米国のオンライン動画配信数が月間100億本を突破

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Japan.internet.com の記事
http://japan.internet.com/wmnews/20080212/11.html

市場調査会社 comScore の『comScore Video Metrix』サービスが手掛けた最新のオンライン動画視聴調査によると、2007年12月における米国内での視聴回数は過去最高を記録したという。

調査結果では、米国内のインターネット ユーザーが2007年12月中にオンライン動画を視聴した回数は、100億回の大台を突破した。サイト別では、Google 傘下の動画共有サイト『YouTube』が最も多くの視聴者を集める結果となった。

comScore の上級アナリスト Andrew Lipsman 氏は取材に対し、次のように答えた。「12月に視聴された動画全体の全体のほぼ3分の1を YouTube が占めた。市場全体における YouTube の配信動画数シェアも11月から12%上昇しており、引き続きシェアを拡大している」

Google 傘下のサイト全体が提供する動画の視聴者数を見た場合、12月に獲得したユニークユーザー数は、実に43%に達している。一方、2位以下で2桁のシェアを 獲得しているのは、Fox Interactive Media (23%)、Yahoo! (20.8%)、Time Warner (14.8%)、Viacom Digital (13.3%)、そして Microsoft (10.9%) の5社だ。

Microsoft が提案している Yahoo! 買収が成立したと仮定して、両社のシェアを合わせると、Google にとっては手ごわい相手となるだろうが、それでも首位の座を譲ることはない。

市場全体の12月中におけるオンライン動画視聴時間は平均3.4時間で、2007年初頭から34%上昇した。また、同月中に YouTube を訪れたユニークユーザーは7760万人に達しており、1人が平均で毎日1本以上の動画を視聴した (1人あたり41.6本)。なお、第2位には Fox 傘下のソーシャル ネットワーキング サイト『MySpace.com』が4050万人のユニークユーザーを獲得しているが、1人あたりの平均視聴動画本数は8.2本に留まっている。
米国内のオンライン動画の視聴動向は日本のそれとはだいぶちがう。これから先も、国や地域ごとにかなり違った視聴傾向になるのだろう。

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