動画配信・DRM・VSEO・動画マーケティングで「日本テレビ」と一致するもの



JCAST ニュースの記事

   TBSや電通など5社が、ヤフー子会社でインターネット動画配信のGyaOに出資することになった。ヤフーが2010年3月25日明らかにした。テレビ不況で、動画配信を新たな収益の柱にする狙いがある。

   民放はTBSとテレビ朝日が7%ずつ、テレビ東京が4%を出資する。すでに日本テレビとフジテレビが7%ずつを出資している。また、広告大手は電通が7%、博報堂DYメディアパートナーズが3%を出す。民放3社は動画配信用の番組を提供し、広告2社はネット広告事業を進める。取得額は、合計で7億円弱という。


メモ。
IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081119/319587/

 日本テレビ放送網と吉本興業,電通は2008年11月19日,米国の動画配信サイト「Joost」において日本のコンテンツを配信すると発表した。日本 企業3社の間と,日本企業3社と米Joostの間でそれぞれ契約を締結した。配信サービスの開始は2008年12月を予定している。民放事業者とコンテン ツ企業が海外の動画配信サイトを通じて,日本のバラエティー番組を配信する初めてのケースだという。

 配信する予定のコンテンツは,日本テレビの人気番組「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」や,吉本に所属する松本人志主演の 「HITOSI MATUMOTO VISUALBUM」などのバラエティー番組,アニメ番組「BUZZER BEATER」など6タイトルである。番組本数は105本で,放送時間ベースでは35時間分に相当する(発表資料)。

 バラエティー番組は,JoostのWebサイト内に「JAPANESE HUMOR ~OWARAI~」(ジャパニーズ・ユーモア~お笑い~)という日本のお笑い紹介チャンネルを立ち上げて,このチャンネルを通じて配信する。アニメ番組に ついては,番組ごとに単独チャンネルを開設する。いずれの番組も,オリジナルの日本語版に英語の字幕を付ける。配信地域は米国に限定されており,日本から の視聴はできない。日本テレビと吉本がコンテンツ供給を,電通が番組内で流れるCMなどの広告枠の販売を担当する。

日本でやると違法アップロードの問題が発生する可能性があるので、海外でということだろうか?

日本のコンテンツホルダーも良質なコンテンツは持っているので、しっかりとした字幕を付けて展開すれば、これから先ビジネスとしての広がりもあるのかも。
IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20081110/318904/


 映画やテレビ番組などのコンテンツを様々なメディアに時間差をつけて露出して収益を最大化する「マルチウインドウ戦略」に異変が起こっている。ワーナー エンタテインメントジャパンが,映画「スピード・レーサー」のDVD販売とインターネット配信の開始日を同じ2008年11月19日に設定するなど,イン ターネット配信のウインドウ位置が前倒しされ始めている。

 特に海外ではこうした動きが顕著で,日本のコンテンツが日本よりも先に海外で配信されたり,放送よりも先行してテレビ番組を配信したりする動きが 出ている。2008年7月以降,米国の「iTunes」や「Hulu」,「Joost」といった動画配信サービスで,「DEATH NOTE」や「NARUTO」,「BLEACH」などの日本の人気アニメの配信が相次いで始まった。過去の名作が配信されるのとは異なり,今回インター ネット配信が始まった作品には,日本で配信が始まっていないものが多い。

 日本では作品が放送された後に,二次利用としてDVDや動画配信のウインドウがあり,それぞれのサービスが競合しないようにコントロールするノウ ハウが確立している。一方,日本のコンテンツを海外展開する場合,最初のウインドウである「放送」が行われない地域が多くあり,こうした地域の視聴者が違 法動画で作品を視聴するケースが問題となっている。

 「DEATH NOTE」の海外配信を許諾した日本テレビ放送網は,日本よりも海外のインターネット配信が先行する理由の一つとして,この違法動画対策を挙げる。「海外 は放送やDVD化までに時間がかかり,その間に違法コンテンツが広がってしまう。これを防止するために,海外におけるインターネット配信を急いだ」(日本 テレビ)としている。

 「NARUTO」や「BLEACH」の制作を手がける「ぴえろ」も,「新しいエピソードをいち早く見たいという要望に応えられていないことが, ファンが違法コンテンツの視聴に走る原因の一つだ」として,インターネット配信のウインドウ展開を早めることは違法コンテンツによる機会損失を減らす効果 があると考えている。また,最近になって海外の企業から,放送ではなくインターネット配信を最初のウインドウとすることを前提に作品を共同制作する話が持 ち込まれているといい,「放送よりもインターネット配信を優先する方法は,今後増えるのではないか」(ぴえろ)とみている。

 海外で放送を最初のウインドウにしにくい日本のコンテンツが,次善策としてインターネット配信を選択している一方で,放送へのフィードバックを期 待して最新コンテンツのインターネット配信に取り組む例も出てきた。米NBCは2008年9月下旬に,秋に新シーズンが始まる代表的なドラマの1話目を, 放送よりも1週間先にインターネットで配信した。「先出し視聴」で視聴者の関心を集め,続くエピソードを放送で見てもらうのが狙いである。インターネット 配信の存在感が増すにつれて,放送やDVDパッケージ,海外展開といった要素をどのように組み合わせて利益を最大化するのかという,マルチウインドウ戦略 の最構築が必要になりそうだ。

ネットで反応を見て、メジャーなチャネルに向けて配信をするというのは、深夜番組で様子を見てからゴールデンに持ってくるような流れと似ているか。ネットであればさらに小予算でテストができるので、こういった流れは定着しそう。

Cnet Japan の記事
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20382424,00.htm

 コンテンツ配信網(Contents Delivery Network:CDN)最大手のアカマイは10月22日、同社のBtoCサイト向け高速配信サービス「Dynamic Site Delivery」などが動画ポータルサイト「第2日本テレビ」の配信インフラとして採用されたことを発表した。

 第2日本テレビの配信インフラとして採用されたのは、Dynamic Site Deliveryのほか、アカマイが運用する、アドビシステムズの動画ストリーミング配信サーバソフト「Adobe Flash Media Server 3」(FMS3)。これらの配信インフラを採用した第2日本テレビは10月20日にリニューアルしている。

 リニューアル後の第2日本テレビは、「Adobe Flash Player」をインストールしているPCであれば自由に見ることができる。Flash PlayerをベースにしていることからMacでも見られるようになっている。

 テレビ放送連動型のコンテンツやスピンアウトドラマなどは、同時アクセスが集中しやすいが、アカマイの分散型グローバルサーバ網である Dynamic Site Deliveryを活用することで、コンテンツはエンドユーザーは物理的に一番近いエッジサーバに配信される。エンドユーザーにとっては、居住地域や時間 帯に関係なく、コンテンツを快適に視聴することができるようになる。運営会社にとっては、センターサーバへの負荷を軽減することができるようになる。

 今回のリニューアルで第2日本テレビはFMS3を採用することで、ストリーミングを暗号化。コンテンツの著作権保護を強化している。従 来、日本国内のテレビ局などのコンテンツ提供社は、Windows Mediaをベースにデジタル著作権管理(DRM)の仕組みをかけることが一般的とされていた。それに対して第2日本テレビはFlashをベースにして著 作権保護を強化している。

 Flashをベースにした動画視聴サービスは、米国の動画ポータルサイト「Hulu」や米大手テレビ局のCBSで展開されている。第2日本テレビでの動きは、こうした米国の潮流に追随するものと見ることができる。

FlashベースのDRMで本格的に配信をしている例というのは実は世界的にもないのかもしれない。プラットフォームの汎用性が高いため、ここでブレイクする可能性はあるか。

アカマイも最近は国内で大きな発表がなかったようだし、また機運が盛り上がってくるのかも。

BB Watch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/22962.html

ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン(SCEJ)は、プレイステーション 3向け動画配信サービスを9月24日より開始すると発表した。同日には、オリジナルアニメーション「亡念のザムド」などが配信される。

 動画コンテンツの配信は、PS3のオンラインサービス「PLAYSTATION Network」で提供する「PLAYSTATION Store」で配信を実施。PLAYSTATION Networkアカウントの取得ユーザーであれば利用が可能で、コンテンツは事前入金したウォレットを利用して購入。ダウンロード後に加えて、ダウンロード中からの視聴に対応する。

 画質はHD版(6~8Mbps程度)とSD版(1.5Mbps~2Mbps程度)の2種類を用意し、ファイル形式はH.264。提供画質はコンテンツ単位で異なるが、SD画質であればPSPへのムーブ視聴も行える。ただし、ムーブ後はPS3に書き戻すことはできない。コンテンツの保有期間は購入後30日間で、視聴期間は初回再生から72時間になる。

 9月24日に配信される「亡念のザムド」は、PLAYSTATION Storeで独占配信される全26話のオリジナルアニメーション。毎週更新でコンテンツが追加され、料金はHD画質が各話400円、SD画質が各300円。

 SCEJではまた、同日に配信を予定する約30タイトルのアニメーション作品も発表した。「鋼の錬金術師」や「BLOOD+」、「機動戦士ガンダム」シリーズ、「マクロス」シリーズなど、アニプレックスとバンダイチャンネルから提供を受けた作品となり、いずれもSD画質で配信する予定という。また、料金に関しては追って発表される。

 このほか、テレビ朝日、東京放送、日本テレビ放送網などの各社からコンテンツ協力も受け、SCEJでは「ゲームユーザーの皆様にお楽しみいただける厳選されたハイクオリティなタイトルを配信する予定」としている。

 なお、PC版「PLAYSTATION Store(PC)」での動画配信に関しても準備を進めているという。

HD画質で400円で、SD画質が300円であればあまりSD画質にするメリットはないような気がするが。このあたりの価格決定の方法はいろいろと難しいところか。

Nikkei Trendy Net の記事
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20080807/1017469/

動画などWebサイトの技術トレンドに合わせ、テレビドラマの公式サイトも進化している。特に転機となったのは、2007年1月のドラマ『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(フジテレビ系)で、各回ごとに公式サイトでスピンオフ動画を配信し話題を集めた。スピンオフとは主人公以外の登場人物に焦点を当てるなど、本編とは違う内容だがより本編を楽しめる映像のこと。今年7月から始まったドラマ『シバトラ~童顔刑事・柴田竹虎~』(フジテレビ系)でも「裏トラ」という名称で、同社7作目となるスピンオフドラマを配信。ここでは、同社初となる動画CM付きとなり、これまで有料配信が多かったが無料配信が一部実現された。このかにも、テーマ別のBBS(電子掲示板)を用意するなど、テレビドラマの公式サイトは集客を増やすべく努力を続けている。

 『学校じゃ教えられない!』(日本テレビ系)公式サイトでは、携帯電話向けのスピンオフ動画が人気を集めている。『学校~』は、7月15日~21日の週に日本テレビ番組サイトのなかでニュース番組に次ぐ第2位のアクセス数を獲得している。無料配信のスピンオフドラマへの支持が大きな要因だろう。

 また、スピンオフをはじめとした動画配信にも新たな展開が見られる。

 「有料型ではじまった動画配信ビジネスですが、ユーザーの広がりと共に広告収入が増え、一部無料で配信できるようになってきました。時代の流れです。動画視聴環境の発展や、ユーザーの増加に伴い、ますます本編とスピンオフが一つのセットとして語られるようになるのではないでしょうか」(フジテレビ、デジタルビジネス推進部部長 柴崎敦子さん)。無料のスピンオフ動画を配信したことで、動画のページビュー数(再生された回数)にも大きな上昇が見られているという。

テレビ局くらいにユーザーが付いていれば、広告収入でやっていける可能性が広がったということはよいニュース。それ以外の一般のサイトでどれくらい収益性が上がってくるかは興味深いところだが、これはもう少し時間がかかるか。

InternetWatchの記事
http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20377756,00.htm

NTTドコモは、FOMA端末向けの情報配信サービス「iチャネル」を8月1日にリニューアルすると発表した。

 今回のリニューアルでは、既存の「天気」「ニュース」「芸能・スポーツ」「占い」「サイト&チャネル」に加えて、新規チャネルとして「雑誌」と「音楽」を追加する。情報提供元は、音楽チャネルがタワーレコード、雑誌チャネルがマガボンとなる。

 また、既存の5チャネルについて、情報提供元を毎日新聞社から日本テレビ放送網に変更する。ニュースおよび芸能スポーツチャネルでは、ビデオクリップ対応端末向けに動画ニュースの配信を開始する予定だ。

 情報提供元を変更した理由について、NTTドコモでは「動画ニュースの配信もあり、今回のリニューアルの趣旨に最も合うところを比較検討した結果、日本テレビを選んだ」と説明。毎日新聞をめぐっては、英文サイト「毎日デイリーニューズ」上のコラム「WaiWai」において、誤った情報や性的な話題が掲載され、ネット上で大きな議論になっていた。これについてドコモでは「今回のリニューアルに影響したわけではない」としている

昨年のMSNとの提携の終了に続いて、i-mode での情報提供も毎日から他者に変更。報道傾向も影響か?

 

Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/06/24/20049.html

 IP技術を利用した動画配信サービス「IPTV」に関して、仕様を共通化することで普及・促進を目指す「有限責任中間法人IPTVフォーラム」が、通信事業者や家電メーカー、放送事業者などの参加により発足した。仕様の標準化により、同じ機器で異なる通信事業者のIPTVサービスを利用できるようにすることを目的としており、IPTVフォーラムでは最初の標準仕様を8月末をめどに策定する。

 IPTVフォーラムはこれまで、民間協議会「次世代ブロードバンドコンテンツ流通フォーラム」に設置されたフォーラムとして、2006年から IPTVの技術検討を重ねてきた。IPTVフォーラムでは、最初の標準仕様が策定される見通しとなったことなどから、フォーラムを有限責任中間法人に移行。IPTVサービスの仕様維持団体として、恒久的、継続的な技術およびサービスの基盤を整えるとしている。

 IPTVフォーラムには発足時のメンバーとして、通信事業者4社(NTT、NTTぷらら、KDDI、ソフトバンクBB)、家電メーカー5社(シャープ、ソニー、東芝、日立製作所、松下電器産業)、放送事業者6社(NHK、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京)などが参加。理事長は、慶應義塾大学の村井純教授が務める。

 IPTVフォーラムでは今後、8月末をめどに最初の標準仕様(バージョン1.0)を策定する。IPTVフォーラムで技術委員会の主査を務めるフジテレビの関??行氏は、標準仕様について「市販されている端末で、どの通信事業者のサービスでも使えるようにというのがコンセプト」と説明。仕様には、 VODサービスやダウンロード型サービス、IP放送やIP再送信サービスなどが含まれ、標準仕様に基づいた機器であれば、同一の機器で異なる通信事業者の IPTVサービスが利用できるようにすることを目指す。

 また、「アクトビラ」やNTTの「ひかりTV」など、既に提供されている動画配信サービスについては、これを包含するような形での仕様になると説明。ITU-Tなどでの国際標準化の動きとも歩調を合わせていき、IPTVフォーラムの標準仕様についてはWebなどで誰でも見られる形で公開していくとした。

メモ。

Nikkei Trendy Net の記事
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20080612/1015120/?top

 本編に登場する脇役を主人公に立て、本編に絡む形でアナザーストーリーを展開していくスピンオフ作品。この分野で最も有名かつ成功しているのは、織田裕二主演の連続ドラマ「踊る大捜査線」(フジテレビ系)を軸とした一連のシリーズだろう。

 “スリーアミーゴス”こと北村総一朗、斉藤暁、小野武彦を主人公に据えた「深夜も踊る大捜査線」、寺島進が主演する「逃亡者木島丈一郎」などのドラマや、ユースケ・サンタマリア主演の「交渉人 真下正義」、柳葉敏郎主演の「容疑者室井慎次」といった映画も、すべて本編から派生したスピンオフ作品に分類されるものだ。いずれも脇役のキャラクターを掘り下げて描くことで、作品全体の世界観を広げている。

 そんなスピンオフ作品をネットで配信する試みが、いよいよ本格化してきた。ケータイ向けでは、2007年1月から放送された大泉洋主演のドラマ「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~」(フジテレビ系)に登場するオトン(泉谷しげる)を主人公に据えた「東京タワー~いつもオトン~」、パソコン向けでは、2007年4月から放送された松本潤主演の「バンビ~ノ!」(日本テレビ系)の脇役が多数出演する「バンビ~ノ!スピンオフ」を皮切りに、各テレビ局が連続ドラマのスピンオフ作品を用意する傾向が強くなってきている。

 ちなみに「バンビ~ノ!スピンオフ」は再生回数が250万回を突破し、作品を配信していた「第2日本テレビ」の最高記録を樹立するほど視聴者から熱い支持を得た。そのキャスティングは小松彩夏や向井理、ほっしゃん。を中心に、時に佐々木蔵之介や北村一輝などの大物もゲスト出演する力のこもったもの。本当に面白い作品なら、テレビで放送するか、ネットで配信するかという違いはあまり関係なく、視聴者は食いついてくることを示した好例と言えそうだ。

 現在放送中の春ドラマでは、フジテレビは「ラスト・フレンズ」に登場する滝川エリ(水川あさみ)の意外な一面を描く「エリーmyLove」(ケータイ、パソコン向け)、日本テレビは「ごくせん」の高木雄也、三浦春馬、石黒英雄、中間淳太、桐山照史、三浦翔平の6人を除く、3年D組の生徒22名から選抜されたメンバーによる「ごくせんスピンオフ」(パソコン向け)を配信中だ。どちらもまとめて視聴できるので、本編が最終回を迎えるまでにまとめてチェックしておくのも良いだろう。

 また、スピンオフ作品のネット配信は連続ドラマばかりでなく、映画の世界にも広がっている。8月9日から全国公開される映画「劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王」は「ネット版 仮面ライダー裏キバ~魔界城の女王~」を、同時上映の「炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!劇場BANG!!」は「炎神戦隊ゴーオンジャー BONBON!BONBON!ネットでBONG!!」を、東映特撮BBなどの動画配信サイトで7月11日から配信する。ともに本編の裏話的な内容を1話5 分×5話にまとめており、映画を見る前にチェックしておくと、より深く楽しむことができるという仕掛けだ。

 「テレビ・映画」×「ネット」というメディアミックスが、今後も増えていくことは間違いなし。7月から一斉に始まる夏ドラマでも、どんなスピンオフ作品のネット配信が始まるのか、注目しておきたいところだ。

エンターテイメントコンテンツに関しては、テレビと映画を補完するような役割をネット動画が担っていくという方法のほうが、ネット動画のむしろ主流な使われ方。これからもそれが変わることはないのかも。

 

AV Watch の記事
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080611/anpan.htm

 株式会社フレーベル館株式会社トムス・エンタテインメント日本テレビ放送網株式会社3社は、「それいけ! アンパンマン」の動画配信やゲーム化など、デジタルメディアへの展開を推進するため、有限責任事業組合「アンパンマンデジタルLLP」(APDLLP)を設立することで合意した。

 APDLLPでは、アンパンマンに関する企画、立案、実施、運営までを統一的、かつ一元的に推進。モバイルサイトやWebサイトでの展開や、動画配信、電子書籍、ゲーム、eコマースなど、今後各デジタル分野での事業拡大を目指している。

 第1弾展開として、6月23日にドコモ向けのアンパンマンモバイルサイトをリニューアル。6月26日にはau、7月1日にはソフトバンクモバイル向けページもリニューアル。さらに、7月1日にはポータルサイトも立ち上げる。将来的にはバーチャルミュージアム/ショッピングモールなどを盛り込み“遊び” と“生活”を提供するという。

 テレビアニメシリーズの「それいけ! アンパンマン」は、'88年の放送開始以来、2008年5月23日には940話、2009年には1,000話を迎える長寿シリーズ。劇場用アニメも 2008年7月公開の作品で20作を数える。テレビ/劇場ともに20年の節目を迎えており、3社は今回のLLP設立により「さらなるアンパンマンのブランディングと市場創造の実現を図る」としている。

アニメのコンテンツがやはり強いが、日本のテレビ文化で長い時間をかけて伸びてきたものであるので、そういった意味ではコンテンツ業界もゼロから新しいコンテンツを作る仕組みというのは難しくなってくる。

InternetWatch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/03/25/18926.html

  日本テレビグループのバップとフォアキャスト・コミュニケーションズは24日、動画配信ビジネスにおいて、有限責任事業組合(LLP)「V.F.パートナーズ(仮称)」を設立することで合意したと発表した。

 「V.F.パートナーズ(仮称)」では、オンデマンド配信展開を視野に入れたコンテンツへの投資、および日本テレビが出資するアニメ作品や、バップが保有するコンテンツについて配信事業者へのライセンスを行なう。設立は4月1日で、出資金は3億円(バップ1億5,000万円、フォアキャスト1 億5,000万円)。

 オンデマンド配信第1弾として、日本テレビ系列で4月8日より放送するアニメ番組「RD 潜脳調査室」を扱う。配信サイトは「GyaO」「モバイルGyaO」「ギャオネクスト」「ShowTime」で、地上波放送終了翌日の4月9日正午から順次開始する予定。なお、同作品は日本テレビ放送網とNTTドコモが設立したLLPのD.N.ドリームパートナーズが投資する作品だ。

memo

NIKKEI NET の記事
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20080321AT1D2000L20032008.html

 テレビ局などが相次ぎ地上波で放送したアニメを、動画配信サービスを使ってネットで配信する。日本テレビ放送網は放送翌日にUSENの動画配信サービス「GyaO(ギャオ)」で無料配信。アニメ企画制作のGDHは米動画サイト「ユーチューブ」などを活用し、海外に限定して配信する。番組の認知度を高めることや動画サイトに投稿する行為に歯止めをかけることなどが狙いだ。

 日テレは4月にスタートする深夜アニメ「RD潜脳調査室」を放送翌日に配信する。複数のメディアにほぼ同時に露出することで番組の認知度が上がり、地上波の視聴率を押し上げる効果があると判断した。(12:08)

テレビの収益源として、「即時ライブ性のあるニュース」とドラマやアニメのように「オンデマンドでもよいコンテンツ」では、扱いが変わって、いろいろな模索がされると思われる。

現状は、大手のスポンサーを持ったテレビ局が中心となって、安心してコンテンツを作る体制が出来上がっているが、テレビの広告効果がさがってくると、このあたりの構造が大きく変化する可能性はある。

京都新聞電子版の記事
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008031100217&genre=B1&area=K10

 フェイスは11日、日本テレビやNTTスマートコネクトと共同で、携帯電話でワンセグ放送を見ながら動画の視聴権が取得できる実験を実施する、と発表した。実験で得られた成果に基づき、今後の提携も検討する。

 実験するのはフェイスが開発した「NFRM」という権利認証技術。動画の視聴権をおサイフケータイで購入すると、そのまま画面で見られるほか、近距離無線通信で権利情報を送信することでパソコンでも楽しめる。

 実験は、12日から14日まで日本テレビ本社(東京都港区)で開く技術展示会で実施する。ワンセグ対応携帯で日本テレビの番組を選ぶと、データ放送から特典ビデオの視聴権を取得し、携帯電話やパソコンで見ることができるようにする。
携帯で動画を見るのにお金を払ったり、視聴権利を取得できることにメリットを感じる人というのはどれくらいいるのだろう?案外市場は小さいかも。
サンケイMSNの記事
http://sankei.jp.msn.com/economy/it/080311/its0803112119000-n1.htm

 ドワンゴは11日、子会社ニワンゴが運営する共有投稿サービス「ニコニコ動画」における著作権侵害放送番組動画への 対応策を発表した。テレビ局6社に対し、(1)既存の著作権侵害放送番組動画はすべて削除(2)新規投稿動画の監視を行い著作権侵害放送番組動画について は直ちに削除-との2点を示した申入書を提出した。

 提出先は、NHK、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレ ビ東京の6社で、ドワンゴは「何らかの提携(共同)関係の成立を意味するものではない」と説明。今後も権利者やコンテンツホルダーなどとの対話に基づいた 権利保護の取組みを強化し、「著作権侵害問題に適切に対処する」としている。

正しい判断だが、忠実に削除を行ったとして、アクセスはどのくらい減るかが問題。

Nikkei Trendy の記事
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20071105/1004202/

 日本テレビ放送網とNECは11月2日、インターネットとテレビを連動させるクロスメディア・ドラマ「オキナワ 男 逃げた」を開始した。ドラマのヒロインが書いているという設定の公式ブログにコメントを投稿すると、その内容に応じてストーリーの進行が決まる。

 ドラマの内容は、33歳の独身OLである美羽(りょう)が、カメラマン志望の恋人である実(中村竜)が突然沖縄に行ってしまったことをきっかけに、自分の恋の悩みをブログに書き始める、というもの。

 11月2日から12月5日まで、公式ブログ上でドラマの一部が十数本の動画コンテンツとして配信される。それぞれの動画についてコメントを投稿でき、ほ かの視聴者が投稿したコメントも読める。12月5日には、日本テレビの深夜番組「デジタルの根性」でこれまでの配信内容と、続く展開を描いたドラマが放送 される。その後2週間はさらにコメントを投稿でき、12月19日にこれまでのコメントに応じた結末が放送される。

 放送後もブログからドラマを視聴できるほか、日本テレビの動画配信サービス「第2日本テレビ」で、テレビで放送されなかった別の結末を見ることが できる。ブログの動画はパソコンのほか携帯電話からも視聴可能。また自分のブログを持っている人は、感想の記事などに動画を張り付けられる。

韓国などでは、視聴者のフィードバックによってドラマの結末が変わる、ということは頻繁にある模様。
エンターテイメントの一つ形態ではあるものの、変化球的で本筋にはなりにくい感じがするが。マニア向けか。
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