「GyaO」がSilverlightを使った映画予告編の配信を開始

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IT Pro のニュース引用
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071119/287550/

 USENは11月19日,無料動画配信サービス「GyaO」でマイクロソフトのWebブラウザ・プラグイン「Silverlight」を使った映画予告編の配信を開始した。従来のWindowsだけでなく,Mac OS Xでも動画を閲覧できる。同社では2008年以降に,広告収入を基盤とする主力の動画配信でもSilverlightを採用する方針。

 USENのGyaOは,広告収入を基盤とした無料動画配信サービスで,コンテンツの著作権保護に「Windows Media DRM」を採用している。そのため,Windows上で稼働するInternet Explorer(IE)でなければ,GyaOのコンテンツを視聴できなかった。SilverlightはWindowsのIEだけでなく, FirefoxやMac OS XのSafariにも対応しており,IE以外のブラウザでもコンテンツを視聴できる(写真)。

 USENでは今回,DRMを使用していない映画予告編の配信にSilverlightを採用している。マイクロソフトは2008年上期にDRMを実装し た「Silverlight 1.1」を出荷する予定であり,USENではこのSilverlight 1.1を使って映画予告編以外のコンテンツも配信する予定。Silverlight 1.1が登場することで,GyaOの本編がWindows以外のプラットフォームで視聴可能になる。

 同社GyaO編成局WEB制作部長の高野輝次氏は「GyaO開始当初から『Macで見られないのか』という問い合わせが多かった。まずは一部のコ ンテンツをSilverlightで視聴できるようにするが,なるべく速やかに,多くのコンテンツをSilverlightに対応させたい」と述べてい る。

 同社によれば,従来からGyaOをFlashやQuick Timeなどに対応させることも検討していたが,DRMの有無などが足かせになっていた。また「既に数十万タイトルがWindows Media Video(WMV)形式でデータベース化されており,これをH.264などに変換するのは容易ではない」(高野部長)ことから,既存のWMV形式の動画 データベースを利用できるSilverlightの採用を決めたという。

Mac やIE以外のブラウザでリッチなコンテンツをDRMつきで見られるようになるということは非常に大きな壁が取り払われることになる。個人的にも Firefox をメインのブラウザとして使うようになっているが、そういう人は Gyao、Biglobeストリームなどから足が遠のく。


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「DRMなし」であれば現状 Flash だが、セキュリティの完成度が高ければ、再度Windowsに流れが傾くかも。

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