動画配信とSEO(VSEO)に関するブログでタグ「Google」が付けられているもの

Yahoo! がGoogleの検索エンジンを採用することが決まり、その中には「動画検索」も含まれることが発表され、動画をどのように利用したら良いのかということをまた少し聞かれる機会が多くなったので、セミナーをやります。

ソーシャルビデオマーケティング・VSEOセミナー

日程: 2010年9月8日 (水曜日)

時間: 午後1時 ~ 午後4時ごろまで (開始時間厳守)

場所: 青山プレップスクール 東京都港区北青山2-10-20 3F) 

定員:  8名 (定員になり次第締め切り)

参加費用:1万5千円(総額表示)


詳しくはトップページをご参照ください。


今週私自身は気がついたが、ニコニコ動画もサムネイルつきで表示されるようになっている。

10月には自分のチェックしているキーワードでは確認できていなかったので、比較的最近インデックスされるようになったのではないだろうか。

Google Video で引っかかってくるということは、ユニバーサル検索の動画検索結果にも表示されるということなので、これからさらに国内ではニコニコ動画のプレゼンスが上がってくることになるのかもしれない。(今後はYahoo! でもさらに有利に働いてくることは間違いがなさそうだし。)

ここは注意深く観察が必要である。
先日、嘉悦大学がニコニコ動画に教育機関としては初めてニコニコ動画に公式チャンネルを設置することを発表した。

ソース
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/11/06/21435.html

それから数日のうちに「嘉悦大学」で検索すると、該当のニコニコ動画の公式チャンネルが1ページ目に表示されるようになり、そのまま今日時点では上位に表示されている。Google の場合は、いわゆる Google ハネムーンのような現象もあるので、これから落ちることも考えられるが、おそらくは何も対策をしなければこのまま上位表示され続けることになるだろう。

ここで問題なのが、ニコニコ動画にアップロードした学長のメッセージ動画についたコメント(しかも画面上でスクロールされる)が、見るに堪えない下劣なものばかりであるということである。他の教育機関はこういったことの懸念があるために、ニコニコ動画への公式チャンネルの設置に二の足を踏んでいたため、嘉悦大学が教育機関としては初の公式チャンネルを持つという形になったのだろう。

初めてこういった試みを行った大学の学長の動画へのコメントを、このままの状態でさらし続けるようでは、ニコニコ動画は「まっとうなサイト」としての評価をますます得にくくなるのではないかと思うが。

動画を使った活動というのは、インパクトがあり、しかもものすごいスピードで伝播していくだけに、かなり注意深く行っていく必要がある。
未確認情報のようだが、英語のサイトでは Youtube がライブストリーミングサービスを2008年11月22日に開始するという噂が流れている。

ソース:
http://www.alleyinsider.com/2008/11/youtube-plans-to-launch-live-streaming-november-22


Youtube でライブサービスが開始されるということは、当然Google のユニバーサル検索、動画検索ともに上位に表示されやすくなるということであり、動画SEO 対策上も重要なニュースとなる。

安定的なインフラが提供できるのであれば、米国内ですでに開始している、Justin.tv , Ustream , Stickam といったサービスをあっという間に抜き去って覇権を握る可能性はある。ただし、今年の前半に米国の Yahoo! で始まったライブサービスはコケにこけまくり、サービスの終了がアナウンスされている。

Youtube、つまりはGoogle が新しくライブ配信サービスという極めて注目度の高いサービスを開始して、それが順調にラウンチするかということはGoogle の成長神話がさらに継続するのか、という企業イメージにも大きく影響すると思われる。Yahoo! のようなこけ方をすれば、「Google の成長神話に陰り」というような論調に一斉に傾く可能性すらある。

個人的には、Youtube の規模でのライブサービスは、現状では技術的な困難が大きすぎるという気がしていたので、独自に開始するのではなく、どこかを買収を狙うのではないかと思っていたが、具体的な日付までついてGoogle が独自にライブサービスに踏み込むという報道には正直びっくりした。

でも、そういえば Youtube で日本でも23日(米国時間22日)にイベントがあるんだったな。何かの発表があるのは間違いはないのだろう。

ソースの最後にこんな一文も付いているので、どうなるのかは全く予測はつかないが。

One possibility that we feel Google shareholders should root for: YouTube will launch live streaming as a service for paying customers only.

いずれにしても、この報道自体が本当かどうかはもうしばらくすれば判明する。要注目。
(ライブの意味の取り違えだったりして。)


週末(日本時間の金曜の夜から、土曜の早朝にかけて)に何の気なしにGoogle の順位チェックをしてみたところ、自分がチェックしているいくつかのキーワードでもかなり大きな変動が見られた。

とはいっても、これまでの自分の経験値的にも明らかに不自然な検索結果で、これまでもアメリカのカレンダーで週末や三連休になるときなどに一瞬だけ見られてすぐに元に戻る結果と似ていて

「あれ、今日ってアメリカ休日だっけ?」

くらいな感覚で、案の定すぐに戻ってしまった。なので、取り立てて気にはしていなかったのだが、週明けにSEO関連のブログを巡回してみたところ、比較的大騒ぎになっていた模様。

自分が調べているキーワードについては、「一瞬だけ週末などに見かけるSERP」や「今回一時的に(しかし比較的長時間)あらわれたSERP」は、感覚としては、より「ちゃんとしたサイト」のほうがぶっ飛んでしまう結果になる。そのため、何かしら重要な品質要素が加味されないことが原因かなぁ、くらいの感触でいた。(論理的な根拠は全くない。)

「海外SEO情報ブログ」のこちらの記事によると、Google の Matt Cutts氏のコメントとして、

I don't consider those rankings indicative of anything coming in the future. Some data went into the index without all of our quality signals incorporated, and it should be mostly back to normal and continuing to get back to normal over the course of the day.

とのことなので、それほど当たりの付け方が悪いわけでもなさそうか。

ただ、個人的に問題なのは、「よりちゃんとした(品質スコアが高そうな)サイト」がぶっ飛んでしまう検索結果なのに、その時、自分のサイトはむしろ順位が上がることである。

SEOにもお詳しく、内容的にも支持されているウェブサイトのオーナーの方々が、今回の変動で大慌てをされている一方で、
「よしっ、このまま」
などと思ってしまう、自分は大いに反省すべきかな・・・

Google が公式に「不具合でした」と言っているくらいだから、それほど気にする必要もないのだろうけど。
ソース:
Google's New Trick For Getting People To Sit Through Its Video Ads? Biometrics
http://biz.yahoo.com/paidcontent/081023/1_328951_id.html?.v=1

バイオメトリックスを利用とのこと。
マジで?という感じ。

それほど精度の高い成果が現状すぐに得られるとも考えにくいが、こういうデータがGoogleに蓄積されていくことはなんとも恐ろしい。

いずれにしてもビデオ制作業者は、見てうざったくない、よいビデオ広告を作る努力を地道にすべきということか。





SEO関連のブログ界隈で話題になっていたので自分も確認してみたところ、このサイトも含めて、管理サイトのいくつかが 

Rank 4 => Rank 3

にダウン。アップしたものはほとんどなし。
(このブログについては、今月始めたばかりなので Rank はまだつかないと思っていたら、Rank2 が早くもついている。)

あまり重要な指標とも思えないが、やっぱり下がると心理的にテンションも若干下がる。

日々変わる状況に一喜一憂しないのが肝要。
日本国内での動画投稿サイトとして無視ができないニコニコ動画だが、主要検索エンジン2社、Yahoo! とGoogle インデックスの方法はおそらく違う。

Google の場合は、ログインしていない状態表示されているページだけをクロールしているようである。Google のキャッシュを見ても、サインインしていない状態でそのページにアクセスした際のログイン画面を取得している。

ニコニコ動画がYoutube と比べてGogle であまり上位に表示されない理由は、ログイン画面をクロールしているので、内部リンクがあまり有利に働かないという部分も大きいのだろう。

一方、Yahoo! の日本語版に関しては、インデックスのされ方として、
「ニコニコ動画から提供されたインデックス」
「クローラーで取得してインデックス」
があると思われる。

このあたりがどのように使われているのかは、正直判然としない。前者はもしかしたら、まだ動画検索にしか利用されていないのかもしれない。Yahoo!の動画検索でニコニコ動画がサムネイル付きで表示されるのは、ニコニコ動画から提供されたインデックスを利用していると考えるのが自然だろう。

一方、Yahoo! のサイト内検索でニコニコ動画のキャッシュを調べてみると、Google と同様に、サインアウトした状態での、ログインを要求する画面がキャッシュされていることがほとんどである。たまにそうでないものもあるので混乱するのだが。

個人的な観察では、前回・前々回のYSTアップデートがニコニコ動画に若干有利に働いているように見えたが、それは実際には提携関係があるニコニコ動画に(「信頼サイト」のような)特別なパラメータがあるわけでもなく、外部リンク要素など汎用的なSEO要素が、観察したページやキーワードで、たまたま有利に働いている、と考えたほうがよいのかもしれない。

このあたりは、アップデートの度ごとに大きく傾向も変わると思われるので、その都度確認していくしかないか。
先の記事で、Google に「動画検索結果」が表示されるようになっていると書いたが、基本的には、これは Google Video (http://video.google.com) で上位に表示される2つ分くらいをサムネイル付きで表示して、「○○ の動画検索結果」のアンカーテキストは、Google Video の検索結果の該当ページに貼られている。

そして、動画検索結果内でどのようなものが上位に来ているかは、おおむね、先日のセミナー前に調べたようなロジックになっている。Google.co.jp の一般のユニバーサル検索より、ややYoutube に有利に働いているように見えるが、これも大体の理由は推測可能。

サンプルを増やして今後確認。
最近、google の順位チェックをしていると、「動画検索結果」というのが時々あられるようになっている。

時々現れては消えるので、まだテスト段階なのかもしれないが、これからこういう形でユニバーサル検索でも「ニュース」や「画像」などのように、「動画」の検索結果もまとめて表示されるようになるのだろう。個人的には「うざい」と思うが・・・。

moviesearch.JPG

以前から多少気にはなっていたのだが、
「google.co.jp の検索結果」
「google の検索結果を返している、@Nifty、So-net やビッグローブの検索結果」
が微妙に違う。

先日、Google ウェブマスターツールの「統計情報」 -> 「上位の検索クエリ」 のリンクを何気なくクリックしたところ、いつも見ている Google の検索結果ではなく、@Nifty やビッグローブと同じ検索結果を返している。あれっと思って、google ツールバーに同じ検索語を入れると、いつも見ている検索結果となる。

不思議におもい、URLを比較してみると、ドメインに「co.jp」と「.com」の違いがある。そのことに気がついて、いくつかのキーワードで検索してみたところ、「google.com の検索結果」と「パートナーサイトの検索結果」はやはり同じ。

以前ある方に「Googleの検索結果」と「パートナーサイト」の結果の違いはなぜ出るのかと伺ったのだが、その際には

 「パートナーサイトのほうのデータベースの更新が遅いからだろう」

という返答を得ていたのだが、Google.com とパートナーサイトの検索結果が同じであれば、.com のほうが.co.jp より更新が遅いということは考えにくいので、おそらくそうではないのだろう。それよりも Google.com のデータが先にあり、地域パラメータを組み込んだ上で Google.co.jp の独自の検索結果が出ている、というほうが考えやすいか。

問題は、私自身のサイトでは、おおむね .co.jp の検索結果のほうがおもわしくないということである・・・ 

どういうパラメータが効きそうかも少し調べて、なんとなくわかった。しかし、小手先の対策では解決しにくいパラメータを重く見ていそうである。

やはり、本質的に良いサイトを地道に作って行くしかなさそうだ。

Pisca と Flicker

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動画配信とSEOというテーマからすると若干ずれてしまうが、TechCrunch Japanese に以下のような記事があったので、思いつくことつらつらと。

米国の http://www.yahoo.com/ で、たとえば日本人のタレント(特にグラビア系)の名前などを入れると、Wikipedia や Youtube などより上に Flicker のサイトが現れることも多い。(たとえば今日時点の「ほしのあき」の検索結果)

Flicker はYahoo! に買収されたサイトなので、こういった恣意的とも思えるSERPでユーザーを引き込む努力をしているのだろう。さすがにYahoo! Japan のSERPでは、日本独自仕様があるようなので、「Flicker に関しては」こういった傾向はないのだが、Yahoo!全体で「何かしら関係の近いサイトのポイントをあげる」ことも操作しやすいつくりになっている、とは考えられそう。

そういうYahoo!からのユーザーの引き込みもあってか、まだ Flicker のほうが Pisca よりもアクセス数においては優位を保ったままという状況のようだが、Google がその分野においても機能面などを充実させて攻勢をかけてきているというのが、上記の記事。

動画投稿サイトに関してはすでに Youtube を買収して1番の地位を得ているだけに、この写真投稿の分野でもトップをとりにいこうとするGoogle の凄みを感じざるを得ない。

SEO関連のブログを巡回していると、先日リリースされたばかりのGoogle Chromeの話題が多く、注目度が高いことが分かる。

Google Chrome の現時点の売りは「軽い、速い」ということで、一般的な用途で利用する分には Internet Explorer や Firefox などより圧倒的に快適に使えるということで好評のようだ。個人的にもインストールして使ってみたが、基本的には好印象だった。

ただ、このGoogle Chrome だが、日常的に動画サイトをチェックしている人だと、少々問題が発生する。Youtubeをはじめとする投稿サイトように Adobe のフラッシュプレイヤーベースのサイトであればほぼ問題ないのだが、それ以外のプラグイン、特にWindowsMedia 関連のサイトになると、とたんに使い勝手が悪くなってしまう。

主要な動画サイトで言うと、Yahoo!動画、GYAO、Biglobe ストリームなどWindowsMedia で作りこんだサイトは閲覧できない。(これはFireFoxでもそうなのだが) 

また、普通にメタファイルをクリックしてWindows Media Player を呼び出すタイプの動画では、タブ内にWindows Media Player が全画面に現れて再生を開始してしまう。 InternetExplorer で QuickTime のファイルを呼び出したときのような動作である。(例: ツタヤオンライン の動画を閲覧する場合など )

このあたりはGoogle が意図的にやっているわけではないのだろうが、もしかしたらメディア企業としてブラウザの主導権をとりに行くことで、その先に WindowsMedia フォーマットの駆逐を狙っていると考えられなくもない。

今後のバージョンアップでどのようになるかにも注目である。

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