動画配信・DRM・VSEO・動画マーケティングで「携帯」と一致するもの



日経新聞の記事
http://www.nikkei.com/tech/personal/article/g=96958A9C93819499E1E2E2E0E58DE1E2E2EAE0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;p=9694E0E7E2E6E0E2E3E2E2E0E2E2

 グーグルは2010年8月30日、米メジャーリーグ(MLB)全試合の配信を開始した。YouTube上にMLB.JPチャンネルを開設。試合終了後36時間以内にノーカット映像を配信する。このほか、日本人選手のハイライトシーンや試合ごとのハイライト映像、1日の試合結果をまとめた動画も配信する。生中継は行わない。

 視聴のための料金は無料。ただし、視聴できるのはパソコンのみ。一般の携帯電話スマートフォンでの視聴には「契約上の理由で対応しない」。

日本でどれほど需要が大きいかはわからないが、Youtube & Google がマイナーなところから Yahoo! の外堀を埋め始めている感じはする。

IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1005/21/news060.html

 ほかの大手企業の過去の実績から考えると、Google TVが確実に成功するとはとても言えない。

 幹部らは、過去の取り組みが失敗したのは、テレビ向けのWebを簡略化し、クローズドで他者の参加を受け付けず、ユーザーにWebかテレビかのどちらかを選ばせていたからだと話す。

 「50年前からある技術と新しい技術を融合させるのは、われわれ新技術の業界の人間が考えていたよりもずっと難しい」とGoogleのエリック・シュミットCEOはイベントに参加した開発者らに語った。

 Googleの技術者はGoogle TV搭載機をデモしたが、初めは起動させるのに苦労し、きまりの悪い思いをした。携帯電話の電波がテレビのリモコンに干渉していたため、聴衆に携帯電話の電源を切るよう頼まなければならなかった。これは、この種のデバイスの速度や帯域が限定される可能性を示唆している。

当分の間は苦労しそう。 
携帯 Watch の記事。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20100301_352021.html

 タワーレコードとナップスタージャパンは、ナップスタージャパン提供の全サービスを5月31日までに終了すると発表した。

 発表によれば、ナップスタージャパンへのライセンスを供与する米Napsterが欧米での音楽市場に向け、著作権保護技術を利用しない(DRMフリー)方式への対応を進めているという。この動きを受け、日本では、楽曲の許諾およびシステム運用への大規模な支出なくしては、日本向けサービスを継続するのが困難と判断。サービスを終了することになった。

なんというか、時代の流れを感じさせる記事。
Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100219_350169.html

 日本レコード協会(RIAJ)が違法音楽ファイルの削除要請活動を強化している。これまでは主に携帯電話向けサイトを対象としてきたが、2009年11月よりその範囲を動画投稿サイトとオンラインストレージサービス(いわゆる"アップローダー")にまで拡大した。

 RIAJによれば、違法音楽配信はこれまで、携帯電話向けの掲示板サイトやP2Pファイル共有ソフトを利用する方法が主だったという。しかし、最近ではこれらに加えて、動画投稿サイトやオンラインストレージを悪用した侵害行為が増えていると指摘する。

動画投稿サイトにPV不法にアップロードして、アフィリエイトで利用している連中は非常に多い。この動きは遅すぎるくらいか。

japan.internet.com の記事
http://japan.internet.com/wmnews/20100214/5.html

PC 向け動画配信には、オンライン動画配信プラットフォーム「Brightcove」を利用し、携帯電話向けの動画配信には、「Brightcove」に加え、Jストリームが提供する「MobaVio(モバビオ)」連携させることで実現している。

メモ。
IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100201/344052/

巨大なテレビ局でも、ネットで自社のコンテンツを売るためには、別の集客力のあるサイトに頼る必要がある、ということ。これから、コンテンツの価格もどんどん下がることになるだろう。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100106/342911/

 今回合意に達した共通ファイル・フォーマットは、デジタル・エンタテインメント向けのオープンな仕様で、DVDやBlu-rayのようにあらゆる企業に対してライセンスされるものになる。インターネット、携帯電話機、ケーブルテレビ、IPTVなど、このファイルフォーマットはDECEが規定する仕様に沿ったあらゆくサービスや機器で再生でき、「一度購入すれば、どこでも見られる」環境を実現するという。

機器に紐づいた形では、やはり所有の感覚がうまれないので、これがちゃんとできるようになれば、DRMに関しての流れが変わる可能性はある。
IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1001/04/news007.html

米Googleが独自ブランド携帯電話を販売する準備を進めているとのうわさが流れているが、同社が1月初めにスマートフォン事業に関するブリーフィングを本社で開くことを明らかにした。

 同社は12月29日に、1月5日のイベントの招待状を電子メールで送付した。イベントの内容については「Androidに関する記者説明会」とのみ説明している。

いずれにしても、2日間まてば明らかになるので、要注目。
Cnet Japan の記事
http://japan.cnet.com/mobile/world/story/0,3800092051,20405944-3,00.htm

半分、提灯記事のような印象もうけるが、参考としてメモ。

有料配信はPCやSTBなどでもあまり成功事例がないだけに、携帯でどれだけ需要があるのかは疑問。個人的には、携帯でキャリアに依存したような形での動画を見ることは今後も全くないと思う。
IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20091209/341856/?ST=network

今後「TBSd」はパソコン向けだけでなく,mixiアプリやfacebookなどのネット向けアプリケーションや,iPhoneなどの携帯端末向けにも提供する方針である。

キー局といえど、TBS一社のコンテンツのためにこれをPCにインストールして常駐させようとする人は少ないと思われるので、上記のようなところまで行ったときにどうなるかという感じか。
IT Media News の記事
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0912/03/news052.html

 KDDIが12月3日から、au携帯電話向けにファイルサイズが最大10Mバイトの高画質ビデオの配信をスタートした。EZ公式サイトで先行して配信を開始し、LISMO Video Storeでは12月17日から配信する。

PCでも10Mbyte クラスの動画をダウンロードしてみることはあまりないので、現状の携帯であれば十分な品質と言えるか。

この品質で需要の広がりがないとすれば、携帯の動画配信も実は当座は大きな需要がないということなのかもしれない。
マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/series/chideji/015/?rt=na
日本では地デジ難民というと、お年寄り、低所得者などがすぐに頭に浮かぶが、実は若者の中の「見れないなら見れないでいいや」と考える人たちをどうテレビに引き込むかを考えないと、コンテンツビジネス自体が成り立っていかなくなるのではないだろうか。今の若者は非常に倹約家で、余計な消費をしないといわれている。テレビとは10代と20代が大のお客様で、テレビで紹介された若者向けグッズは飛ぶように売れるというのが本来の姿だったはずだ。節約家である若者も、携帯電話のパケット定額やインターネットの光回線料などには惜しげもなく料金を支払っている。もし、米国と同じように「若者の地デジ離れ」が日本のアナログ停波でも見られるようなら、さまざまなコンテンツビジネスと広告のあり方は根本から見直しを迫られることになる。

私も個人的には、「テレビは見られないなら見られないでもよい」、と感じの生活といえる。そのため、本記事のような米国の若年層の感覚は理解できるし、日本もそうであってもよいのではないかと思う。

実際に完全地デジ化した時にどのようなことが起こるかは見当がつかないが、多少のテレビ離れはすすむだろう。
マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/11/26/016/?rt=na

日本国内のTwitter事業展開を手がけるデジタルガレージの子会社であるDGモバイルは25日、Twitterと連動した動画投稿サービス「twitvideo」における法人向けカスタマイズサービス『twitvideoプレミアム』の提供を開始した。

twitvideoは、Twitterと連携した動画・静止画投稿サービス。パソコンや携帯電話から動画や画像などの投稿が可能で、同時にTwitterにポストすることもできる。10月のサービスイン以降、アーティストや企業などの利用が増えているという。


個人的には Twitter も使っていないので、需要が大きいのかどうかもわからない。
Twitter 自体もしぼむのではないかとみているのだが・・・


TechCrunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20091125ustream-android/

Ustreamはこのほどビューワアプリ、Ustream ViewerをAndroid Marketに公開した。ユーザーはAndroid携帯からUstreamのあらゆるビデオに無料でアクセスできるようになる。Wi-Fiでも3Gでも利用できる。

今回のビューワはUstreamにとって2本目のAndroidアプリだ。 最初のアプリはBroadcasterだっ た。ユーザーはこのアプリを利用して自分のAndroid携帯のカメラでビデオを撮影し、リアルタイムでウェブに公開することができる。今回のビューワは 視聴オンリーだが、これで大イベントから友達の子犬が遊んでいるところまで、すべてのUstreamのビデオ・ストリーミングを見ることができるように なった。

Ustreamは今回のリリースを、ロサンジェルスのKISSのコンサートにタイミングを合わせてきた。Androidユーザーはこのコンサートのライブ中継を見ることができる(もちろんiPhoneやウェブでも見ることができる)。

UstreamはiPhone版のビューワを今年の1月にリリースしている。ダウンロードは最初の24時間だけで11万3千回にも達した。ちなみにAppleはストリーミング発信用のアプリを認めていないので、BroadcasterのiPhone版はない(このためQikその他のストリーミング・サービスにもiPhoneアプリがない)。

こういう携帯向けのライブの需要は日本のほうがありそうな気がするが、今一つそういう話を聞かないのは、やはり携帯キャリアが独自の競争をしているからだろうか?
マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/11/24/046/?rt=na

NECビッグローブは24日、携帯電話で撮影した動画にデコレーションできるiモード向けサービス「デコスタジオ」(URL:http://m.decostudio.jp/)の提供を開始した。

多分、あまり需要はないのではないかと思う。
女性が喜ぶデコレーションの感覚は自分には全くない感覚なので、大化けしたらごめんなさい、という程度の感じか。
IT Pro の記事

 Googleによると,世界中の人々がデジタル・カメラや携帯端末を使って,誰でもニュース映像を撮影できる時代。こうした市民ジャーナリストの動画をメディアが活用できる手段を提供するとしている。またGoogleはメディア以外にも利用してもらいたい考え。例えば企業が消費者から商品に関するプロモーション・ビデオを募集したり,NPO法人などが活動支援の動画を募ったり,政治家が市民制作のスポット広告を依頼したりといった用途が考えられるという。

PeeVee TVと Asahi.com との関係に近い?
Youtube のプレゼンスの高さが圧倒的に多いので、この流れは興味深いながれ。

要注目。
Navicon の記事
http://navicon.jp/news/1225/
これは音楽プロモーションのターニングポイントだ!山崎まさよし、スガ シカオ、スキマスイッチ、杏子、秦 基博、福耳らが所属するオフィスオーガスタのチャンネルがYouTube に開設された。

ご存知の通り、YouTube(ユーチューブ)は誰もが無料で動画をアップロードでき、それを共有可能とする大人気サイトだ。しかし、その開かれたオープンマインドの指針と引き換えに、著作権の問題やアップされている動画の画質・音質の点で様々な問題が発生した。
だが、もちろんYouTubeというサイトは無限の可能性と底知れぬポテンシャルを秘めている。そこでオフィスオーガスタは攻めの姿勢でYouTubeという広大な海原に果敢な"進軍"を決めたのだ。

オフィスオーガスタがYouTube内に展開する『AUGUSTA CHANNEL』は、リスナーから絶大な人気を誇る所属アーティストのPV が無料で楽しめる。もちろん、そのPVは高画質・高音質を誇る。オフィシャルのものなのでリスナーは気兼ねなく、より積極的に彼等の音楽に触れ、そして楽 しむことができる。現在、12月3日に発売された山崎まさよしの話題のニューシングル「Heart of Winter」やスガシカオの「コノユビトマレ」ほか、所属9アーティストの楽曲70曲のビデオクリップを配信中だ。そのボリューム感・充実感はまさしく オフィスオーガスタのジュークボックスといった具合で、最高にエンターテイニングな仕掛けだ。

しかももうひとつのトピックはembedも可能である、ということだ。つまりブログユーザーはお気に入りアーティストの曲を自由に自分のブログに 貼って、応援を示したり、友人に楽曲をリコメンドしたりすることができる。このスタイルに新時代の到来を感じる。熱心な音楽ファンにとってこれは夢のよう だ。だが、夢じゃない。

いまや一部の携帯電話からもチェックできるYouTube。オフィスオーガスタの英断はこれ以降の音楽プロモーションとエンターテイメントの最良のモデルとなりそうだ。
このくらいメジャーなアーティストが、投稿サイトに公式なチャンネルを持つようになると業界のまた流れもかなり変わってくるのかも。
J-cast News の記事
http://www.j-cast.com/2008/12/12032095.html
 朝日新聞社と子会社のテレビ朝日 が、auブランドのKDDIと業務提携交渉に入っていることが2008年12月12日分かった。3社は、「お話しできるような段階には至っておりません」 としているものの、朝日新聞社とKDDIは、J-CASTニュースの取材に対し、「新たなビジネスモデルについて様々な検討をしています」と交渉中である ことを認めた。

   KDDIの広報部によると、ケータイでは、新聞・放送のニュースや動画といったコンテンツの有料配信などを検討している。朝日新聞やテレビ朝日から見れば、KDDIを通じて、ケータイでもユーザーからの収入の道が開かれるわけだ。

   朝日新聞社では、販売・広告収入の落ち込みが深刻となり、08年9月中間期(08年4月~9月)の連結決算で100億円以上の赤字に転落して いる。また、テレビ朝日も、08年5月にスポットCMが前年同月比で15%ほども減ったことから、業績対策緊急本部を設置する事態になっていた。

   日経の12月11日付記事では、同月中にも業務提携するとされている。コンテンツから得られる有料課金収入や広告収入は、両社がKDDIと分かち合うという。

メモ。

将来的には、持っている携帯電話のキャリアで読んでいる新聞が違う(思想の方向性が違う)ということが起こりうるのだろうか?
ZDnet の記事
http://japan.zdnet.com/release/story/0,3800075480,00040997p,00.htm
若者のテレビ離れが指摘されているが、若者は本当にテレビを見ないのだろうか。日経マーケット・アクセスがこのほど動画サイトの利用に関 する調査を実施したところ、若者がネットでテレビ番組を見ているという興味深い結果が出た。調査では、ゲーム機や携帯電話機、スマートフォンなどの各種端 末からのコンテンツ利用の現状、インターネットに接続できるテレビ(インターネットTV)の利用意向などについて調べた。調査結果をまとめた報告書「ネッ ト動画ビジネス市場調査 2009」から、パソコンまたはテレビで視聴する動画についての内容の一部を紹介する。
簡潔ながら、要点をとらえたよい記事。必見。

マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/12/04/029/

有料動画配信サービス「ビデックスJP」 を展開するビデックスは4日、英BBCの番組を高画質でネット配信するサービスを開始したと発表した。4月までに245作品を配信する予定で、「ガラパゴ ス」「ブルー・プラネット」については、BBCの番組配信としては、EU、北米に先駆けたフルハイビジョンでの配信となる。

ビデックスによると、BBCの番組のネット配信は、これまで5~10本などの規模では行われてきたが、200本以上というまとまった数でネット配信するのは日本で初めてという。

4日の配信第1弾作品は、自然ドキュメンタリーの「ブルー・プラネット」やコメディ「リトルブリテン」など76作品。2009年1月に第2弾(76 作品)、2月に第3弾(37作品)、3月に第4弾(36作品)、4月に第5弾(20作品)の配信を予定しており、2009年4月までに計245作品を配信 する。

このうち、「ブルー・プラネット」「ガラパゴス」については、EUや北米に先駆け、ビットレートが5~8Mbpsのフルハイビジョンで配信。その他 の作品も、3Mbpsの高画質となっている。配信は、PCへのダウンロード型レンタルサービス(1週間)で行い、ほとんどの作品が字幕付きとなっている。

対応OSはWindows 2000/ XP/ Vista、Windows Media Player 10以降が必要。Mac OSには非対応。データはDRM保護されている(Windows Media DRM 10)。

料金は、210円~420円(税込)/作品。決済はクレジットカードまたはプリペイドサービス「ビットキャッシュ」の利用が必要となっている。

柳下社長は「NHKオンデマンドにも負けないサービス」と自負


ビデックスは2004年に設立。2006年から、映像の有料ネット配信サービスを開始し、現在有料会員22万人、約4万2,000作品を配信している。BBC番組の配信は、英BBCの海外事業を展開するBBC Worldwideとの提携により実現した。

4日開かれたサービス開始の記者会見で、ビデックス代表取締役社長の柳下洋氏は「アクセス数が全てというインターネットの世界の中では『悪貨が良貨を駆逐する』という状況が続き、無料サービスが主流になってきた」と現状を指摘。

「良質な映像の価値を最大限に高めるためには何らかの取り組みが必要であり、そのために、(1)有料サービス、(2)高画質、(3)グローバル展開、(4)マルチデバイス、の実現に取り組んできた」と説明。

「配信インフラのコストを削減することで、削減した資金を高画質化のために振り分けてきた」とこれまでの同社の取り組みについて述べた。

その上で、「今回のBBCの番組の配信は、1日に始まったNHKオンデマンドにも負けないタイトル数や品質となっている」と強調。「今後は、PCだけでなく、テレビや携帯電話、ゲーム機などに配信対象を拡大していきたい」と述べた。

同社執行役員でVOD事業部 事業部長の田谷小百合氏は、「お勧めはやはり『ブルー・プラネット』。被写体の動物が画面一杯に映る高画質でダイナミックな映像を楽しんでもらいたい」と話していた。

Windows Media DRM形式でやるだけならそれほどのインパクトはないか。
海外の映像を持ってきてもそれほどエンターテイメント的な需要もないので、なかなか難しいのでは。


IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081204/320680/?ST=network

 米Fox Interactive Media(FIM)が運営するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「MySpace.com」は米国時間2008年12月3 日,MySpaceのビデオ・コンテンツをモバイル機器にストリーミングするサービスの提供を全世界で開始した。これにより,ビデオ対応モバイル機器で ユーザーがアップロードしたビデオ・クリップに加え,「National Hockey League」「National Geographic」「TMZ」といったモバイル・チャンネルのコンテンツを閲覧できるようになる。

 ベータ版として提供する同サービスは,モバイル・ビデオ向けインフラを手がける米RipCodeのオンデマンド・ビデオ・トランスコー ド技術を採用した。リアルタイムでビデオのトランスコードを行うため,膨大なビデオ・コンテンツをさまざまなフォーマットで保存する必要がなく,異なる仕 様の端末に柔軟に対応できるという。

 同社は昨年9月に,MySpace.comの無償モバイル版「MySpace Mobile」(http://m.myspace.com)を開設しており,現在の月間ユニーク・ビジター数は1000万人を超える(関連記事:広告ベースで無償のモバイル版MySpace,ベータ版を公開)。 モバイル版MySpace担当ジェネラル・マネージャのJohn Faith氏は,「MySpaceユーザーは,以前にも増してモバイル・コンテンツに関心を寄せるようになっている。ビデオ・コンテンツにモバイル機器か らもアクセスできるようにしたのは,ごく自然の流れ」と説明した。

 米メディア(Reuters) によると,同サービスは広告費でまかなうため,無償で提供する。「BlackBerry Bold」「Palm Centro」「Motorola Q9」「LG Voyager」「Nokia N95」「Samsung Instinct」といった大手の主要機器に対応しているが,ダウンロードしたコンテンツを再生する「iPhone」では,同ストリーミング・サービスを 利用できない。

日本の携帯でも、問題なくできるのだろうか?Myspace を利用している人自体が非常に少ないので、あまり体制には影響はないと思うが。
IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0811/17/news049.html

 “音楽CD不況”が続いている。カセットテープやMDと違い、CDの楽曲データをコピーするのは簡単。「YouTube」や「ニコニコ動画」には さまざまな楽曲が動画付きで公開されており、「iTunes」や「着うた」も普及するなど、CDを購入せずに音楽を楽しむ手段が増えている。

 「最近の高校生はCDを『マスター』と呼ぶ」――ブログ「小鳥ピヨピヨ」に投稿されたこんな記事が話題になった。CDは「コピー元のマスター」という扱いで、1人が手に入れたらクラス中で回し、PCに取り込むのが当たり前らしい、という内容だ。

 実際に今の中高生は、CDにどのように接しているのだろうか。中学3年生男子(15)と高校2年生男子(16)、高校2年生女子(17)の3人と、大学1年生(20)に聞いてみた。

 音楽を全く聴かない人から好きなアーティストのCDは必ず購入するという人まで、4人の音楽への接し方はバラバラ。ただCDを「マスター」と呼ぶ かについては、「呼ばない、聞いたことがない」と全員が答えた。また、全員が「YouTube」や「ニコニコ動画」の楽曲付き動画をBGMにしているか、 そうしている友だちがいると話していた。

好きなアーティストならCDを買う

 「好きなアーティストのCDは新品で購入し、ちょっと好きな場合は中古で買う。見つからなければ借りることもある」――中3男子CDの買い方は、“CD派”の大人と変わらなかった。高2男子も「本当に欲しかったら買う」という。

 メジャーな楽曲ならYouTubeなどを通じて聴くこともできるが、好きなアーティストのものならCDで欲しいという。理由は「カップリングが聞きたかったり、グッズとして欲しいから」。着うたは音が悪い上「携帯はいつもマナーモードだから」ダウンロードしないという。

 高2男子は「データだけでいい場合は借りるが、本当に欲しかったら買う」そうだ。「音は実体のないものだから、本好きな人が本を買うように、音が好きな人はCDを買う。わざわざ買うというのはアーティストへの尊敬の念」という意識だ。

 「いいものはCDで買うが、中途半端なアーティストは買われなくなる。消費者は頭がよくなったんだろう。ネットで落として聞く人は、その音楽に愛情がないんじゃないか」(高2男子)

CDはマスターと呼ばない

 4人全員が「CDをマスターとは呼ばないし、呼ぶ人をも見たことがない」という。もともと音楽を聴かないという大学1年生(20)は「音楽を聴く友人でも、CDを『マスター』と呼んでいる人はいない」と話していた。

 残りの3人は、CDの貸し借りはするものの、クラス全員で回すことはないという。高2女子(17)は「これって、クラス全員が共通のCDを欲しがらないと発生しない状況だよね」と指摘する。好みが多様化した今では想像しにくい状況ではあるようだ。

 中3男子は「CDを持っている人は大切にするから、信頼できる人にしか貸さない」と話す。「貸してと言われても、雑に扱う人には『持ってない』と言う」――CDは彼にとって、「楽曲データを運ぶ媒体」以上の価値を持っているようだ。

YouTubeやニコ動をBGMに

 YouTubeやニコニコ動画をBGMとして利用している中高生は多いようだ。中3女子は、YouTubeから楽曲付き動画ダウンロードし、動画の音声をMP3ファイルに変換して楽しんでいるという。

 中3男子も「欲しいCDでも買う余裕がないときはYouTubeで済ませることもある」と話す。ニコ動に投稿されている『作業用BGM』を聞くことも。DVDを買うお金はないから、YouTubeやニコ動で見ることもある」

 高2男子は「YouTubeはBGMとして聴いており、音楽のプロモーションビデオをダウンロードすることもある。ただ、音質が良くないのでMP3に変換したりはしない」という。

 ――今回、話を聞いたのはたった4人。これだけの結果で「中高生はCDを買っている」とか「CDをマスターとは呼ばない」と言い切ることはもちろん、できない。

 ただ、若者にCDが売れないのは「コピーが簡単」という理由だけではなさそうだ、と改めて感じる結果になった。


個人ブログのレベル。たった4人のサンプルで記事を書くなよ。IT media ってこういうメディア?

IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081112/319104/

 インデックスは2008年11月12日,NHKと共同で開発した携帯電話機向け動画視聴ソフト「Mojie」(モジエ)のパソコン版の提供を同日に開始したと発表した(発表資料)。

 Mojieは,ナレーションデータや字幕放送に使われるテキストデータをメタデータとして活用することで,見たいシーンを検索したり,「よむモード」と 「みるモード」で動画を視聴したりすることができるソフトウエアである。動画配信サービスの提供会社は,動画と字幕テキストにより発信したい情報を効果的 に利用者に伝達することができるようになるという。

 まずは動画配信の専用インフラの提供会社であるJストリームのストリーミング配信サービス(動画フォーマットはFlash Video)のオプションとして,企業などに販売していく。インデックスは現在,Windows Media Video(WMV)向けのバージョンも開発を進めている。

メモ。

IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0811/10/news069.html


 ヤフーと吉本興業、吉本のグループ企業・ベルロックメディアは、無料動画配信サイト「myzo」(マイゾー)を12月に開設する。サイトでは、 「おすすめ動画」としてユーザーの興味に合った広告動画も配信。「課金型やCM挿入型の広告モデルとは異なる、新しい収益モデルを構築する」としている。

 吉本が製作したオリジナル動画を配信するサイトで、複雑な操作なしで動画の連続視聴が楽しめるという。視聴中の動画に関連したおすすめ動画を表示する機能も付ける。

 おすすめ動画には、企業から広告料を得て制作した動画が「自然な形で含まれている」という。ユーザーの興味に沿った内容の動画広告が表示される仕組みだ。

 ベルロックメディアは従来から企業の広告動画の制作を手がけており、myzoでまずは、同社が過去に制作したインテルやタカラトミーといった企業の動画を配信する予定だ。

 吉本が提携している米国のタレントエージェンシー・CAAのタレントを使ったコンテンツ企画も実施する。将来は、ハリウッド俳優を起用した動画も配信する計画だ。

 ヤフーと吉本は、「Yahoo!動画」で配信している「よしもと劇場」での連携も強化。携帯電話・ネット対応テレビに向けたサービス展開でも協力していく。

吉本興業は以前からブロードバンドでの番組提供については積極的だが、収益としてはどうなのだろう?単独で儲かっているというような発表が出された記憶もないので、どちらかといえばこれも草の根のチャネルを増やして、メジャーに売りだる前に人気を試すなどの目的に利用しているという感じだろうか?
Nikkei IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081106/318660/?ST=ittrend

重厚長大な企業イメージの東芝だが、多様化する消費者とのコミュニケーション手段として、CGM(コンシューマー・ジェネレーテッド・メディア)の活用に積極的だ。「YouTube」日本版初のスポンサーチャンネル開設企業となり、ブランディングにも効果を上げている。

 東芝の広告部国内広告担当部長代理/WEB戦略広告チームの荒井孝文氏(写真1)は2008年11月5日、「NETMarketing Forum Fall 2008」で講演し、YouTubeのほか「GREE」「MySpace」などCGMサイトを広告・宣伝に活用した具体的な事例とその成果の詳細を語った。

 荒井氏はまず、CGM活用の目的は「新しい東芝ファンを作って、東芝のサイトへ誘引すること」と、「東芝ブランド、商品への親近感を持ってもらうために、人が集まるCGMサイトへ出て行ってブランディングを行うこと」の2点があると説明。

 その目的を達成するための基本的なポイントとして、従来の東芝サイトに無い面白い「コンテンツ」、広告誘導以外でアクセスを集める「バイラルによるPV (ページビュー)増加策」、「動画コンテンツ活用」、話題となるメディアを使う「パワーメディアの活用」の4点を挙げた。

 講演では2006年12月以降に実施した事例として、東芝製品を使ったマジックの動画をYouTubeで配信した事例、携帯電話のキャラクター 「トウシバ犬」を活用したGREEでの事例、日本初のYouTube広告出稿事例、携帯電話のキャラクター「Bob Born & Born Family」を使ったMySpaceでの事例などを紹介した。

コンテスト入賞作品の視聴回数は90万回以上

 最新の取り組みとして解説したのは、YouTubeのコンテスト機能を日本で初めて活用した「マイ・ペッツ・アワード by TOSHIBA」(写真2)。2008年7月から3カ月間開催した。YouTubeに一般の人がアップロードしている動画ではペット動画が圧倒的に多いことに着目し、ペットを題材にしたという。

 動画コンテストを製品の訴求につなげるために、静かさが特長の掃除機「クワイエ」、空気清浄機能付きのエアコン「大清快」、携帯電話「Sportio」の3製品について、犬や猫、トウシバ犬が登場するオリジナルムービーを用意。投稿作品の再生前後に配信した。

 ターゲットは20~30代女性をメーンとした。YouTubeの中だけで告知してはユーザー層が限られると考え、AdWords広告を活用し、最初はペット好きの人から、動画好きの人、一般のインターネットユーザーへとターゲットを広げていった。

 その結果、動画を募集した3週間の動画投稿件数は483件、当初1カ月間の投票数は8309票となった。この結果について荒井氏は、「日本で初め ての(YouTube上での)コンテストなのでどう評価していいかは分からない」としながらも、米国の事例などから判断すると、いい数値だったという。

 製品宣伝用に作った動画の視聴回数は36万回以上、コンテスト入賞作品の視聴回数は90万回以上に達した(YouTubeモバイルなどでの再生は視聴回数には反映されていない)。

動画視聴者の25%が東芝サイトで製品情報を閲覧

 また、コンテスト終了後にネット調査を実施し、ブランディングなどにどのような効果があったかを分析した。調査は「Yahoo!リサーチ」のモニター、3万2660人から回答を得た。

 その結果、マイ・ペッツ・アワードのサイトを「確かに見た」人は6.7%、「見たような気がする」人も含めると15.8%に達した。荒井氏は「か なり高い数字だと思う」と評価している。さらにYouTubeに週1回以上アクセスする人に限定すると、「確かに見た」人は11.4%、「見たような気が する」人も含めると25.4%に達した。

 動画視聴後の行動は、「家族や友人とこのサイトを話題にした」が26%、「ブログやSNSでこのサイトを話題にした」が10.2%、「東芝のホー ムページで東芝製品について調べた」が25.2%、「東芝のホームページ以外のインターネット上で、東芝製品について調べた」が24.4%、「お店に行っ て東芝製品を見てみた」が11.8%という結果になった。何らかのアクションを起こした人は56.7%に上った。荒井氏は、3カ月間にわたる長期間のキャ ンペーンなのでこのような成果が出たと推測している。

 最後に荒井氏は、「家電製品ではネットで情報収集する人が5割以上を占める。ただ、サイトを見てすぐ買うわけではなく、数カ月後に購入が当たり 前」と、消費者の現状を説明。そのため、「中長期的な効果指標が大事で、ブランディングも重要。費用対効果を考えると、中心はネットマーケティングになっ ていく。いろいろな形で取り組んでいきたい」と、今後の抱負とともにネットマーケティングの重要性を示して講演を締めくくった。

前例もないところに踏み込んでいって、結果まで発表した東芝の姿勢には非常に好感がもてる。

ただ、東芝クラスの企業が行うPR成果としては、不満が残るものだったのではないのだろうか?米国内ではYoutube のサイトとしての広告媒体価値についてもかなり疑問符が付いているし、日本国内での東芝のこの結果を見て、Youtube に対して、積極的な態度になる企業は多くない気がする。ニコニコ動画はさらに厳しいか。

マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/11/05/etre09/

米RealNetworksは来2009年に創業15年を迎える。1994年、それまで米MicrosoftでBill Gates氏の近くで新規事業開発を担当していたRob Glaser氏がメディアのデジタル化を専門とするRealNetworksを立ち上げた。その後、メディアプレイヤーからゲーム、音楽とさまざまな事業 を展開している。それまで務めていたMicrosoftに対しては、その後メディアプレイヤーを巡って法廷で対立したこともある。

10月16日にスウェーデン・ストックホルムで開催された技術と投資のカンファレンス「ETRE 08」で、RealNetworksの創業者兼会長兼CEO、Rob Glaser氏が、主催者米Red Herringの会長Alex Vieux氏と対談し、同社の展望を語った。

ハイテクベンチャーでは、もはや老舗に分類されているRealNetworks。Glaser氏は、変革について、5、6年前よりコンシューマサー ビスにフォーカスし、ゲームと音楽の2つのサービスの提供に照準を当てたと語る。音楽ダウンロードサービスがまだ黎明期だった当時に、サブスクリプション サービス提供を目指した。ゲームではそれ以前からReal. com Games、RealArcadeなどの取り組みを進めてきた。ゲームは米国で1位、欧州でも好調という。

これまでを振り返ってGlaser氏は、「音楽業界とのビジネスは非常に難しかった」と言う。CDなど物理媒体による売上げが減少し、違法ダウン ロード対策の決定打が出ない中、レコード業界はオンライン技術の受け入れに後ろ向きだったという。「音楽レーベルはコントロールを失うことに不安を感じて おり、収益を共有するほどオープンではなかった」とGlaser氏。その結果、音楽分野の事業は、計画よりも2年半遅れたとGlaser氏は言う。 Glaser氏は、「音楽レーベルはもはや、音楽ビジネスの中心ではない」とも言う。

このようなコンテンツ側に加え、RealNetworksはモバイルへの進出も図ってきた。フィンランドNokiaなど端末メーカーが同社のメディアプレイヤーを搭載した機種を提供している。モバイルオペレータとは、携帯電話向けの音楽配信事業開発で協業している。

その一例として、Glaser氏は「Ringback Tone」を紹介する。韓国WiderThanの買収により実現したサービスで、「あらゆる電話で動く、まったく新しいサービス」と胸を張る。音楽レーベ ル4社、インディーズなどと提携、特にトルコでは大人気という。現在加入者は世界3,000万人に達したとGlaser氏。

今年に入り、「Rhapsody」ブランドの音楽サブスクリプションサービスでは、DRMフリーサービス「Rhapsody MP3 Store」の開設に踏み切り、収益の高かったゲーム事業ではカジュアルゲーム市場の拡大に合わせ、スピンオフしている。

RealNetworksが10億ドル企業になるのはいつか? 音楽ダウンロードサービスでは、米Appleの「iTunes」が大きくリードしている。RealNetworksは決定打に欠けたのだろうか?

「これまで、デジタルエンタテインメントを軸にさまざまな展開をしてきた。まだ起爆したとはいえない。RealNetworksの成功はこれから だ」と語る。「メディアのデジタル化は5年では無理だ。20年、それ以上の時間がかかる」とGlaser氏、RealNetworksは長期的な収益モデ ルを目指しているという。

ビジョンとしては、「いつでも・どこでも・あらゆる形で・あらゆるものを」がテーマという。PCと携帯電話ではなく、TVなどさまざまな端末が想定 される。「デジタルメディアは始まったばかり。RealNetworksのビジョンは大きなもので、3Dのジグソーパズルのように複雑だ」とも述べる。

Glaser氏は経営について、今後もCEOとして指揮を執っていきたいと述べ、挑戦を続ける姿勢を見せた。


米国に次いで市場の大きい日本での戦略がない(Rob Graser が関心がない)ので、あまり大きくなるとも思えないが、一応メモ。
IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0811/05/news089.html

 10月31日に東京地裁に自己破産を申請し、教習を停止した「八王子自動車教習所」(東京都日野市)が11月3日に開いた債権者集会の様子を撮影した動画が、「YouTube」や「ニコニコ動画」に複数アップされている。

 動画は、債権者本人が携帯型のビデオカメラや携帯電話を使って撮影したとみられる内容。動画撮影やネット公開が手軽になる中、“ニュースの当事者”による情報発信が増えてきている。

 YouTubeにアップロードされた動画で最もアクセスを集めたのは、債権者集会で土下座する社長に債権者が詰め寄り、厳しい言葉を投げかける様 子を撮影したもの。集会当日に投稿されて3万回以上再生され、その内容についてネット掲示板で議論を呼んだ。5日までに投稿者によって削除されている。

 YouTubeにはこれ以外にも、債権者集会の動画が複数投稿されている。携帯電話やビデオカメラを手にしたほかの債権者が映っていることも多く、複数の債権者が集会の様子を撮影していたことが分かる。

 動画の多くは5日までに投稿者が削除するか、規約違反で削除されているが、削除後に再びアップロードされているケースも。「ニコニコ動画」にも債権者が撮影したとみられる動画や、YouTubeから転載された動画が投稿されている。


これは、利用規約のどのあたりの条項に違反するのだろう。誹謗中傷目的に当たるということだろうか?


ファイルウェブの記事
http://www.phileweb.com/news/d-av/200810/27/22434.html

フジテレビジョンは、同社が運営するPC、携帯向け動画配信サイト「フジテレビ On Demand」にて11月1日10時より地上波放送の番組の配信を開始する。

1日から「セレブと貧乏太郎」、「爆笑レットカーペット」など現在放送中の作品を含む人気コンテンツを随時配信する。ストリーミングの配信ビットレートは 低画質版(320×240ピクセル)が500Kbps、高画質版(640×480ピクセル)が1.5Mbps。1話315円(税込)で8日間の視聴が可能 というのが基本料金で、そのほかに各話が期間中見放題のパックも用意する。

PCではストリーミング配信のほか一部コンテンツではダウンロードも可能で、19日より配信開始するドラマ「ライアーゲーム」、26日より開始するコント 番組「リチャードホール」などはビットレート3Mbpsのダウンロード版(1,280×720ピクセル)での配信も行う。ダウンロード版は1話525円 (税込)となる。

なお携帯サイトはドコモのiアプリストリーミングに対応機種のみに対応する。
有料で配信するなら、米国でやられているように先行配信でないとメリットが薄いと思うのだが、そこまではまだ踏み込めないだろうか?
IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081024/317630/

 米Dellは米国時間2008年10月23日,同社パソコンに音楽や映画をプリインストールするサービスを開始すると発表した。本体購入時に選択したデ ジタル・コンテンツを,デスクトップ上に表示されるドック(Dell Dock)の音楽アイコンからすぐに楽しむことができる。

 音楽の提供では,米Universal Music Groupと提携。同社傘下の音楽レーベル各社の音源から,ジャンルごとに厳選した。ヒットチャートの第1位を飾った楽曲を集めた「#1 Songs」,ブルースを集めた「Blues Masters」,クラシックの名曲を集めた「The Classics」など,数種類のコレクションを用意。価格は,50曲セットが25ドル,100曲セットが45ドル。

 音楽はDRM(デジタル著作権管理)による制限が付いていないMP3形式で提供。iPodなどの携帯音楽プレーヤに転送して楽しむこともできる。

 映画の提供では,米CinemaNowと提携した。「マトリックス」3部作に「アニマトリックス」を加えた「The Matrix Trilogy and Animatrix」,「スパイダーマン」3部作を集めた「Spider-Man Trilogy」,子供向けアニメ映画3作品を集めた「Nickelodeon Movie Collection」などのコレクションを用意。価格は25ドルから。

 映画はDRMで保護されたWindows Media形式で提供。パソコンとテレビをケーブル接続して大画面で楽しんだり,Windows Media対応機器で再生することもできる。

 対象機種は,「Inspiron 530」「同 1525」「Studio Desktop」「同 15」「XPS 420」「同 M1530」など,家庭ユーザー向けデスクトップ・パソコンおよびノート・パソコン。ただし,「XPS One」と「Inspiron Mini 9」は除く。また,Windows XP,Windows Vista 64ビット版,Linuxは対象外。

これからはPCを売るのではなく、コンテンツを売るためにPC機能を付加するということもあり得るということか。単にダウンロードできるだけではなく、プリインストールのコンテンツで勝負する時代が来るのかも。
InternetWatch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/10/20/21241.html


 私的録音録画補償金制度の見直しを検討している、文化審議会著作権分科会の「私的録音録画小委員会」の第4回会合が20日に開かれた。携帯音楽プレー ヤーを補償金制度の課金対象とする、いわゆる“iPod課金”について関係者の合意が得られず、文化庁では今年度中の結論を見送る方針を示した。

 文化庁は5月8日の会合で、補償金制度を縮小することを前提に、暫定措置としてiPodやHDDレコーダーなど「記録媒体を内蔵した一体型機 器」を課金対象とする制度改正案を提示。7月10日の前回会合では、権利者側が受け入れる姿勢を示したが、メーカー側は「補償金制度縮小の道筋が明らかで ない」などと反対。その後も両者の意見は平行線をたどり、合意が得られない状態になっていた。

 3カ月ぶりの開催となった今回の会合では、事務局を務める文化庁著作権課の川瀬真氏が「非公式な場で関係者と妥協点を探ったが、結論が出ない状 況」と現状を報告。小委員会の任期である2009年1月までに結論を出すことは難しいとして、文化庁が提示した制度改正案をめぐっては、両論併記のかたち で報告書をまとめる意向を見せた。今後は、11月末から12月初旬をめどに報告書案を作成。その一方で、関係者の調整による解決も探るという。

「ダウンロード違法化だけでも」権利者側は早急な法改正求める

  小委員会ではこのほか、著作権法第30条の範囲を見直すことで、違法複製物や違法サイトからの私的録音録画を違法とする、いわゆる「ダウンロード違法化」 についても議論されていた。この点について報告書では、ダウンロード違法化に賛成する権利者側の意見だけでなく、パブリックコメントの意見募集の結果など も踏まえて対応策をまとめるとしている。

 この問題について権利者側の委員は、「ネット上の違法流通の被害は深刻」と主張。補償金制度見直しの議論とは切り離して、早急な著作権法改正を 求めた。「京都府警が9月18日に逮捕した仙台市の男性は、日本で未公開の洋画に日本語字幕を付けてWinnyにアップロードしていた。容疑者は、ファイ ル共有ソフトでダウンロードした映画を加工して、新たにアップロードしていたと聞いている。このように、違法なアップロードとダウンロードは密接に関係し ており、どちらか一方を取り締まるだけでは、不正な流通を防ぐのは難しい」(日本映画製作者連盟の華頂尚隆氏)。

 一方、30条改正に反対しているジャーナリストの津田大介氏は、「法改正後の流れとして、30条の制限がすべての著作物に適用されることにな る」と懸念を表明。さらに、ダウンロード違法化を進める代わりとして、SNS世界最大手の米MySpaceが提供する音楽サービス「MySpace Music」のように、ユーザーが合法的に音楽を楽しめる環境を整えるべきだと訴えた。MySpace Musicでは、自らのプロフィールページに好きなアーティストの楽曲のプレイリストを作成し、音楽を再生することが可能。スポンサーの広告費によって、 楽曲のフルコーラスが無料ストリーミングで楽しめる。

 この意見に日本レコード協会の生野秀年氏は、「CDレンタルがあるのは日本だけ。日本ほど正規品の流通がしっかりなされている国はない」と反論した。

メモ。
インフラなどの状況が最も進んでいるのは日本なのだから、他国のことを持ち出すのはやめたほうがいいと思うのだが・・・。

世界に先駆けて、デジタルコンテンツ流通に関する合理的なルールが決まることを1年くらい前はちょっと期待したが、そんな気配が全くないのが残念なところ。
Cnet Japan の
http://mainichi.jp/life/electronics/cnet/archive/2008/10/20/20382266.html

 マグノリアは10月20日、多彩な動画ファイルの形式を変換できるユーティリティソフト「動画ダビングPRO」を発表した。10月31日から発売する。

 動画ダビングPROは、ビデオカメラやカメラ付き携帯電話で撮影した動画、動画共有サイトに多く用いられるFLV動画、パソコンやHDD/DVD レコーダーに録画したテレビ番組などを、パソコン、iPod、iPhone、PSP、携帯電話などの各種端末で再生可能な動画形式に変換できるソフトだ。

 動画変換時にはビデオ/音声コーデック、ビットレート、画像サイズなど画質や音質に関して詳細な設定が可能だ。高画質処理、画像回転、黒枠付け、 2パスエンコードといった画像加工に加え、動画のサムネイル一覧をJPEGやBMP画像として保存できるダイジェストフォト機能も備えている。

 価格はパッケージ版が4980円で、ダウンロード版が2980円。なお、パッケージ版にはWindowsおよびMacintosh用が同梱、ダウンロード版はWindowsとMacintosh用が別売りとなっている。

案外便利かも。メモ。

IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Research/20081008/316473/

 米国家薬物取締政策局(ONDCP)は米国時間2008年10月7日,米国の子供たちによるオンライン・コンテンツ視聴の実態についてまとめた報告書を 発表した。それによると,米国の12歳以下の子供やティーン(13~19歳)は,人気のあるWebサイト上で暴力的な振る舞いや薬物乱用の動画を目にして いる。そのため,ONDCPは保護者に監視を強化するように呼びかけている。

 調査会社の米Nielsen Onlineが同年6月に実施した調査によれば,調査期間の1カ月において,2~11歳の子供の890万人以上がオンライン・ビデオを視聴したと推定され る。ティーンの20人中1人が薬物関連のビデオを1本以上視聴しており,このうち3分の1以上(35%)が16歳未満だった。また,薬物関連のビデオの約 40%は,薬物の摂取方法や陶酔状態を見せているという。

 一方,米Internet-Filter-Review.comが実施した別の調査によれば,初めてインターネット上でポルノを目にする平均的な年齢は11歳だった。15~17歳のティーンの8%は,これまでに何度かハードコア・ポルノを目にしたことがあるという。

 保護者は,オンライン上の幼児性愛者や性犯罪者の危険性は認識し始めているが,薬物やアルコールなどに関する危険なコンテンツと,これらが子供に 与える影響についてあまり心配していない。そのため,「保護者はインターネットに接続して,子供がオンライン上でどのようなコンテンツにアクセスできるの かを実際に見てみる必要がある」とONDCPは注意を促している。

確かにインターネットではこういった情報の動画を目にすることも多い。完璧なフィルタリングは難しいにしても、何かしらの対応は必要。携帯では日本でもそういったことも議論されているが・・・。
IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0810/03/news093.html

 通信カラオケ「プレミア DAM」を運営する第一興商は、カラオケ店で歌った声を録音し、専用SNSでストリーミング配信できるサービス「DAM★とも」を12月1日に始める。利用は無料。

 カラオケ店で曲選択などに使うディスプレイ端末「DAMステーション」「デンモクiD」に録音サービスを追加した。歌声を録音してサーバにアップロードし、DAM★とものPC・携帯サイトで公開できる。

 サイトにはSNS機能を装備。マイページでプロフィールを公開し、ほかのユーザーを友達登録して交流できるほか、歌ってほしい曲をリクエストする機能やあしあと帳を備えた。

 同社によると、「カラオケは、カラオケ店舗内だけで完結する遊びではなくなってきた」。カラオケファンのコミュニティーサイトやブログでは、カラオケの得点や順位を争うといったコミュニケーションが活発という。

 新サービスで同社のカラオケサービスを差別化し、カラオケ店に足を運んでもらうきっかけにしたい考え。「カラオケの話題を核にDAM★ともサイトで友人ができたり、スターが輩出されるなどの発展も期待できる」としている。

動画サイトもそうだが、SNS もこれから専門化が進むだろう。汎用的な動画サイト、SNSよりも購買意欲の高い専門サイトがどのあたりで立ち上がってくるかに注目だが、カラオケなどもかなり可能性はありそう。


Yomiuri Online の記事
http://www.yomiuri.co.jp/net/cnet/20081002nt0f.htm

 欧州ではAppleの「iTunes Store」に対する不満が大きいが、Reutersによると、今回はノルウェーにおいて、著作権に関する制約が不正であるとして、消費者関連局がAppleを告訴する予定であると発表したという。

 ノルウェーの消費者オンブズマンであるBjorn Erik Thon氏は現地時間9月30日、Reutersに対し「私は(Appleに対し)、iTunesで購入した音楽について、携帯電話を含む他の機器で再生 できるよう、サービスに相互運用性を持たせてほしいと思っている」と述べた。ノルウェーの消費者関連局は少なくとも2年前からこの不満を訴えている。

 iTunes Storeで購入した楽曲は、一部の「iTunes Plus」コンテンツを除き、「Mac」やPC以外ではApple製の携帯機器でのみ再生可能である。他の音楽機能を持つ携帯電話や、Microsoft の「Zune」などの音楽プレーヤーとの互換性はない。

 2007年初め、ノルウェー政府は同様の理由でiTunesを違法であるとし、2007年10月1日を期限に全面禁止すると宣言した。現在それから1年経っているが、禁止は実施されていない。

 その他多くの欧州の政府機関がiTunesに対して何らかの行動を起こしている。その現象は米国からはこれまで事実上見えていなかったのだが、こ の状態は変化しつつある。今週、米国において、AppleとCopyright Royalty Boardの対立が明らかになった。(CNET Japan)

あまり詳しく調べる気もないのだが、ヨーロッパの当局のIT企業に対しての対応というのも、訳がわからないものがある。

Microsoft を独禁法で排除したり、今度はApple を標的にしたり。不満があるなら買わなければよいのだし、あるいは別の使い勝手の良い製品を自地域内で開発する努力をしろよ、と思うのだが・・・。締め付けることで、何か建設的な動きが加速するとは思えないが。


IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0809/30/news093.html

 NTTドコモは9月30日、エイベックス・エンタテインメントと携帯電話向け動画配信ビジネスを共同展開すると発表した。ドコモの開発力とエイベックスのコンテンツ・サービス展開力を組み合わせ、携帯電話用に最適化した映像コンテンツを配信していく。

 新会社「エイベックス通信放送」を来年2月に設立し、3月から営業を開始する計画。新会社の資本金+資本準備金合計は70億円で、エイベックス・ エンタテインメントが70%、ドコモが30%を出資する。エイベックス・エンタテインメントの松浦勝人社長が新会社の会長に就任する予定。

 劇場用映画やDVDなどの流用ではなく、携帯電話の小型ディスプレイで鑑賞するのに適したコンテンツ作りを目指し、企画や脚本、カメラワークなど で最大限配慮していくという。多数のコンテンツの中からユーザーの好みに合わせたものを配信するなど、携帯電話のパーソナル性にもフォーカスするとしてい る。

 コンテンツパートナーとして、フジテレビジョンとコンテンツを共同制作することが決まっているという。

携帯の動画はまだまだこれからの印象だが、音楽はかなり携帯との親和性が高いと思われるので、こういった発表は早い段階でいろいろと他にも出てくるのかも。

BB Watch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/23319.html

 マイクロソフトは30日、「Windows」ブランドのコンシューマー市場向け取り組みを強化すると発表した。新サービスとして、スカイパーフェク TV!のチャンネルをPC向けに有料配信する「スカパー!Netてれび」や、Windows Vistaのサイドバーガジェットを活用したテレビ連携サービスをWindows Media Center向けに提供する。また、PCメーカー各社から地上デジタル放送対応Windows Media Centerを搭載するPCが順次リリースされる。

アンテナ不要の「スカパー!Netてれび」

 マイクロソフトは「Windows Life Without Walls 壁のない世界へ。」という新コンセプトのもと、Windows Vista、Windows Mobile、Windows Liveの各製品をシームレスにつなぐ技術の提供をめざすと表明。PCや携帯電話、テレビといった利用機器を意識することなくあらゆるサービスを利用でき る技術の実現を目指すという。

 具体的施策の1つとして発表された「スカパー!Netてれび」は、CS放送サービスである「スカパー!」の各チャンネルをPC向けに再配信する サービス。CSチューナーで視聴できるチャンネルとまったく同じ編成を、Windows Vista Ultimateなどに搭載されている「Windows Media Center」上で楽しめる。映像はストリーミング形式で配信されているため、ネット環境のみあれば視聴可能。そのため専用アダプタやアンテナ、チュー ナー類は不要。

 サービスは9月30日12時30分より開始。当初は「ナショナル ジオグラフィック チャンネル」「Baby TV こどもえいごちゃんねる」「囲碁・将棋チャンネル」「パチ・スロ サイトセブン TV」4チャンネルの配信からスタートし、12月には「ディズニー・チャンネル」を追加予定。視聴料金は各チャンネル別に月額料金を支払う形式で、1チャ ンネルあたり「数百円~1000円前後」としている。チャンネル視聴料以外の基本料金は不要。

 CEATEC JAPAN 2008のマイクロソフトブースでもサービスの概要が説明されており、担当者によれば700kbps程度の帯域があれば十分快適に視聴可能という。番組は SD画質で提供されており、現状では録画も非対応。また、映像のストリーミング配信にあたってはP2Pが利用されるため、動画配信サーバーに加え視聴ユー ザー間でもデータの送受信が行われている。

 サービスを利用するにはWindows Vista Ultimate、Windows Vista Home Premium(64ビット版非対応、要Service Pack 1)が必要。また、環境としてはPentium 4 2GHz以上、メモリが2GB以上、通信環境は下り平均2Mbps・上り平均700kbpsを推奨。スカパー!Netてれび視聴に必要な専用プログラムは 無料でダウンロードできるほか、NEC、富士通、東芝の2009年春モデル以降にプリインストールされる予定。

地デジと連携できるガジェットも

 2008年秋以降、地上デジタル放送に対応したWindows Media Center搭載PCが出荷されることも発表された。エプソンダイレクト、オンキヨー、富士通(8月20日発表)、マウスコンピューターの4社から発売予 定。なお地デジ対応のWindows Media Center機能はパッケージ版、Windows Updateによる追加などの形では提供されない。

 この地デジ対応Windows Media Centerのリリースにあわせ、東京放送(TBS)、フジテレビとの協業によるテレビ連携サービスがスタートする。いずれもWindows Vistaのサイドバーガジェットとして提供される機能となっており、TBSの「TBSショッピングishopガジェット」はデスクトップ上に表示された 商品画像をクリックすると、関連するWebサイトに加え、テレビ視聴画面が自動起動する仕組み(クリック時に関連番組が放送されている場合のみ)。フジテ レビの「フジテレビ番組表ガジェット」では番組の視聴予約などが行える。

今後の動画配信業界でのマイクロソフトの立ち位置というか軸足というのがどうなっていくのかは大変興味深い。PCの延長線上で考えるのであれば有利に展開はできると思うが、家電分野への展開となるとなかなか厳しいものがありそう。

Adobe の各分野での追い上げもあるので、日本のハードベンダーなどがどのような提携関係で行くのかは要観察。
ケータイWatch の記事
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/42029.html
NTT番号情報は、店舗や会社情報を検索できるiモードサイト「iタウンページ」で、携帯向けの新サービス「ハイパーサーチモバイル(β版)」の提供を開始した。

 「ハイパーサーチモバイル」は、GPSによる位置情報を利用して、現在地周辺の店舗情報をFlashで描いた地図上で示すサービス。Flash の特性を活かし、携帯電話のブラウザでアクセスするサービスながら、地図をスクロールできるようになっている。検索時には「グルメ」「宿泊」「病院」と、 利用頻度の高いジャンルへのリンクが設けられ、スピーディに検索できるようになっている。地図の拡大・縮小も可能で、その場所に何らかの関わりがある動画 が存在する場合、YouTubeへのリンクも表示される。このほか、エリアに対応した広告も配信される。

 対応機種はFOMA 905iシリーズ以降の端末。GPS非搭載の場合は一部の検索機能が利用できない。同社では今後、サービスの利用状況とユーザーからの評価を得て、本格提供を検討していく。
携帯のものすごい進化には、正直ついていけてない感を深めているのだが、タウンページにGPS情報に加えてyoutube の情報まで付いてくるとなると、かなり利便性も増しそう。使いこなせれば、の話だが。
BB Watch
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/23288.html
 ニワンゴが運営する動画共有サービス「ニコニコ動画(夏)」は、公式動画コーナーに「小沢一郎チャンネル」を26日に開設した。

 小沢一郎チャンネルは、民主党の小沢一郎代表が出演する動画コンテンツ。開設記念として、小沢代表への独占インタビュー映像が公開され、2007年7月にニコニコ動画へ出演した際のコメントなどが収録されている。

 加えて、菅直人代表代行や鳩山由紀夫幹事長など、民主党所属議員のコメント映像も視聴が可能。いずれもストリーミング形式で配信され、ファイル形式はFlash Video。また、動画へのコメント投稿にも対応する。

 合わせてドワンゴでは、携帯電話サイト「dowango.jp」各サイトにおいて、小沢一郎代表の着ボイスや待受画像、きせかえコンテンツの配信を開始。いずれも無料でダウンロードが行える。
Youtube でなく国内のプラットフォームを利用したことには、好感。
現状のネット上での麻生人気が圧倒的なだけに、この動きでネット内でのムードがどれだけ変えられるかには注目。

Asahi.com の記事
http://www.asahi.com/digital/bcnnews/BCN200809250014.html

 KDDIは9月25日、テレビや携帯電話を接続して音楽や動画を楽しむことができるSTB(セットトップボックス)「au BOX」を開発し、11月1日からレンタルを開始すると発表した。携帯電話ブランド「au」のユーザーを対象に提供する。レンタル料は月額315円。

 STBは、CD・DVDの再生用のドライブとスピーカーを内蔵。ブロードバンド(BB)接続用のLANポート1基、携帯電話などとの接続に利用す るUSBポート2基を備える。アナログのAV入出力端子、音声入力端子も搭載。AV端子を使ってテレビとSTBを接続し、リモコンを使って専用インター フェイスを見ながら操作する。

 音楽機能では携帯電話と接続してダウンロードした着うたフルを再生したり、手持ちのCDを取り込んでauの対応携帯電話に楽曲を転送できるほか、 インターネットの音楽配信サービス「mora for LISMO」から音楽を購入することができる。最新の音響技術「EUPHONY(ユーフォニー)」を採用しており、サラウンドで音楽を内蔵スピーカーで楽 しめる。

 映像機能ではDVDの再生が可能なほか、KDDIの有料のネット動画配信サービス「LISMO Video Store」からハリウッド映画や海外ドラマなどを購入して、ストリーミング形式で視聴することが可能。KDDIの光ファイバーを使った映像配信サービス 「ひかりone TV」を利用すれば40チャンネルの多チャンネル放送を楽しめる。また、AV端子からビデオカメラなどの映像を取り込んで携帯電話に転送することもでき る。

 インターネットを閲覧するブラウザ機能も搭載。KDDIではSTB専用のポータルサイトを用意しており、検索をはじめニュースや天気などの情報を閲覧できるようにした。

 STBはモトローラ製で、1GBのフラッシュメモリを内蔵しており、約200MBを音楽の保存用、500MBを映像保存用として使用できる。BB回線はKDDI以外の通信会社も利用できる。サイズは幅266×高さ80×奥行き221mm、重さは約1.6Kg。

 KDDIではauユーザーでPCを使わない10-30代の男女をターゲットに設定。操作画面などをわかりやすくシンプルにすることでPCが苦手な 人でも使いやすいように工夫した。リビングではなく、自分の部屋のアナログテレビに接続して使ってもらうことを狙う。STBの利用者を対象に着うたフルや 海外ドラマなどを収録したDVDを無料で配布するほか、KDDIのADSLを割安で利用できるサービスも用意した。

 発表会で高橋誠・取締役執行役員常務コンシューマ事業統轄本部長は「PCの操作が難しい人でもわかりやすいインターフェイスができた。月額315 円という携帯電話のコンテンツ料金と同じ安い価格で、PCなしで音楽配信サービスなどが使えることが『au BOX』の最大のメリットだ」と自信をみせた。

 発表会には特別ゲストとしてグラビアアイドルの南明奈さんが登場。ピンクのパジャマ姿で現れた南さんは「最近、女らしくなろうと思って服にピンク を取り入れてるんです」と話した。「au BOX」について聞かれると、「メカは苦手なので、カンタンな機器は嬉しい」と感想を語った。

 音楽についての質問には「テンションを上げる時にはトランスを聴いてます」と答えた。「au BOX」の映像機能の感想を求められると、「映画を観たい時に観られるのは嬉しい。秋な(明奈)夜長に映画三昧ですね!」と自分の名前に掛けたシャレで会場の笑いを誘った。

インフラに紐づいたSTB を売ろうとするのが日本企業。業界全体のシェアにインパクトを与えそうな気はしないが、とりあえずの動きとしてメモ。


AFP BB News の記事
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2520591/3369905
インターネット通販大手、米アマゾン(Amazon)は、米インターネット検索大手グーグル(Google)と提携し、同社が10月に販売開始する「グーグル携帯電話」にオンライン音楽配信サービス「Amazon MP3」の機能を搭載、米アップル(Apple)の携帯音楽プレーヤー「iPod」専用の音楽オンラインストア「iTunes」に攻勢をかける。

 アマゾンが前年9月に立ち上げた「Amazon MP3」は、「iTunes」と異なり、ダウンロードする楽曲にはデジタル著作権管理(DRM)技術が付加されておらず、コピーやメディア間でのやりとりも可能だ。

 シリコンバレー(Silicon Valley)に本拠を置く調査会社エンダール・グループ(Enderle Group)のアナリスト、ロブ・エンダール(Rob Enderle) 氏は、「DRMフリーの楽曲サービスでは、アマゾンはほぼ間違いなくシェア1位で、グーグルとの提携は見事な戦略だ」と指摘。また、「非常に攻撃的だ。両 社は本気でアップル追い落としを狙っている。iTunesによる、アップルの市場独占状態を打ち破ろうとしている」と語った。

 アップルのスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)最高経営責任者(CEO)が明らかにした業界データによると、iTunesは世界の音楽業界でシェア1位を誇る。

 一方の「Amazon MP3」は、EMIミュージック(EMI Music)、ユニバーサル・ミュージック・グループ(Universal Music GroupUMG)など大手を含む2万レーベルの楽曲200万曲以上を揃え、アーティスト数も18万を超える。1曲当たりの価格は89セント(約94円)から99セント(約105円)、アルバムの価格は1.99ドル(約210円)から9.99ドル(約1060円)。

Amazon MP3の強みは、ダウンロードした音楽が、iPodやアップルの携帯電話iPhone、米マイクロソフト(Microsoft)の携帯音楽プレーヤーZuneなどあらゆるデジタル携帯音楽プレーヤーに事実上対応するということだ。

 ラザード・キャピタル・マーケッツ(Lazard Capital Markets)のアナリスト、コリン・セバスチャン(Colin Sebastian)氏は、Amazon MP3の立ち上げに際し、このサービスはほとんどの音楽プレーヤーと互換性があるMP3フォーマットを促進する一方、iTunesへの攻撃を強めるものだと指摘していた。(c)AFP/Glenn Chapman
個人的には、iTunes は全く利用していないので、日本で同様なものの選択肢があるとすれば、Googlezon 陣営のものを購入したいと思う。DRM フリーの楽曲は日本での普及はかなり難しい気はするが。


IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0809/22/news046.html


 米SanDiskと4大レーベルは9月22日、新しい音楽メディア「slotMusic」を発表した。

 slotMusicは、高音質のDRMフリーMP3楽曲を格納したmicroSDカード。microSD対応の携帯電話やMP3プレーヤーに差し 込むだけで音楽を再生でき、付属のUSBアダプタを使えばPCにも接続できる(Windows、Linux、Macに対応)。容量は1Gバイトで、プリ ロードされる音楽は最高で320Kbps。アーティストは楽曲のほかライナーノーツやアルバムアート、ビデオなども格納できる。コンシューマーが手持ちの コンテンツをslotMusicカードに加えることも可能だ。

 4大レーベル(EMI Music、SONY BMG、Universal Music Group、Warner Music Group)がslotMusicカード向けに楽曲を提供。まず米国の小売店やオンラインストアで、その後欧州で発売される。格納されるアルバムのリスト や価格は追って発表される。
コピーする(できる・できない)ということではなく、テーマにそって、まとめて買えるということがこれから先はメリットになるのかも。コンピレーションアルバムなどが日本で売れているのだし。

TechCrunch Japanese には以下のような記事

SanDiskがmicro SDカード入り音楽発売だって? レーベルがなんでこんな話に乗ったものやら
http://jp.techcrunch.com/archives/20080922music-on-microsd-i-cant-believe-the-labels-fell-for-this/


これ自体がどれくらい売れるかは予測もつかないが、物理的に「ものを買う」という行為は案外なくなりにくいものだと思うので、上記記事の論調には少々疑問を感じる。
RBB Today の記事
http://www.rbbtoday.com/news/20080922/54413.html
ドコモは22日、iモードメニューサイトの検索サービス「iモード検索」の利便性、およびコンテンツ検索性向上を目的として、「音楽」、「ゲーム」、ならびに「動画」の専門検索機能を提供すると発表した。

 専門検索機能は、iMenuの各コーナーに設置された検索ボックスにキーワードを入力し、コンテンツを簡単に検索できる機能。また、iモード検索の結果画面上部に設置された各専門検索リンクを選択することでも利用できる。

 音楽検索では、アーティスト名と楽曲名で検索ができるほか、ひとつの楽曲を検索すると着うたフル/着うた/ビデオクリップ/メロディコール/うた・ホー ダイの提供サイトを一度に表示する。ゲーム検索では、ゲーム名でのキーワード検索、およびカテゴリ検索にくわえ、画像や概要文などの情報でゲームを比較検 討できる。動画検索では、動画タイトル名や出演アーティスト名などキーワードでの検索、およびカテゴリ検索が可能だ。

 対応機種はFOMA900i以降。サービス開始日時は、動画検索がすでにサービス提供中、音楽検索が9月24日9時から、ゲーム検索が10月1日9時から。なお、iモード検索結果画面からの引き継ぎは10月7日10時より開始される。
携帯での動画検索も、基本的にはエンターテイメント用途になるだろう。
Tech Crunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20080916chad-hurley-on-the-future-of-youtube-we-will-conquer-every-screen/
YouTube共同設立者のChad Hurleyは今朝(米国時間9/16)、オンライン動画の将来に関するブログ記事を投稿し、YouTubeの今後について触れている。Hurleyの記事によれば、YouTubeには1分毎に13 時間分の動画がアップロードされ続けているとのこと。そして氏は同様の傾向が続くと予言する。曰くより多くの動画がウェブにアップロードされるようにな り、より多くの人が動画を作成して投稿するようになり、そしてより多くの人がリビングルームや携帯電話などさまざまな場所で動画を閲覧するようになる。つ まり、同様な傾向が続いていけばウェブ上の動画は指数関数的成長を遂げるということだ。

但し、Hurleyの未来予測には既に今日実現していることも含まれているようだ。YouTubeはTivo、iPhone、そしてもちろんPCから閲覧することができる。ただし、行間を読めばYouTubeでモバイルをどのように扱っていくのかが大きなステップになるのだと主張していることがわかるだろう。

誰でも電話をかけるの同様の手間で、動画のアップロードを行うことができるようにするというのが目標だ。そしてアップロー ドした動画はあらゆる装置で閲覧できるようにする。すなわちテレビから携帯端末まで、すべてをサポートする。YouTubeおよび他サイトで、家族や友人 の様子やニュースまでを含む動画、音楽、スポーツ、料理、その他多数に及ぶあらゆるメディアをカバーする。

YouTubeにとってのモバイルというのは、単にポケットに入る端末で世界中すべての動画を見るということ以上の意味を持つ。すなわち携帯電話を 動画カメラとして利用するようにするわけだ。携帯電話からYouTubeに動画投稿を行うことが本当に簡単になれば、YouTubeは人々のあらゆる瞬間 を収録した動画のレポジトリとして機能することになる。

ただ、Hurleyの記した将来ビジョンのどこを見ても、それら動画を収益化する方法は未だ見えていないようだ。

日本人的には携帯で動画をアップロードするというのは、特に違和感がない話なのだが、記事中の指摘の通り、そういった動画を置いておくだけで収益にはなりにくいというところが問題。

収益性の見えない状況をどのくらい続けていくのだろう。


マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/09/10/003/

フロントラインは、YouTubeの動画をダウンロードし、iPodなどで視聴できるようにするソフト「YouTube2iPod」(開発元:Angoe Solutions Inc.)を10月10日に発売することを発表した。

YouTube2iPodは、ワンクリックの簡単な操作でYouTubeの動画をダウンロードできるソフト。再生中の動画だけでなく、プレビューのサムネイル画像からのダウンロードにも対応。人気の動画や気になる動画の自動ダウンロードも可能だ。

ファイルは、.flv、.mpg、.avi、.wmv、.wav、.mp3から、.avi、.mp3、.mp4、.wmvに変換可能。指定のファイ ル形式への自動変換や、動画から音声だけを取り出すこともできる。また、ファイルはiTunesへ自動的に追加され、パソコンの他iPhoneやiPod に転送して視聴できる。PSPやBlackberry、その他携帯電話にも対応する。

対応OSは、Windows 2000/XP/Vista(32ビット版)の各日本語版。パッケージ版(3,990円)およびダウンロード版(2,940円)が販売される。

個人的には、あまりこういったソフトが販売されることには感心しないのだが、以前投稿した記事でマグノリアの記事が検索エンジンでよく引っかかるようになった。

こういった利用をしたいという人はやはり多いのだろう。


Nikkei IT の記事
米Amazon.comは2008年9月3日(現地時間),VOD(ビデオ・オン・デマンド)方式による動画配信サービス「Amazon Video On Demand」を,同日に開始すると発表した。配信する動画は,「Windows」と「Mac OS」を搭載したパソコンやHDD(ハードディスク駆動装置)レコーダーの「TiVo Box」,ソニーの液晶テレビ用STB(セットトップボックス)「BRAVIA Internet Video Link」,「Xbox 360」などのWindows Media Center extender対応製品,携帯メディアプレーヤーといった幅広い機器で視聴できる。米Amazon Digital Servicesが運営し,米国向けのサービスとなる(発表資料(英語))。

 配信するコンテンツは映画とドラマが中心で,4万本を超えるという。Webサイトの作品購入画面にアクセスすると,最初の2分間が試聴できる。その後にレンタルあるいは購入の手続きをすると,利用者の「Video Library」にその作品が追加される。そのままWebブラウザーの画面でストリーミング配信される作品を視聴できるほか,パソコン用の視聴ソフト「Amazon Unbox」を使えば,作品をダウンロードしてオフラインで楽しんだり,携帯メディアプレーヤーに転送したりして視聴できる。

 STBのBRAVIA Internet Video Linkでは,リモコンのボタン操作だけで作品の検索から購入,視聴までできる。Video LibraryをAmazon.comのアカウントでひも付けすることで,パソコンとBRAVIA Internet Video Linkのどちらで購入した作品も相互に視聴できる。

 Amazonはこれまで,WindowsパソコンとHDDレコーダーの「TiVo Box」向けのダウンロード型動画配信サービス「Amazon Unbox」を提供していた。今回の新サービスは旧サービスよりも対応機器を拡張し,利用者の利便性を高めたサービスとなる。新サービスの事業責任者であるRoy Price氏は,「旧サービスの利用者からは,コンテンツのダウンロードが終わってから視聴するのではなく,すぐに見られるようにしてほしいというリクエストが最も多く寄せられた。今回それが実現し,さらに対応機器が増え利用者の選択肢が広がった」と述べている。

Amazonが始めるということが大きなニュース。ソニーが独自サービスではなく、Amazonの仕様に合わせてSTBを提供しているという話は非常に興味深い。日本国内でやる場合には、他社ブランドを取り込むということにどのような対応を考えているのだろう。

Nikkei BP の記事
http://www.nikkeibp.co.jp/news/manu08q3/583618/

アクアキャストは,同社の携帯電話機向け動画配信用ASPサービス「MediaCast Movie ASP」が,NHKエンタープライズが運営する携帯電話機向け公式サイト「NHKストリート」に採用されたと発表した。アクアキャストは,同サイトにおい て2008年9月1日から,動画のストリーミング配信サービスを提供している。

MediaCast Movie ASPは,アクアキャストが日立製作所グループと共同で開発した携帯電話機向けの動画配信サービス。独自の圧縮技術を使用することによって,携帯電話機に パケット通信で,最大30フレーム/秒の動画を配信ができる。また,NTTコミュニケーションズの配信環境を活用することで,信頼性の高い動画配信が可能 となり,生中継などの配信にも対応できるという。

それほど利用頻度が高くなるとも思えないが、業界動向としてメモ。インフラだけどんどん整って、利用方法があまりないという図式はあまり変わっていないという気がするが。

CNet Japan Blog の記事
http://japan.cnet.com/blog/kirifue/2008/08/28/entry_27013254/

良記事。

NTT東日本はともかく、最近のUSENの電話営業は法人向け、個人向けともにやり方がひどいと感じるケースが多い。チャレンジングな姿勢に、以前は応援する気持ちももてたが、何度か不快な営業電話を受けるにつれ、個人的には全くその気もなくなってしまった。

個人的なシチュエーションとしては、GYAOに(GYAOツールバーインストールの)キャンペーン登録すると、個人の携帯宛に電話をかけてきて、

「先日はキャンペーン登録ありがとうございました!!」

と始まって、応募しておいた商品が当たったかのような思わせぶりな話をして、個人的な情報を電話口で収集した上で、

「実は本日は別のキャンペーンをご案内でお電話しました。」

といって、FTTHのオンデマンドーサービスを押し売りをはじめるという手法であった。すぐに電話を切り、即座にツールバーをアンインストールしたのち、それ以来GYAOは見ていない。

ITのサービスとして新しいことをはじめて支持を得るためには、付加価値をつけたサービスを提供し、ユーザーの意思で自然に広がっていくモデルを形成するようなものでなければ、すぐにユーザーからは見捨てられる。

マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/08/27/007/

Yahoo! Japanを運営するヤフーは26日、iPhoneに対応した動画再生アプリケーション「Yahoo!動画」を公開した。利用は無料、Appleが運営するオンラインストア「App Store」から無償ダウンロードできる。動作環境はiPhoneおよびiPod touch、iPhone 2.0ソフトウェアアップデータを適用していることが条件。

Yahoo!動画アプリは、iPhone / iPod touchから「Yahoo!動画」のコンテンツを利用するためのアプリケーション。用意されたチャンネルは、ニュースやスポーツなど最新情報を網羅する「オフィシャルCH」、ミュージックビデオを配信する「音楽」、映画を予告ムービーで紹介する「映画」、グラビアとお笑い、アニメと趣味・教養の計7種。 8月27日現在では計655のビデオクリップが公開され、今後も順次作品を追加する計画とのこと。

ヤフーでは、7月からiPhone / iPod touch向けにデザインしたポータルサイト「Y! SoftBank」を運営、その中で動画配信サービスも提供しているが、Yahoo!動画アプリでは機能を強化。ブックマーク登録やマルチ検索が可能になったほか、動画の表示形式は水平方向で統一、ビットレートは768Kbpsに統一され画質が向上している。なお、動画の再生は無線LAN接続時のみ可能で、携帯電話 (3G) 回線経由では視聴できない。

iPhone での動画の視聴動向がこれから先の携帯端末での実装方法についての大きな試金石になるので、ここは注目されるところ。最初にユーザーを獲得するために、グラビア・お笑い、アニメなどのコンテンツが優先されるのは自然な流れだが、そこでアクセスが稼げたとしても、一般へのブレイクへの布石になるわけではないのが難しいところか。

Nikkei  IT Proの記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20080819/313001/?ST=network

 米Appleのデジタルコンテンツ販売サービス「iTunes Store」が好調だ。2008年4月には米Wal-Mart Storesを抜いて,全米第1位の音楽小売り業者となった。もはや音楽販売においては,CDを扱う実際の店舗よりもインターネット上の一配信サービスであるiTunes Storeの方が影響力を持つ時代に突入したといえる。

 iTunes Storeで販売しているのは,音楽だけではない。書籍を朗読したオーディオブックやゲーム,iPhone向けのアプリケーションソフトなども販売している。また,国内ではサービスが提供されていないため注目度は低いが,欧米の利用者向けには映画やテレビドラマの販売・レンタルもあり,毎日5万本以上の利用があるという。さらに最近,iPhone向けに電子書籍の販売も始まった。

 iTunes Storeは音楽配信での圧倒的な地位を足がかりに,動画,ゲーム,電子書籍など取り扱うコンテンツを着実に増やし,「デジタルコンテンツ版のAmazon.com」と言える存在になりつつある。一方,書籍,CD,DVDといった旧来のコンテンツ販売に強みを持つ,本家米Amazonも,こうしたAppleの動きに対抗するように新しいサービスを次々と打ち出している。2006年9月に映画やドラマの配信サービス「Amazon Unbox」を開始したのを皮切りに,2007年9月には音楽配信サービス「Amazon MP3」を,2007年11月には自社開発した電子書籍端末の「Kindle」を発売し,現在15万冊以上の電子書籍を提供している。

 音楽,動画,電子書籍などのデジタルコンテンツの販売について,それぞれの分野ごとに強い事業者はたくさんあるが,こうしたデジタルコンテンツ全般を取り扱える有力な事業者はまだ登場していない。携帯型ゲーム機や携帯電話機,携帯音楽プレーヤーなど,携帯機器で様々なコンテンツを楽しめるようになる中,音楽だけでなくあらゆるデジタルコンテンツをワンストップで購入できるサービスが求められるのは自然な流れだ。現実の店舗でもレンタルビデオ店で雑誌やゲームの販売も手がける店舗が増えているように,デジタルコンテンツの販売でも,様々な種類のコンテンツを提供できる事業者が今後は生き残っていくのだろう。

 一方,日本国内のデジタルコンテンツ市場は,米国とは異なる様相を呈している。Amazonは国内ではデジタルコンテンツをオンライン販売しておらず,「現在のところ具体的な計画もない」(アマゾンジャパン関係者)という。また,AppleのiTunes Storeは音楽配信では健闘しているものの国内向けの動画配信は本格的に始まっておらず,ワンストップサービスと呼ぶには力不足だ。AmazonとAppleを尻目に国内で一番元気なのは,携帯電話機などのモバイル機器向けコンテンツ配信サービスだ。

 日本レコード協会の統計によると,2008年第1四半期(2008年1月~3月)の有料音楽配信の売上実績は,インターネットダウンロードが20億8100万円に対しモバイル機器向けは199億7700万円と,金額にして10倍弱もモバイル機器向け市場が大きい。個人的にはiTunes Storeのようにパソコンを介在させた方がコンテンツのバックアップや管理がしやすく便利だと思うが,今すぐ聞きたい,今すぐ見たいという欲求にその場で応えられるモバイル機器向けサービスが支持されるのも理解できる。

 電子書籍市場も携帯電話機向けのコンテンツが牽引する形で急拡大している。2008年6月にはKDDIが本格的な長編動画配信サービス「LISMO Video」を開始するなど,国内では携帯電話機がデジタルコンテンツ販売のワンストップサービスを牽引する役割を担っている。

 AppleのiTunes Store,Amazonの各サービス,携帯電話機のコンテンツ配信サービスのいずれも,出発点が異なるだけで目指す方向は「あらゆる種類のデジタルコンテンツをいつでもどこでも提供する」という点で共通している。どのサービスが市場で生き残るかは分からないが,いつでもどこでも手軽に優れたコンテンツを楽しめるサービスは,日々の生活をよりすばらしい方向に進化させてくれるに違いない。こうしたサービスを使いこなす日が来るのを,心待ちにしている。

アメリカと日本ではコンテンツ配信に関しての土壌がインフラ的にも文化的にも全く違う。日本の場合はコンテンツ配信の軸足はモバイル側にあるし、これからしばらくはそうあり続けそうな感覚。たぶん、日本の消費者はワンストップサービスであることもあまり強く望んでいないのかも。

Cnet Japan の記事
http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20378987,00.htm

 人に電話をかけたときに、発信者側の耳元に聞こえてくる呼び出し音。この音は、携帯電話事業者の耳には、心地良く響いていることだろう。調査会社のMultiMedia Intelligenceが米国時間8月19日に発表したリポートによると、その音色は甘くなっていく一方になりそうだ。

 同社によると、2012年には呼び出し音が携帯電話事業者に47億ドルの売り上げをもたらすと見込まれているという。これは現在の売り上げの3倍である。携帯電話ゲームの売り上げには及ばないが、呼び出し音は携帯電話業界にとってもっとも魅力のあるモバイルコンテンツになろうとしていると、同調査会社は述べている。

 同調査会社のチーフリサーチオフィサーであるFrank Dickson氏は「消費者の人気が高く、DRMや違法行為からのインパクトが最小限に抑えられるという、成功のための要素を兼ね備えているため、呼び出し音は、早くも携帯音楽市場で『期待の星』になりつつある」と同社のプレスリリースで述べた。

 呼び出し音は、携帯電話事業者にとって金の成る木であることがわかってきただけでなく、音楽業界のデジタル音楽戦略にとっても重要な要素である。ここ数年、音楽業界はCDの売り上げが落ち込むという苦境にある。消費者がフル楽曲と着信音と呼び出し音のそれぞれにお金を出す時代だからこそ、デジタル配信と携帯電話は(携帯電話事業者の)売り上げを伸ばすのに貢献している。

 例えば、Verizon WirelessではPCにダウンロードする場合、標準の着信音を2.99ドル、呼び出し音を1.99ドル、フル楽曲を99セントで販売中だ(Verizon Wirelessは、まとめて着信音と呼び出し音の楽曲を買った人には20%の割引もしている)。

 呼び出し音と着信音は、携帯電話事業者と音楽業界に対し、同じコンテンツで何度も収入を得るチャンスを提供している。

日本の感覚からすると、何をいまさら、という感じだが・・・。
携帯分野とブロードバンド分野では日本が米国よりも数年進んでいると考えるべきか。

毎日.jp の記事
http://mainichi.jp/enta/mantan/game/news/20080814mog00m200026000c.html

 秀英予備校(静岡市)は、携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」で同校の授業の動画を見ることができるサービスを8月下旬から始める予定だ。第1弾として、中学生向け数学と英検対策の授業動画を発売、順次コンテンツ(情報の内容)を増やす。

 インターネットでDS向けのコンテンツを配信する「DSビジョン」を利用する。利用者はネットで動画を購入し、専用のメモリーカードに移し替え、専用アダプターを経由してDSで再生する。

 発売するのは難易度の高い高校を目指す数学の「トップ高数学完成ゼミ」「公立高校入試突破最高レベル数学(中3)」と「英検3級二次試験面接攻略」。講師は同社の「トップ講師」6人で、テキストは動画を購入すると無料でネットから取得できる。

 数学の2科目は15分間の動画が各10ファイルあり、1ファイル500円。英検対策は15分間の動画1ファイルだけで500円。ネット上でのカード決済かウェブマネーで購入する。ネット環境やDS本体の他にDSビジョンの専用アダプターなどが必要。

 秀英予備校は「DSは、中学生の8~9割が持つと言われるほど身近なハードなので、学習にも気軽に取り組めるのではないか」と利用を期待している。

参考書の値段などからすると、1ファイルで500円は若干割高かもしれないが、面接対策や最高レベルの問題の解説などであれば、希少価値も高く需要もあるか。

Japan.internet.com
http://japan.internet.com/wmnews/20080812/5.html

株式会社 USEN は2008年8月11日、テレビ向け動画配信サービス「GyaO NEXT(ギャオネクスト)」専用端末にブラウザ機能を追加した。

GyaO NEXT は、テレビ向けの IP 動画配信サービス(IPTV サービス)で、ハリウッド映画・ドラマ・アニメなどの動画コンテンツのほか、カラオケコンテンツ、BBC ワールドニュース、ナショナルジオグラフィックチャンネルなどのチャンネルサービスの配信を行なっている。

今回端末新機能として追加したブラウザ機能は、OperaVer.9.5 for device を採用。リモコンでの簡便なブラウザ操作が可能なほか、上下スクロールボタンでフォーカス移動、スクロールも可能だ。

ブラウザの「戻る」「進む」「中止」「更新」機能もリモコンボタンで可能。また、リモコンボタンを活用した、携帯電話と同等の文字入力機能を搭載。携帯メール文字入力操作と同じ操作で、簡便な文字入力が可能となっている。

どんな大手がやっても、それほど成功していないので、ネットだけのビジネスで専用端末を販売するのは苦しいのかも。

Nikkei Trendy Net の記事
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20080807/1017469/

動画などWebサイトの技術トレンドに合わせ、テレビドラマの公式サイトも進化している。特に転機となったのは、2007年1月のドラマ『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(フジテレビ系)で、各回ごとに公式サイトでスピンオフ動画を配信し話題を集めた。スピンオフとは主人公以外の登場人物に焦点を当てるなど、本編とは違う内容だがより本編を楽しめる映像のこと。今年7月から始まったドラマ『シバトラ~童顔刑事・柴田竹虎~』(フジテレビ系)でも「裏トラ」という名称で、同社7作目となるスピンオフドラマを配信。ここでは、同社初となる動画CM付きとなり、これまで有料配信が多かったが無料配信が一部実現された。このかにも、テーマ別のBBS(電子掲示板)を用意するなど、テレビドラマの公式サイトは集客を増やすべく努力を続けている。

 『学校じゃ教えられない!』(日本テレビ系)公式サイトでは、携帯電話向けのスピンオフ動画が人気を集めている。『学校~』は、7月15日~21日の週に日本テレビ番組サイトのなかでニュース番組に次ぐ第2位のアクセス数を獲得している。無料配信のスピンオフドラマへの支持が大きな要因だろう。

 また、スピンオフをはじめとした動画配信にも新たな展開が見られる。

 「有料型ではじまった動画配信ビジネスですが、ユーザーの広がりと共に広告収入が増え、一部無料で配信できるようになってきました。時代の流れです。動画視聴環境の発展や、ユーザーの増加に伴い、ますます本編とスピンオフが一つのセットとして語られるようになるのではないでしょうか」(フジテレビ、デジタルビジネス推進部部長 柴崎敦子さん)。無料のスピンオフ動画を配信したことで、動画のページビュー数(再生された回数)にも大きな上昇が見られているという。

テレビ局くらいにユーザーが付いていれば、広告収入でやっていける可能性が広がったということはよいニュース。それ以外の一般のサイトでどれくらい収益性が上がってくるかは興味深いところだが、これはもう少し時間がかかるか。

IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080807/312377/

 YouTubeは2008年8月5日、ケータイ向け「YouTube」の一部のページでバナー広告と動画広告のテスト配信を開始したと発表した。ケータイ向けYouTubeは5月にauの一部端末に対応して、主要の携帯電話事業社3社の端末での視聴が可能になっている。

 第一弾として東芝が利用。トップページなどにバナー広告を張って、動画広告へ誘導している。東芝はパソコン向けのYouTubeでも広告配信開始時より、広告主専用チャンネルにノートパソコンのブランドチャンネルを開設するなど、YouTubeを積極的に活用している。

 YouTubeは今後、数週間はこうした配信の結果を分析し、ケータイ向けYouTubeでの有効な広告配信手法を検証する。

東芝はYoutubeへの取り組みが早い。以前もトップページの広告でノートPCの広告を載せるなどの積極的な動きを見せている。(2週間程度以内でGoogleの自社広告に切り替ったので、効果はそれほどでもなかった可能性は高いが。)

広告の手法については、いろいろ試行されるところなので、動向には要注目。

Cnet Japan の記事
http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20377765,00.htm

 YouTube 日本版が動画コンテストを開催できるプラットフォームを提供開始した。第1弾としてペットの動画コンテスト「YouTube マイ・ペッツ・アワード」を7月23日より開催している。

 このプラットフォームは広告商品でもあり、今回のペット動画コンテストは東芝がスポンサードしている。コンテストのトップページには東芝の携帯電話、エアコン、掃除機の製品サイトへのリンクが表示され、背景にも東芝の掃除機の画像が使われている。

 作品の投稿受付は8月28日まで。審査で30作品にしぼり、それらを9月5日から9月22日の期間でユーザーが投票して優秀作品を決定する。グランプリと入賞者発表は10月1日を予定している。応募要項はこちら

 コンテストへの参加方法は、撮影した動画やPCに保存してある動画をYouTubeにアップロードするだけ。新しくコンテストのために撮影動画だけでなく、すでにアップロードされている動画でもコンテストに応募することができる。

 ペット動画はYouTubeでも特に人気のあるコンテンツで、500万回以上再生された子猫の動画2足で立つ猫の動画など、かわいい動画が多くアップロードされている。

スポンサーがついて、こういったことが行われるようになれば、非常に面白い流れが生まれてくる可能性が高くなる。集まる動画の黒リティに注目。

 

Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/07/24/20367.html

 音楽や映像などの権利者団体で構成される「デジタル私的録画問題に関する権利者会議」が24日に会見を開き、私的録音録画補償金制度の支払い義務者をメーカーにすべきと訴えた。また、補償金制度の見直しに合意しないメーカーの強気な姿勢の背景には「経産省の介入がある」と指摘。補償金制度の見直しを巡って、今後は経済産業省との交渉も辞さない構えを示した。

しばらく経産省とやり続けることになるだろう

 7月10日に開かれた私的録音録画小委員会では、電子情報技術産業協会(JEITA)の委員が、「DRMが施されているコンテンツなどの私的複製は、権利者の大きな経済的な損失が認められない」と発言。地上デジタル放送の新録画ルール「ダビング10」についても、「DRMが機能している範囲では、契約で許諾する私的複製と同じである」として、権利者への補償は不要であると主張していた。

 この点について実演家著作隣接権センター(CPRA)の椎名和夫氏は、「ダビング10などのように契約によって対価を徴収できない分野で、なぜ不利益が発生しないと言えるのか」と疑問を示す。また、DRMの普及に伴い補償金制度を縮小・廃止する前提で、当面は補償金制度を継続する方針を盛り込んだ「文化庁案」にJEITAが反対したことについても、「結局は、議論を振り出しに戻す『ゼロ回答』。2年間にわたる議論が、徒労に終わりかねないのは残念」と失望感を募らせた。

 椎名氏は、私的録音録画補償金制度の見直しに合意しないJEITAの“ちゃぶ台返し”の背景には、経済産業省の介入があると指摘する。「経産省は、メーカーだけでなくコンテンツ産業も所管する役所。これまでは補償金を巡る議論で何の調整も行わなかったが、土壇場になってメーカーの意を受けて介入してきた。コンテンツの権利者を屈服させようとしたことは、極めて由々しい事態だ。個人的には、PSE法が成立した際、『中古楽器が販売できなくなる』となったときに経産省と事を構えたが、経産省は大企業の方しか見ていなかった。結局、強きに流れてばかなことをやる体質は、何も変わっていない。今回もしばらく経産省とやり続けることになるだろう」。

補償金の支払い義務者をメーカーに

 補償金制度の見直しに合意しないJEITAの姿勢について椎名氏は、「補償金の負担のサイクルからメーカーが逃れようとしている」と非難。「メーカーがこれだけ補償金に強くこだわるのは、補償金の支払い義務者は事実上メーカーであるから」として、今後はユーザーに私的録音録画を可能にする機器・記録媒体を販売することで巨大な収益を得ているメーカーを、補償金制度の支払い義務者にすべきだと訴えた。また、「その話をする相手は今後考えた方がいい」として、経済産業省と交渉する姿勢も見せた。

 「メーカーは、補償金がかかれば製品の値段が上がると説明するが、おそらくそれは間違い。例えば、パナソニックのブルーレイディスク(BD)レコーダー『DMR-RB500』の価格を量販店と価格比較サイトで調べたところ、最安値と最高値の価格差が4万6806円もあった。仮に最高値で補償金額を算出してみると759円。メーカーと量販店との取引価格は、取引実績や市況で決まるので、759円が小売り価格に影響を与えることは少ないだろう。また、買い物の仕方次第で4万以上も損したり得したりする中で、759円が『法外な金額』とはいえない。

JEITAは補償金制度の自然死を待つために時間稼ぎをしている

 さらに椎名氏は、「瀕死の状態にある」という補償金制度の窮状を訴えた。私的録音録画補償金の徴収額は、2001年の 40億円をピークに右肩下がりを続け、2007年では12億円までに縮小したという。「権利者としては少しでもこの状態から脱することができればと思い、文化庁案を支持してきたが、もはやその意味合いは大きく薄れたと言わざるを得ない。JEITAにしてみれば、法改正に反対すれば補償金制度は自然死を迎えることから、明らかに時間稼ぎをしている」。
 また、日本音楽著作権協会(JASRAC)の菅原瑞夫氏は、補償金の対象にすることが決まったブルーレイディスク(BD)についても、「いまだに政令指定を受けていない」と指摘。北京五輪商戦として販売されているBD製品が、補償金制度の対象外になっている現状を示した。「政令指定後には補償金額の料率の交渉もある。そこでJEITAが延ばすとなると、実質的にはどうなるんだろうかという問題がある」。

 また、iPodをはじめとする携帯音楽プレーヤーを課金対象とする、いわゆる“iPod課金”については、MDやDATなど補償金額が少ない物を補償金の対象から外した上で、携帯音楽プレーヤーを新たに対象とすることも検討していると言うが、「そのことも(JEITAに)否定されている」状況だという。

 「フランスではiPhoneに2月から補償金がかかっていて、速やかに動いている。なぜ日本はこれができないのか。それには当事者間の合意が前提となるが、JEITAが『ノー』と言い続ければ合意は永遠に訪れないことになる。iPod課金にも法改正が必要となるが、それまでに補償金がどんどん少なくなっていく状況をどう考えていただけるのか」(菅原氏)。

JEITAの「そんなの関係ねぇ」発言は社会を愚弄するアウトローな主張

 日本映画製作者連盟の華頂尚隆氏は、「もし権利者側が地上デジタル放送のコピーネバーを主張していれば、機器や記録媒体は売れないのでメーカーの利益はゼロ、権利者もコピーが行われないので補償金による対価もゼロ、消費者の利便性もゼロ。ネガティブだが、フェアな構図」との持論を展開。しかし実際にはダビング10が解禁され、消費者とメーカーだけに利益がもたらされていると指摘し、「権利者にも適正な対価の還元があってもいいんじゃないか」と述べた。「JEITAは『デジタル環境でのコンテンツ流通はWin-Winであるべき』と発言しているのに、なぜかダビング10では補償は不要と言う。『そんなの関係ねぇ』みたいな感じだ。」(菅原氏)

 華頂氏は「そんなの関係ねぇつながりで」として、JEITAが7月10日に開いた記者会見で、「BD課金は、ダビング10スタートのために文科省と経産省が決めたこと。ダビング10開始は歓迎するが、対象機器についてJEITAが申し上げたことはない」と発言したことを指摘。「勝手に決めたことに従う意思がないというアウトローな主張。社会全体を愚弄するする看過できない発言だ」と厳しい非難を浴びせた。「両省の大臣は、ダビング10の環境整備のためにBDを課金対象にすると言っている。BDは、ダビング10の補償以外の何者でもない」。

 このほか菅原氏は、補償金制度が著作権を保護する文化保護制度のひとつであるとして、補償金制度に反対するJEITAの姿勢を改めて批判した。「JEITAの一連の発言や対応を見ると、文化保護の制度が要らないと言っているに等しい。そのような保護の制度がなぜ不要なのか、JEITAに証明してもらいたい」。

 「JEITAは議論が尽くされていないと言うが、2007年では17回の小委員会が開かれ、うち補償の必要性は8回も議論が出た。尽くされていないというのは、自分たちが発言していないのか、自分が思うような進み方がないと、議論がされていないというのかわかりませんが、いかがなものでしょうか。」

これまで表面上に出てきている記事などを読んでも、論理性で言えばJEITAのほうにはほとんどないに等しく、それでいて強気に議論を拒否している状況なので、矛先を経済産業省に変えるというのは正しい方法か。

 

マイコミジャーナル
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/07/22/042/

Microsoftは18日 (米国時間)、新開発したDRM技術のランタイムパッケージ「PlayReady PC Runtime v1.0」をリリースした。動作環境はWindows Vista SP1 / XP SP3、x86とx64に対応した2種類のインストーラは、MicrosoftのWebサイト経由で無償提供される。

PlayReady PC Runtimeは、Microsoftが開発した新しいDRM (Digital Rights Management) 技術の実装。Windows Media DRMとの後方互換性を備えるほか、PlayReadyにより著作権が保護されたコンテンツがWindowsで利用可能になる。レンタルやペイパービューなど多様なコンテンツビジネスに利用でき、ユーザは購入した音楽や動画などのコンテンツを、PCや携帯電話といった複数の異なるデバイスで再生できるようになる。

PlayReadyが対応するフォーマットは、音声がWindows Media Audio (WMA) とAAC / AAC+ / HE-AAC。ビデオはWindows Media Video (WMV) のほか、H.264とH.263をサポートしている。

2008年4月に公開された「Silverlight DRM」は、このPlayReadyをベースとして、クロスプラットフォームに対応できるよう拡張が加えたもの。Sliverlight DRMは、現在β第2版が公開中の「Silverlight 2」に一部機能が実装されている。

メモ。

Tech Crunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20080720start-streaming-qik-opens-to-the-public/

携帯電話からライブ・ビデオ・ストリーミングができるサービス、Qikがついに公開ベータテストを開始した。同時にQikは、指定したグループに限定したビデオ配信、セルフサービスのイベント・ストリーム、新しいエンベッド可能なプレイヤーなど、いくつか重要な新機能を追加した。

今回のベータテストでは、AT&T、T-Mobile、Verizon、Sprintなど多数の端末がサポートされている。またWindowsMobileプラットフォームのソフトウェアのテストも6月から始められている。Qikによると、サポートされる携帯電話の機種は今後さらに順次追加される。サポートされる機種のリストはここに。.

今回新たにサポートされた「グループ」機能では、ユーザーはビデオをアップロード、視聴できる相手を指定することができる。ここでは多様なプライバシーの設定が可能だ。「公開グループ」の場合は誰でもビデオクリップの投稿・視聴ができる。「制限グループ」の場合、誰でも視聴できるが、投稿は指定されたユーザーに限られる。「プライベート・グループ」では投稿・視聴とも指定された特定のユーザーに限定される。

Qikは「イベント」機能も導入した。イベント・サイトとはカンファレンスなど特定のイベントに特化した一時的なグループだ。従来、こうしたイベントサイトを作りたいユーザーはQik社に申し込みをする必要があった。今後はユーザーはセルフ・サービスで自らイベント・ページを作成することができる。ここではカスタム・ロゴが使用でき、一つのイベントに関する多数のビデオクリップをまとめて提供することができる。

TechCrunchではQikを過去数ヶ月試用してきた。ビデオの画質、携帯カメラからウェブに直接ビデオをストリーミングできる利便性など、結果はおおむね満足できるものだった。(アップロードの速度に関して若干トラブルを経験したが、この原因は多くの場合、携帯ネットワークのキャリア側にあった)。非常によく似たサービスとして、KyteFlixwagonその他がある。いくつかのサービスの簡単な比較レポートはここに

米国内であれば、ライブ配信はかなり評判になるのかも。IT系の展示会で大物のスピーチがあるときなどには、威力を発揮しそう。

携帯のキャリアに依存しないで配信できるのが日本の類似サービスとの決定的な違いか。

 

Web ザテレビジョン エンターテイメントニュースの記事
http://blog.television.co.jp/entertainment/entnews/2008/07/20080714_02.html

NHKは、本日7月14日(月)よりデジタルラジオで動画番組の放送を開始した。

デジタルラジオとは、'03年10月から首都圏の一部と近畿地方の一部で実用化試験放送を始めたニューメディア。チャンネルは(社)デジタルラジオ推進協会が運営し、NHKや首都圏と大阪の民放ラジオ局が番組を供給している。首都圏、近畿地方とも各9チャンネル体制で、視聴には、受信機搭載携帯電話や専用端末などが必要となる。

デジタルラジオの特徴は、CD並みに高音質の音声が聴け、一度に複数の番組を視聴できるマルチチャンネルも可能なほか、「ラジオ」という名が付きながらもデータ放送や画像も見られるところ。NHKでは、実用化試験放送開始以来、1日10時間の音声放送、データ放送、静止画放送を行ってきたが、ついに動画放送に乗り出す。

NHKでは、'11年以降のデジタル放送時代を見据え、公共放送にふさわしい移動体・携帯向けサービスに適したコンテンツの開発、編成のあり方、通信との連携、ダウンロード型サービスの可能性について検証中だが、このデジタルラジオでの動画放送もそのトライアルの一環。

動画番組は全部で20本の予定。5分番組のアニメ「あのねのとみぞう」は、携帯電話の中に住む不思議なキャラクター“とみぞうくん”が、毎回こっそり悩みを打ち明けるアニメーション。また、「女子力アップのオトメ・ラボ!」では、タレントの堀越のりが、オシャレと恋愛の情報に敏感な若い女性向けに役立つ情報を紹介する。ほかにも、モーツァルトの曲を高品質の音声と曲にちなんだ映像で紹介する「毎日モーツァルト」、タレント・中島史恵がヨガを教える「きょうからはじめる やさしいヨガ」、ある芸能プロダクションの会議室で繰り広げられる人間模様をコミカルに描いたドラマ「会議は踊らない?」をはじめ、デジタルラジオの特性を生かして、日本語・英語・中国語・韓国語の4カ国語の放送の中から視聴者が好きな言語で視聴できる「多言語むかしばなし」など、デジタルラジオならではのコンテンツが満載だ。

携帯では、IP通信ベースの配信より、テレビの視聴のほうが需要が多いか。

Nikkei Trendy Net の記事
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20080711/1016591/

 動画検索サービスのACCESSPORTは、iPhone 3Gから容易にミュージックビデオを検索、視聴できる新サイト「Woopie iPhone・iPod touch」を公開した。YouTube、AmebaVisionなど複数サイトを横断検索し、動画をiPhone 3GやiPod touch用のファイル形式に自動変換して再生する。

 トップページから最新100件のミュージックビデオを一覧できる。任意の動画を「お気に入り」機能でサイト上のブックマークに保存することが可能。またミュージックビデオのほか動画共有サイトに新規投稿された動画の一覧「最新オンエアー動画」を見られる。動画検索サービス「Woopie」の携帯電話版とデータを共有しており、人気のある動画をランキング形式で表示する「人気動画」を閲覧することも可能。

 トップページ上部の入力欄でキーワードを直接打ち込めるだけでなく、ページ下端部にある人気キーワード群からいずれかを選んで、手間をかけずに検索を行える。このほか「ニュース」「スポーツ」といった各分野の動画を一覧できる。

メモ。

マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/07/11/009/

ヤフーは10日、iPhone / iPod touchに対応した「Yahoo! Japan」サービスを開始した。11日にソフトバンクモバイルから発売される携帯電話「iPhone 3G」にあわせたリニューアルで、豊富なサービスをiPhone / iPod touchに最適化した形で提供する。

10日以降、iPhone 3Gを含むiPhone、およびiPod touchで「Yahoo! Japan」にアクセスすると、両端末に最適化されたデザインで画面が表示される。iPhone / iPod touchから利用しやすいよう、各種サービスへのリンクはアイコンの形で表示されるほか、文字サイズもカスタマイズされている。iPhone / iPod touchに内蔵された加速度センサーにも対応、端末の向きにより画面も縦 / 横へ自動的に回転する。

動画配信サービス「Yahoo!動画」についても、iPhone / iPod touch対応を実施。PC版ではWindows Media Video方式を採用するが、iPhone / iPod touchでアクセスすると、QuickTime形式の動画を再生できる。Webメールサービスの「Yahoo!メール」、オークションサービスの「Yahoo!オークション」など、同社が提供する人気サービスもiPhone / iPod touchに最適化されている。ヤフーでは、100以上あるサービスを順次iPhone / iPod touchに対応させる予定。

日本国内に関しては、携帯のキャリアがPC最大のポータルを持っているということが、非常に特殊な動きになっている。

今回の iPhone の発売でも、携帯電話に向けて提供される機能が、携帯キャリアの仕様や利用する機器に大きく依存する状況は本質的に変わっていない(かえられない)のが残念。

BB Watch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/22401.html


 博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所は8日、生活者のメディア接触状況を分析する「メディア定点調査 2008」の結果を公表した。

 メディア定点調査は、ハードウェアやサービスに対する人々の接触実態を把握し、広告メディア市場形成の今後を模索するのを目的に2004年から実施されているもの。今回の調査では、東京都/大阪府/高知県に在住の15歳から69歳の男女個人を対象に、郵送調査法で実施。サンプル回収数は1867 件(サンプル発信数は2186件)。

 東京地区の調査結果によれば、テレビ/ラジオ/新聞/雑誌のマス4媒体と、PC/携帯電話のインターネット2媒体を合わせた、1日あたりのメディア接触総時間は約5時間20分。2007年調査時から約5.6分減少しているが、男性40代/50代/60代と女性60代では上昇傾向を見せた。一方、男性20代と女性30代/40代では5時間を割り込み、接触時間はそれぞれ4時間半前後となっている。

 インターネットの接触時間は、PCからが59.4分で、携帯電話からは17.7分。PC経由の接触時間は2007年から2.4分減少しており、同研究所では飽和の可能性があると推測している。また、携帯電話経由では3.6分増加しており、増加傾向が続いているという。

ブロードバンド世帯普及率も、ネットの接触時間も現段階でかなり頭打ちになったということか。
インフラ側のコストダウンで収益性のあるビジネスが生まれるとよいが、加入者数などが増える見込みが少なくなったということで、しばらくIT業界にも停滞感は続くのかも。

Nikkei IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080708/310402/?ST=network

 フジテレビジョンは2008年7月8日,連続ドラマ「シバトラ~童顔刑事・柴田竹虎~」のスピンオフ企画として同日から,ショートドラマの「裏トラ」を「シバトラ」の放送終了後に無料で配信すると発表した。動画CMを付けて,「フジテレビOn Demand」と「フジテレビOn Demand モバイル」で配信する。フジテレビは2007年1月から,連続ドラマのスピンオフ企画としてショートドラマを有料配信してきた。今回は動画CMを付けることで,無料配信にする(フジテレビOn Demandの動画配信サイト)。

 フジテレビOn DemandとフジテレビOn Demand モバイルのユーザーは,本編の放送終了後の1週間,最新話をパソコンや携帯電話機を使って無料で視聴できる。放送終了8日後以降は,有料で配信する。フジテレビは無料視聴を一定期間実施してアクセス数の増加を図り,ドラマ本編の視聴につなげたい意向である。

これ自体で収益を得るというより、本編を保管するためのプロモーション的な位置づけと考えたほうがよいのだろうか?
こういった流れは定着しそう。

Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/07/01/20107.html

米RealNetworksが運営する音楽サービス「Rhapsody」は6月30日、DRMフリーのMP3フォーマットで楽曲を販売する音楽ストアをオープンしたと発表した。

 同時にRealNetworksはMTV Networksとも提携し、「Music Without Limits」イニシアティブを立ち上げた。音楽サイトで楽曲の完全ストリーミング放送を行い、そこからMP3フォーマットでのダウンロード販売を行えるようにする。

 さらに、RealNetworksは米携帯キャリア大手のVerizon Wirelessとも提携。携帯電話からMP3フォーマットの楽曲を購入できるようにする。

 RealNetworksが開始した「Rhapsody MP3 Store」は、4大メジャーレコードレーベルであるUniversal Music Group、Sony BMG Music Entertainment、Warner Music Group、EMIと提携。多数のインディーズレベルとも提携し、合計500万曲を用意している。ほとんどのアルバムは9.99ドル、シングルは99セントで販売する。

 多くの音楽ダウンロード販売サイトでは、購入前には30秒程度のサンプルを聞くことしかできないが、Rhapsody MP3 Storeでは、最初から最後まで聞くことができる。その上で、気に入った曲をダウンロード購入し、iPodなどを含むMP3プレーヤーに転送できる。

 RealNetworksではMP3ストア開店を記念して、大々的な広告キャンペーンを展開する。まず、7月4日までにRhapsodyに登録した最初の10万人に、無料でアルバムを進呈する。また、2008年第3四半期だけで1500万ドルの広告費を投入するほか、2009年までに合計 5000万ドルの広告キャンペーンをテレビ放送、インターネット、出版広告で展開する計画だ。


 

音楽サイトやSNSでフルコーラス再生可能、月25曲まで

 MTV Networksとの提携によって発足したMusic Without Limitsイニシアティブには、米Yahoo!、音楽発見サービスのiLike、MTV Networksが参加している。

 提携企業の傘下にあるYahoo! Music、MTV.com、CMT.com、VH1.comなどの音楽サイトでは数週間後に、月に最大で25曲までフルコーラスで楽曲を聞けるようになる。また、そこからRhapsodyでDRMフリーのMP3ファイルを購入できるようにリンクが設置される。

 iLikeとの提携では、ソーシャルネットワークを使った音楽配信の新しいビジネスモデルが採用される。このイニシアティブによって、 iLike上でRhapsodyが提供する楽曲をフルコーラスで再生できるサービスが提供される。しかしiLike上だけでなく、メジャーなSNS向けの iLikeアプリケーション(例えばFacebook、MySpace、hi5、Orkut、BeBoに提供しているアプリケーション)上でも、同じように聴けるようになる。月に25曲という制約は変わらないが、それを超過した場合でも30秒のサンプルは聴くことができる。

 重要なこととして、このようにしてストリーミング放送される曲のアーティストやレコードレーベルには、Rhapsodyとの契約によって、1回再生されるたびにロイヤリティが支払われる。また、ここにもRhapsody MP3 Storeで購入できるリンクが設置されるため、楽曲が売れればアーティストもレーベルも利益を得る。iLikeは2800万の登録会員を持つ人気のソーシャル音楽発見サイトであり、これは音楽業界にとっても興味深いビジネスモデルといえる。


 

携帯電話からもDRMフリーMP3楽曲を購入可能に

 Verizon Wirelessの提携によって、携帯電話からもDRMフリーMP3ファイルを購入できるようになった。このサービス「V CAST Music with Rhapsody」では、1楽曲を1.99ドルで購入し、同時に2つのコピーを入手できる。1つは携帯電話のため、もう1つはPCに保存しておくためだ。さらにこのサービスの専用ソフトをPCにダウンロードし、Rhapsodyの月額会員に登録すると、Rhapsodyの全サービスにアクセスできるようになる。

 Rhapsodyサービスは、現時点では米国内でしか提供されていない。会員になるには米国内の正当な住所を登録する必要がある。そのため日本国内からは残念ながら利用することができない。

 米国では、DRMフリー楽曲への流れがどんどん加速している。現在では、Wal-Mart、Amazon、Napsterが、いずれもDRMフリーのMP3フォーマットでダウンロード販売を行っている。また最大手AppleのiTunes Storeでも、「iTunes Plus」サービスにおいてDRMフリーでAACフォーマットの楽曲をダウンロード販売している。

RealのサービスでMP3の話でしか出てこなくなったのはさびしいところ。しかも米国のみ。日本国内のメジャーなプレイヤーではなくなってしまった。

 

IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/JIREI/20080630/309737/

 公式サイトには毎月1450万人以上のユニークユーザー(来訪者)が訪問、毎月5億以上のPV(ページビュー)を獲得――。インターネットを駆使した新しいビジネスモデルで急成長している米プロレス興行大手、WWE(ワールド・レスリング・エンターテインメント)が日本進出を本格化し始めた。

 今年1月に日本法人WWEジャパン(東京・渋谷区)を設立、2月には有明コロシアム(東京・江東区)でイベントを開催した。既に日本語サイトも立ち上げている。6月に来日したシェーン・マクマホン副社長は「アジア市場、そのなかでも特に日本は我々のグローバル戦略において非常に重要だ。今後もパブリックビューイングイベントを開催するなどして、コアなファンから一般層まで幅広くWWEの知名度を上げていきたい」と語る。

 WWEは2007年12月期、連結売上高4億8570万ドル、純利益5210万ドルを記録。560人の社員を抱え、本社内には自前のテレビスタジオを持つ。米国外の売り上げは過去5年間、年率20%ずつ伸びており、現在では売り上げ全体の25%を占めている。1999年には米ニューヨーク証券取引所への上場も果たした。全国各地で開く興行収入を主な収益源としている日本国内のプロレス団体とは異なり、積極的なネット戦略で業績を拡大してきた。

 マクマホン副社長は「毎月5億以上というPVの数はヤフーのランキングでも上位に入っている」と話す。ストリーミング(動画のリアルタイム配信)サービスや映像コンテンツをネットで購入できるVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービス、携帯電話を使ったコンテンツ配信やレスラーの人気投票など、デジタルメディア分野を成長領域と位置付け、様々な形でネットを活用している。

 「テレビ局と組んで興行をテレビ放映することもあるが、映像コンテンツの権利はすべて自社で保有している。だからこうした多面的な展開が可能になった」(マクマホン副社長)。興行による収入は売上高の23%に過ぎないという。プロレスをはじめ日本のスポーツビジネス界では、テレビ局などに放映権を渡し、放映権料を得る形がまだ一般的だ。興行団体が自ら映像コンテンツの権利を管理するのに加え、ネットを使った配信事業を独自に行っているケースは珍しい。WWEの日本市場進出が成功すれば、日本の興行ビジネスのモデルを変える可能性がある。

 今後の具体的な展開としては米国同様、試合から記者会見まで様々なコンテンツを無料でストリーミング配信することを検討中だ。また、315円均一で販売しているVODについても、「現時点では数年前の古いコンテンツが多いが、最新の映像の比率を高めていく」(WWEジャパン)方針だ。

 日本ではK-1などの総合格闘技がプロレスを上回る人気を持つが、「総合格闘技はスポーツ、こちらは純粋なエンターテインメント。視聴者としては両方を見られたほうがいい」と、経営の傍ら、自らレスラーとしてリングに上がるマクマホン副社長は意に介さない。「物語性や音楽、照明などで凝った演出を駆使してドラマチックな戦いを見せられれば、日本の格闘技ファンにもより広く受け入れてもらえるはずだ」と話す。

 テレビ局と広告代理店が非常に強い日本国内では現状では成立しにくいビジネスモデルだが、海外からのコンテンツでこういった流れになってくると業界も面白くなるか。

 

BBWatch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/22289.html

 ソニーは26日、2008年度から2010年度における中期経営方針を発表した。

 今回発表した中期経営方針では、既に売上高1兆円を超えている液晶テレビ、デジタルイメージング、ゲーム、携帯電話の4事業に加えて、PC、Blu-ray Disc関連商品、コンポーネント・半導体の3事業を1兆円規模のビジネスに拡大することを目標としている。

 ネットワーク事業では、2008年夏にはPS3向けサービス「PLAYSTATION Network」にて動画配信サービスを開始するほか、2010年度までには製品カテゴリーの90%にネットワーク機能や無線LAN機能を内蔵。液晶テレビ「BRAVIA」やウォークマンといった主要製品での動画配信サービスの展開も計画している。

 関連して、ゲーム事業ではネットワークプラットフォーム上でのコンテンツやサービスの更なる充実を図るほか、BDの強みを活かしたPS3の普及拡大、普及加速に向けたPS3タイトルのリリース、PS3のコスト削減に向けた施策を推進するとしている。

 このほか、国際市場でのビジネス拡大を目的としてブラジル、ロシア、インド、中国の新興市場でのビジネス拡大を図り、同市場での年間売上高を2010年度までに2兆円に、エレクトロニクス関連での年間売上高を1兆2000億円に拡大するとしている。

メモ。

Tech Crunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20080622video-comments-the-japanese-way-nico-nico-douga/

日本ではギークが作ったギークのためのビデオポータルがYouTubeを急追している。

日本のビデオ共有プラットフォームNico Nico Douga〔ニコニコ動画〕はアジア市場におけるウェブサイトとしては記録的な成功を収めつつある。これはトラフィックでは日本で有数のサイトだが、まだYouTube日本版には及ばない。 しかし「ニコ動」はYouTubeを急速に追い上げている。

このサイトは日本語のみで提供され、ビデオを見るには登録が必要だが、2007年7月にローンチして以来、600万に近い登録ユーザーを集めている。携帯サイトの登録ユーザーは今年3月に120万を超えた。ニコ動には月間20億ページビューがあり、日本におけるインターネットトラフィックの約12分の1を占めると推定されている。GoogleTrendsのウェブサイト統計ではYouTubeの国別の数字が分らないが 、ニコ動は全世界ベースで Veohとほぼ同じトラフィックを集めている。(毎日約140万。下のグラフ参照)。

ユニークな機能

ニコ動のもっとも目立つ特徴は、ユーザーが配信されるビデオ動画の上に直接短いテキスト・コメントを書き込んでコミュニケーションができることだ。コメントはビデオに同期してリアルタイムで右から左へスクロール表示される。別のユーザーは別の色を使ってさらにコメントを書き加えることができる。一部のビデオは、その結果、ほとんど全面がコメントで覆い尽くされてしまうことがある。その場合には一部をフィルターしたりコメントをオフにしたりすることができる。

と、聞いただけではなにやら馬鹿げた機能のように思えるかもしれない。しかしこれこそまさに、ユーザーがニコ動でYouTubeの約2倍の時間を使う理由なのだ。2007年11月に6億だったコメントだが、今日(米国時間6/22)までに、110万のビデオに対して、12億以上が投稿されている。動画コンテンツは主にニコ動が配信の権利を得たビデオゲームの画面録画、過激なコメディーのシーン、アニメ、ユーザー制作ビデオなどだ。

ニコ動のコンテンツのエンベッドには制限があるので、ニコ動のコンテンツの典型的なサンプルとして、Youtubeに投稿されたビデオを掲載しておく。

ニコ動はYouTubeに対して日本生まれであるためのいくつかの優位性をもっている。このサイトは、マンガ風のデザインやレイアウトをはじめ日本のギーク文化に深く根ざしている。

さらにYouTubeと違っている点は、ニコ動には投稿するビデオのサイズに制限がない。このため全般的に見て画質はYouTubeより良い。またニコ動では、エロティックなコンテンツも「R-18」セクションに投稿することができる。

ビジネスモデルの3本柱

ニコニコ動画を運営しているNiwangoは東京証券取引所に上場しているメディア企業、Dwangoの15の子会社の1つだ。

ニコ動は3つの方面から収入を上げている。まず現在20万人(2007年11月の9万から増加)の有料メンバーがいる。有料メンバーは月に約$5を支払い、より高速なアクセス速度その他の機能の見返りを得ている。Niwangoはまた広告スペースを販売しており、売り上げは月に約$300,000(30万ドル)になっている。2008年2月分についての公式発表によると、アフィリエイト・リンクからの収入が月間約$820,000(82万ドル)で、これらを合計すると月間$2.1M(210万ドル)、あるいは年間売り上げに換算すると$25M(2500万ドル)ということになる。

しかし一方、企業として成長するために、Niwangoは将来にいくつか大きなハードルを抱えている。たとえばニコ動は巨大なトラフィックを維持するためにサーバーのコストがかさんでおり、これが月間$1M(100万ドル)近くにもなっている。全体として収入の伸びより経費の伸びの方が大きい。

ニコ動は黒字化のための努力を続けている。5月にはYahoo! Shoppingと提携してアフィリエイト事業へのテコ入れを図った。またニコ動のビデオはYahoo! Japanの検索ページにも大きく目立つように表示されるようになった。Yahoo! Japanは日本最大のウェブ企業であるだけに、こうした動きは明るい展望を開くものだ。

しかし、携帯版のニコ動にはまだ一切広告が入っていない。またNiwangoは、ご多分に漏れず、著作権侵害問題をいくつか抱えている。

ビジネス拡大にあたっての最大の課題は、どうやってメインストリームのユーザーにニコ動を普及していくかだ。現在のユーザーのほとんどは「オタク」―テクノロジーに関して知識豊富なアニメやビデオゲーム・マニアの男性だ。

国際化も成長を加速させる可能性がある。中国ではコピー・サイトが大人気だ。台湾ユーザー向けの公式サイトも2007年10月にローンチしている。

ニコ動のコンセプトをそのままアメリカに移植することは難しいかもしれないが、ビデオの上に直接テキスト・メッセージでコメントするという手法は日本以外でも人気を得る可能性があるだろう。

「Geek文化」というのはよい表現。ニコニコ動画のヘビーユーザーは、実際にはアニメファンやゲームファンが多いものの、「オタク」と呼ばれるのには抵抗がある層が少なくないので、こういった表現のほうが定着しやすいかも。

海外のリソースなので、ニコニコ動画に対しての観察、評価も公正。

IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0806/19/news010.html

 Dvorakキーボードのように、新しい音楽フォーマットは解決策と同時に、難題ももたらしている。

 Dvorakは標準的なQWERTYキーボードの代替で、もっと速く効率的にタイピングできるようキーの配列を変えている。だが、ハードコアなプログラマー以外はほとんど使っていない。既存のQWERTY配列と置き換えるのは非常にコストがかかり、難しいからだ。それとほぼ同じ理由で、代替音楽フォーマットは、実証済みのMP3に取って代わるための厳しい戦いに直面している。

 Motion Pictures Experts Group(MPEG)は今月ドイツで会合を開き、「MT9」と呼ばれる新しいデジタル音楽フォーマットを国際標準にすることを検討する。

 韓国のAudizenが開発したMT9フォーマット――「Music 2.0」の商品名で呼ばれる――は、1つの楽曲ファイルをボーカル、ギター、ベースなど6つのチャンネルに分割する。楽曲を演奏するユーザーは、プロデューサーがミキサーを使ってやるように、各チャンネルの音量を上げたり下げたり、1つのチャンネルを分離することもできる。

 Korea Timesによると、MT9開発者は、同フォーマットはすべてのデジタル楽曲の標準としてMP3に取って代わると主張しているという。だが、音楽業界の現実がその目標の前に立ちはだかっている。

 技術的な観点から見れば、新しい標準がMP3に取って代わるのはどちらかと言えば容易だろう。デジタル音楽小売業者は、数カ月で新しいフォーマットを取り込んでデータベースを更新できる――NapsterやWal-Martがデジタル権利管理(DRM)付きフォーマットからすぐにDRMフリーフォーマットに切り替えたように。

 だがそうするためには、小売業者が提携レーベルから新しいフォーマットでエンコードされた楽曲を受け取る必要がある。つまり、大手レーベルと多数のインディーズレーベルすべてが新技術を使って音楽を販売することに合意しなければならないということだ。

 それから、オーディオメーカー――特にApple――に、そのフォーマットと機能に対応した製品を作ってもらう必要がある。現在のMP3プレーヤーの平均寿命は約8~12カ月なので、市場に新しいプレーヤーを投入するには時間がかかるだろう。

 新しいデジタル音楽フォーマットの導入には、レーベル、小売業者、メーカー間で類を見ないレベルの協力が必要になる。

過去の失敗

 コンピュータのみがMT9のフル機能を活用でき、携帯プレーヤーはゆっくり対応するといったような段階的な導入は可能だ。だが、そうした方法は、音楽ファンの関心を引かないだろう。

 「消費者にとっての価値命題は、機能性に関連している」とNapsterでMP3へのフォーマット移行を監督したCOO(最高執行責任者)クリストファー・アレン氏は言う。「だから、PCの再生ソフトでできることがWebや携帯プレーヤーでできなかったら、消費者にとって新しいフォーマットの価値は、そのフォーマットをエコシステム全体で活用できる場合ほど大きくはない」

 こうした問題が合わさって、新しい音楽フォーマットを阻んだことが過去にあった。2001年、Coding Technologiesはmp3PROフォーマットを開発し、MP3技術を管理するThomsonを通じてライセンス供与した。このフォーマットは、エンコードされたファイルのサイズをMP3の半分にできる高度な圧縮システムを備え、音質も向上していた。

 だが、mp3PROを採用した製品を作ったのはThomson傘下のRCAだけだったため、弾みがつくことはなかった。Thomsonは結局、同フォーマットの支援をやめた。

 Thomsonは2005年にMP3 Surroundで再びの挑戦に出た。このフォーマットはその名が示すとおり、対応デバイスでの再生にサラウンドサウンドの要素を加えたものだった。制限は少なく、MP3もサポートするあらゆるサラウンドサウンドデバイスに対応した。さらに、既にMP3のライセンスを受けている企業なら無料で利用できた。それでもこのフォーマットは依然として隅に追いやられたままだ。

 だが、困難を伴うにもかかわらず、新しいデジタル音楽フォーマットは、音楽業界がデジタル販売を促進するために必要としているものだ。現行の MP3は小売業者にとって、ファンが自分のCDからリッピングした音楽との十分な差別化を図れるほどのものではない。MP3をオンラインで購入する唯一の利点と言えば、若干音質が高いことくらいだ。それは、顧客をCDから奪うのに十分だとは証明されていない。

メモ。

Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/06/17/19959.html

 映像や実演家などの権利者89団体は16日、電子情報技術産業協会(JEITA)に対して、私的録音録画補償金制度の見直しに関する公開質問状を送付した。今回の公開質問状は、JEITAが5月30日に発表した公式見解の真意を確かめることが狙い。HDDレコーダーや携帯オーディオプレーヤーを補償金対象機器にすべきでないなどの考えを示したJEITAに、その根拠を尋ねている。

 JEITAの公式見解では、補償金制度の原則として「私的複製が際限なく行なわれることで権利者に重大な経済的損失が生じる場合に、それを補償しようとするもの」と説明。さらに、デジタル著作権保護(DRM)技術が普及することで、補償金制度の必要性は反比例的に減少するとした上で、「消費者の意見を十分に踏まえ、デジタル技術の進展に伴って補償金制度を縮小・廃止していくことが原則」との考えを示している。

 JEITAはこうした前提を踏まえた上で、HDDレコーダーや携帯オーディオプレーヤーは、「権利者の経済的損失を直接生じせしめるものではない、いわゆるタイムシフト・プレイスシフトを目的とするもの」と指摘。「補償金の対象とすることは補償金制度の趣旨に照らし合理性はなく、従って、消費者に不合理な負担を強いるものであるため、受け入れられない」として、これらの機器を補償金対象にすべきではないとの姿勢を示していた。

 この公式見解に対して権利者団体の公開質問状では、従来の補償金制度の対象媒体であるMDや録音用CD-R/RW、録画用DVD-R/RWなどは、タイムシフト・プレイスシフト目的だけでなく、その他の利用形態が混在していたと指摘。HDDレコーダーや携帯オーディオプレーヤーもこれと同じことが言えるとした上で、JEITAが補償金対象機器への追加を拒否する根拠を改めて尋ねている。

 また、文化審議会での私的録音録画小委員会でJEITAの委員が、音楽CDからの録音について「補償を考える余地が生じてくるというふうに考えられる」と発言したことを指摘。その上で、私的録音の主要機器であるHDDレコーダーや携帯オーディオプレーヤーを補償金対象に指定せずに、どのような方法で音楽CDからの録音に関する補償金制度を成立させるのかと質問している。

 さらに、「JEITAが自らの責任を回避するために、こうした一貫性のない主張を展開することによって、どれだけ社会的な混乱が生じているか認識されているのでしょうか。わかりやすく説明してください」など、合計8つの質問を投げかけている。


 このほかの質問内容は以下の通り

 ・著作権法第30条(補償金制度)に基づく私的録音録画の範囲は、個人的かつ零細な利用のみ。この範囲は、著作権保護技術が普及した場合でも変わらず、補償の必要性もなんら変わるものではない。こうした客観的事実と、JEITAの主張(「補償金制度とは、本来、私的複製が際限なく行なわれることで権利者に重大な経済的損失が生じる場合に、それを補償しようとするものである」「デジタル技術の進展に伴い、技術的にコンテンツの利用をコントロールすることが容易になっていく中で、補償金制度の必要性は反比例的に減少する」)は反するものではないか。

 ・著作権保護技術の普及に伴い補償金制度を縮小することを前提に、当面は補償金制度を存続することなどを示した「文化庁案」において、JEITAが「制度の縮小廃止の方向性が見えない」とする理由を示してほしい。

 ・JEITAは「ダビング10」の前提条件である「クリエーターへの適正な対価の還元」と私的録画補償金は関係ないと主張しているが、ここでいう「クリエーターへの対価の還元」とは、どのような方法で実現するのか。国民のためにこの問題を解決する意思があれば、ただ私的録画補償金制度に反対するだけではなく、すべての関係者が納得できる他の具体的な案を示していただくのが、真摯に議論に参加するもののとるべき態度ではないか。

 ・JEITAの一連の主張は、「消費者への配慮」という言葉を頻繁に使用することとは裏腹に、文化庁案を拒否することで「ダビング10」の実施を危うくしていることだけを取り上げても、「消費者の利益や利便性」よりも、むしろ私的録音録画補償金制度に係わる負担のサイクルから、メーカーのみが責任を回避することに固執しているように見える。私的録音録画によってもたらされる利益は、消費者だけでなくメーカーにももたらされており、その利益の一部分は、第4次中間答申において「権利者に還元されるべき」とされた対価のリソースに含まれているというのが権利者の考え方。私的複製を可能とする機器などを製造販売して利益を上げる以上、この因果関係と社会的責任からは逃れられないのではないか。

 ・コンテンツとハードウェアはコンテンツ大国実現のための車の両輪といわれる。本来互換関係にあるべき権利者とメーカーが協力すればさらなる成果が期待できると考えているが、こと補償金制度に関する限り、JEITAの態度は一貫して頑なであり、かつ敵対的。こうした状況を打開してより良い関係を実現するために、ともに手を携えることはできないのか。

これまでの経緯を Internet Watch、IT Media News を中心に読んでいるが、JEITA側の大義が相変わらず見えない。こういう混乱が発生しているにもかかわらず、だんまりを決め込んでいるのは、明らかに「消費者のため」ではない。この数ヶ月のJEITA側もあまり得しているようにも見えない、というより一方的に損をする感じすらする。

JEITAとにかく論理的な声明を出すべきだと思うが、おそらくはそれほど大した論理性もなくつっぱているだけなので、何も出せないというのが現状と推測。内部で影響の大きいどこぞの大手のメンバーが吠えているのかも。

AV Watch の記事
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080611/bandain.htm

 バンダイネットワークス株式会社は、ドコモのFOMA向けに提供している動画配信サービス「アニメ.モビ」において、6月10日から配信動画を高解像度化した。第1弾として「機動戦士ガンダム」をQVGA配信。6月1日~30日まで第1話を無料配信するほか、今後も人気作品から高解像度化していくという。対応携帯はFOMA 905iシリーズ以上。

 「アニメ.モビ」は、NTTデータアウラが開発した配信プラットフォーム「MOVIT'SMO」(モビッツモ)を採用することで、携帯電話向けに長時間の動画配信を可能としたサービス。今回の高解像度化は、専用のJavaビューワアプリを使うことでより高解像度な映像が配信できる、ジャレロ開発の動画配信ソリューション「MOVIPPI」 (モビッピ)を使用している。

 従来の動画は240×180ドット、16fpsだったが、320×240ドットに向上。フレームレートは16fpsで変更は無い。端末や動画ソースに合わせて最適化して配信することで、高音質でクリアな動画配信を可能にしたという。

動画の有料コンテンツというと、ここ数年ガンダムが話題に上る。逆に言えば、それ以外の集客力のある魅力的なコンテンツがあまりないということかもしれない。

BB Watch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/22062.html

 KDDIと沖縄セルラーは、au携帯電話向けの動画配信サービス「LISMO Video」を6月3日に開始する。対応機種はW62H、Sportio、W62CA、W64SA、W62T、W62SH、W63SA、フルチェンケータイ re、W61SA、W61T、W61S、W56T、W54S、W54SAの15機種。

 LISMO Videoは、専用PCソフト「LISMO Port」を利用し、新たに開設された動画配信サービス「LISMO Video Store」から動画を購入できるサービス。購入した動画はPCで再生できるほか、au携帯電話へ転送して視聴することもできる。

 利用にはLISMO Portの最新バージョンが必要なほか、「LISMO Video Player」のインストールが必要。PCでは高画質と標準画質の2種類が用意されており、期間中はストリーミングで何度でも視聴が可能。携帯電話へは専用の動画データを転送することで視聴でき、期間内は何度でも転送できる。

 PC向けストリーミング配信は暗号化にデジタル家電向けの暗号化方式「Marlin」を採用。ファイル形式は非公開で、ビットレートは標準画質が768kbps、高画質が2.5Mbps。携帯電話用の転送データはH.264(MPEG-4 AVC)形式のファイルで、ビットレートは384kbps、フレームレートは30fps。

 作品はハリウッドメジャースタジオ5社のバックアップを受け、KDDIの動画配信サービス「MOVIE SPLASH」から約2,000本を提供。価格帯は映画が315~420円、ドラマが105~525円、お笑いやアイドルが315~525円で、6月3日から8月31日までは「スパイダーマン2」「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」「バイオハザードII アポカリプス」が105円で購入できるキャンペーンも実施する。

 LISMO Videoのサービス開始に合わせて、音楽配信サービス「LISMO」のサービス拡充も実施。また、LISMO Portで「着うたフル」「ビデオクリップ」ダウンロードが可能になるほか、携帯電話やLISMO Portで購入したビデオクリップをソニーのウォークマン「NW-A820シリーズ」に転送できるようになる。このほか、音楽配信サービス「mora for LISMO」がau携帯電話での決済に対応、楽曲を携帯電話の料金と一括して支払えるようになる。

携帯の画面で映画を見るのに、300円ではちょっと高いか。携帯で見るというより、PC向けのサービスといえるか。

IBTimes の記事
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/080602/20138.html

 USENは2日、携帯電話向け動画配信サイト「モバイルGyaO」で、NTTドコモの対応端末向けにWMV形式の動画配信を開始すると発表した。従来より高品質で長時間の動画が視聴できるようになる。

 モバイルGyaOではこれまで、iモーションやiアプリを使用して映像配信を行っていたが、2日からはWMV形式を選択できる。配信本数は約400本から開始し、順次拡大していくという。

 ジャンルとしては、ドラマ、アニメ、映画、音楽、スポーツ、ドキュメンタリーなどが用意されている。アニメでは「機動戦士ガンダム00」「コードギアス 反逆のルルーシュR2」、ドラマでは「雪の女王」などが配信される。

 対応端末は、P903iX HIGH-SPEED、P905i、P905iTV、SH905i、SH905iTV、P906i、SH906i、N906i、N906iμ、N906iL、SO906iとなっている。

WindowsMedia であれば、iモーションよりも汎用性が高いので、キャリアに依存する現状を少しずつ変わってくることが期待できる。もう少し時間はかかるか。

 

Phile Web の記事
http://www.phileweb.com/news/d-av/200805/27/21114.html

携帯でドルビーサラウンドが聞ける時代に。すごい時代になった。

ドルビージャパン(株)は、iモード公式サイト「ドルビー」(ドルビー モバイル エンターテイメント)を5月26日よりオープンしている。URLはhttp://dolbymobile.jp/

本サイトは903シリーズ以降の端末に対応。最新の劇場公開映画予告編や、ドルビー音声技術を採用したBD/DVD/ゲームの最新トレーラーなどのほか、同社の「ドルビーモバイル」技術を用いた音声を擬似的に体験することができる。

映像は最大解像度320×240、秒間30フレーム、転送レート最大768kbpsのMPEG-4 AVC/H.264で配信される。

そのほか、ドルビーTrueHDなどドルビー技術ラインナップの紹介と各技術の説明、ドルビーラボラトリーズの沿革なども紹介している。

 

Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/05/29/19749.html

 音楽や映像などの権利者団体で構成される「デジタル私的録画問題に関する権利者会議」は29日、私的録音録画補償金制度の見直しに合意しないメーカー側の対応について、これまでの議論を振り出しに戻す「ちゃぶ台返し」の行為であると痛烈に批判した。

 補償金制度をめぐっては、文化審議会著作権分科会の私的録音録画小委員会が5月8日に今後の方針を示す「文化庁案」を提出。将来的に補償金制度を縮小することを前提に、当面は暫定的に補償金制度を継続する案を示していた。

 文化庁案はでこのほか、携帯音楽プレーヤーやHDDレコーダーなど録音録画を主な用途とする機器を補償金の課金対象にすべきと明言。その一方で、PCのような汎用機や携帯電話などへの課金は見送る方針を盛り込んでいる。


 

補償金の「拡大」ではなく「移行」が正しい表現

実演家著作隣接権センターの椎名和夫氏
 文化庁案に対して、メーカー各社が加盟する電子情報技術産業協会(JEITA)は、「補償金の対象範囲が拡大するのでは」「補償金制度の縮小・廃止の方向性が見えない」などと懸念を表明。この発言に対して権利者会議が29日に会見を開き、実演家著作隣接権センターの椎名和夫氏が「メーカー側の懸念事項は理解不能」として、その理由を次のように述べた。

 まず、補償金の対象範囲拡大への懸念については、録音や録画を行なうメディアが、MDやDVDからHDDに移行しつつあることを指摘。携帯音楽プレーヤーやHDDレコーダーなどを制度の対象に加えなければ、補償金の実体は生まれないとした。「『対象の拡大』というのは誤った表現で、むしろ『対象の移行』が正しい。権利者側としては、小委員会の2年間の議論を経て、PCを制度の対象に加えないことに合意したが、これは当初の主張を考えると、かなりの譲歩だ」。

 続いて、補償金制度の縮小・廃止の方向性が見えないという懸念に対しては、文化庁案が、DRM普及を前提にインターネットの有料配信を補償金対象外とする方針を盛り込んでいる点を「まさに制度の縮小」と指摘。さらに文化庁案は、音楽CDからの録音と無料デジタル放送からの録画のみを補償金対象としているが、これらも「権利者の要請による保護技術」が施された時点で、補償金が廃止されることが明記されている点を指摘し、「それ以上どんな保証が必要なのか」と反論した。

 「これらの懸念を今さら騒ぎ立てるのは、これまでの議論の経緯をまったく無視したやり方。これまでの議論を知っていれば、口にするのもはばかられるようなもので、ダメにする議論としか言いようがない。その点を我々は『ちゃぶ台返し』と呼んでいる」。


 

メーカーだけが「負担サイクル」から開放、消費者のみが負担する構造に疑問

 また、現在の補償金制度については、消費者が補償金を含む価格で対象機器・記録媒体を購入することで負担しているが、「それは建前で、メーカーが負担している事実に変わりはない」と指摘。しかし、補償金制度を廃止して、私的録音録画への対価の徴収方法がDRMと契約ベースの個別課金に委ねられるようになれば、「正真正銘の『消費者が負担する構造』が生まれる」と話した。

 「私的複製のコストについてはこれまで、メーカーの利益の一部から消費者とともに負担してきた。今後は、メーカーだけがその『負担のサイクル』から未来永劫開放され、手放しで利益を上げる状態になり、消費者のみが私的録音録画の対価を負担することになる。この事実に気付いていない消費者は多いと思うが、消費者は本当にそれでいいのでしょうか」。


 

権利者はダビング10を人質にしてない、そもそも論は「メーカーの落ち度」

 また、6月2日開始予定の地上デジタル放送の新録画ルール「ダビング10」が暗礁に乗り上げている点については、「実施期日の確定にゴーサインを出すのは、あくまで情報通信審議会の検討委員会」と説明。検討委員会では、ダビング10開始の前提条件という「権利者への対価の還元」が守られているかを確認することになっているが、メーカー側が補償金制度の見直しに合意しないことから、現在でもダビング10開始期日が確定していないとした。「権利者側は、補償金制度見直しのために、ダビング10を『人質』になどしていない」。

 椎名氏は、ダビング10の問題の発端は「メーカーの落ち度」にあったことを事実として押さえるべきと強調する。椎名氏によれば、現行の録画ルール「コピーワンス」の不便さが顕在化したのは、ムーブの失敗によりHDD上のコンテンツが消滅してしまうとのクレームが頻発した時点にさかのぼると指摘。その不便さの原因については、「カタログ上の性能を実現できないメーカーの技術力の未熟さと、それに対するサポート体制の不備に起因する」として、権利者側とは何ら関わりがないことを訴えた。

 「そもそも権利者はコピーワンスを取り決めた話し合いに関与していなかった。しかし、苦し紛れに『権利者の厳しい要求により定めたルール』と言われたことから、情報通信審議会の検討委員会に参加した経緯がある。権利者側は、できうる限りの可能性を模索した結果、ダビング10という成果が生まれた。『権利者への対価の還元』が前提となっているのは、そういう経緯を考えれば当然のこと。また、この時点でメーカーは何の異議も申し立てていない。権利者にとってダビング10の問題は、明らかにメーカーの不始末の尻ぬぐい。にもかかわらず、メーカーはここへ来て放埒な主張を繰り返し、ダビング10の実現を危うくしている」。


 

補償金問題が解決しないのは「あるメーカー」が強い反発を示しているため

 補償金制度見直しとダビング10に関する権利者側の今後の動きについては、「補償金についてはメーカー次第。5月29日に開催予定の私的録音録画小委員会が延期になったのも、メーカーの意思統一が終わらなかったためと理解している。いつまで待つかについては、正直言って白紙の状態。ダビング10については我々も話し合いに関与してきたので、メーカーが開始できることが一番良いと考えている。ダビング10開始期日は我々の一存では決められないが、少なくとも『人質をとって包丁を突きつけている』ということはない」と話した。

 なお、29日に開催予定の小委員会が延期され理由について椎名氏は、「あるメーカー」が補償金制度見直しに強い反発を示した結果、JEITA内で意見の一致に至らなかったと理解していると説明した。「JEITA内部ではコンテンツに一定の理解があり、補償金問題を解決しようというメーカーの方もいるが、あるメーカーが極めて原理主義的にこの問題に拒否反応を示し、これまでの議論の経緯をろくに学習しないまま、さまざまな策を弄して、JEITA内部で多数派工作を行なった結果と聞いている」。

 また、最近では経済産業省が補償金制度について関与するようになってきたことで、補償金制度問題の混乱に一層拍車がかかってきているという。「文化庁案を受諾するのは難しいという方向で動いているようだ。2年という歳月でたどり着いた文化庁案への理解が十分でなく、とんちんかんな対応も多々見られる」。


 

JEITAの意識調査は「大変良い調査」

 会見ではこのほか、日本音楽著作権協会(JASRAC)の菅原瑞夫氏が、28日に公開されたJEITAの私的録音録画に関する意識調査について、「大変良い調査をしていただいた」とコメントした。

 JEITAの意識調査は、地上デジタル放送環境下では「自由に複製できないので補償金は支払う必要がない」という回答が78.4%に上ったほか、音楽CDに購入・レンタル料金を支払う一方で、さらにデジタル携帯オーディオプレーヤーに補償金をかけるべきかどうかを質問したところ、「補償金をかけるべきではない」が85.0%と圧倒的に多かった。

 この結果について菅原氏は、「携帯音楽プレーヤーに補償金かけるべきではないというが、その前提には、『レンタルCDと音楽CDに私的録音の対価が含まれていれば』とある。この問題は小委員会でも議論され、『含まれていない』とはっきり説明されている。また、地デジ環境の補償金についても、調査を見ると利用実態の大半は『タイムシフト』。それならば、コピーワンスのままで十分だったという話。しかし、ダビング10では消費者の利用の可能性が広がるが、そこに対する補償をどう考えるかという話になる」とコメントした。

 

メーカー側がかたくなに主張を変えず、こういう状況でもよしとする理由が分かりにくい。

補償金が上乗せされることによって業界全体の売上が下がることが心配なのなら、どれだけ上乗せされると、どれだけ売上や利益に影響する(発展が阻害される)のかということの予測を示して、産業に与える影響を説明すればよいのではないだろうか。補償金が多少のっかったところで、それほどメーカーにはさして影響はないと思うのだが。

コンテンツ側の権利が侵害されてくることは容易に予想はつくので、そういった活動の発展維持のために、何らかのお金が回る仕組みをつくろう、というスタンスで考えたほうがよい気がするのだが、今のメーカー側の主張は理屈は並べてあるものの、大義が見えない。

 

ケータイWatch の記事
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/40076.html

  NTTドコモは、906iシリーズの発売にあわせ、動画の無料配信キャンペーンを実施する。期間は6月1日~8月17日で、約300種類のコンテンツがコンテンツプロバイダより無料で配信される。

 ドコモでは、27日に発表した906iシリーズを「オールラウンド動画ケータイ」と位置付けている。発表会の席上で、説明を行なった執行役員プロダクト&サービス本部プロダクト部長の永田清人氏が、iモーションやMusic&Videoチャネルのほか、iアプリを使った動画サービス、WMV再生など複数の動画関連機能をまとめて指し示す言葉「ドコモ動画」を紹介したほか、「調査によれば、ケータイでの動画に対して56%のユーザーが利用したいと考えている」と述べ、潜在的なニーズがあると指摘した。さらに同社代表取締役社長の中村維夫氏が「本格的なケータイ動画の時代」と発言するなど、ドコモでは2008年夏モデルで動画コンテンツに注力する姿勢をアピールしていた。

 これにあわせ、906iシリーズや706iシリーズの一部機種では最大2MBの動画・静止画をWebサイトにアップロードできる機能が搭載されることになった。また、ほとんどの906i/706iシリーズではFlash Lite 3.0に対応しており、F906iやN906i、N906iμ、N906iL、F706iのフルブラウザ(ピクセル製ブラウザ除く)ではFlash Video(Flash 8相当)をサポートし、Flashでの動画再生が楽しめるようになっている。

 27日の発表会では、ソニー製のBlu-rayディスクレコーダー「BDZ-A70」から携帯電話に動画を転送できる機能も紹介されていた。携帯電話をケーブルで接続しておけば、アナログ放送の映像やプライベートで撮影した映像などを904iシリーズ以降のFOMA端末に転送できるというもの。 QVGAサイズの3GPファイルがmicroSDカードに書き込まれ、外出先でも映像を楽しめる。転送できるのは著作権管理されていない動画ファイルとなり、QVGAサイズで30fpsの動画を携帯電話に転送する。デモに用いられていたSO906iであれば、1時間の動画を2~3分で転送できるという。

 またiメニュー(iモード公式メニューのトップページ)では、新たに設けられる動画ポータルコーナーにリンクする。動画ポータルでは、6月1日~8月17日までの期間限定で、約300種類の動画コンテンツを無料で提供する。27日の発表会会場では、担当者が「動画のドコモと呼ばれるようアピールしていきたい」と説明していた。

 携帯の動画については、携帯の機種やキャリアに依存するするので、当面は試行錯誤が続くか。

IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080522/303781/

 NTTドコモは2008年5月22日,自宅パソコンに保存した動画や音楽ファイルなどを,携帯やパソコンを使って外出先から視聴できる「ポケットU」を 発表した。6月6日からサービスを開始する。利用料金は月額525円。同社は2008年4月末の決算発表時に,第1四半期(4月~6月)にホームエリア向 けサービスを開始すると宣言していたが(関連記事),今回のポケットUは「その第1弾」(NTTドコモ)。5月27日に予定する端末発表会で第2弾のサービスも発表するという。

 ポケットUは,外出先の携帯電話などから自宅パソコンのフォルダにアクセスし,動画や静止画,音声ファイル,文書ファイルなどを閲覧できるサービス。携 帯電話では,iモードメニューから「ポケットU」メニューを選択することで,指定したフォルダに保存した自宅パソコンの各種ファイルがメニュー表示され る。ポケットUを利用するには,あらかじめ自宅パソコンに専用ソフト(写真)をインストールし,ブロードバンド回線を経由してパソコンとドコモのネットワークとをVPN(仮想閉域網)接続しておく必要がある。ブロードバンド回線は,VPNが利用できるタイプであれば制限はない。

 対応する端末は,902iシリーズ以降,F1100,HT1100,一部機種を除く703iシリーズ以降,らくらくホンシリーズ。利用に当たっては「パ ケ・ホーダイ」や「Biz・ホーダイ」などドコモが提供するパケット定額プランへの加入が必要になる。なおドコモ・ユーザー向けのWebサービス「My DoCoMo」でID(DoCoMo ID)とパスワードを取得すれば,ノート・パソコンからでもブラウザ経由で外出から自宅パソコンにアクセスできる。

 携帯電話1契約につき,ポケットUを利用できる自宅パソコンは1台のみ。家族で利用したい場合などのために,1台の自宅パソコンにつき最大5台の端末の接続が可能という。

 同社は,ポケットUの機能を継続的に拡張していく予定という。2008年度の第2四半期には,市販のハードディスク・レコーダーに保存した動画 を,外出先から携帯電話で視聴できる機能を追加する。対象となるハードディスク・レコーダーは,UPnPメディア・サーバー機能に対応した機種。同社の Webページ上で,動作確認した機種をアナウンスしていく予定だという。

パケット定額になってこのようなサービスがはじめると、かなりいろいろな利用方法が見込める。
IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Research/20080523/303895/

 ネットエイジアが15歳―29歳の若者に行ったアンケート調査によると、45.5%の若者は携帯電話で動画コンテンツを見る頻度や時間が1年前に比べ「増えた」と回答した。「減った」は8.8%にとどまり、「変わらない」が45.7%だった。

 携帯電話で動画を見る頻度や時間が増えたという人にその理由を尋ねたところ、「パケット定額制に加入したから」が68.2%で最も多く、「無料で見ることができるコンテンツが増えたから」が65.3%とこれに次いだ。

 携帯電話で動画を見ることが多い時間帯は「午後11時―午前0時台」が50.5%、「午後9時―10時台」が46.3%だった。

 閲覧している動画サイトは「YouTubeなどの投稿型サイト」が51.9%で最も多かった。これに「Yahoo!、gooなどポータルが運営している サイト」の38.5%、「テレビ局のサイト」の20.6%、「アニメのサイト」の15.8%、「アダルト専門サイト」の11.5%、「映画の配信サイト」 の11.0%と続いた。特に気に入っている動画サイトがあるという人は27.5%で、具体的には「YouTube」が多く挙がった。

 動画サイトにアクセスする手段は、検索エンジンでキーワードを入力してアクセスする方法(53.5%)と、ブックマークしている動画サイトにアクセスする方法(49.5%)が主流になっている。

 調査は5月9―13日に、携帯電話向けWebサイトで実施した。有効回答数は500で、性別は男女同率。

当面は携帯の動画は、面白いかどうかというよりも、パケット通信料がどれくらい下がるかが問題。それからが、面白いかどうかというところでのサービスの争いとなる。(6,7年前のPCと同じ状況。)

IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0805/20/news052.html

 米デジタル音楽サービスNapsterは5月20日、「世界最大」と称するMP3ダウンロードストアを立ち上げた。

 同ストアは米国向けで、すべての楽曲をDRM(デジタル権利管理)なしのMP3フォーマットで販売する。価格はシングルが99セント、アルバムはほとんどの場合9.95ドル。大半の楽曲はビットレート256Kbpsで、高解像度のアルバムアートが付く。品ぞろえは4大レーベルと多数のインディーズレーベルをカバーし、世界最大の約600万曲に及ぶとNapsterは主張している。

 Napsterは月額料金制のストリーミングサービスも提供している。ユーザーは定額料金で好きなだけ音楽を聴くことができ、DRMに対応する携帯プレーヤーに楽曲を転送することもできる。

DRM フリーでも、これまで以上に著作権者等への収益の配分が可能であるのならば、それでもよい。米国内であれば、それほど大きな問題にはならないのかも。違法なファイルが流通しやすいのは、実は東アジア人に顕著に現れる地域性かもしれない。

 

Nikkei TechOn の記事
http://www.nikkeibp.co.jp/news/manu08q2/570952/

NHKは、パソコンやテレビ向けのVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービス「NHKオンデマンド」の開始に向けたスケジュールを明らかにした。まず2008年10月をメドに、トランスコーダー(動画像データの圧縮に向けた符号化方式の変換装置)や、番組のメタデータやサムネイル画像の制作システムなどを自局内に設置する。そのうえで10月中に、NHKのトランスコーダーなどと、提携先であるISP(インターネット・サービス・プロバイダー)や情報システム開発会社など動画配信プラットフォームの提供事業を手がけるASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)や、ケーブルテレビ(CATV)事業者などのシステムを使い、動画配信のテストを行う計画だ。その後、約1カ月にわたり、NHKやASPなどの担当者が局内や社内のシステムの操作に慣れるようにするための訓練や、サービス開始時点で配信対象にする動画コンテンツの投入作業を実施する。NHKオンデマンドの開始日は決定していないが、「デジタル放送の日である12月1日に開始しようという雰囲気になっている」(所洋一アーカイブス・オンデマンド推進室副部長)という。

NHKはパソコンユーザーに対してASPの動画配信プラットフォームを利用して、NHKオンデマンドを提供する方針だ。現在、契約を結ぶASPの選定を進めている。パソコンユーザーには高ビットレートと低ビットレートの2種類の配信を行う方針で、具体的な数字としては1.5Mビット/秒と768k ビット/秒を想定している。テレビ向けの動画配信プラットフォームには、ジュピターテレコム(JCOM)のVODサービス「J:COMオンデマンド」と、アクトビラのVODサービス「アクトビラ ビデオ・フル」を採用することを決めている(日経ニューメディア、2008年2月4日号(同誌読者限定サイト)、p.2参照)。将来的には携帯電話機向けにも提供することを視野に入れているが、「実現はしばらく先になる」という。

メモ。
ビットレートが1.5Mビット/秒と768k ビット/秒というのはどちらも中途半端な感じ。ADSLの実測値では768K は厳しいのではないか。

Nikkei Trendy Net の記事
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20080424/1009879/

 モバイル分野のコンサルティングを手がけるドコモ・ドットコムは、モバイル動画の利用状況に関する調査結果を発表した。それによると、携帯電話でイン ターネットを利用するユーザーにおけるモバイル動画サイトの認知率は66.7%で、すでに約3分の2のユーザーがモバイル動画サイトを知っていた。

 モバイル動画サイト認知者のうち、非利用者は68.4%だったが、そのうち47.2%が今後利用したいと回答した。また現在利用している人で、今後も利用する意向のある人は89.0%に達した。

 モバイル・インターネット・ユーザーで、現在モバイル動画を利用している人は約20%だった。その大半が無料ユーザーで、「YouTube」や「ニコニコ動画」の人気が高かった。

 モバイル動画サイトを視聴する理由としては、「料金が無料だから」(71.9%)が最も多く、以下「好きな時に見られるから」(50.8%)、「定額制に入っているから」(44.6%)が続いた。

 またモバイル動画サイトに求めることを尋ねると、「料金の安さ(72.3%)、「画質のよさ」(52.3%)や「ジャンルの豊富さ」(40.6%)を重視する人が多かった。

 モバイル動画サイトに関する情報源は、「家族・友人・知人の口コミ」(36.9%)、「携帯の検索サイト」(21.5%)、「テレビCM」 (15.4%)が上位に並んだ。とりわけ15─18歳の年齢層では「家族・友人・知人の口コミ」(50.2%)が圧倒的に多く、過半数を占めた。

 調査は2008年1月24─30日にかけて、15─49歳の携帯インターネット利用者1465人を対象に実施したもの。

こういった調査は、質問の文言がかなり重要。「これから使ってみたいか?」と言われれば、大抵は使ってみたいと言う回答になる。



携帯Watchの記事
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/39543.html


 NECビッグローブ(BIGLOBE)は、30分以上の長時間動画を中心にラインナップを揃えるiモード向けの有料動画配信サイト「BIGLOBEドーガビエンタ」をオープンした。

 「BIGLOBEドーガビエンタ」は、iモード向けの有料動画配信サイト。30分以上の長時間動画を揃えることが特徴で、オープン時には吉本興業の短編映画や角川映画など約100種類が用意される。今後1年で、約3,000種類までラインナップは拡充する。

 仕組みとしては、同社が企業向けに提供するサービス「ケータイ基盤ミニ」と、長時間動画配信用のロングムービーオプションを活用しており、専用アプリで再生することになる。903i以降のFOMA端末であればフルスクリーン再生が利用できる。

 利用料は月額315円(300ポイント)、月額525円(500ポイント)の2コース。1作品のダウンロードに必要なポイントは、100ポイント~となっている。公式メニューの「動画/ビデオクリップ」→「総合/バラエティ」からアクセスできる。
携帯で30分の有料配信・・・ 現状での収益化は?
BBWatch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/21684.html


 TAGGYは、タグ検索サイト「TAGGY」の携帯電話向けサービス「TAGGYモバイル」を4月21日より開始する。利用は無料。

 TAGGYモバイルは、動画検索に特化した携帯電話向けサービス。検索対象はYouTubeなどの動画共有サイト約50サイト、6,000万本 以上で、検索した動画は携帯電話向けのファイル形式に変換して再生できる。また、動画の冒頭約10秒間を視聴できる「チラ見せ機能」や、プレイリスト機 能、ユーザーの好みにあわせて自動的に動画を紹介するリコメンデーション機能なども用意する。

 対応キャリアは、NTTドコモ、au、ソフトバンクとなる。今後は、プレイリストの共有機能やコミュニティ機能などを追加するほか、ブログや画像などの検索にも対応する予定だ。
PCでもいえることだが、携帯では短尺のコンテンツが好まれるので、こういったサービスは化ける可能性はある。注目。
IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0804/16/news139.html

 USENは4月16日、企業向けの動画配信受託サービス「GyaO STREAM」を始めた。企業がGyaOのインフラを使い、自社サイトなどで動画を配信できる。

 (1)企業から預かった動画をGyaOサーバを通じて企業のサイトで配信する「type VOD」、(2)映像を企業サイトでライブ配信する「type LIVE」、(3)ストリーミング配信の設備を持っている企業に、GyaOの大規模なバックボーン回線を提供する「type TRANSIT」――の3種類。

 ファイル形式はWMVで、DRMの有無を選べる。日ごとや週・月ごとのアクセスログを集計したデータも提供する。動画配信に障害が起こった際などに対応するサポートセンターも準備した。料金は数十万円程度から。

 今年9月以降、ハイビジョン配信対応の「type HD」、動画をダウンロード形式で配信する「type DOWNROAD」、携帯電話向けに動画を配信できる「type MOBILE」を提供する予定。


「いまさらインフラのサービスか」、という印象。Jstreamなどでもかなり苦戦しているようにも思われるので、アプリケーションのサービスのレベルで勝負したほうがよいと思うが。


Cnet Japan の記事
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20371519,00.htm

 Amazon.comのMP3サービスは成長しているが、Appleの「iTunes」に影響を与えていない。市場調査会社NPD Groupは米国時間4月15日、このような調査結果を発表した。

 2月に「AmazonMP3」で買い物をした人の約10%が以前はAppleの顧客だった、とNPDでは述べている。

 これは、「正常な流れとして、デジタル音楽の顧客層が拡大し、iTunesコミュニティーに属していない顧客グループにまで広がっていることを示している」とNPDの娯楽産業担当アナリストであるRuss Crupnick氏は声明で述べた。

 AppleのiTunesは、デジタル音楽販売で第1位を維持している。9月にオープンしたAmazonMP3は、米国消費者による個別楽曲のダウンロードにおいて、Wal-Martを2月に追い越して第2位となった、とNPDでは述べている。

 ここで、Appleから顧客を奪うことなくAmazonが成長を続けられるか、という大きな疑問が浮かぶ。

 Crupnick氏は、Amazonは既存顧客を同音楽ストアに誘導するだろう、と指摘する。同氏は、Amazonが2月に実施したSuperbowl キャンペーンにより、通常の顧客が音楽サービスをチェックするよう流れた可能性があると述べる。また、同氏は、多くの音楽ファンが好奇心から訪問している とも推測する。

 「Amazonがこれらの人々をどうするか、様子を見る必要がある」とCrupnick氏は述べる。「トラフィックは雪だるま式に増加するか、減少するか?」

 Amazonには、Appleと比べて少なくとも1つ優位な点がある。AppleのDRMフリーの楽曲は、EMI Musicからのみ提供されている。しかし、Amazonの場合、4大レーベルすべてのMP3がDRMフリーだ。また、Amazonは、デジタル楽曲ファ イルをより高いビットレートで販売し、価格はより安価だ。

 しかし、NPDによると、Amazonにとって道のりは長いという。iTunesのMP3販売はAmazonの10倍以上、とNPDは述べる。

日本では携帯での商流が独自にあり、あまりホットな話題として取り上げられている感じでもない。こういったものは、国ごとに独自に発展する感じになるのだろうか。

Tech Crunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20080409qik-raises-3m-for-live-mobile-streaming/

今週始めの噂どおり、ライブモバイルビデオストリーミングサービスのQikが、Marc Benioff、Arjun Gupta、George Garricらによる$3M(300万ドル)のシリーズB資金調達ラウンドを完了した。

Qikではユーザーがカメラ付携帯からテレビやゲーム機、ウェブなどのさまざまなプラットホームにビデオをストリーム送信できる。現在は一部のNokia製電話機でしかQikを使用できないが、同社ではJava対応のスマートホン全機種をサポートする計画だ。

競合にはMogulusKyteがいる。 Qikはこれで合計$4M(400万ドル)を調達した。同社は最近Justin.tvとの提携によって、モバイル機能を利用したライフキャスティング[日常生活のライブ中継]サービスの提供を開始した。

米国内でのライブサービスでは、まだまだ景気のいい話(将来についての期待)が多いようだが、この流れはあまり日本には関係がないか・・・
ケータイWatch の記事
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/39388.html

 中国放送は、同社が運営する広島東洋カープの携帯向けサイト「RCC広島カープ」にて、広島カープ主催試合をiモード向けにライブ配信する。利用料は1試合につき315円。

 今回配信が開始されるのは、広島カープ主催の試合をiモード向けにライブ配信するというもの。中国放送が見られない地域や、試合のテレビ中継が無い場合でもカープの試合が見られるといったメリットがある。

 同サイトでは動画配信のための新コーナー「激カープライブ」が用意される。アクアキャストのストリーミング配信システムが採用されており、試合 の模様がほぼリアルタイムでストリーミング配信される。パケット通信方式で利用でき、専用のiアプリを使用。横向き表示にも対応する。

 同サイトへのアクセスは、「スポーツ」→「野球」から。
1試合315円にプラスパケット通信料金ではかなり高いか。

マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/04/09/006/


京都大学は8日、講義内容などの動画をYouTubeで一般公開したと発表した。これは、同大学が進めるオープンコースウェアプロジェクトの一環によるもの。京都大学では、4月8日時点で約200の動画コンテンツを保有しているが、3月上旬より徐々に動画をアップし、この日の一般公開に至った。

オープンコースウェアは、2001年に米マサチューセッツ工科大学が始めた講義をオープンにすることで、人類の知識を広げていこうとするプロジェク ト。京都大学でも学長の強い意向により、2005年からスタートさせている。これには、人類の知的資産の蓄積に貢献するとともに、同大学の視認性を高め、 世界中から優秀な教員や学生を集めたいという狙いがある。

海外では米国の大学を中心にオープンコースウェアの動きが進んでおり、特にUCバークレーでは、すべての講義をYouTubeで配信している。

京都大学ではいままで、他社のサーバを利用するなどして動画を公開してきたが、フォーマットの問題や専用の閲覧ソフトが必要だったりしたことで、視聴者から「見られない」といった苦情が寄せられたほか、アクセス集中時のレンスポンスなどにも問題が生じた。 そこで、動画共有で実績のあるYouTube上で公開することで、これらの問題を解決する。 また、京都大学 学術メディアセンター教授の土佐尚子氏によれば、オープンコースウェアを運営する上でもっとも大変な動画のサーバ管理の問題が解決されるのも大きいという。

動画配信サービスとしてYouTubeを選択した理由について土佐氏は、無料であることと、ブラウザやマシンなどの制限がない点を挙げ、「これらはオープンコースウェアの『誰もが、どこででも見られる』というコンセプトにも合致する」と述べた。

今回の動画配信については、京都大学とYouTube側で業務提携を結んだ。これにより京都大学は、YouTubeの動画1本あたり10分までという制約に縛られず、無制限で動画をアップできる。また、大学固有の入り口であるトップページもYouTube側が提供した。

YouTubeは現在19の国と地域で展開しており、その量は1分あたり10時間以上にもなる。日本においては、昨年の6月19日よりサービスを開始し、現在米国に次ぐ世界第2位の視聴者数を誇る。



Google Japan 代表取締役社長の 村上憲郎氏は、 「普通の方々だけでなく、専門性のある動画についてもパートナーシップを結び、より良い動画のプラットフォームとして展開していきたい」と語り、今後もコンテンツパートナーとの連携を拡大していく意向を示した。

日本ではすでに、音楽レーベルやアニメの会社、タレント事務所、政党などもYouTubeで動画を配信しているほか、大学については京都大学以外に、嘉悦大学や明治学院大学もYouTubeを利用し始めている。

京都大学では動画をアップするにあたり専門の委員会で内容をチェックするほか、弁護士に著作権等の問題がないか相談しているが、何をアップするかは先生たちの自主性に任せているという。

なお、動画についてはいまのところドコモだけだが、携帯でも視聴することができる。

これは、Youtube(Google)ではなく、国内のプラットフォームではできないのが悲しいところか。日本国内でがんばっているニコニコ動画は、どう見ても学術用途にはそぐわず、AmebaVision やNTT、Nifty のサービスでも弱すぎるということなのだろう。

いずれにしても、国内のIT企業のサービスのレベルがあがってきていないことは問題。
IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080404/297971/

 米News傘下の米Fox Interactive Media(FIM)が運営するソーシャル・ネットワーキング・ サービス(SNS)「MySpace.com」 は米国時間2008年4月3日に,大手レコード・レーベル3社と共同の音楽事業を立ち上げると発表した。名称を「MySpace Music」とし,ドイツBertelsmannとソニーの合弁会社Sony BMG Music Entertainment(Sony BMG),フランスVivendi傘下の米Universal Music Group(UMG),米Warner Music Groupと手を組む。

 出資額などの詳細な条件については明らかにしていないが,米メディアの報道(New York Times)によると,レコード会社3社は新会社の少数株式を取得するという。また,残る大手レーベルの英EMI Groupは現時点で提携していないが,まもなく参加すると見込まれている。

 新会社はロサンゼルスに拠点を置き,専任の経営陣を構成する。数カ月のうちに,MySpaceの既存の音楽チャンネルでコンテンツとサービスの提 供を開始する。人気の高い音楽コミュニティと広範なオンライン向け音楽コンテンツ・カタログを統合し,新たな音楽サービスと収益モデルを提供するとしてい る。

 MySpace Musicのホームページ,アーティストのプロフィール・ページ,各ユーザー用のホームページで構成し,アーティストとファンが交流できるさまざまな場所 を提供する。デジタル著作権管理(DRM)を外した楽曲を配信するほか,広告付きビデオのストリーミング,モバイル向けオンライン・ショップなどを展開す る。

 ユーザーは豊富な音楽カタログから,楽曲を見つけてストリーミングあるいはダウンロードし,自身のホームページから直接コンテンツを管理することが可能。カスタム機能を備えた管理ツールにより,プレイリストの作成や,高度な購買および検索機能にアクセスできる。

 レコード会社に所属するアーティストは,音楽ダウンロードをはじめ,着信音や壁紙などのコンテンツをプロフィール・ページから直接ファンに向けて公開できる。楽曲だけでなく,Tシャツなどのオリジナル・グッズの販売も行える。

 同社によると,現在MySpaceの音楽チャンネルには毎月3000万人近いユニーク・ユーザーが訪れ,500万以上のアーティストが参加している。大手レコード会社だけでなく,独立系レーベルやアマチュアのアーティストの情報やコンテンツをやりとりできる。

5年以上前に、同じような顔ぶれで音楽配信の提携を Real Networks が発表したことを思い出す・・・。 そこの頃に比べれば、携帯端末などの普及度や性能は飛躍的に進歩しているが、キャッシュをどのように作っていくかが問題か。


ケータイWatchの記事
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/39162.html

 フジテレビは、iモード向けの動画配信サービス「フジテレビ On Demand モバイル」を4月7日にオープンする。

 「フジテレビ On Demand モバイル」は、フジテレビの番組など、映像コンテンツをオンデマンド配信するiモードサイト。同社はこれまで、パソコン向けの「フジテレビ On Demand」において、コンテンツプロバイダーなどに映像を提供してきた。4月1日から、「フジテレビ On Demand」の名称で自社配信が開始されることを受けて、モバイル版が登場する。

 配信される番組は、「ショーパンFriday(仮)」や「24Conspiracy & Mobisode」、「スカルマン」、「FNS地球特捜隊ダイバスター」、「アイドリング!!!」、「ザ・プロローグ~ぬくみーず 7~」など。「ショーパンFriday(仮)」は、月~木の帯番組として地上波で放送されている番組の「フジテレビ On Demand」限定版。無料で配信される。

 「24Conspiracy & Mobisode」は、海外ドラマ「24」の携帯限定のアナザーストーリー。1話あたり約1~2分という短いドラマとなり、全24話が配信される。こちらは4月中は無料で配信される。

 なお、iモード版では1時間程度の長時間動画も提供される。EZweb版とYahoo!ケータイ版は6月にオープン予定で、それまでの間は「24Conspiracy & Mobisode」が無料で配信される。利用料は各番組によって異なり、1話105円~210円程度の従量課金制のほか、「アイドリング!!!」では月額 1,050円のコースなども用意されている。モバイル版とパソコン版共通の会員登録が必要となる。

テレビ局はテレビ局で独自にやればよい。

ZDNet Japan の記事
http://builder.japan.zdnet.com/news/story/0,3800079086,20369973,00.htm

 来週、来月、あるいは次の四半期に、Appleはどのような製品をリリースするのだろうか。同社の研究所や極秘プロジェクト、ゴミ箱などから集めた(かもしれない)とっておきのウワサを紹介しよう。

  • 音楽ファイルの無制限ダウンロード

 わたしがペットの恐竜を散歩させていた大昔から絶えない話の1つ。今回は「Financial Time」サイトがウワサの出所で(「Mac Rumors」サイトが紹介した)、「iPod」および「iPhone」での音楽ダウンロードを、デバイス本体にコストを上乗せすることで無制限にするという内容だ。Appleが検討しているとされるダウンロードし放題モデルは、月額料金を支払ってダウンロードを無制限化し、支払いを止めると Microsoftの「PlaysForSure」DRMにより音楽の視聴有効期限が切れる、AOLやNapster、Rhapsody、Virgin、 Yahooなどのサービスとは違うものになるという。

  • 3Dディスプレイ搭載ハードウェア

 3Dになった「Leopard」を想像してみてほしい。Appleが特許申請している自動立体化(autostereoscopy)技術は、特別なヘッドギアやメガネを使わずに、複数のユーザーが目の前の「Cinema Display」に表示される三次元映像を見ることを可能にする。だが、そうしたディスプレイはAlioscopyがとっくに販売しているし、NECも 3Dパネルを開発した。おそらくこのウワサは、Appleが新型ディスプレイを出すことを暗示しているのではないかと思う。

  • 3D両面パネル

 わたしは二つ折りの携帯電話があまり好きではなく、もっぱらストレートタイプを愛用している。Appleの特許申請書から推測するに、同社も同じ嗜好のようだ。最新の申請では、「どちらの側面からの接触でも感知できる両面パネルに転用可能な容量性アレイ元素」の利用法が論じられている。例のごとく曖昧な表現が使われているが、両面タッチパネルというのは実に魅力的である。

 このほかにも、ほとんど伝説と化しているApple DVRの登場や、ファームウェア経由のiPhone 3Gアップグレードといったウワサが耳に入ってきている。もちろん、「iTunes」でビートルズ楽曲の販売が開始されるはずなので、もうしばらくはほかのプレイヤーに浮気をしないほうがよいとの声も、あちこちから聞こえてくる。

あくまで噂だが、メモ。

Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/03/21/18887.html

 ニワンゴは21日、インターネット上の動画にリアルタイムでコメントを付けられるサービス「ニコニコ動画(SP1)」のID登録者数が、20日に600万人を突破したと発表した。

 また21日現在で、有料の「ニコニコプレミアム会員」の会員数は約19万3,000人、携帯電話向け「ニコニコモバイル」の登録ユーザー数は約126万2,000人に達したという。動画に対するコメント総数は、まもなく10億コメントに到達するとしている。

 そのほか、ニコニコ動画ユーザー向け動画生成ツール「ニコニコムービーメーカー」は、21日現在で5万7,000ダウンロードを突破。ニワンゴでは、3月5日にリリースしたニコニコ動画(SP1)にあわせて動画投稿サイト「SMILE VIDEO」がH.264に対応したことで、動画の投稿数は、ニコニコ動画(SP1)をリリース以前に比べて1日平均約1.5倍に増えているという。

登録者数としては、mixiと同程度の1000万くらいが上限か?実働ユーザーはかなり少ないだろうし、実際にはすでに減り始めているかも。

 

TechCrunch Japanse の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/microsoft-adopts-flash-lite-for-windows-mobile-as-a-stopgap-measure-2/

モバイル対応のFlash Liteはスティーブ・ジョブズには落第でも、マイクロソフトはそこまで選り好みしないようで、Windows Mobileでも使えるようFlash Liteのライセンスを取得した。これで明らかになった点は2つある。:Flashで仕事している開発者や既存サイトが山とあること、そしてFlashに対抗して打ち出したマイクロソフト独自のソフトSilverlightのモバイル版は導入に程遠い状況にあることだ。

マイクロソフトは実践重視で動いてるだけかもしれない。Adobe Flashはウェブ、特に動画では今やユビキタスな存在。Flash Liteは妥協かもしれないが(例えばAdobe Flexツール群で開発したWebページやアプリは動かせない)、それでも携帯電話5億台が既に対応しているわけで、マイクロソフトとしてもFlash Lite用に開発されたアプリを全部無視するわけにもいかない(ジョブズは無視できる。何故ならiPhoneを厳しく統制することでiPhoneエクスペリエンスの全一性を守る方が氏にとっては重要だから)。

ただマイクロソフトにとってこれはFlashのライバル「Silverlight」のシェア確保までの単なる埋め合わせと見ることも可能だ。Sliverlight 2.0のモバイル対応版は第2四半期まで出荷されない。WinMoの機能を上げても、それでSilverlightの魅力が損なわれることはないだろう。

市場には「モバイル端末でもFlashライクなエクスペリエンスを実現して欲しい」という切実なニーズがあるわけで、Flashもモバイル端末上では遅いという意見もある。つまりマイクロソフトには動画、アニメーション、その他のリッチメディアのエクスペリエンスをモバイル化することで Silverlightへの乗り換えを勝ち取る余地もあるということになる(Nokiaは既にSilverlight対応化を発表した)。

アップルやグーグルもモバイル端末上でFlashで対応し切れないギャップを埋める努力をしている頃かもしれない。アドビだって今から全社一丸となって、モバイル端末でFlashの機能をフルに使えるバージョンを出す可能性も。あと考えられる唯一のオプションは、数年待って今のノート並みに携帯端末がパワフルになったら標準のFlashのサイトも表示できるようになる、ということだ。

結局日本企業が覇権を握ることができないことは、間違いない・・・

TechCrunch Japaneseの記事
http://jp.techcrunch.com/archives/justintv-teams-with-qik-for-live-mobile-streaming/

Justin.TVは今日(米国時間3/13)から、Qikとの提携によって、モバイル向けにライブストリーミングを開始する。

この新サービスによって、Justin.TVユーザーは、Qikのアカウントがなくても、コントロールパネルを通じてモバイルでストリーミングできるようになる。統合はシームレスに行われ、ビデオストリーム上の唯一の違いは、画面のどこかにQikのロゴが入ることだけ。

Qikは、招待制のアルファテストを開始して以来、急激に伸びてきた。一般登録を受け付けていないにもかかわらず、常連のユーザーは2000人を超え(ScobleとCalacanisも入っている)、毎週約20%の割合で増えている。Justin.TVの解説はほとんど不要だろうが、ライブストリーミングという分野を開拓し、超人気サービスへと成長してきた。

私は今日の発表に先立ち、Justin.TVのMichael SeibelとQikのBhaskar Royの2人と話をすることができた。Justin.TVはこの提携を、自社のユーザーに対する付加価値であり、ライバルとの差別化になると考えている。 QikのMogulusとの提携について聞いたところ、SeibelはJustin.TVはMobulusをライバルとは考えていないと語り、自分たちはウェブカムと、すぐに使えることとストリーム番組にフォーカスしているが、Mobulusは高画質のテレビ並みの製作にフォーカスしているという。Roy は、Qikは今回の提携を、自社のサービスをもっと多くのユーザーに届けるための一つの手段と捉え、テストフェーズが終り次第、Justin.TVとの提携がもたらす規模の拡大の準備はできていると語った。

ライブ関連と、携帯の発展は日本と世界では全く違う発展を見せている。常に状況を確認しておく必要あり。

京都新聞電子版の記事
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008031100217&genre=B1&area=K10

 フェイスは11日、日本テレビやNTTスマートコネクトと共同で、携帯電話でワンセグ放送を見ながら動画の視聴権が取得できる実験を実施する、と発表した。実験で得られた成果に基づき、今後の提携も検討する。

 実験するのはフェイスが開発した「NFRM」という権利認証技術。動画の視聴権をおサイフケータイで購入すると、そのまま画面で見られるほか、近距離無線通信で権利情報を送信することでパソコンでも楽しめる。

 実験は、12日から14日まで日本テレビ本社(東京都港区)で開く技術展示会で実施する。ワンセグ対応携帯で日本テレビの番組を選ぶと、データ放送から特典ビデオの視聴権を取得し、携帯電話やパソコンで見ることができるようにする。
携帯で動画を見るのにお金を払ったり、視聴権利を取得できることにメリットを感じる人というのはどれくらいいるのだろう?案外市場は小さいかも。
Nikkei Trendy Net の記事
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20080305/1007714/

 電子決済サービスのフェイスは2008年3月4日、同社の視聴権利認証技術「Near Field Rights Management(NFRM)」が、フェリカネットワークス(本社:東京都品川区)の「おサイフケータイ」対応プラットフォームサービス「ピットモッ ト」に対応したと発表した。

 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの携帯3キャリアのおサイフケータイで、NFRM対応コンテンツの視聴権利情報を取得し、動画コン テンツを視聴できるようになる。コンテンツを選んで、ネット接続されたパソコンのフェリカポートにかざせば、パソコン画面上での視聴も可能。

 今後は今夏をめどにピットモットとNFRMの連携サービスの商用化を図る。電子チケットと動画配信サービスを連携させることで、コンサート・チケットとアーティストの特典映像を同時配信したり、映画作品と割引クーポンを同時配信したりするサービスが可能になるという。

 東京・有明の東京ビッグサイトで開催されたICカードとICタグの総合展「IC CARD WORLD 2008」(日本経済新聞社主催、会期:3月5日~7日)では、フェリカネットワークスのブースでデモンストレーションをしている。

メモ。
ケータイWatch の記事
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/38809.html
 NextNinjaは、小学館発行のファッション誌「CanCam」の携帯サイト「CanCam.TV mobile」に、同社の携帯電話向け動画配信ソリューションを供給した。「CanCam.TV mobile」では、テレビCMの限定版などが配信される。

 NextNinjaは、モバイルサービスやソリューションを提供するプロバイダー。同社の動画配信ソリューションは、高画質動画の長時間配信が 可能で、コンテンツ毎にユーザーインターフェイスが変更できるなどの特徴がある。「CanCam.TV mobile」への供給を皮切りに携帯電話向け動画配信を事業化し、企業にシステム供給していく方針。

 「CanCam.TV mobile」では、蛯原友里や山田優、徳澤直子、西山茉希らCanCam専属モデルのプロフィール紹介映像や、テレビCMの限定バージョン、読者モデル オーディションなどの映像を配信する。サービス開始当初は、NTTドコモの903i/904i/905iシリーズのみに対応。以降、順次、EZwebや Yahoo!ケータイ版も登場する予定。サイトにはURL入力でアクセスできる。
女性が動画に積極的にアクセスするようになれば、市場の規模は一気に拡大する。同様のサービスの立ち上がりに期待。


IT PRO の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080229/295115/

 ACCESSPORTは2008年2月29日、YouTubeやYahoo!動画など世界中の動画サイトの動画を保存できる無料ソフト「Woopie Video DeskTop」の提供を開始した。同社が運営する動画検索サイト「Woopie」のサービスの一環として無償提供する。

 Woopie Video DeskTopは動画の検索や視聴ができるだけでなく、Flash形式で配信される動画をファイルとしてデスクトップに保存したり、携帯電話やiPodな どの携帯音楽プレーヤー用にデータ形式を変換したりできる。対応する動画サイトは、YouTube、Yahoo!動画、ニコニコ動画、Ameba、 MySpaceなどFlash形式で動画を配信するサイト。

 検索した動画や、動画にアクセスするURLをコピーすることで、ダウンロードリストに動画を登録できる。後は動画ファイルの形式を選択すれば動画 がファイル保存される。選択できる動画ファイルの形式は、例えばパソコンで再生するなら「WMV 高画質」、iPodで再生するなら「iTunes MP4」といった具合だ。

 好みのキーワードを登録しておき、一定時間ごとに自動的に動画を探して保存する機能も備える。ダウンロードした動画はその場で再生できるうえ、静止画のキャプチャーを取ることもできる。

なんとなく法的な問題も出てくる気もしないではないが、技術的にはずいぶん前からできる話なので投稿サイト側が規制しなければこのような動きが出てくるのは致し方ないか。


yomiuri online の記事
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20080228nt0b.htm


 NTTは27日、光ファイバー回線を活用した次世代ネットワーク(NGN)サービス「フレッツ光ネクスト」を、3月31日に開始すると発表した。

 技術的には、現在の光回線サービスに比べて高画質の映像を観賞したり、より安全にネットショッピングを楽しんだりすることが可能になる。ただ、現時点では提供する映像ソフトなどが限られており、浸透には時間がかかりそうだ。(河野越男)

ソフト充実がカギ、浸透には時間も

 NGNの目玉は、ハイビジョンなどの高画質映像を視聴できる「通信速度保証サービス」だ。従来の光回線サービスの利用者は、ひかり電話(月額525円)に加入したうえで月額210円を支払えば、このサービスを受けられる。

 ハイビジョン品質のテレビ電話もNGNの特徴で、3分105円の通話料で提供する。ただ、従来の光回線サービスの利用者がNGNに移行する場合は数千円の工事費がかかる。

 NTTは、第1弾として首都圏と大阪の一部で3月31日にサービスを開始し、2008年中に政令指定都市や県庁所在地でも展開する。NTT東日本の小園文典常務は「NGNを使った動画配信サービスが普及すれば、光回線の契約率も上がる」と期待を示す。

 しかし、現状では、NGNの持ち味を生かせるだけの新サービスは打ち出せていない。

 NTTグループは従来、光回線を使い有料の映像配信サービスを行っているが、利用者は約30万人にとどまっている。

 グループ外企業の参加も含めて、サービスを、いかに充実させるかが普及のカギを握りそうだ。

 NGNでは地上デジタル放送も視聴できるが、すでにCATV最大手のジュピターテレコムは、無料で約690万世帯に地デジ放送を配信している。

 ライバルでは、KDDIが携帯と固定の電話網を統合した独自のNGN「ウルトラ3G」を検討しており、ソフトバンクもNTTの回線を借りて独自サービスを目指す。NTTが先行するメリットを生かせるかどうかは、不透明といえる。

ブロードバンド需要はもうかなり飽和気味なのではないかと思う。

Japan Internet com の記事
http://japan.internet.com/webtech/20080228/1.html


NTT レゾナント株式会社は、2008年2月28日、実験サイト「goo ラボ」において実証実験中の「携帯動画共有実験」において、携帯電話で動画を撮影しメールで送信するだけでテロップ入りの動画を簡単に作成できる「テロップ動画テンプレート機能」を追加すると発表した。

また、携帯電話での動画再生可能なファイル容量制限を超える動画に対して、NTT のサイバーソリューション研究所の音声要約技術を応用し、動画から盛り上がり部分を自動抽出し容量制限内のファイルサイズで編集する「自動ダイジェスト機能」を追加する。

なお、この実験を利用するためには、NTT ドコモの FOMA 900/700 シリーズ、および、iモード契約が必要。
実際にはサービスに踏み込んでいるのに、「実験」として逃げ道を作る日本企業の体質はどうにかならんものか?
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