NGN向け動画配信、NTTぷららなどが3月31日開始

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IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080307/295692/

 NTTぷららとアイキャストは2008年3月7日、NTT東日本・NTT西日本の光ファイバー網を用いたテレビ向け動画配信サービス「ひかりTV」を3 月31日に始めると発表した。NTTグループの既存の3サービスを統合し、新サービスとして提供していく。NTT東西が3月末に開始予定のNGN (next generation network)サービス「フレッツ光ネクスト」に向けた主力コンテンツとしてひかりTVを位置付け、NGN網の普及を図っていく。

 ひかりTVで提供するのは、(1)ビデオ・オンデマンド(VOD)方式の映像番組、(2)多チャンネル放送、(3)カラオケ、(4)地上デジタル放送のIP再送信。

 VODで提供する映像は、映画、海外ドラマ、スポーツ、アニメなどを計画しており、当初は7000タイトル、2008年7月には1万タイトルを用 意する。一部のタイトルは月額2625円の定額料を支払えば無制限に視聴可能とする計画で、当初は4000タイトル、2008年7月には5000タイトル を月額定額料で見放題とするという。これ以外のVODの映像は、視聴ごとに課金されるペイ・パー・ビュー(PPV)方式で提供する。

 多チャンネル放送サービスでは、75チャンネルを提供する。うち40チャンネルについて、月額2625円で見放題の料金プランを設定する。それ以 外のチャンネルについては、チャンネルごとの追加料金を支払う。カラオケサービスは2008年夏に提供開始予定で、約1万3000曲を用意する。利用料は 24時間当たり525円または月額1785円。

 地上デジタル放送のIP再送信は、ユーザーの居住している地域の地上デジタル放送を、ひかりTV経由で視聴可能にするもの。IP再送信サービスの 利用には、ユーザーがフレッツ光ネクストを利用している必要があり、既存の「Bフレッツ」「フレッツ・光プレミアム」網経由では視聴できない。

 動画コンテンツの符号化には、H.264/MPEG-4 AVC(H.264)を採用。光ファイバー網経由でユーザー宅内に伝送されたデータを、専用のセットトップボックス(STB)で復号化した上でテレビに表 示する。地上デジタル放送はハイビジョン画質で提供し、それ以外の映像コンテンツも可能なものから順次ハイビジョン画質で提供していく予定。なお、STB のレンタル料として月額525円が必要。

 NTTグループの現行の動画配信サービス「OCNシアター」「オンデマンドTV」「4th MEDIA」は、2008年5~6月をメドにひかりTVへ移行する計画。STBは機種によって、そのまま継続して使える場合と、交換が必要になる場合があ る。既存ユーザーは、2008年12月分まで現行の利用料金のままひかりTVを利用可能とする。

いろいろ書いてはあるものの、現状のフレッツ光のオンデマンドサービスでもいまひとつ魅力に欠けるので、それほど魅力的なサービスとは感じられにくい。高画質なだけでは、厳しいか。

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