動画配信とSEO(VSEO)に関するブログで「ニコニコ動画」と一致するもの

ASCII.jp の記事
http://ascii.jp/elem/000/000/478/478633/

GoogleやYahoo!、Bingの動画検索サービスの検索対象は、主にYouTubeやニコニコ動画、Dailymotion、Ameba Visionなど、主に動画共有サイト上の動画コンテンツ(シェアード型)。企業の公式サイトで提供されている動画コンテンツ(ホスト型)を、動画検索サービスを通じて探し出すことは比較的困難な状況になっている。

今回のトライアルは、Jストリームが同社の顧客企業の映像コンテンツのインデックスをYahoo!JAPANに提供することで、キーワード検索を可能にした。パナソニックやシマノ、大和證券グループなど11社約3000タイトルが検索可能になるという。

企業側の担当者が質問するのは

「費用対効果はどれくらい見込めますか?」

ということに尽きるだろう。この記事に並んでいるような大手企業でも、テレビ局へのCM出稿はこれまでのようなどんぶり勘定では出せない経済状況の中で、

「公式サイトの動画をYahoo!で検索に引っ掛かりやすくする」

ということに対して、どれほどの価値が生まれるかは微妙なところ。

第二検索語に「動画」をいれて検索するのは、エンターテイメント系(暇つぶし)がメインで、企業目線で端的に言えば「ゴミ」のアクセスが多い。先日ある人気タレントの動画でネット上の祭りが始まった時は、そのタレントをCMに起用しているある企業は動画紹介のページを直ちに閉じてしまった。ゴミのアクセスを集めて、配信従量制で料金を取られたらたまったものではない。

Yahoo! がこの仕組みを始めることで、また検索結果の画面にあからさまな Yahoo! サービスへの誘導が増える(動画の場合には4つもサムネイルが最上位にでる)ようなことになるとすると、Yahoo! にとってもあまり良い結果はもたらさない気がするが。

業界動向としては、注目。
それほど絶大な効果は出ない、と予想。(この予想は外れてほしいけれども。)

それにしても動画配信業界では、相変わらず「実証実験」や「トライアル」段階でのリリースが多いな。結果が詳細に公表されたのをほとんど見たことがないけれど。
先日来話題になっている、社員に反省文を読ませる動画をアップロードした社長の会社が業務に支障が出るようになり、動画を削除したとのこと。

ソース:
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0811/27/news099.html

しかし、本日時点ではニコニコ動画の動画は削除されておらず、会社名で Google 検索した場合に上位表示されたままである。そのほか今回の件を取り上げたブログなどが上位表示されている。

また、Youtube 内でも勝手にコピーをして、再アップロードしているのもいるようなので、いずれまたじりじりと順位を上げてくるかもしれない。

こういったことが、異様な盛り上がり方を見せるのがなんとも不思議だが、「実際に起こってしまう」ということは事実なのでそういったことに対する対処法は必要である。
先日のYahoo! のランキングに続いて、Goo の年間検索ランキングも発表されたが、Youtube、ニコニコ動画、GYAO の動画サイトが相対的な順位を上げている。

エンターテイメント目的の動画検索はこれから先もさらに重要度を上げていくということは間違いはなさそう。

ソース:IT media News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0811/25/news100.html

Yahoo!JAPANとしては、Google の持ち物のYoutube が検索数の最上位に来ていることは多少なりとも脅威だろう。

ニコニコ動画も順位を上げている(意外にもGYAO の順位も落ちていない)ので、全体的にmixi のようなコミュニティ的なものから、動画の視聴へと関心は移りつつあると考えてもよいのかも。

ソース
http://www.j-cast.com/2008/11/25030869.html

株式会社〇ァースト〇テップという会社の社長が、遅刻社員に駅で反省文読ませる様子をYouTube公開したことが、ネット上で騒ぎになっているらしい。具体的な内容については、上記記事を参照として、その会社名で Google 検索すると、Youtube のページとニコニコ動画のページが上位表示されている。

ここに至るプロセスにおいて、以前レピュテーションマネージメントの記事で書いたとおりの展開となっている。

http://www.privatestreaming.com/seo/2008/10/seotips.html

つまり、企業名で検索して動画が上位表示されるというのは、

「順序としては主要なフォーラムな どで散々見られた後で、Googleには上位表示されている可能性がたかく、むしろ、Google の結果に出てきている頃には手遅れ」

ということになるのだろう。

上位表示されているもののうち、youtube に上がっているものについては自分でアップロードしたもののようなので、それは削除すれば検索結果からは消えるかもしれないが、ニコニコ動画のものについてはおそらく他人が勝手に上げたものなのですぐにはコントロールできない状況になっている。これからまとめサイトのようなものも出てくるかもしれない。

動画を公開するということはかなりインパクトも強いが、ネガティブに働く場合のダメージも大きいので特に社長ブログなどにおいては、慎重に行うべきであろう。


今週私自身は気がついたが、ニコニコ動画もサムネイルつきで表示されるようになっている。

10月には自分のチェックしているキーワードでは確認できていなかったので、比較的最近インデックスされるようになったのではないだろうか。

Google Video で引っかかってくるということは、ユニバーサル検索の動画検索結果にも表示されるということなので、これからさらに国内ではニコニコ動画のプレゼンスが上がってくることになるのかもしれない。(今後はYahoo! でもさらに有利に働いてくることは間違いがなさそうだし。)

ここは注意深く観察が必要である。
先日、嘉悦大学がニコニコ動画に教育機関としては初めてニコニコ動画に公式チャンネルを設置することを発表した。

ソース
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/11/06/21435.html

それから数日のうちに「嘉悦大学」で検索すると、該当のニコニコ動画の公式チャンネルが1ページ目に表示されるようになり、そのまま今日時点では上位に表示されている。Google の場合は、いわゆる Google ハネムーンのような現象もあるので、これから落ちることも考えられるが、おそらくは何も対策をしなければこのまま上位表示され続けることになるだろう。

ここで問題なのが、ニコニコ動画にアップロードした学長のメッセージ動画についたコメント(しかも画面上でスクロールされる)が、見るに堪えない下劣なものばかりであるということである。他の教育機関はこういったことの懸念があるために、ニコニコ動画への公式チャンネルの設置に二の足を踏んでいたため、嘉悦大学が教育機関としては初の公式チャンネルを持つという形になったのだろう。

初めてこういった試みを行った大学の学長の動画へのコメントを、このままの状態でさらし続けるようでは、ニコニコ動画は「まっとうなサイト」としての評価をますます得にくくなるのではないかと思うが。

動画を使った活動というのは、インパクトがあり、しかもものすごいスピードで伝播していくだけに、かなり注意深く行っていく必要がある。
どれくらい利用されているかもわからないし、結果も全く安定していないYahoo! の動画検索についてのメモ。

今日時点で、Yahoo! Japan で動画検索すると、Youtube の動画が比較的上位に表示される。その次にはニコニコ動画が来る感じ。Youtube の動画の中でも、7日から20日ほど前に投稿された動画が上位になっているケースが多いように見える。現在は鮮度の高い動画をできるだけ上位にするアルゴリズムか。

しかし、リアルタイムでない上に、結局Youtube の動画が出てきてしまうのであれば、Yahoo! の動画検索をわざわざ使うより、Youtube の動画検索を利用するか。

Youtube 内の検索数も無視できないほどに大きくありつつあるらしいので、動画検索自体の需要は間違いなくあると思うが、Yahoo! の動画検索はまだまだ精度が低いので覇権をにぎるのはまだまだ難しい情勢。

Google Video がローカライズされて video.google.co.jp などのローカルドメインで運用されるようになれば、やはりそちらが覇権をとることになるのだろうか。

ここしばらくレピュテーションマネージメントの記事ばかりになっているが、動画SEOを考える際には、やはり重要な位置を占めることになりそうな気がするし、対応方法にある種の方法論を持ち合わせていないとまずい気がするので、もうしばらく個人的に煮詰まるまでは考えることとしたい。

ソース:
http://www.reelseo.com/video-seo-reputation-management-tips-2/

「エレベータピッチ」ならぬ、「エスカレーターピッチ」には少し笑ったが、前回の記事の人より、より広範な意味でレピュテーションマネージメントをとらえているかんじ。

Grant/ReelSEO: What would you consider to be of chief concern with your clients when it comes to online reputation management with SEO and video?

Simon: The chief concern for most clients is what’s showing up on Google for their brand; if there’s a video that is showing up in the search results that is, in and of itself, negative, or has a negative description displayed for it. (On occasion I’ve seen videos in the search results that use the latest comment as the description, which can be something that’s totally unrelated to the video itself). Ever since video results were integrated into the regular search listings through Universal / Blended search, this has become more of an issue that companies have had to pay attention to.

顧客が気にするのは、やはり 「SERP そのものにネガティブなビデオ(コメント)」がつくこと、であることには変わりはないのだろう。

What are some of the mistakes you have seen clients, or businesses in general, make when it comes to their online reputation with video?

There are a couple of big mistakes that companies tend to make:

First, there are those that ignore the potential for reputation issues. They don’t monitor their brand; and they just simply believe that if they don’t see it, then it’s not there, which is of course not the case.  If a video isn’t showing up at the top of Google Search, it doesn’t mean that their clients aren’t seeing it.  What if it’s being discussed in a major forum frequented by their clients?

Secondly, some companies just jump in, assuming that all they have to do is throw a PR video or an ill-conceived video contest together and the customers will come running.  Again, that’s not the case.  If they don’t know what their audience is interested in, and where they congregate, then they may be wasting their time, or creating their own reputation management issue as customers complain about unrelated topics, or about the lack of relevance of the video to whatever issues the company may currently have.

「Google の検索結果にビデオ出てきていないからといって、顧客がそれを見ていないというわけではない」というのはもっともな指摘。順序としては主要なフォーラムなどで散々見られた後で、Googleには上位表示されている可能性がたかく、むしろ、Google の結果に出てきている頃には手遅れということも言えるのかもしれない。

2番目については、ビデオ屋としてこういうことも短絡的に提案しようかと思っていただけに、苦笑いと大反省。

What do you consider to be the important areas for monitoring and managing your online reputation involving video?

We have an in-house tool for reputation monitoring, so we use that to find out where our clients are being talked about, but for a company that doesn’t have that facility, or isn’t working with an agency that does, the simplest thing for them to do is to set up RSS feeds from the major video sites in order to find out when something involving their brand shows up.  Then it’s a matter of looking at the content, reviewing comments, and seeing what kind of play it gets.  A company should always have a response plan in place for when something critical is released, and implement it based on the level of uptake on the video.

主要な動画投稿サイトなどは、RSS機能は付いているので、それを監視しておくというのが確かにシンプルな最初のステップということになるか。日本でも、コメントに「中の人」が出てくると、良くも悪くも流れが大きく変わることはあるので、ぶれない対応指針は必要。

How does social media sharing and networking come into play with search engine reputation management and video?

From a linking perspective, getting a positive video to rank well for your brand, either proactively or to push down a negative result, social networking sites can work out well for you, as you’re potentially allowing more eyeballs to get to your video.  Now, this doesn’t mean that you just go out to social networks and hawk your products until you’re blue in the face, you have to be a member of those communities that gives as well as takes, that provides a benefit to the community as a whole, otherwise you’re going to either be ignored, or cause another reputation management issue.

Also, a company should make sure to secure their brands on social networks to prevent others with more nefarious purposes from obtaining them and potentially causing a reputation management issue later on.

アメリカでは Facebook や Myspace のようなソーシャルメディアでのビデオ共有も積極的と聞くが、日本ではどうなのだろう。レピュテーションマネジメント的に問題になるものの兆しを判断するには、mixiではなく、やはり2chやニコニコ動画のモニタリングということになるのだろうか?どれも必要なのだろうけど。

どうもこのあたりの文化というかバックグラウンドの違いは、方針の示唆としても日米で共通というわけにはいかない気がする。

If you haven’t already mentioned them, are there any particular issues with local search and video that pertain to reputation management, compared to the general web?

When you’re looking at local search, there are different opportunities to displace a negative video, by getting your business listed in local sites, such as IYP sites, which tend to rank fairly well for companies in specific locations. Provided your company has a generally good reputation, there are also plenty of review sites that you can ask your evangelists to use, that will again rank well for you.

この辺はよくわからない。IYPってなんだ?Interactive Yellow Pages の略?


全体的に読みながらちょっと「はっ」としたのだが、動画SEO とレピュテーションマネージメントを考える際に、「ネガティブな動画の検索順位を下げる」という発想から入るべきではないのだろう。

まっとうな活動を行っているのであれば、広報活動の一環としてCSR等のポジティブな評価を得やすいものと絡めてビデオ等を公開していけばよいのだし、それをコンスタントにやっていれば突発的なネガティブなものが検索上位に来る可能性はアルゴリズム的にも低くなる。よほどひどいものが急に上がってくるようであれば、法的に削除を求めるなどの対応をすればよいだけのことで、SEO技術云々の問題ではない。

ネガティブなビデオが検索結果上位に来るようになってからあわてて対応を求めるようなところには、
「しらねーよ、すぐにはできねーよ」
と言って顧客としてはとらないほうが吉か。
(現実的にはそちらのほうがお金になるのかもしれないが。)
ソース:
http://www.reelseo.com/video-seo-defensive-reputation-management/

かなり良い記事だと思うが、最近は英文を全訳するモチベーションがわかないので、ところどころ英語で引用。

we could summarize defensive reputation management with video using two key strategies. 1) Bumping down the negative video with your own positive video (through SEO and buzz), and 2) taking any appropriate legal action to have the negative video removed.
現実的には確かにこの2つくらいしかやりようがない。日本ではアメリカよりコンテンツの著作権違反や人権侵害みたいなことへの判断が厳しめに出そうな雰囲気があるので、実際には2)の対応だけでかなり対応できるかも。

“Our clients are mostly concerned with the Google search results pages (SERPs).  If a video link is on the first page they that’s where it’s really of concern to them.” Says Jordan. “Buzz monitoring, or proactive tracking, is another matter. But it really seems to come back to the Google SERPs.”
確かに、自分に関わる固有名詞等でサムネイル付きでGoogle に上位表示されるのは気になるだろう。これに加えて、日本ではニコニコ動画のコンテンツが上位表示されて、その動画が盛り上がっているのを見るのは心理的に相当なダメージになりうる。

“If you see a negative video and decide to get it removed a good intermediate step is to post your own positive video,” says Jordan. “Its helpful to have a whole slew of [your] videos out there,” focusing on shorter format which will allow for more quantity. That way you will have more videos co cross-link them to each other, both on your site and in the video sharing sites such as YouTube.”
上記の手法については、ちょっと個人的な見解とは違うものの、一応米国の専門家のコメントとしてメモ。

When does the time come that just a positive Video SEO strategy isn’t enough, and legal action may need to be taken? “Sometimes you really have no choice.

とか、
Jordan says to resist the temptation to post public comments in response to a negative video about your company, brand, or person, even in the case of making a correction.  “It’s like a retraction a newspaper makes days after the original article is published, who reads it, and the damage is done.” Hey says. ”And once you do it, its may be out there forever” and you can’t take it back.
は鋭い指摘。ネガティブなものに対してネガティブに行動を起こすのは、むしろ傷口を広げてしかも未来永劫残る可能性はあり。むしろ放っておくほうが最善ということもありうるだろう。


Google の検索結果での Youtube などのサイトが上位表示をされることによる、「動画SEO」と「レピュテーションマネージメント」の問題が発生する兆しが見えている。

どういうことかというと、ある大企業や個人の固有名詞で検索された場合に出てくる検索結果に、非常に悪意のある結果が仕組まれていたりするような場合には、いつの間にかその会社や個人の評判を落としてしまうことになってしまう。

アメリカの例でいえば、動物愛護の関連の思想をもったグループが、ケンタッキーフライドチキンを非難するための非常にショッキングな動画をYoutube にアップするなどして抗議しているらしく、その動画のアクセスが相当な数に上り、ユニバーサル検索でもかなり引っ掛かりやすい位置を維持しているとのこと。(その動画をここに貼れなくもないのだが、個人的にそういった極端な活動に共感もしないしリンクすることでその動画へのSEO効果をつけるのもなんなので止めておく。むしろKFCのファンなので。)

日本でKFCなどでgoogle検索しても、1ページめの下位のほうや2ページめに一時期騒動になった「ゴキブリ揚げ」に関するページや、ニコニコ動画のページが表示されるようになっている。

動画を利用したSEOというのは、それを実際に映像を見た人に与えるインパクトが非常に大きいので、効果的なアクセスアップの方法として動画SEOを提案する場合には、諸刃の剣になりうることも心してかからなければならないと実感。
Yahoo! Japan のビデオ検索は、基本的にはニコニコ動画やyoutube などから動画を引っ張ってきてサムネイルつきで表示されているのだが、そういえば http://www.yahoo.com/ の動画検索ほうはどうなっているのだろうということで、簡単に日本語のキーワードを入れて調べてみた。

たとえば「ビデオ」という検索語。

たくさん検索結果が出てくるのだが、youtube や Yahoo! ビデオの動画などの動画はほとんど結果として現れず、一般のページに置いてある、Flash や Windows Media のファイルを取得して、それをインデックスしている。 上位に表示されているのは、Windows Media やFlash のコンテンツの属性情報ではなく、ホームページのタイトルがそのまま「ビデオ」となっているページにおいてある動画である。

(ちなみに今日時点でのYahoo! Japan の「ビデオ」での動画検索結果は、ニコニコ動画で独占されてしまう。)

日本で使うには、さすがに作りが甘すぎる感じがするが、このあたりの処理は米国と日本とは全く違う形で進むのであろうから、あまりしっかり追いかける必要もないのかもしれないが、米国のものはこういう動きになっているということを頭に入れておくことで、将来的な変動などの観察もできる。

動画検索分野はこれから、さらにいろいろな試行錯誤が繰り返されることになるので、こまめに状況を確認しておく必要がある。
日本国内での動画投稿サイトとして無視ができないニコニコ動画だが、主要検索エンジン2社、Yahoo! とGoogle インデックスの方法はおそらく違う。

Google の場合は、ログインしていない状態表示されているページだけをクロールしているようである。Google のキャッシュを見ても、サインインしていない状態でそのページにアクセスした際のログイン画面を取得している。

ニコニコ動画がYoutube と比べてGogle であまり上位に表示されない理由は、ログイン画面をクロールしているので、内部リンクがあまり有利に働かないという部分も大きいのだろう。

一方、Yahoo! の日本語版に関しては、インデックスのされ方として、
「ニコニコ動画から提供されたインデックス」
「クローラーで取得してインデックス」
があると思われる。

このあたりがどのように使われているのかは、正直判然としない。前者はもしかしたら、まだ動画検索にしか利用されていないのかもしれない。Yahoo!の動画検索でニコニコ動画がサムネイル付きで表示されるのは、ニコニコ動画から提供されたインデックスを利用していると考えるのが自然だろう。

一方、Yahoo! のサイト内検索でニコニコ動画のキャッシュを調べてみると、Google と同様に、サインアウトした状態での、ログインを要求する画面がキャッシュされていることがほとんどである。たまにそうでないものもあるので混乱するのだが。

個人的な観察では、前回・前々回のYSTアップデートがニコニコ動画に若干有利に働いているように見えたが、それは実際には提携関係があるニコニコ動画に(「信頼サイト」のような)特別なパラメータがあるわけでもなく、外部リンク要素など汎用的なSEO要素が、観察したページやキーワードで、たまたま有利に働いている、と考えたほうがよいのかもしれない。

このあたりは、アップデートの度ごとに大きく傾向も変わると思われるので、その都度確認していくしかないか。
日米のYahoo! の検索スタッフからアップデート情報が提供されていて、SEO関連のブログでは当然ながらさっそく話題に。

Yahoo! Search Blog ~ Weather Report: Yahoo! Search Index Update
http://www.ysearchblog.com/archives/000625.html

Yahoo! 検索スタッフブログ ~ Yahoo!検索 Index Update
http://searchblog.yahoo.co.jp/2008/09/yahoo_index_update_3.html

ブログ各所でレポートされているとおり、今のところ一般サイトでの動きはそれほど大きくないように思う。(前回のアップデート時にほんの短い期間にだけ現れた1ドメインのSERP独占現象は現れていないが、あれはおそらく単なるフィルタのかけ忘れのようなものだったのではないかと推測。)

動画サイト関連の動きで行くと、やはりニコニコ動画が全般的に少し有利に働いていそうな感じで、以下のような全くコンテンツのないページなどが比較的ビックなキーワードでさらに上位に表示されていたりする。
http://www.nicovideo.jp/watch?v=utNQjj2HZH8-s

リンク元をたどってみると、やはりゲーマー関係のブログからリンクが張られている。以前はこのページにゲーマーが喜ぶ動画があった模様。

ニコニコ動画とYahoo!との提携の強化によって、GoogleでのYoutube のように、これからニコニコ動画がYahoo! で上位表示されやすくなるのだろうとは推測されるが、ニコニコ動画内の質の悪いページやその残骸がSERPに上位に頻出するようになると、Yahoo! にとってもあまりよくないこのことのように思うのだが・・・。しばらくは試行錯誤が続くのだろう。

そのほかの投稿サイトなどもユニバーサル検索でも、少し有利に働いている感じはあるが、相変わらず Youtube はサイトの規模や人気の割にそれほど上位には来ていないか。

ここ数日で少しずつ動くと思われるので、このあたりの傾向についてはこのまま推移するか要観察。


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