NHKがデジタルラジオで動画放送を開始!

|


Web ザテレビジョン エンターテイメントニュースの記事
http://blog.television.co.jp/entertainment/entnews/2008/07/20080714_02.html

NHKは、本日7月14日(月)よりデジタルラジオで動画番組の放送を開始した。

デジタルラジオとは、'03年10月から首都圏の一部と近畿地方の一部で実用化試験放送を始めたニューメディア。チャンネルは(社)デジタルラジオ推進協会が運営し、NHKや首都圏と大阪の民放ラジオ局が番組を供給している。首都圏、近畿地方とも各9チャンネル体制で、視聴には、受信機搭載携帯電話や専用端末などが必要となる。

デジタルラジオの特徴は、CD並みに高音質の音声が聴け、一度に複数の番組を視聴できるマルチチャンネルも可能なほか、「ラジオ」という名が付きながらもデータ放送や画像も見られるところ。NHKでは、実用化試験放送開始以来、1日10時間の音声放送、データ放送、静止画放送を行ってきたが、ついに動画放送に乗り出す。

NHKでは、'11年以降のデジタル放送時代を見据え、公共放送にふさわしい移動体・携帯向けサービスに適したコンテンツの開発、編成のあり方、通信との連携、ダウンロード型サービスの可能性について検証中だが、このデジタルラジオでの動画放送もそのトライアルの一環。

動画番組は全部で20本の予定。5分番組のアニメ「あのねのとみぞう」は、携帯電話の中に住む不思議なキャラクター“とみぞうくん”が、毎回こっそり悩みを打ち明けるアニメーション。また、「女子力アップのオトメ・ラボ!」では、タレントの堀越のりが、オシャレと恋愛の情報に敏感な若い女性向けに役立つ情報を紹介する。ほかにも、モーツァルトの曲を高品質の音声と曲にちなんだ映像で紹介する「毎日モーツァルト」、タレント・中島史恵がヨガを教える「きょうからはじめる やさしいヨガ」、ある芸能プロダクションの会議室で繰り広げられる人間模様をコミカルに描いたドラマ「会議は踊らない?」をはじめ、デジタルラジオの特性を生かして、日本語・英語・中国語・韓国語の4カ国語の放送の中から視聴者が好きな言語で視聴できる「多言語むかしばなし」など、デジタルラジオならではのコンテンツが満載だ。

携帯では、IP通信ベースの配信より、テレビの視聴のほうが需要が多いか。

前記事
YouTubeのログ引き渡し問題で問われているのはGoogleの信頼性だ

次記事
Limelight Networks To Stream Netflix Movies For New XBOX Service

広告




広告