイトが大人気だ。台湾ユーザー向けの公式サイトも2007年10月にローンチしている。

ニコ動のコンセプトをそのままアメリカに移植することは難しいかもしれないが、ビデオの上に直接テキスト・メッセージでコメントするという手法は日本以外でも人気を得る可能性があるだろう。

「Geek文化」というのはよい表現。ニコニコ動画のヘビーユーザーは、実際にはアニメファンやゲームファンが多いものの、「オタク」と呼ばれるのには抵抗がある層が少なくないので、こういった表現のほうが定着しやすいかも。

海外のリソースなので、ニコニコ動画に対しての観察、評価も公正。

Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/06/18/19985.html

 ACCESSPORTは18日、動画検索・視聴・ダウンロード・変換機能を備えたソフトの最新版「Woopie Video DeskTop 2.0」を公開した。対応OSはWindows Vista/XPで、利用は無料。動画検索サイト「Woopie β」からダウンロードできる。

 「Woopie Video DeskTop 2.0」では、動画共有サイトを閲覧できる「Webブラウザ」機能を追加した。ホームページに国内外の動画共有サイトのリンクやカテゴリなどを設置し、任意のサイトをクリックすると、別のタブでサイトを開く。サイト上の動画をクリックすると、Woopieソフトのダウンロードリストに登録され、ソフト上で視聴できる。

 また、Internet Explorerで動画共有サイトを閲覧する際、右クリックでページ内の動画を一括検索し、Woopieソフトのダウンロードリストに登録できる「ハンター」機能を追加した。従来通り、視聴しながら動画を任意のファイル形式(FLV/AVI/WMV/MP4/3GPなど)でダウンロードすることも可能だが、今回から、ダウンロード後でもファイル形式を変換できる機能が加わった。

 このほか、従来の「おすすめ」ページも強化し、主要な動画共有サイトの人気・新着・おすすめ動画などを確認できるようになった。

メモ。

InternetWatch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/06/17/19966.html

  米Trend Microは16日、動画共有サイト「YouTube」のログイン情報を盗もうとする偽サイトを発見したことを明らかにした。

 偽サイトはドメイン名が異なるほかは、YouTubeと酷似している。YouTubeの動画や検索を利用できるため、ユーザーは偽サイトにアクセスしたことに気づきにくいという。また、ユーザーが偽のログイン画面に情報を入力した場合には、本物のYouTubeにリダイレクトする。

 Trend Microによれば、偽サイトの運営者が、騙されたユーザーのログイン情報を悪用する恐れがあると指摘。その動機としては「金銭的利益は見込めない」としながらも、盗んだログイン情報を使って、特定の動画のランキングを上げる“サービス”を提供したり、動画の閲覧数を増やしたい人にログイン情報を販売するのではないかと推測している。

 Trend Microでは現在、偽サイトの仕組みや同様の手口を使うドメインを監視中としているが、これらの偽サイトはスパムメールに記載されたURLのリンク先として使われると見ている。ユーザーに対しては、頻繁にアクセスするサイトはブックマークを用いるとともに、身に覚えのないメールに記載されたURLはクリックしないよう呼びかけている。

投稿サイトが人気になると、類似ドメインでこういったことを行う人も出てくる。メモ。

RBB Today の記事
http://www.rbbtoday.com/news/20080618/52085.html

 18日、ナビコンはインターネット上で配信されている動画コンテンツの番組を検索できるサイトをオープンさせた。

 このサイトは「navicon」といい、インターネット上の動画配信番組やライブ中継など、カテゴリーやキーワードでの検索や作品情報、番組情報などが、配信元およそ100サイト、登録作品数約40,000本、シリーズ数で7,500本の中から調べることができる。番組情報や最新ニュースなどは随時更新されていくが、対象となるコンテンツは登録された情報がベースとなる。動画投稿サイトなどは検索の対象外となっている。

 インターネット上のブロードバンドコンテンツに関する情報ポータル、ディレクトリサービスとしては、「RBB NAVi」が古くから存在しているが、インターネットがいわゆるネットサーフィンから動画視聴や特定サービスの利用と、その利用形態が変化しつつある現状において、類似サイト、TV局や映画会社など既存のコンテンツホルダーなどの参入など、今後増えてくるものと思われる。

メモ。

IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080609/307106/

 USENとヤフーは業務提携し,ヤフーのIDと課金システムを使って視聴できる有料動画配信サービス「Video Complex」を,2008年5月14日に開始した。ヤフーの課金システムを利用している会員を対象に,USENが持つ約5万本の動画コンテンツを有料配信する。

 USENとヤフーはそれぞれ「ShowTime」,「Yahoo!動画」で有料の動画配信サービスを既に始めている。今回の業務提携であえて新しい動画配信サイトを立ち上げることになったカギは,ヤフーの決済機能「Yahoo!ウォレット」である。インターネットで有料サービスを展開するうえで最もハードルの高いのが,「ユーザーへの課金」(金井泉ヤフーPS本部企画部リーダー)である。無料サービスのIDとパスワードの登録でさえ面倒なところに,有料サービスでは住所やクレジットカード情報など,入力が必要な情報はさらに多くなる。また,いくらサービスが便利そうでも,お金にかかわる情報であるためクレジットカードや銀行口座の情報を登録することに不安を感じるユーザーも多く,「実際にサービスを利用する前に,最初の登録の段階であきらめる利用者が非常に多い」(金井氏)という。

 ヤフーは通販やオークション,コンテンツ販売など決済機能を利用するサービスを多く提供しており,こうしたサービスの利用代金を支払うため,ID 番号と一緒にクレジットカードや銀行口座を登録している「ウォレット登録会員」がすでに1700万人いる。こうしたユーザーが現在使用しているIDを使うことができれば,「課金情報の登録」という最大のハードルがなくなり,サービスを利用しやすくなる。ヤフーにとっても,他社のサービスが課金システムを利用することによって手数料収入が得られるほか,ヤフーIDの利便性が高まり,より多くの利用者を集められる。

 ヤフーは積極的にヤフーIDの利用を他社に呼びかけており,既に10社以上のサービスでヤフーIDが利用できるようになっている。しかしこれまでは無料サービスが中心で,今回のUSENとの取り組みは,ヤフーのIDと課金情報を合わせて利用する初のケースとなる。また2008年6月4日には第一興商との提携を発表,ヤフーの有料会員「Yahoo!プレミアム会員」向けのクーポン割引や,将来的にヤフーの会員IDで第一興商のインターネット向けカラオケサービス「karaoke@dam」などの有料サービスを利用できるようにする方針を明らかにした。

 ヤフーは「1社で提供できるサービスには限界がある。今後も他社との提携によって,ヤフーIDと課金システムを使えるサービスを増やしていく。 USEN以外の企業とも動画配信サービスを行う可能性もある」(ヤフーPS本部メディア事業部の番井健次郎氏)とし,積極的に他事業者との提携を進める方針である。

Yahoo! が検索エンジンの提供会社というより、決済システムでの囲い込みを目指しているとすれば強力な強みを持つことになる。

動画購入とその決済システムの信頼性はこれまで常に問題になってきているので、多少手数料率は高くても信頼できるサイトとしてYahoo! の決済システムを利用しているということで信頼性が高まるのであれば、利用したいという事業者も多くなるはず。

 

 

InternetWatch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/05/28/19726.html

  ニワンゴの運営する「ニコニコ動画(SP1)」が28日、トップページを「スッキリ」とリニューアルしたほか、アカウントを取得しなくてもページを閲覧できるようにするなどの変更を行なったことが明らかになった。

 アカウントなしで見ることができるのは、トップページ、新着動画、きまぐれ検索、注目のタグ、ランキング(以前より閲覧可能)の各ページに限られ、動画の再生には従来通りアカウントが必要になる。今後、負荷状況など見ながら、他のページも閲覧できるようにしていくという。

 このほか、動画アップロード先として、写真共有サイト「フォト蔵」の対応が終了したという。


コストが高い日本のインフラの中で、多数のアクセスを稼ぎながら徐々に前進しているところには好感。

Chinapressの記事
http://www.chinapress.jp/it/11497/

 5月26日、中国国内メディアによれば、中国検索エンジン最大手、百度は自社の動画検索サービスのリンクを同社ホームページに追加した。
 中国のインターネット通信容量の増加と動画専門サイトの急速な発展にともない、今後動画検索サービスの利用回数も上昇する見通し。
 同社は動画検索サービスへの取り組みを強化することで、検索エンジン事業の更なる成長を期待している。
 一方、百度の動画検索サービスへの注力は中国動画検索市場の更なる発展に貢献すると、業界からも注目を集めている。

ネットに関しては、これからも中国は独自の動きをしていくものと思われ、それほど日本他グローバルには影響は少ないと思われる。

Asahi.com の記事
http://www.asahi.com/digital/column04/TKY200805230120.html

 聴きたい曲をパソコンですぐにダウンロード購入し、デジタルオーディオプレーヤー(以下、デジタルオーディオ)に転送できる音楽配信。アップルの 「iTunes Store(アイチューンズ・ストア)」やレーベルゲートの「mora(モーラ)」、HMVジャパンの「HMV DIGITAL」、そし てそのほかにもさまざまな音楽配信サービスがありますが、今回は「MUSICO(ミュージコ)」について紹介しましょう。

 MUSICO(画面1)はNTTコミュニケーションズが運営する音楽配信サービスで、07年2月よりスタートしました。もともとは別々の音楽配信サービ スとして運営されていた「OCN MUSIC STORE」と「goo Music Store」が統合されて名称が変更されたという経緯があるため、ス タート当初から配信曲数は100万曲に迫る品ぞろえで、邦楽・洋楽ともに豊富にそろっています。

 音楽配信サービスを選ぶとき、重要なチェックポイントはどんなファイル形式で配信されているかです。ダウンロードした曲をパソコンで聴く分には、 その音楽配信を利用するためのソフトウエア、たとえばiTunes Storeであれば「iTunes」、moraであれば「SonicStage  CP」をダウンロードすれば再生可能となるので問題はありません。しかしダウンロードした曲は、すべてのデジタルオーディオに転送できるわけではなく、 ファイル形式によって対応機種が限定されるので注意が必要です。

 MUSICOで配信されている音楽ファイルの形式は、主にWMA(Windows Media Audio)となります。東芝の 「gigabeat(ギガビート)」シリーズやクリエイティブメデァの「ZEN(ゼン)」シリーズなど、多くのデジタルオーディオに転送できます。ただし WMA未対応のアップルの「iPod」シリーズや、WMAの再生は出来ても著作権保護されたWMAファイルには未対応のソニー「ウォークマン」シリーズに は転送が出来ません。

 しかしMUSICOは、WMAのほかにMP3というファイル形式でも配信されている楽曲があるという大きな特徴があります。先ほど「主にWMA」 と書いたように、MP3のファイルが用意されているのは一部の楽曲に限られます。MP3で配信されている曲は、MUSICO内の検索画面で探す(画面3) ことが出来ます。

 そしてこのMP3配信曲の特徴は、他の配信ファイル形式では必ず施されている著作権保護機能が掛けられていません。これをDRMフリーなどと呼び ます。そのため、他の配信サービスでは購入した曲のバックアップには専用ツールが必要であったり、また音楽CDを作成するときの枚数などに制限があります が、MUSICOでダウンロード購入したMP3ファイルはそういった制限はありません。個人使用の範囲であれば、たとえばデスクトップパソコンとノートパ ソコンの2台にMP3ファイルをコピーして聴くことも出来ます。

 またMP3はiPodやウォークマン、そしてそのほかのデジタルオーディオのほとんどで転送・再生をサポートしている、標準的なファイル形式で す。そして先に触れたようにMUSICOで購入したMP3ファイルはDRMフリーなので、iTunesやSonicStage CPといったソフトを使え ばiPodやウォークマンに転送することが出来ます。これまでiPodを使っている人はiTunes Storeでしか音楽は購入できませんでしたが、 MUSICOは新たな選択肢になったわけです。

 なおMUSICOで配信されているWMAファイルとMP3ファイルは、同じ楽曲であっても違いがあります。それは音質を左右するビットレート。 WMAファイルのビットレートは一般的な設定の128kbpsで配信されています。それに対してMP3ファイルではよりビットレートが高い320kbps で配信されており、これは音楽配信としてはかなり高音質な設定です。その分ダウンロードしたファイルのサイズも大きくなりますが、音質にこだわるならば、 WMAファイル対応のデジタルオーディオを使っている人でもMP3ファイルを購入する意味もあるでしょう。

 使っているデジタルオーディオを選ばず、また高音質なMUSICOのMP3ファイル配信。楽曲数はWMAファイルに比べてまだ少ないものの、今後の展開が楽しみなところです。

一般紙向けの内容。メモ。

IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Research/20080523/303895/

 ネットエイジアが15歳―29歳の若者に行ったアンケート調査によると、45.5%の若者は携帯電話で動画コンテンツを見る頻度や時間が1年前に比べ「増えた」と回答した。「減った」は8.8%にとどまり、「変わらない」が45.7%だった。

 携帯電話で動画を見る頻度や時間が増えたという人にその理由を尋ねたところ、「パケット定額制に加入したから」が68.2%で最も多く、「無料で見ることができるコンテンツが増えたから」が65.3%とこれに次いだ。

 携帯電話で動画を見ることが多い時間帯は「午後11時―午前0時台」が50.5%、「午後9時―10時台」が46.3%だった。

 閲覧している動画サイトは「YouTubeなどの投稿型サイト」が51.9%で最も多かった。これに「Yahoo!、gooなどポータルが運営している サイト」の38.5%、「テレビ局のサイト」の20.6%、「アニメのサイト」の15.8%、「アダルト専門サイト」の11.5%、「映画の配信サイト」 の11.0%と続いた。特に気に入っている動画サイトがあるという人は27.5%で、具体的には「YouTube」が多く挙がった。

 動画サイトにアクセスする手段は、検索エンジンでキーワードを入力してアクセスする方法(53.5%)と、ブックマークしている動画サイトにアクセスする方法(49.5%)が主流になっている。

 調査は5月9―13日に、携帯電話向けWebサイトで実施した。有効回答数は500で、性別は男女同率。

当面は携帯の動画は、面白いかどうかというよりも、パケット通信料がどれくらい下がるかが問題。それからが、面白いかどうかというところでのサービスの争いとなる。(6,7年前のPCと同じ状況。)

IT Proの記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080515/301788/

 動画配信サイトの米Huluのジェイソン・カイラーCEOは,「映像ビジネスは生活必需品を扱うわけではないので,誰にでもわかりやすいサービスが必要だ」と「NAB Show 2008」で語った。Huluは,米国のFOXとNBCのジョイント・ベンチャーで,2008年3月12日に正式にインターネットを利用経由の動画配信サービスを開始した。 NAB Showは全米放送事業者協会(NAB)が主催するイベントで,今回は2008年4月11~17日に開催された。

 Huluの具体的なミッションは,「消費者が,簡単に,いつでも,世界中のプレミアム・コンテンツを見つけ,楽しむことを助けることで,使い勝手のよいサービスを志している」(カイラーCEO)という。使い勝手のよさの追求の表れとして,「Huluの検索は,他局のサイトのコンテンツも対象にしている」と胸を張る。

 カイラーCEOは,ハーバード大学でMBAを取得,アマゾンのDVD,CD販売の責任者を務め,昨年3月にHuluにヘッド・ハンティングされた。オープンな印象を与える人物で,講演でも質問を気軽に受け付けていた。

Huluサイト・デザインには三つのこだわりが

 カイラーCEOは,サイト・デザインには三つのこだわりがあると説明。消費者主導ということを意識し,Huluのサイトを「自分の母親でも使いこなせるようなサイトであることを目指した」そうだ。実際,「母親にテスト版を送り,母親の好きな映画を見てもらって,操作性をテストした」という。わかりやすさと同時に,ほかのサイトにない機能も付け加えている。

 たとえば,「動画のなかから自分の好きな場面だけを切り取り,マイスペースなどで友人と共有できる機能である」(カイラーCEO)。「好きな場面をアーカイブ化したり,友達とシェアしたりするのは我々のミッションの一部である」と語りながら,カイラーCEOはデモを交えて説明した。また,「すべての機能がワンクリックで済むようにサイトをデザインしている」と使いやすさを強調。実際,このシェア・サービスはユーザーから支持されており,「サービス開始から約1カ月で利用回数が10万5000を超えている」(カイラーCEO)という。

 “Not like Tokyo Night”を目指したこともこだわりの一つ。Tokyo Nightとは,東京の繁華街のように,サイト上にいろいろなバナー広告やリンクが張られ,どこにコンテンツがあるかわからないようなサイトのこと。つまり,コンテンツがどこにあるかが一目でわかるサイトを目指した。「映像はサイトの中央に置いて見やすくし,映像が始まるといろいろなリンク・ボタンはすべて消して映像に集中できるようにした」(カイラーCEO)。

 三つ目のこだわりは,動画画面のアスペクト比(横縦比)である。多くの動画配信サイトは4対3を採用しているが,「Huluは16対9を採用し,デジタル・テレビ,映画と同じにし,YouTube,CBS.comなどと差別化を図っている」(カイラーCEO)という。

 Huluのロゴを小さくしたこともカイラーCEOの考え。「消費者は,チャンネルではなく番組,キャストを見たいのであって,配信プラットフォームの知名度は,あまり重要でない」(カイラーCEO)と分析したうえでの判断である。

「YouTubeよりも安心」とコンテンツ・ホルダーに呼びかけ

 ビジネスモデルの説明で,カイラーCEOはYouTubeを引き合いに出した。YouTubeにコンテンツを提供すると,映像のコピーが巷にあふれる結果になるが,「Huluならば,DRM技術がしっかりしているので,コピーされることもない」(カイラーCEO)と説明。「セキュア性と広告の収益性を背景に,既に50社のコンテンツ・ホルダーからコンテンツの提供を受けている」と実績を語った。

 さらにカイラーCEOは,コンテンツ・ホルダーに認識を改めてHuluとの提携を促すメッセージを語った。まず「保守的にならずに,積極的になって欲しい」(カイラーCEO)。テレビの視聴者離れに触れ,「コンテンツ・ホルダーは,消費者がインターネットを使う時間が増えているのだから,もっと積極的にインターネットのメディア開拓をするべきだ」(カイラーCEO)と話した。

 そして,米国では「アメリカン・アイドルのコンテンツは2500万人が見ているといわれるが,裏を返せば2億7800万人は見ていない。Hulu の映像シェアリング・サービスなどを利用すればもっと多くの消費者に自社コンテンツを広めることができる」(カイラーCEO)とコンテンツ・ホルダーに呼びかけた。

視聴者の声を披露,終了した番組の配信にニッチな価値が

 講演で,視聴者からのメールを何通か披露した。その一つが「Arrested Development」という2年前に放送終了になったテレビ・ドラマのファンからのメール。「どこを探しても見られなかった番組がHuluで視聴できて感動した」という趣旨で,テレビやDVDでは流通できないニッチなテレビ・ドラマも,Huluならばアーカイブとして利用しやすく,視聴者とコンテンツ・ホルダー双方にメリットがある,という解説を加えた。

 講演後,会場からいくつかあった質問のうち印象に残ったのは,こうした動画配信ビジネスは「親会社の放送ビジネスから市場を奪うのではないか?」というものである。カイラーCEOは,この質問に対し,「親会社は,市場の食い合いはあるだろうが,それよりももっと大きな社会の変化,動画視聴の行動変化を認識してHuluを始めた」と答えた。

米国内の優良のサイトがこれから日本の参考になるかというのは難しい。ニッチなものの積み上げが、ビジネスになっていくのは間違いはないだろうが。

 

Nikkei IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080512/301282/

 セキュリティ企業の米トレンドマイクロや、セキュリティ組織の米サンズ・インスティチュートなどは2008年5月10日以降、Webサイトを改ざんする大規模な攻撃が再び確認されたとして注意を呼びかけている。改ざんされたWebページにアクセスすると、ウイルスをダウンロードさせる「偽の動画サイト」に誘導される。トレンドマイクロによれば、50万サイト以上が改ざんされているという。

 今回確認された攻撃は、「phpBB」と呼ばれる掲示板システム(プログラム)を利用しているWebサイトを標的にしているという。phpBB は、PHP言語で記述されたオープンソースの掲示板システム。多くのWebサイトで利用されている。既知の脆弱(ぜいじゃく)性がある古いphpBBを使っている場合や、phpBBの設定に脆弱性がある場合(設定が不適切な場合)には、これらの脆弱性を突かれて不正侵入され、Webページを改ざんされてしまう。

 改ざんの結果、Webページ中にJavaScriptの悪質なコードが挿入される。このコードにより、改ざんされたWebページにユーザーがアクセスすると、攻撃者が用意したWebサイトに誘導され、そのサイトのWebページがWebブラウザーに表示される。

 表示されたWebページには、動画プレーヤーが埋め込まれているように見えるので、「YouTube」のような動画再生サイト(動画配信サイト)に思える(図)。そして、動画を再生するには、新しいコーデックをインストールする必要があるといった警告メッセージが表示され、ある実行形式(拡張子が exe)ファイルをダウンロードするよう促される。

 このファイルの実体は、「Zlob(ゼットロブ)」と呼ばれるウイルス(悪質なプログラム)。インストールしても動画を再生できるようにはならない。その代わり、パソコンのDNSの設定やWebブラウザーなどの設定を勝手に変更されてしまう。

 例えば、パソコンのDNS設定を、攻撃者のDNSサーバーを参照するように変更する。これにより、ユーザーは気付かないうちに悪質なWebサイト(フィッシング詐欺サイトなど)に誘導されて、個人情報などを盗まれる恐れがある。

 5月10日現在、トレンドマイクロでは50万サイトが改ざんされていると報告。サンズ・インスティチュートでは、改ざんによって埋め込まれる文字列で検索したところ、40万サイトがヒットしたとしている。

 トレンドマイクロでは、今回の一連の改ざん攻撃について現在調査中。詳細が明らかになり次第、同社サイトで随時報告するとしている。

ブラウザ自体がかなり堅牢になってきているので、セキュリティのアタックは動画プレイヤーなどによるものが大幅に増えてくる可能性が高い。要注意。

朝鮮日報の記事
http://www.chosunonline.com/article/20080509000023

 韓国最大のインターネット検索サイトである「ネイバー」を運営するNHNが、その独占的な地位を利用して不公正な取引を行ったとして、公正取引委員会(以下、公取委)から業務改善命令を受けた。韓国でインターネット検索サイトが公取委からの制裁を受けたのは今回が初めてだ。

 公取委は7日に行われた会議の席で、「NHNが市場での独占的な地位を利用し、動画配信などで公平な競争を行わなかった容疑が認められる」などとして業務改善命令を下した。

 NHNは2006年5月から昨年3月まで、パンドラテレビなど九つの使用者制作コンテンツ(UCC)動画配信サイトと契約を結び、ネイバーを通じて動画サイトにアクセスするユーザーに対しては、動画と同時に写される広告を見ることができないように強要したとして取調べを受けていた。そのため動画配信サイトを運営する企業の収益に影響が出て、動画配信サイト間の競争が阻害された、と公取委は説明した。

 その一方で公取委は、広告配信を禁止する行為はユーザーの利益に一致する側面もあることや、07年6月以降はNHNが自ら改善を行っていた点なども考慮して、課徴金は徴収しないとも明らかにした。

 公取委はさらに「NHNが二つの子会社に不当な利益を与えた」として、別件で業務改善命令を下すと同時に2億2700万ウォン(約2265万円)の課徴金の支払いを命じた。

韓国のはなしだが、これから先コンテンツ制作などを行おうとする会社が表現方法などについて制約を加えてくることに対して、各国の公正取引委員会がどのように対応するかということには関心があり。

現在は概ね好意的に捉えられているGoogleでも、独占的な立場にあることによる他社の排除につながるようなことが行われればこういった動きがおこるのか?日本ではYahoo! が提供している機能に競合するものを検索結果に表示しにくくなる操作などが行われていると認定されるようなことがありうるのか?

訴訟・紛争が起こりやすい米国・韓国という国民性であればこういったこともこれから時々発生してくるかも知れない。日本では公取委が即座に動くことはあまり考えにくいか。

 

IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0805/09/news032.html

 ドワンゴは5月9日、子会社ニワンゴが運営する動画投稿サービス「ニコニコ動画」で、ヤフーと協業すると発表した。第1弾として同日から、動画直下に商品リンクを張り付けられる「ニコニコ市場」に、「Yahoo!ショッピング」の商品を掲載。今後、「Yahoo!オークション」との連携や、 Yahoo!IDでニコニコ動画を利用できる機能などを追加していく。

 動画直下に、関連する商品の購入ページへのリンクを張り付けられる「ニコニコ市場」はこれまで、Amazon.co.jpの商品のみ対応していたが、「Yahoo!ショッピング」の商品も張り付けられるようにした。

 ニコニコ動画のインデックス情報も、同日からヤフーに提供。Yahoo!JAPANの動画検索からニコニコ動画の動画がヒットしやすくなったほか、ログイン後のページに書かれた情報も検索できるようになった。Yahoo!ツールバーもニコニコ動画の動画検索に対応した。ニコニコ動画がインデックスを外部に開放するのは初。

 今後は、Yahoo!オークションやYahoo!ブログ、Yahoo!ウォレット、Yahoo!IDとの連携などを行っていく計画だ。

 Yahoo!オークションのAPIを利用し、ニコニコ動画経由でYahoo!オークションの商品を入札・落札できる機能や、動画で商品を紹介しながらオークションに出品できる新機能を開発する。

 ニコニコ動画の動画を外部サイトから閲覧できる「ニコニコ外部プレーヤー」をYahoo!ブログに提供。動画をワンクリックでYahoo!ブログに張り付けられるようにする予定だ。

 Yahoo!JAPAN IDとニコニコ動画のIDを連携させ、Yahoo!JAPAN IDでニコニコ動画にログインできるようにする予定。Yahoo!ウォレットでニコニコ動画上の決済もできるようにする。ヤフー子会社オーバーチュアが提供する検索連動広告も、ニコニコ動画に導入する。

 ヤフーは外部パートナーとの提携戦略を加速中。ニコニコ動画の集客力を、収益やページビュー拡大にいかす。ニコニコ動画もヤフーのインフラを活用して、収益力・集客力拡大を目指す。

動画だけをやっていても、収益性は上がりにくいのであれば、他のインターネットショップなどとの提携で収益を上げていこうというのは自然な流れか。あえてYahoo! と組んだところが興味ぶかい。

 

読売新聞の記事
http://www.yomiuri.co.jp/net/cnet/20080428nt15.htm

 NBCでSports & OlympicsのDigital Mediaを担当するシニアバイスプレジデントのPerkins Miller氏は、NBCOlympics.comを成功に導くという使命を担ってきた。

 そのMiller氏に失敗は許されない。北京オリンピックが開幕すれば、同サイト上で放送される各競技の中継放送を数百万人の人々が視聴することになるのだ。

 Miller氏は米国時間4月23日、ZDNet Asiaが行ったインタビューの中で、期限を明確に意識していた。「われわれに残された時間は106日間だ」(同氏)

 NBCは、17日間に及ぶオリンピックの模様を同サイト上で放送し、さらに、その映像をアーカイブに保存する予定だ。その結果、ユーザーが生で視聴したり、見たい部分をオンデマンドで無料で呼び出せる映像は2200時間分に上ることになる。

 Miller氏は、同サイトをNBCがテレビ放送する映像の補完的なレポジトリととらえている。「テレビで放送しない25の競技をオンライン上で放送することを検討している。その結果、オンライン上のコンテンツ数はテレビ放送に比べ大幅に多くなるだろう」とMiller氏は語る。さらに同氏は、ユーザーからオンデマンドコンテンツのに対する強い要望が寄せられていたと付け加えた。

 同サイトのウェブビデオプレーヤーは、MicrosoftのウェブアプリケーションフレームワークSilverlightが基礎となっている。 Miller氏によると、NBCは9カ月前からこのプロジェクトを計画し、4カ月ほど前からMicrosoftとともに、より集中的なプログラミング作業を行ってきたという。

 開発チームは2008年2月に実用レベルのプロトタイプを開発し、その後、「さまざまなプロトタイプ」が制作された、とMiller氏は話す。 2008年中頃には再度テストが実施されるが、同時期にオリンピックの予選ラウンドが行われる。そこで開発チームは、その機会を利用し、ビデオプレーヤーのライブストリーミング機能のテストが可能になる。

 開発チームは、プロトタイプの段階から、同プレーヤーのユーザーエクスペリエンスの向上に注力してきた。例えば、ナビゲーションインターフェース、マネジドビットレート(ユーザーの接続速度にビデオの画質を合わせる技術)、検索、アーカイビングを容易化するためのストリーミング映像のメタデータタギングなどだ。

 「私が最も気にしているのは、素晴らしいユーザーエクスペリエンスを提供できるか、彼らがすべてのコンテンツを検索できるか、さらに、将来ユーザーが(同サイトに)戻ってきて、われわれのプラットフォーム上で消費し続けてくれるか、という3点だ」(Miller氏)

 しかし、このユーザーエクスペリエンスは、ユーザーが視聴中に表示される広告の影響を受ける。Miller氏によると、NBCはオンライン広告配信のDoubleClickと提携しており、Silverlightプレーヤーは、同社から提供される「ダイナミック広告」を表示するという。

 またMiller氏は、放送した映像に対する海賊行為についても懸念していると語る。この問題に対処するため、NBCは国際オリンピック委員会(IOC)と緊密に連携し、コンテンツにフィンガープリントを埋め込んで著作権者を保護したり、YouTubeなどのユーザー生成コンテンツサイトに協力を求めるなどの取り組みを行っているという。

一般紙なので、一般的な内容になっているが、米国内でのオリンピックライブ放送がどのような結果になるかは、興味深いところ。

IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0804/28/news019.html

 「そろそろ生産を終えようとしていたころに、急に売れ出して。『何でだろう』と思っていたら、ニコニコ動画とYouTubeのおかげ。売れちゃって売れちゃってどうしょうもない」

 2003年に発売したコルグのシンセサイザー「ELECTRIBE MX」「同SX」が、昨年末ごろから急に売れ始めた。ELECTRIBEをかっこよく演奏した動画「ニコニコ動画」や「YouTube」にアップロードされ、魅力を知った人が買い求め始めたのが原因だ。

 国内の人気の起爆剤になったのは、ニコニコ動画に昨年10月に投稿された「チーターマンのテーマ (ACID MIX)」(ニコニコ動画へのリンク)。今年4月27日までに13万回以上再生されている。YouTubeに投稿された演奏動画も世界で人気。「ELECTRIBE」で検索すると1400件以上ヒットし、10万回以上再生されている動画もある。

 「ニコニコ動画やYouTubeに“ジャパネットの高田社長”がいっぱいいて、プロモーションしてくれているような感じ」と、同社営業担当の水原徹さんは言う。

 

 動画投稿サイトを通じた再ヒットがなければ、07年始めごろに生産を終えるつもりだった。「記録媒体がスマートメディアで、手に入りにくくなっているのでもうやめてしまおうかと」――在庫がなくなってきたところで急に売れ出し、驚いてその原因を調べたところ、YouTubeとニコニコ動画から火が付いたことが分かったという。

 ELECTRIBEは今も品薄状態が続く。生産終了計画はとりあえず凍結。「売れているうちは作ろうと思っている」(水原さん)という。

こういったことは仕掛けてうまくいくものではないので難しいところだが、コアなユーザーがいる商品であれば、そういった方に協力を求めて、投稿サイトにアップしてもらうという流れができれば、爆発する可能性はあるということか。

BB Watch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/21742.html

  USENが運営する動画配信サービス「GyaO」は、GyaOの配信タイトルなどを確認できるWebブラウザ向けツールバー「GyaOツールバー」の配布を開始した。利用は無料。

 GyaOツールバーは、ニッポン放送とWEBエンターテインメントが共同提供するツールバー「Tibee」をGyao向けにカスタマイズしたツールバー。GyaOの映画/ドラマ/アニメといった各ジャンルのトップページに遷移できるほか、各ジャンルで配信されている動画の確認や閲覧、特集/プレゼントなどの各企画の確認も可能。動画検索やYahoo! Japanの検索サービスも利用できる。

 対応OSは、Windows Vista/XP/2000/Me/98/95で、WebブラウザはInternet Explorer 5.0以上に対応する。

最近はめっきりニュース等でも取り上げられることが少なくなったが、特に黒字化や収益性の改善の話題もないので、低空飛行の模索が続いているということか。合法的なコンテンツ提供者が失敗して、投稿サイトのほうが生き残るのでは業界のムードも悪くなるので、ここはがんばってほしいところ。

Nikkei Trendy Net の記事
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20080424/1009879/

 モバイル分野のコンサルティングを手がけるドコモ・ドットコムは、モバイル動画の利用状況に関する調査結果を発表した。それによると、携帯電話でイン ターネットを利用するユーザーにおけるモバイル動画サイトの認知率は66.7%で、すでに約3分の2のユーザーがモバイル動画サイトを知っていた。

 モバイル動画サイト認知者のうち、非利用者は68.4%だったが、そのうち47.2%が今後利用したいと回答した。また現在利用している人で、今後も利用する意向のある人は89.0%に達した。

 モバイル・インターネット・ユーザーで、現在モバイル動画を利用している人は約20%だった。その大半が無料ユーザーで、「YouTube」や「ニコニコ動画」の人気が高かった。

 モバイル動画サイトを視聴する理由としては、「料金が無料だから」(71.9%)が最も多く、以下「好きな時に見られるから」(50.8%)、「定額制に入っているから」(44.6%)が続いた。

 またモバイル動画サイトに求めることを尋ねると、「料金の安さ(72.3%)、「画質のよさ」(52.3%)や「ジャンルの豊富さ」(40.6%)を重視する人が多かった。

 モバイル動画サイトに関する情報源は、「家族・友人・知人の口コミ」(36.9%)、「携帯の検索サイト」(21.5%)、「テレビCM」 (15.4%)が上位に並んだ。とりわけ15─18歳の年齢層では「家族・友人・知人の口コミ」(50.2%)が圧倒的に多く、過半数を占めた。

 調査は2008年1月24─30日にかけて、15─49歳の携帯インターネット利用者1465人を対象に実施したもの。

こういった調査は、質問の文言がかなり重要。「これから使ってみたいか?」と言われれば、大抵は使ってみたいと言う回答になる。



産経ニュースの記事
http://sankei.jp.msn.com/economy/it/080422/its0804222020000-n1.htm


 インターネットの動画投稿サイトに映画やテレビ番組の映像を勝手に投稿する著作権侵害が世界的な問題となる中、 NTTは22日、違法投稿を高速で検索できる技術を開発したと発表した。9月末まで米企業と合同で実証実験を行った後、国内外のテレビ局や動画投稿サイト 運営会社に商用サービスとして提供する方針。

 開発された「ロバストメディア探索技術」は、オリジナル映像の特徴的な部分を抽出して投稿動 画と照合する。動画に字幕や細工が加えられたり、画質が劣化したような場合でも、著作権侵害を高い精度で判別できるという。特徴部分のデータを圧縮するこ とで、検索の高速化も実現した。

 NTTはネット上の著作権侵害調査を手がける米BayTSP社(カリフォルニア州)とともに、米メディア企業から調査を委託され、米国の主要な動画サイトへの投稿状況を調べ始めた。その成果は日本での商用サービスにも反映させる考えだ。

  動画投稿サイト最大手の米ユーチューブなども違法投稿を削除するサービスを始めているが、対象となる映像をコンテンツ保有者側が自ら登録する必要があり、 日本の放送局などから「実効性が薄い」と批判が出ている。NTTとBay社は、対象コンテンツの登録から、違法投稿の削除手続きまで一貫サービスとして提 供する方針。

精度がどのくらいのものかは分からないが、投稿サイトなどの正常化に向け非常に重要な技術開発が進みつつある。
Internet Watchの記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/04/21/19297.html

 米Googleは18日、「Google Video」のユーザーインターフェイスや検索機能を改良したと発表した。

 今回の改良によって、動画の検索結果の表示方法を3つの中から選ぶことができるようになった。これまでと同様のリスト表示、グリッド表示、そし て新しく導入された「テレビビュー」だ。テレビビューでは、中央の画面で動画を再生しながら、左側のフレームで動画の検索結果を見ていくことができる。ま た、右側には関連する動画も表示されている。このことによって、動画を視聴しながら検索結果を見ることができる。

 さらに、Google Videoのトップページも改良された。ここではGoogle Videoに限らず、「YouTube」や中国の「Youku」などで人気の動画を一覧できる。さらに、最も視聴された動画、共有された動画、ブログで引 用された動画などを見つけることもできる。

 時系列の検索機能も追加された。例えば「エイプリルフールに最もブログで引用された動画」などを見つけることができる。日付の範囲は、特定の日付だけでなく、週や月単位で範囲を広げていくことも可能だ。

動画検索においてはまだ決定的なものは出てきていない状況だが、この分野でもGoogleがYoutubeなどの強みを生かして先に行く可能性はある。ちょっとだけのぞいてみたが、既存のものに比べればかなり進んだ印象。



BBWatch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/21684.html


 TAGGYは、タグ検索サイト「TAGGY」の携帯電話向けサービス「TAGGYモバイル」を4月21日より開始する。利用は無料。

 TAGGYモバイルは、動画検索に特化した携帯電話向けサービス。検索対象はYouTubeなどの動画共有サイト約50サイト、6,000万本 以上で、検索した動画は携帯電話向けのファイル形式に変換して再生できる。また、動画の冒頭約10秒間を視聴できる「チラ見せ機能」や、プレイリスト機 能、ユーザーの好みにあわせて自動的に動画を紹介するリコメンデーション機能なども用意する。

 対応キャリアは、NTTドコモ、au、ソフトバンクとなる。今後は、プレイリストの共有機能やコミュニティ機能などを追加するほか、ブログや画像などの検索にも対応する予定だ。
PCでもいえることだが、携帯では短尺のコンテンツが好まれるので、こういったサービスは化ける可能性はある。注目。
Nikkei IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080410/298681/


良記事。テレビでの広告の挿入率が25%というのは、言われてみれば「そんなにあるか」という印象もあるが、実際時間でざっと測ってみてもそれくらいあることに気付かされる。

放送という分野での広告はそれほど影響は受けないと個人的に思うが、ネット動画の収益モデルについては
「CGM(consumer generated media),ウィジェット,検索,ビデオ・オン・デマンド,マルチスクリーンを軸としたサービス」
が中心となるというのは、きわめて的を得た指摘。

インフラコストがさらに下がる今後5年くらいのサービスが、これからどう動くかにかかわってくると思われる。

Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/04/09/19152.html


 米Yahoo!傘下の写真共有サイト「Flickr」は9日、動画共有機能の提供を開始した。動画をアップロードするには、1年間24.95ドルの有料会員に登録する必要がある。

 有料会員は、1ファイルにつき90秒および150MB以下の動画をアップロードできる。アップロード可能な動画フォーマットは AVI/WMV/MOV/MPEG/3GPで、公開時にはFLV形式に変換される。そのため、動画を視聴するにはFlash Playerが必要となる。

 動画ファイルは検索結果画面に画像ファイルと一緒に表示されるほか、詳細設定から動画ファイルだけを検索結果に表示させることも可能となっている。
これは動画関連ではない技術系の方々のブログでかなり評判がよい模様。テストの必要はありか。

BBWatch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/21535.html

マグノリアは、「YouTube」および「ニコニコ動画」の動画をダウンロードしてiPodで再生できるソフトウェア「チューブ&ニコ録画 for iPod」と、PSPで再生できるソフトウェア「チューブ&ニコ録画 for PSP」を4月25日に発売する。標準価格は2,480円で、対応OSは、Windows Vista/XP/2000/ME。

 今回発売する2製品は、同社が販売しているYouTubeおよびニコニコ動画の動画をダウンロードできるソフト「チューブ&ニコ録画」の、 iPodおよびPSPでの利用に特化した製品。動画のダウンロードは、Internet Explorerと連動した単独ファイルのダウンロードに加えて、複数の動画の一括ダウンロード、キーワード検索によるダウンロードも可能だ。検索画面や ダウンロードした動画をサムネイルで確認することもできる。ダウンロードした動画は、iPod向けはiTunes経由で、PSP向けはメモリースティック Duo経由で転送できる。

 ファイルの保存は、FLVのほかMPEG-4およびH.264にエンコードしての保存が可能。MPEG-4保存時はFLVファイルも同時に保存 する。また、iPod向けでは音声のみのMP3/AACでの保存が、PSP向けではワイド画面のMPEG-4での保存も可能だ。このほか、iPod向けで はiTunesへの自動登録もできる。
最近この手のソフトウェアが増えているのだが、著作権的には問題にはなっていないということか。
私的な録画自体は全く問題はないので、基本的には問題はなしだが、以前の法律では、ネットを想定していなかったことを考えれば少し疑問。

判例があれば調べておく必要がありそう。

Cnet Japan の記事
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20370878,00.htm

 映像を自然科学の研究や教育に役立てることを目指す「サイエンス映像学会」が6日設立された。東京都文京区の東京大学で設立総会が行われ、会長に養老孟司・東大名誉教授=写真(左から2人目)=が就任。ジャーナリストの立花隆さんやノーベル化学賞受賞者の白川英樹さんら著名人が評議委員に名を連ね、映像制作を中心に幅広い分野の企業が協賛する。

 具体的には、サイエンス関連の動画や画像を収集してデータベース化。ウェブサイト「サイエンス・オアシス」を日本科学技術ジャーナリスト会議と共同運営し、インターネット上で検索できるようにして、研究や教育に役立ててもらう。CM映像のデジタル保存を進め、脳科学や社会学などさまざまな分野の研究者が集まり、映像の効果を分析する活動も行う。

 事務局長の畑祥雄・関西学院大総合政策学部教授は、「(集めた映像を)映像活用が進んでいない学校で使ってもらうほか、学問分野や国境を越えた研究に生かしたい」としている。

もう少し詳しく具体的に何をするかを知りたいところ。データベース化というのは自然の流れ。

 

IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080404/297971/

 米News傘下の米Fox Interactive Media(FIM)が運営するソーシャル・ネットワーキング・ サービス(SNS)「MySpace.com」 は米国時間2008年4月3日に,大手レコード・レーベル3社と共同の音楽事業を立ち上げると発表した。名称を「MySpace Music」とし,ドイツBertelsmannとソニーの合弁会社Sony BMG Music Entertainment(Sony BMG),フランスVivendi傘下の米Universal Music Group(UMG),米Warner Music Groupと手を組む。

 出資額などの詳細な条件については明らかにしていないが,米メディアの報道(New York Times)によると,レコード会社3社は新会社の少数株式を取得するという。また,残る大手レーベルの英EMI Groupは現時点で提携していないが,まもなく参加すると見込まれている。

 新会社はロサンゼルスに拠点を置き,専任の経営陣を構成する。数カ月のうちに,MySpaceの既存の音楽チャンネルでコンテンツとサービスの提 供を開始する。人気の高い音楽コミュニティと広範なオンライン向け音楽コンテンツ・カタログを統合し,新たな音楽サービスと収益モデルを提供するとしてい る。

 MySpace Musicのホームページ,アーティストのプロフィール・ページ,各ユーザー用のホームページで構成し,アーティストとファンが交流できるさまざまな場所 を提供する。デジタル著作権管理(DRM)を外した楽曲を配信するほか,広告付きビデオのストリーミング,モバイル向けオンライン・ショップなどを展開す る。

 ユーザーは豊富な音楽カタログから,楽曲を見つけてストリーミングあるいはダウンロードし,自身のホームページから直接コンテンツを管理することが可能。カスタム機能を備えた管理ツールにより,プレイリストの作成や,高度な購買および検索機能にアクセスできる。

 レコード会社に所属するアーティストは,音楽ダウンロードをはじめ,着信音や壁紙などのコンテンツをプロフィール・ページから直接ファンに向けて公開できる。楽曲だけでなく,Tシャツなどのオリジナル・グッズの販売も行える。

 同社によると,現在MySpaceの音楽チャンネルには毎月3000万人近いユニーク・ユーザーが訪れ,500万以上のアーティストが参加している。大手レコード会社だけでなく,独立系レーベルやアマチュアのアーティストの情報やコンテンツをやりとりできる。

5年以上前に、同じような顔ぶれで音楽配信の提携を Real Networks が発表したことを思い出す・・・。 そこの頃に比べれば、携帯端末などの普及度や性能は飛躍的に進歩しているが、キャッシュをどのように作っていくかが問題か。


IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/26/news071.html

中国の動画共有サイト「Youku」(優酷網)と、中国発の検索サイト「Baidu」(百度)の人気が高まっている。Youkuの伸びの勢いは「YouTubeやニコニコ動画の知名度が上がって人気になったころに似ている」という。
2008年03月26日 15時47分 更新

 ネットレイティングスが3月26日に発表した、2月のネット利用動向調査(家庭からのアクセス)によると、中国の動画共有サイト「Youku」(優酷網)と、中国発の検索サイト「Baidu」(百度)の人気が高まっていることが分かった。Youkuの伸びの勢いは「YouTubeやニコニコ動画の知名度が上がって人気になったころに似ている」という。

 Youkuは昨年末からユニークユーザーが急増。昨年11月は4万9000人だったのが、12月には21万7000人、今年1月には47万3000人、2月には65万3000人まで増えた。

 利用者は29歳以下の若年層が6割近くを占めている。「日本のアニメやドラマが数多くアップロードされているのがその要因」と同社は分析している。

 Baiduは今年1月から日本で本格サービスを開始。1月には本格スタートを伝えるニュースから訪問が多く、96万1000人が利用した。2月は 71万3000人に減っているが、それでも昨年12月以前の倍以上で、「訪問回数の多い本来の検索ユーザーは着実に増えている」としている。

 Baiduは、YouTubeやYoukuの動画を一括検索できる動画検索と、画像検索の利用比率が高いのが特徴で、2月の動画検索UUは15万人(21%)、画像は29万2000人(全UUの41%)。

 Baiduのユーザーは77%が男性。1人当たりの平均ページビュー(PV)は男性のほうが圧倒的に多く、PVの97%が男性に占められている。

 同社の萩原雅之社長は「Baiduは今のところ画像・動画検索が注目されているが、知名度が上がってWeb検索の利用が増えれば、寡占状態にある日本の検索市場で存在感を増す可能性がある。BaiduにはYoukuの動画ファイルも多く表示されるためYoukuの知名度も高まるだろうが、著作権上問題のあるコンテンツが既存の動画共有サイトよりも多くアップされているため、日本のコンテンツホルダーも対策を迫られそうだ」と分析している。 

動画サービスで男が90%のサービスなんて、ろくなアクセスではないのは明らか。違法動画を探している人からのアクセスがたまたまヒットしているからといって、それで伸びるとも思えない。法的に問題のあるサイトであれば、業界の自主規制で止めてしまってもよいのでは。

TechCrunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/pulver-launches-an-online-tv-guide-in-the-form-of-a-cube-primetimerewindtv/

今や大手TV網はどこもゴールデンタイムの番組をネットでストリーミング配信しており、各局番組がひとつの場所で楽しめるサイトも現れてきた。

ABC.com、NBC.com、Fox.com、CBS.com、Huluに行く代わりに統一のインターフェイスをひとつ作り、そこで全局の動画を一手に整理・ストリームしてはどうだろう? この発想で生まれたのがデスクトップアプリの「Veoh TV」と、僕が前ここで紹介したネットワークニュース専門「NewsClipper」。そしてついに動画検索のBlinkxも自社独自のBBTV開設に漕ぎ付け、本日(米国時間3/20)VonageファウンダーのJeff PulverPrimeTimeRewind.tv公開でこの業域に参入した。

他のサービス同様、PrimeTimeRewind.tvでは急激に分立し始めた動画エクスペリエンスに単一不変のスキンを被せようとしている。PulverはTVガイドをインタラクティブな動画キューブ(立方体)に仕上げることで、このUIの問題解消に取り組んでいる。

PrimeTimeRewind.tvに行くと、動画サムネイルが各面埋め尽くしたキューブが出てくる。水平にキューブを回すと面ごとに別々のTV 局(ABC、CBS、NBC、FOX、TNT、USA)のWeb動画が現れ、垂直に回すと面ごとにカテゴリが切り替わる(アクション、コメディ、リアリティTV、ドラマ)。サムネイルをクリックすると別のページにジャンプし、そこでプレーヤー全体が立ち上がる。

と言っても元ネタのサイト(各々独自のプレーヤーを持ってる)をフレームにしただけ。PrimeTimeRewind.tvのサイドバーがついており、そこで評価レーティングとコメント、動画共有の操作ができる。まだ妥協の産物だが方向性としては間違っていない。

Pulverが個人ブログに詳細を書いている。氏はこれ以外にも、オリジナルのWeb動画をアグリゲートする「pulver.TV」、Web上の動画ガイドを作る最初の試み「Network2.tv」(現在ダウン中)といったWeb動画事業をやっている。あれとは別物なのでお間違えなきように。

動画の良質なメタデータを収集して、ダイレクトにリンクを提供するような仕組みはこれから先も大きなビジネスになる可能性が高い。国内で決定的なサービスが出ていない状況なので、そのあたりはしっかり考えてていきたい。

Nikkebp Business Online の記事
http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20080316/150191/?P=1

 

よい記事だと思うが、著作権者の意向に反して投稿された動画については、技術的にはとめられないにしても、人間系でどうにかする体制を作っていくことになるのではないか?

投稿サイトのブームはおそらくここ1,2年以内で終わるが、それから先はやはり検索エンジンに統合されていくような形になるのではないか?

 

 

 

IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/17/news023.html

 Microsoftは3月5日、リッチWebアプリケーション「Silverlight 2」のβ版をリリースした。ハイテクメディアやアナリストは、世界のブラウザの98%で使われているAdobeのFlashの代替になるものとして、Silverlightを位置付けたがっている。

 AjaxとリッチWebアプリのこの時代に、もしMicrosoftがFlashの市場の一画にでも食い込むことができたら、Googleが支配を目指すインターネット経済において、Microsoftはかなりの収益を上げられる地位に立つ。

 Googleは途方に暮れているのだろうか。コードネームGashとかGooglelightとでも呼ぶリッチWebアプリケーションを開発しているのか。それとも市場を一網打尽にするためAdobe買収を仕掛けるか。

 今後の計画に関するeWEEKの質問についてGoogle広報からは、同社の使命は世界中の情報にどこからでもアクセスできるようにすることにあるという、型通りの返事しか戻ってこなかった。「わが社はこの使命を形にし続けるために継続的なイノベーションを行っているが、現時点で特に発表することはない」

 しかし真っ向から否定されなかったのは怪しい。検索・アプリケーションメーカーの同社が何か隠していることをうかがわせる。そこでリッチWebアプリの分野に詳しい専門家数人に意見を聴いてみた。

 Gartnerのアナリスト、レイ・バルデス氏はeWEEKの取材に対し、Googleは画像処理とグラフィックスを手掛ける企業を買収しており、それを通じてリッチWebアプリ機能を提供できる可能性があると語った。

 例えばGoogleは、Google Earthの基盤となるKeyholeを買収し、後にSketchUpの買収で3Dモデリングを追加した。さらに、写真マッピングを手掛けるPanoramioと、グラフィックス仮想化ツールのGapminderも手中に収めた。

 こうした技術とそのエンジニアがいて、Firefoxブラウザコミュニティーとの親密な関係があることを考えれば、GoogleにはSilverlightキラーを開発する手段がある。

 バルデス氏によると、Microsoftは企業受けがあまり良くなかった自社のWindows Presentation Foundationの軽量版代替製品としてSilverlightを開発した。MicrosoftがSilverlightの市場投入を急いでいる今のうちに、Googleは手を打つべきだというのがバルデス氏の見方だ。

 「事情が分かっているなら競争相手が不必要に優位に立つのを黙って見過ごしはしないだろう。対処しなければ後で厳しくなるとさえ言えるかもしれない」

 Forrester Researchのアナリスト、ジェフリー・ハモンド氏は、GoogleがSilverlightに対する答えを用意しているという証拠はないが、何もないとは言い切れないと話した。

 ハモンド氏によると、別の面から見た場合、GoogleはGoogle Web ToolkitGoogle Gearsで既にAjaxに相当の投資を行っている。Androidでは、既存のAjax資産を利用できる可能性もあるモバイルプラットフォームも立ち上げた。

 Googleは、Flash対抗プレーヤーを幅広く普及させるにはどうすればいいかという課題にも直面することになるとハモンド氏。これは現在Microsoftが取り組んでいる問題でもある。

 「YouTubeを利用するのは目に見えている。わたしはそこを注視していくつもりだ。同社はメディアをH.264にエンコーディングし直して iPhoneに対応させるプロセスを経てきており、理論的にはその取引を損なうことなくH.264対応プレーヤーを開発できる可能性がある」

 一方、IDCのメリッサ・ウェブスター氏はこの理屈に反論している。Googleが再生とユーザーの利便性向上のために利用するのは自社の技術である必要はないとして、「Adobeのもの(いずれかの時点で必要になればプレーヤー、真のストリーミングをやるならストリーミングサーバ、オンライン編集ツールなど)を使えばいい」と語った。

 WebプレゼンテーションソフトメーカーSpresentの創業者で社長のサーシャ・クズネツォフ氏も、Googleのこの市場への参入には懐疑的な見方を示し、GoogleがオープンソースのWebグラフィックス言語SVG(Scalable Vector Graphics)に肩入れする公算の方が大きいと見る。

 Forrester Researchのハモンド氏は、GoogleがAdobeを買収する公算も同じくらい大きいと言う。「既に市場に行き渡っているものを買収できるのに、なぜ自社で開発する必要があるのか」

 Gartnerのバルデス氏もその可能性についてはしばらく前から考えていたといい、Adobeは中堅企業でありながら超巨大企業と競合しており、Microsoftもずっと前にFlashを所有する同社を視野に入れていたと指摘する。GoogleとAdobeが組めば、Googleはリッチ Webアプリ市場でシェアを獲得でき、Adobeは事業拡大が可能になる。

 しかしウェブスター氏はこれ対して否定的な見方を示し、GoogleはAdobeを買収しなくても、リッチインタラクションでやりたいことは達成できると話す。Adobeの主力事業はデスクトップPC向けのパッケージソフトであって、Googleが信奉しているクラウドコンピューティングモデルではないとも指摘、「それでは方向がそれることになる」と言い添えた。

 GoogleがAdobeに照準を定めるかどうかは想像の域を出ないが、そうなった場合、MicrosoftのYahoo!買収に対する対抗策としては興味深いとハモンド氏は言う。

 それだけは確かだ。

そんな話があったのかという感じ。スケールがでかすぎて分からないが。

TechCrunch Japanse の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/global-or-die-is-there-a-future-for-local-startups/

私の友人のLoic Le Meurは「現在のスタートアップはローカル市場を狙って小さく固まろうとしてはダメだ」と主張している。彼はこの点について論ずる記事を寄稿したいと言ってきた。私は価値のある試みだと思ったので受けることにした。

Loicは最近家族ぐるみでサンフランシスコに引っ越してきて、新しいスタートアップ、Seesmic (同社には私もごく一部だが出資している )を立ち上げた。Loicの他の寄稿には「スタートアップが成功するための10の法則」がある。これは昨年12月にちょっとした議論を巻き起こした。

この後に彼の寄稿とビデオを掲載した。


90年代の初期にインターネットの商用利用が始まった頃の最初のスタートアップは皆ローカル市場に特化したローカル企業だった。たとえば検索エンジンだが、その当時、ヨーロッパ中にありとあらゆる異なったテクノロジーを利用する検索エンジンが溢れていた。名前が違うだけでなく、内容も違っていた。それぞれ地元の言葉による地元産のコンテンツに索引ををつけていた。

そういった検索エンジンのうち、現在まで生き残ったものは誰もいない。みんな最初はYahooその他に、その後はGoogleに買収されるか、潰されるかして消えてしまった。そのYahooにしても、いかにこの業界のリーダーシップが移ろいやすいものか思い知らされるこのごろだ。フランス人、ドイツ人はそれぞれフランス語とドイツ語のサイトしか見ず、外界にはほとんど目を向けなかった。当時独仏には何百というeBayのようなオークションサイトが存在した。そのうちどれだけが残っているだろう!

自分を安売りしたくないのであれば、スタートアップはグローバルな視点を持つ以外ない。ヨーロッパのインターネット業界を見てみよう。世界的なリーダー企業がいくつ存在する? 昔はSkypeがあったが、今はeBayに買収済みだ。昔ヨーロッパの旅行サイトのナンバーワンはヨーロッパ企業の LastMinute.comだったが今はSabreの傘下だ。こんな例はいくらでも続けられる。世界的企業に成長できる可能性のあったヨーロッパのサイトはたくさんあった。しかし今はみなアメリカに買収されてしまった。悲しいことだが、事実は事実だ。もちろん例外は存在する。出会い系サイトの Meeticは自主独立の欧州企業というスタンスを貫こうとしている。しかしこういう例は多くない。

サービスの内容とターゲットとするマーケットについて真剣に考え始めたスタートアップに対する私のアドバイスは以下のとおり。

1. ビジネスの枠組みを作るときからすでに世界的に考えろ。

これがまず難しい。自分の近場のことしか考えないのは人間の特性である。ランチも夕食も近所の仲間と食べて自分の母国語で考えたいのは人情。私は人生の大部分をパリに住んでいたから当然ながらまずフランス市場を考えた。家族といっしょにもっと国際的な都市、たとえばロンドンとかニューヨークとかサンフランシスコに引っ越すことを考えてもよい。

2. シリコンバレーに引っ越せ

引越しというのなら、シリコンバレーがスタートアップにとって世界でもっとも適した場所であるのは明らかだ。ここでならベストのチーム、ベストのパートナーを得られる。急速に事業を拡大できるチャンスも最大だ。ヨーロッパのビデオサイト、DailymotionはYouTubeより前にローンチしていたし、コピーキャットでもなかった。しかしYouTubeのほうがもっと速く成長し、結局10億ドル以上でGoogleに買収された。 Dailymotionは今も資金調達に苦労している。

3. サービスにはオリジナリティーを出せ―目新しく、毛色の変わったものを狙え

DiggやTwitterは新しいソーシャルな関係を作りだした。何百というコピーキャットが生まれたが、本家は依然としてオリジナルだという強みを生かしている。成功への最良の道はもちろんオリジナルな素晴らしいサービスを考え出すことだ。

4. 人真似をするな―買収されたいだけなら別

コピーキャットをするな。たとえ本家と地理的に離れた市場にいても、誘惑されるな。ただし、コピーキャットをすばやく作って本家その他マーケットの大手に売却してしまうのが狙いなら別。そういうことをことを専門にして成功している起業家もいることはいる。しかしどうせなら本家と提携してローカル版をローンチするほうがよい。人生はコピーのようなくだらないことに費やすには短すぎる。

5. 資金調達は世界で一流のベンチャーキャピタルを狙え

世界的なVCならあなたの会社を世界的にするべく手助けをしてくれる。しかしシリコンバレーに本拠を置いていなければ世界的VCから投資を受けるチャンスは少ないだろう。地元のVCに行くなら、いちばん国際的なところを選べ。

6. できるかぎり国際的に人材を雇え

アメリカ人はアメリカ人を雇う。フランス人はフランス人、スペイン人はスペイン人を雇う傾向がある。その方が簡単だが、本当はできる限り違う文化、言語の人間を雇うべきだ。異文化交流による受粉はすばらしい創造性を生み出す。

7. ドメイン名をターゲットにしている国で登録せよ(たとえ興味がなくても大国では登録しておく)

この点はスタートアップがいちばんよくやる手ぬかりだ。良いドメイン名を取得できるチャンスはきわめて限られている。しかしできるだけ努力すべきだ。

8. ブランド名を世界的に保護せよ

主要国で商標を登録するのに手間取るな

9. 開発の当初から多言語対応にしておけ。(たとえ英語をベースにしたプロジェクトでも)

毎日ウェブにアップロードされるコンテンツは英語より非英語のほうが多い。多言語にローカライズするのはサービスがローンチしてから順次実施してもよい。しかし少なくとも言語ファイルを分離して独立させておくべきだ。わかってるって? ただ、多くの言語では英語より単語がずっと長くなるのを忘れないように。このせいでユーザー・インタフェースのレイアウトが崩れることがある。フィンランド語、ドイツ語の例を見るとよくわかるはずだ。

10. プロジェクトの1日目から国際化を心がけよ

国際化は会社を始めたその日から始めなければいけない。開発メンバーを世界のいろいろな国から集めれば異なった文化のユーザーの視点を最初からサービスに取り入れることができる。われわれはまだSeesmicをローンチしていないが、すでに20カ国のユーザーにテストしてもらっている。そのつどわれわれは多くのことを学んできた。

11. それぞれの地域のユーザー・コミュニティーでいちばん積極的に活動しているメンバーと話して地域の特性を理解せよ。そしてそのメンバーに製品のエバンジェリストになってもらうように。

そういう積極的なメンバーは非常に強力なエバンジェリストになってくれる。また現地のパートナーを紹介してもらえる可能性もある。

12. ユーザー・コミュニティーが自分たちでローカライズできるような構造のアプリケーションを作ること

Facebookはさまざまな言語にローカライズされているが、サイト内で言語ファイルを翻訳するためのアプリケーションが用意され、利用されている。メンバーは訳語の選定にあたって討議し、どれがベストが投票することができる。これは品質の高い翻訳を短時間で手に入れる素晴らしいアイディアだ。この方法だと、当初ローカライズの対象として想像もしていなかったような言語への翻訳も可能になる。ただし、その後のメンテナンスをどうするか考えておかねばならない。

13. 単一の言語でも地域ごとに特色がある

フランスで話されるフランス語とケベックのフランス語は違う。マドリッドのスペイン語とメキシコのスペイン語も異なっている。単語の意味も同じではないことがある。eメールは、フランスでは(英語と同じ)「email」だ。ところがカナダのフランス語圏では「courriel」という。しかしフランスで「courriel」とか「pourriel」(スパム)とかいえば笑われるかもしれない。チャットにしてもそうだ。ケベックでは「clavardage」だが、フランスでは単に「chat」である。

14. イギリスは「ヨーロッパ」ではない

アメリカの会社イギリスでローンチすると「ヨーロッパ」に進出したつもりなる。しかしヨーロッパには20以上の言語があり、文化にしてもデンマーク、イタリア、ポルトガルではそれぞれ大きく異なっている。イギリスでうまくいったからといってオランダでうまくいくとは限らない。

15. 経費を適切に管理せよ

国際的といっても現地に自社のオフィスを開設したり、現地にパートナーを置いて提携したりするのはコストがかかる。事情を知らない国で現地の労働法、会計、その他慣行を遵守してしビジネスを展開する苦労を考えてみよ。一部の国では雇用にはきわめて強い規制が存在する。たとえばオフィスを閉鎖してチームを解雇する際には一年分の賃金を支払わなければならない国もある。

16. 絶対に五分五分の提携をしてはいけない

提携する際にはその比率が重要だ。もし50/50の提携をすると誰も決定権を持つものがなくなり、結局大混乱に終わる例が多い。いちばんいいのはもちろん自分の事業は自分で100%コントロールすることだ。

17. 提携するなら現地の大手とせよ

LinkedInは先ごろFranceに進出するにあたってフランス最大の人材供給組織APECと提携するという賢明な手法をとった。フランス市場におけるAPECの大きな存在はLinkedInがこの市場に進出する際のブランドイメージの確立と初期のユーザーを獲得するうえで大きな役割を果たすだろう。

18. 大手と組んだからといって、サービスが成功するとは限らない

その国の最大のISPなりポータルなりと提携したからといって、その相手が真剣にあなたの会社をプロモートしてくれるとは限らない。もしかすると優先順位867位のプロジェクトになっていて、誰も見やしないようなページに押し込められているかもしれない。まさかそんなことはしないだろう? とんでもない。私は何度もそういう経験をしている。大手と提携してクリスマスツリーの飾りの一つみたいな扱いしか受けられないくらいなら、小さいが真剣にプロモートしてくれるサイトと組んだほうがずっとよい。

19. 国際的な再販売組織をつくれ

収益を気前よくシェアするプログラムは提携先のやる気をかきたてる上で絶好の手段だ。ウェブ・ホスティング企業は再販売、特約、共同マーケティングなどのプログラムを提供して国際的な存在となることに成功してきた。

20. 地元のコピーキャットを潰せ

どんなに防止のために努力しても、成功すれば周囲にコピーキャットが生まれるのは避けられない。まずはやっつけることを考えよ。自分がリーダーならより多くのユーザーベースや資源が利用できるはずだ。

21. 潰せないなら買収してしまえ

コピーキャットを潰せないなら、その中でいちばん成長著しいものを買収してしまうのがよい。コピーキャットにとって最終的な収益化の道は多くない。ほとんどの場合本家に買収してもらうのを待っている。ただし、買収にあたっては相手のファウンダーだけでなくチームも会社に残るよう契約しておく必要がある。

22. 発想は柔軟に

ある種の市場ではジョイント・ベンチャーがよいし、別のところでは大手と提携がよくて、また別の地域では独自のチームを作るほうがよい。

23. 以上のことはアジアには当てはまらないかも

私はアジア市場についてどういうことが起きているのか判断を下せるほど詳しくない。しかし中国に進出したアメリカ大手企業の例を見ると、たいていは撤退しているか、苦闘中のようだ。日本市場にはそれぞれ独自の大手が存在するようだが、自分でもあまりよく知らない市場について独断的に語るのは控えたい。ただ私としてはアジア市場ではきわめて細心に注意を払ったほうがいいと思う。

24. 以上のすべてはロシアにも当てはまらない

皆ロシアのインターネット市場のことを忘れがちになるが、これは巨大でしかも急速に発達中だ。市場のリーダーはロシア人が経営する地元企業だ。彼らはアメリカのスタートアップさえ買収している。SupはSixApartからLiveJournalを買収したぐらいだ。

25. Tこれらの諸注意はインターネットのスタートアップだけに当てはまる。

私の経験はインターネットのスタートアップに限られている。他の若い会社には上記の諸点の多くは当てはまらないかもしれない。

[原文へ]

これは、良記事の多い TechCrunch Japanese の中でもかなりの良記事。 23の指摘も鋭い。日本で大企業とくんでも成功した例は少ない。

IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/13/news014.html


 米News Corp.と米NBC Universalの合弁動画サービス「Hulu」が3月12日、βテストを終了し、米国で正式にサービス提供を開始した。広告収入で運営され、米国内の ユーザーは人気テレビ番組や映画、ビデオクリップなどを合法的に高画質で、いつでも無料で楽しむことができる。

hulu

 Huluは併せて、Warner Bros. Television GroupやLionsgate、NBA、NHLなどのコンテンツプロバイダー20社と新たに契約を結んだことを発表した。News Corp.およびNBC傘下のテレビ局や映画会社のほか、既に契約を結んでいたMGM、Sony Picturesなどの映画会社、CATV、Webコンテンツプロバイダーなどと合わせ、50社以上のコンテンツをカバー。テレビ番組では「ザ・シンプソ ンズ」「プリズン・ブレイク」「HEROES/ヒーローズ」などの現在の人気番組から「アレステッド・ディベロプメント」や「マイアミ・バイス」などの過 去の名作まで、多くのコンテンツを提供する。

 ユーザーはHuluのWebサイトで、コンテンツ検索やフル画面表示、「暗め画面」の設定といった機能を使って動画を楽しめるほか、自分のブログ やソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のプロフィールページなどに気に入ったコンテンツの再生プレーヤーを組み込むことができる。

 Huluは2007年10月にβテストを開始。テスト中の反響は「予想以上」で、ほかのサイトに組み込まれた再生プレーヤーの数は5万以上、過去 30日間の同サイトおよびHuluの番組配信パートナーサイト(AOLやMSN、MySpace、Yahoo!など)での閲覧者数は500万人を超えたと いう。広告主側からも好意的なフィードバックを受けており、βテスト参加の広告主の多くが契約を更新しているという。Huluは、「引き続き、新しい革新 的なオンライン広告の開発に取り組む」としている。広告主には、Best Buy、General Motors(GM)、Intel、日産自動車、Wal-Martなどが名を連ねている。

 NBCはHuluの立ち上げ前に、米AppleのiTunes Storeに提供していたテレビ番組コンテンツを引き上げている。

米国でしか見ることができないが、動画配信の流れを考える際によく観察しておかなければならないサイト。TechCrunchなどでは、あまりよい評価でもないようだが。

RBB Today の記事
http://www.rbbtoday.com/news/20080303/49169.html


 Ask.jpは、犬に特化した初めての動画サイト「OneOne.TV」を本日開設。犬ジャンルの新着映像や犬種別の映像を再生できるほか、犬に関する地域密着サービス検索や犬ニュース検索なども可能だ。

 「OneOne.TV」は、これまでの動画共有サイトのノウハウを活かしたインターフェース、検索技術のノウハウを活かし、愛犬の動画を撮り・投稿し・ 公開するという“徹底的”に愛犬動画を見て楽しめるサイト。動画を再生するプレーヤー「ビデオパネル」をはじめ「犬種別 投稿数ランキング」、「クチコミ 掲示板」、「地域密着サービス検索」などのコンテンツが用意されている。

 「ビデオパネル」では、投稿された犬関連動画を、新着順に自動で連続再生するほか、犬種に特化した投稿動画再生を実現できるチャネル選択機能も搭載。チ ワワ、ダックス、柴など犬種ごとの動画を選んで見ることができる。ブログ貼付タグもワンタッチで作成可能だ。「犬種別 投稿数ランキング」では、犬種別の 投稿数ランキングのTOP5のほか、犬種情報サイト「DogGuide」と提携し、犬種別の飼育管理情報や健康注意情報、歴史情報などを知ることができ る。「地域密着サービス検索」では、病院やサロン等の検索をワンタッチで行うことができる便利な機能だ。

 現在、日本では約1300万匹の犬が飼育され、10歳以下の児童人口を超えるとも言われる愛犬事情がある。「OneOne.TV」では動画を楽しむほかに役立つ情報も満載。これからの「愛犬と暮らす」時代に適したサービスと言えそうだ。
動画共有サイトの専門化はこれからの流れ。


Nikkei Trendy Net の記事
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20080303/1007635/


 ヤフーバリューインサイト(本社:東京都中野区)が2008年2月29日に発表した「情報メディアに関する調査」によると、テレビ、新聞、雑誌、ラジオ の従来型4大メディアは軒並み利用度が低下、テレビと新聞は信用度もダウンした。Web系メディアでは「ポータルサイト」の利用度が大幅に低下、「検索エ ンジン」は利用度・利用意向とも前回並みだったが、「Q&Aサイト」「動画共有サービス」が存在感を示した。

 CGM(消費者作成型メディア)系メディアの認知・利用・参加経験では、新たに評価対象に加えたYouTubeなど動画共有サービスが認知率9割 弱、閲覧経験者6割強に達し、浸透度・利用度・利用意向ともに高く、今後の伸びが期待されるという。一方、セカンドライフなどの「3Dリアルタイム仮想世 界」は7割近い認知率の半面、閲覧経験者は1割以下だった。情報発信経験者は「個人blog」が最も多く、4割弱を占めた。

 シーン・目的別では、「自分の情報を他人に提供したい」ときに利用したいメディアは 「個人ブログ」「SNS」で、逆に「他人から情報を得たい」ときは「Q&Aサイト」「特定カテゴリの掲示板」「動画共有サービス」 。とくに「動画共有サービス」は「目的を持たず、なにか面白い情報を探したい」ときに4割近くの人が利用したいとしていた。

 調査は「情報メディア」の認知や利用経験、今後の利用意向の把握などを目的に、2007年12月7~10日にかけ、同社「スコープNet会員」モニター(15~59歳男女1000人)を対象にインターネットで調査した。

体感的にも自然なデータ。
IT PRO の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080229/295115/

 ACCESSPORTは2008年2月29日、YouTubeやYahoo!動画など世界中の動画サイトの動画を保存できる無料ソフト「Woopie Video DeskTop」の提供を開始した。同社が運営する動画検索サイト「Woopie」のサービスの一環として無償提供する。

 Woopie Video DeskTopは動画の検索や視聴ができるだけでなく、Flash形式で配信される動画をファイルとしてデスクトップに保存したり、携帯電話やiPodな どの携帯音楽プレーヤー用にデータ形式を変換したりできる。対応する動画サイトは、YouTube、Yahoo!動画、ニコニコ動画、Ameba、 MySpaceなどFlash形式で動画を配信するサイト。

 検索した動画や、動画にアクセスするURLをコピーすることで、ダウンロードリストに動画を登録できる。後は動画ファイルの形式を選択すれば動画 がファイル保存される。選択できる動画ファイルの形式は、例えばパソコンで再生するなら「WMV 高画質」、iPodで再生するなら「iTunes MP4」といった具合だ。

 好みのキーワードを登録しておき、一定時間ごとに自動的に動画を探して保存する機能も備える。ダウンロードした動画はその場で再生できるうえ、静止画のキャプチャーを取ることもできる。

なんとなく法的な問題も出てくる気もしないではないが、技術的にはずいぶん前からできる話なので投稿サイト側が規制しなければこのような動きが出てくるのは致し方ないか。


Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/02/27/18600.html

 チームラボは25日、複数の動画共有サイトに掲載されている動画を横断検索し、連続再生できるサイト「サグールテレビ」を公開した。

 キーワードを入力することで、「YouTube」「Google Video」「Ameba Vision」など60以上の動画共有サイトの動画を検索できる。検索結果では、“オモロジック”の度数が高い順番に動画を表示する。同社によれば、オモ ロジックは「主観的な興味が強く注がれている動画の順番」としているが、具体的な判定基準は非公開という。

 動画に対しては、インターネット上から評判情報を収集し、検索用メタデータを付与した。これによって、各動画共有サイトの関連タグに加えて、ブログや掲示板などで評価されているキーワードからも動画を検索することが可能となった。

 また、「再生待ち動画」機能では、動画のサムネイル画像をドラッグ&ドロップすれば、視聴中の動画が終了後に次の動画が自動再生される。このた め、テレビのように動画を流し見することができるという。そのほか、検索結果や視聴中の動画に関連性の高い動画を紹介する機能などを備える。

 サグールテレビは、次世代検索技術の研究開発を目指して経済産業省が進める「情報大航海プロジェクト」の2007年度事業の研究成果として、チームラボが開発した。
どこで実用化するつもりだろう?補助金もらっておもちゃ作りました程度の話で終わりだとしたら、くだらなさ過ぎるが。
TechCrunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/newsclipper-brings-all-the-news-video-from-around-the-web-to-one-place/

newsclipper-scren-small.png
どうしてビデオ版のGoogle Newsがないのだろう。Appleでアルバイトをする27歳のノルウェー人ウェブデベロッパー、Onar Vikingstadはそう思ったのでNewsClipperを作った。このサイトは、Vikingstadが別のプロジェクトでABC、BBC、CBS、CNN、ESPN、Fox News、NBC、MSNBCなどのウェブサイトからニュースビデオのクリップを集めた副産物だ。彼の説明を聞こう。

NewsClipperでやりたかったのは、テレビの主要ニュースネットワークのニュースクリップを一か所にまと めることです。あちこちの管理や規制の厳しいサイトを走り回らなくてもいいように。基本は、主要テレビネットワークの最新ニュースクリップを、広告だらけ で遅いサイトに行かずに、一か所で見られることです。

サイトはこの上なく単純。画面の左側にはビデオクリップの一覧があって、「最新順」か「視聴回数順」でソートできる。自分のプレイリストを作って ネットワークやカテゴリー(政治、国外、国内、ビジネス、テクノロジー、スポーツ、天気等)の順にソートすることもできる。検索機能はないが、近いうちに 出来る予定で、視聴者による評価や、コメント機能も予定されている。リンクをクリックすると中央の画面でビデオが再生される。NewsClipperでは オープンソースの Flowplayerを使用している。プレーヤーは全画面表示にしたり、これが議論のあるところなのだが、他サイトに自由に埋め込むことができる。

例えばCNN.comでは、ビデオの埋め込みは許されていない。リンクをメールすることはできるが、そこまでだ。NewsClipperを使うと、 CNNのビデオを見るだけでなく、プレーヤーの埋め込みコードを使って、自分のブログやMySpaceページにも置くことができる(例えば、このCNNのオバマの演説のビデオ)。これが著作権違反になるのかどうか、私にはよくわからないが、VeohがVeoh TVのダウンロード用クライアントソフトでやっているのと似ている。Vikingstadの言い分はこうだ。

厳密にいえばビデオのストリームはテレビネットワークから送られています。私は埋め込んでいるだけ。だから、公式には埋め込めると言われていないビデオを私が埋め込んでいる、とは言えるかもしれません。

建て前上は彼の言うことは正しいのかもしれない。ビデオのホスティングはしていない、と。ビデオはCNNのサーバーからストリームされている。しか し、広告を外していることで、Vikingstadがテレビネットワークの法務部門に気に入られることはないだろう。でも、実にいいサイトなのだ。閉鎖さ れる前に見ておこう。

これは日本でやったら、速攻でサイト閉鎖の仮処分申請が出されて認められるだろう。下手な挑発をすると逮捕かも。
広告を抜かない形で、うまくやる方法はないのだろうか?

Cnet Japan の記事
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20366996,00.htm


 Nokiaは2月11日(現地時間)、スペインで開催中の携帯電話関連の展示会「The Mobile World Congress 2008」において、ファイル共有サービス「Share on Ovi」を発表した。同日よりベータ版が公開されており、誰でも無料で利用できる。正式版は年内開始予定だ。

 Share on OviはNokiaが2007年に買収したスタートアップ企業Twangoの技術を利用したもの。動画や音楽、写真など100種類以上のフォーマットに対 応する。容量は当初1人あたり250Mバイトまでだが、年内に無制限に拡張する予定。月あたりのアップロード容量についても制限を設けない考えという。な お、ファイルの大きさは1ファイルあたり100Mバイトまでという制限がある。

 ユーザーは「チャンネル」と呼ばれるフォルダを作成し、好きなファイルをアップロードする。閲覧や投稿ができるユーザーはチャンネル毎に設定できるようになっている。

 ファイルのアップロードはパソコン、もしくは携帯電話から可能。Nokia端末のN95、N82、N73には、撮影した写真などを簡単にアップロードできる機能が搭載される。

 ソーシャルネットワーキングとしての機能も備え、プロフィールページやメッセージ機能がある。また、ブログやFlickrなど、Share on Ovi上のファイルを外部のサービスでも利用できるようにする機能も備えている。

 Nokiaは「ソーシャルネットワーキングは検索、Eメールに次いでトラフィックが多く、全体の20%を占める」と指摘し、Oviブランドによるソーシャルネットワーキングサービスを展開していく考えを示した。Share on Oviはその第1弾となる。

 収益については「さまざまな方法がある」とし、広告を含めて検討していくという。また、有料の写真印刷サービスを現在サイトで展開している。

ヨーロッパの携帯市場などを見る上で、NOKIA の動きは無視できない市場。携帯ベンダーが合法ファイル交換サービスまで始めると、携帯音楽プレイヤーの勢力図も変わってくる可能性があるか?
Tech Crunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/warner-music-sues-seeqpod/
ワーナーミュージックが楽曲検索エンジン「Seeqpod」を著作権侵害で訴えた。

Seeqpodでは検索した曲が直接そのままサイトで再生できる楽曲検索エンジンを提供している。comScoreの統計によると、同社のサービスは2007年12月期のページビューが600万件を超えている。

ワーナーミュージックは訴状で、Seeqpodの「オンデマンドで無許可のデジタル配信を一般向けに流す」行為は、「海賊版のサイト」から違法コン テンツを配信している行為に相当し、これを通して同社はコンテンツの著作権侵害に直接加担している、または素材の提供を通して著作権侵害を働いていると主 張している。

本件で興味深いのはSeeqpodが検索エンジンなことだろう。グーグル同様、ここはコンテンツにリンクを張っているだけだ。無論ユーザーはリンク先のコンテンツも再生できるが、それでも結局、コンテンツをホストしていない点では変わらない。

EFAが指摘しているように、検索エンジンと著作権裁判に関する裁判には判例がほとんど無いし、DMCAも適用しなくてはならないので余計にややこしい。「被告は法の定めに従っているのに、著作権者は今、法廷でこのルールと変えようとしているのだ」。

メタデータを提供しているだけの検索エンジンが訴えられるというのは少々意外だが、内容等の吟味は必要かも。



朝鮮日報の記事
http://www.chosunonline.com/article/20080124000033

 世界最大の動画共有サービス「ユーチューブ(You Tube)」が韓国でサービスを開始することになった。

 ユーチューブは 23日午前、ソウル市内の新羅ホテルで「ユーチューブ韓国語版サイトのサービスを正式に開始する」と明らかにした。

 ユーチューブ韓国語版サイトはローカライズされた動画共有サイトとして運営される。

 韓国内のユーザーは、国内で掲載されるお薦め動画・プロモーション動画・ホームページ広告など、ローカライズされた動画を見ることができる。と同時に、世界各地で刻々と掲載される数千万の動画も手軽に素早く検索・視聴できるようになる。

 特に、韓国内のユーザーが作った動画は、ユーチューブ韓国語版サイトの「お気に入り動画」または「お薦め動画」コーナーでより多く、繰り返し見られるようになる。

 ユーチューブの共同創立者で最高技術責任者(CTO)のスティーブ・チェン氏は「韓国の天才ギタリスト、イム・ジョンヒョンさんがユーチューブを 通じ世界各国に紹介されたように、今後ユーチューブ韓国語版サイトは韓国人ユーザーが動画を媒介として全世界とコミュニケーションし、韓国という国を伝え る窓口になると期待している」と語った。

 ユーチューブは韓国の動画サービスであるmgoonメディア・SMオンライン・CJメディア・中央放送・DDH・TUメディア・キャストネット・ JYP・アイトニックといった韓国企業とコンテンツ提携のためパートナーシップ契約を結んでおり、ユーチューブ韓国語版サイトでの各パートナー社の動画検 索や共有も可能だ。


まだ、正式には進出してなかったのか・・・
アメーバニュースの記事
http://news.ameba.jp/weblog/2008/01/10342.html
 毎日新聞社は同社運営のニュースサイト「毎日jp」にて動画投稿サイトをオープンした。

 ここでは編集部がピックアップした動画のほか、投稿による動画も見られる。動画は都道府県別やキーワードで検索でき、投稿の際には会員登録は不要で、投 稿数は無制限。スクープ映像には謝礼が贈られる。また、動画共有サービス「PeeVee.TV」やピーヴィーと提携してピーヴィーに動画共有プラット フォームのASP業務を委託、同社が提供する24時間有人監視サービスで著作権侵害など不適切な動画投稿を防止する。

 このことについて「位置情報も付加してGoogleMapsとマッシュアップさせたいところだが、旧メディアにそこまでの度胸はあるまい」などと、注目が集まっている。
最後のコメントはニュースサイトの書き方としてはどうなのだろう。

Broadband Watch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/20683.html

  ニフティが運営する@niftyは、検索サービス「@search」の検索カテゴリに動画検索機能を追加した。利用は無料。

 @search動画検索は、YouTubeやGoogle Video、Ameba Vision、FlipClipをはじめとした国内外84サービス、約8,500万本の動画を検索できるという機能。また、検索結果ページには、ニフティの「@nifty動画」や「@niftyビデオ共有」内の検索結果も表示する。

 検索結果ページでは、各動画のサムネイルやタイトル、タグを表示するほか、投稿先の動画共有サービスのロゴも表示。16種類の動画カテゴリから絞り込みが可能で、成人向け動画の表示有無を設定できる「アダルトフィルタ(β版)」も用意する。

 サービス提供に当たっては、ニフティの検索エンジンに加え、バンク・オブ・イノベーションの動画検索エンジン「Fooooo」を利用。今後も検索対象の動画を拡充するなどの機能強化を実施するとしている。

まだまだどこの動画検索サイトも検索精度が低いのが問題だが、これから少しずつ改善されていくことを期待。

Cnet Japan の記事
http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20364793,00.htm

 ヤフーは1月15日、新たな広告メニューとして「行動ターゲティング インターネットCM」を2月4日より掲載開始すると発表した。Yahoo!動画などで提供する動画コンテンツの冒頭および途中に、行動ターゲティングの技術を活用したインターネットCMを表示させる。

 ヤフーでは、2007年2月から属性情報(年齢・性別)に基づく属性別のインターネットCM掲載を行っているが、今回、行動ターゲティング インターネットCMを広告商品に追加することで、利用者にとって有用な情報を広告として掲載できるようになり、また広告主にとってはCMによるブランディ ング・認知獲得効果をさらに高めることが可能になるとしている。

 CM尺は、15秒~20秒以下、20秒超~40秒以下、40秒超~60秒以下の3種類。販売カテゴリは「自動車」「求人」「消費財」「エンターテインメント」「ファイナンス」「医薬」「不動産」など、大分類以下の約600カテゴリ。

 行動ターゲティングには、「Yahoo!検索における検索キーワード」「Yahoo! JAPANサイト内のページ閲覧」「Yahoo! JAPANが配信する広告のクリック活用する行動履歴」などを活用する。

このあたりの広告効果が上がってきて、広告主 => コンテンツの提供業者 へのお金の流れが大きくなってくれば、業界も活性化する。Yahoo! の動きには期待。
IT Plus の記事
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=AS1D1200M%2012012008

 ヤフーは2月上旬にインターネット動画配信サイト「ヤフー!動画」を刷新し、映画や音楽ビデオといった動画番組を推薦する仕組みや利用者が動画を検索しやすい機能などを拡充する。併せて新しい広告手法を導入して収益性を高める。

 動画番組の冒頭にテレビCMのように流している動画広告で、新手法を取り入れる。視聴者が興味を持ちそうなCM を、その視聴者のネット上の行動履歴をもとに選んで配信する仕組み。広告主はターゲットを絞りやすくなる。ヤフーにとっては、通常の動画CMに比べ3倍強 の単価向上が期待できるという。

 ヤフー!動画は月間利用者数が700万人に上る人気サービスだが、コンテンツ(情報の内容)の調達コストがかさむため、収益力の向上が課題だった。

ネットで最初に動画が挿入される広告は、どうしても視聴者側にストレスを与えるもの。
動画を挿入するCMはどれにしても苦しいのではないか?
Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/01/08/18059.html


事典TV
 オーエンは7日、動画によるWeb辞書サイト「事典TV~映像百科事典」のベータ版を開設した。視聴は無料。動画を投稿するには会員登録が必要となる。

 事典TVでは、自然図鑑や植物・花図鑑などのカテゴリーから目的の動画を探せるほか、キーワード検索を行なって、関連する動画を視聴できる。また、ユーザーが複数の動画を組み合わせてチャンネルを作成し、ブログなどに貼り付けることも可能だ。

 オーエンでは、映像コンテンツのシーンごとに簡単なタグを入力できるようにし、視聴者が検索すると、目的のシーンを自動的に抽出できる「ピンポイント映像検索システム」を開発した。これにより、キーワードにヒットしたシーンから再生できるという。 

 このほか、動画の投稿はプロ・アマ問わず行なえ、さらに成功報酬が支払われるシステムを採用した。オーエンでは、将来的にコンテンツ連動型動画 広告などでの収益を見込んでおり、そこで得た収益は、投稿者に分配されるという。なお、映像クリエイターとして参加する場合は、実名登録をした上で、作品 審査を通過する必要がある。

 オーエンでは、初年度に2億円、5年後には30億円の売上を目指す。
面白い発想だが、動画を投稿するモチベーションをあげる方法が難しそう。また、実名登録は案外壁が高い。

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