「あり得ないほど高額」と社長もびっくり 「mF247」1000万円超で落札

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IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0808/28/news095.html

 「優先交渉権としてはあり得ないほど高額だと思います」――に・よん・なな・ミュージックの宇佐美友章社長は8月28日、「Yahoo!オークション」に出品した、「mF247」事業の譲渡について同社と優先的に交渉できる権利が、1000万2000円で落札されたことについてこう感想を語った。

 mF247は、DRMフリー・無料で配信する楽曲配信サイトだが、「設立の使命は果たした」として8月31日に休止。同社に代わって運営してくれる人をヤフオクで募っていた。

 ヤフオクを利用したのは「mF247を利用するアーティストとユーザーにとってベストな形でサービスを継続させるため、サイトを発展させてゆくアイデアをお持ちの方と、人脈でつながる範囲を超えて話が進められればと考えた」ためだ。

 どんな人が入札するかはまったく想像がつかなかったという。1000万2000円で落札したのは「ウッーウッーウマウマ(゜∀゜)」をCD化した音楽レーベル・クエイクの加藤和宏社長。2ちゃんねる管理人の西村博之氏も入札し、1000円差の1000万1000円で競り負けた。

 「まさか音楽レーベルが入札されるとも、個人で入札される方がいらっしゃるとも想定していませんでした。入札したほかの方がどういった方なのかも、まったく見当が付きません」

 ひろゆき氏の入札について「正直なところ最初は、意図が分からず困惑しましたが、オークション終了後のコメントを拝見するとmF247の継続に対してポジティブに考えていらっしゃるとわかり、大変うれしく思っております」とコメント。

 クエイクの加藤社長については「お会いしたことはありませんが、ネット上のコメントを拝見したところ非常に真剣な思いが伝わってきました。お話できるのが楽しみです」と話す。今後の展開はまだ何も決まっていないが、詳細が決まり次第サイト上で知らせるという。

事業の譲渡の交渉の優先順位づけがオークションでなされた、ということに対して、 「事業理念を継承してくれる人を求めながら、交渉権は金で解決する」ということに関しての矛盾が解消できないのは、私が頭が固いということか。 実際、オークション落札者は面識もない会社だったようだし。

理念継承を目指しているのであれば、オープンに誰でも参加できる「事業継承発展プランのコンテスト」をネット上でやり、同時にスポンサーを求めるのが筋とおもってしまう。

「これまで大事に育んできた事業をできるだけ高値で売却したい」のであれば、それはそう言ってしまってもなんら問題はない気がするのだが、ストレートにそう言ってしまうと反発が怖いということだろうか。

いろいろと不思議な話ではある。

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